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笑いの科学
富岡秀朝(食客) 投稿日:2017年07月16日 00:45 No.3



大阪大学大学院医学系研究科の循環器健診を受診した地域住民 2,516 人を対象にした笑いの頻度と認知機能との関連についての疫学研究で、笑う頻度が少ない人ほど認知機能が低下している傾向があり、また笑う機会がほとんどない人はほぼ毎日笑う人と比較して2.1~2.6倍も認知機能低下のリスクが高いという結果が出てた。またその他でも、声を出して笑う頻度は男性よりも女性のほうが多いが年代とともにその頻度は少なくなり、特に70歳代でそれが顕著だということがわかった。



Re: 笑いの科学 富岡秀朝(食客) 投稿日:2017年07月17日 13:03 No.6


「笑い」は、人間だけが笑う訳ではなく、大体のほ乳類が笑うとされている。コミュニケーションの手段としては原始的で、言語によるコミュニケーションの前段階にあります。

笑いの分類は、“laugh”と“smile”の区別である。わたしたち人間は、猿の仲間から進化した。人の笑いの起源も、猿たちの表情の変化にあるといわれる。

動物園でチンパンジーたちを見ていると、じゃれ合いの中で口を大きく開けることがあります。これは、人が「ワハハハハ」と思わず笑う、英語で言う「ラフ」(laugh)の笑い方の起源だといわれている。一方、チンパンジーたちは口を少しだけ開け、歯だけ見せることもあります。それは、群れの中でより上位のチンパンジーに服従することを示しているのだと考えられています。こちらは、人が「フフ」と微笑む、英語で言う「スマイル」(smile)の笑い方の起源で、わたしたちは、2種類の笑い方を猿たちから受け継いできたのだ。

もちろん、人の笑いとしての進化もありました。人は一緒に暮らす集団の規模を大きくしていく中で、さまざまな人と効果的にコミュニケーションを取るため、笑ったりすることで表情を豊かにしていったといわれている。また、同時に笑いの種類も増えていきた。「ムフフ」と含み笑いをしたり、「プーッ」と思い出し笑いをしたりと、笑いの種類がさまざまに広がったのは、人がレベルの高い笑いを手に入れた証ともいえます。


Re: 笑いの科学 富岡秀朝(食客) 投稿日:2017年08月20日 11:05 No.15

15回。この数はなんだと思いますか。実は大人が1日に笑う平均の回数がこのくらいといわれています。寝ている間は笑わないとして、おおよそ1時間に1回くらいは笑う機会があることになります。一方で、幼稚園児や小学生は1日に300回も笑うといわれています。

脳はシナプス(神経細胞同士のつなぎ目)が増えることで発達します。人間の脳は0~3才までに頭の中のシナプスの結合が活発に行われ、爆発的に増え続けます。この3年間で大脳の基本的な発達(成人の約80%)ができ上がります。

子供は笑うと脳が快になり、脳の限界が突破されるという作用が働きます。解り易い例が赤ちゃんは言葉をきちんと喋れる前に笑いだすものだし、笑う回数の多い赤ちゃんほど言葉をちゃんと喋れる日が早くります。笑うことで脳の限界を突破しているので、笑えば笑うほど脳の限界が次次に突破されていって、お喋りと言う高い知能を要する行為ができるようになるのです。

その後シナプスの増え方は徐々に少なくなっていき、6歳までに脳の約90%完成します。経験を重ね、経験による知識を頭の中に積み重ねていくのは、3才で終わることなく一生続いていきます。






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