海と空への道
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クルゾーあるべしあるべし
spacetime
投稿日:2022年09月24日 17:06
No.46
私が初めて飛行機に乗ったのは、37歳だった。
課長と二人の東京主張、搭乗の際の保安検査で、
何事もなく課長はすんなりとチェックが終わったが、
私は、念入りに金属探知機の検査が続き、課長が
笑っていた。どうやら、学生運動期を送った年齢で、
人から誤解を受けやすい顔つきの自覚もあって、
仕方がないやと、検査を素直に受けた。
それからも、飛行機に乗る度に、念入りな検査が行われた。
50歳を越えてからは、時代も変わったのか、学生運動も
忘れられたのか、一通りの検査で通れるようになった。
それで、つい油断していた。
私が着ていた背広に金属探知機に何度も鳴り。
その都度、ポケットと言うポケットから、入っている
小物を取り出し、とうとう背広を脱いだ。
今度はズボンのベルトの金属に検知器が鳴り、ベルトを
外して、下がるズボンをたくし上げ、挙げ句にカッター
シャツの裾がはみ出し、惨憺たる姿になった。
そんな、私の姿に女性の検査員が噴き出す笑いを堪えな
がら、やっとこさ、検査が通ったことがあった。
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