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車検の旅2016 序章 ビートについて
ター坊
投稿日:2016年12月04日 11:23
No.160
2年に一度の周期でやってくる車検の旅。
この連載も4回目、つまり8年目になります。
過去記事は旧掲示板の収納なので削除されちゃいましたが、とにかく始まりです。
まずは、東名、圏央道、中央と高速を抜けて、上野原ICから
檜原村数馬を目指します。
実は今回、ビートを継続検査するか、手放すかで散々悩みに悩みました。
手放す理由は幾らでもあります。しかし手放したら2度と元に戻らない。
苦悩すること三か月、出した解は「継続する」でした。
ヨコハマの街をビートでストップ・アンド・ゴーばかりしていると、
このクルマの良さが見えなくなってきます。
峠や田舎道をビートのエンジンの快音を響かせ、キビキビと流していたら、
そんな悩みが、馬鹿々々しくなってきました。
とにかく楽しいその一言です。
初心に戻りました。
今を悩んでも仕方ない、今を楽しもう。
そんな気持ちで今回の「車検の旅」はビートを走らせています。
車検の旅2016 2
ター坊
投稿日:2016年12月04日 11:28
No.161
檜原村最後の分校である数馬分校。
山村の分校らしく急峻な斜面に位置しています。
平成10年に廃校となりました。
今は数馬分校記念館として一般に開放されています。
入場は無料。
土日祝のみの開館となるので、訪れてた日はお休みでした。
車検の旅2016 3
ター坊
投稿日:2016年12月04日 11:36
No.162
色々山の分校を見てきましたが、校庭はそこそこ広いほう。
村の人に大切にされてきたのか、保存状態も非常に良いです。
車検の旅2016 4
ター坊
投稿日:2016年12月04日 11:39
No.163
国旗掲揚のポール(というより竿)の意匠も素敵です。
校舎内は色々と展示物があるようで、今度は開館日に訪れてみたいと思います。
それにしても今日はとても良い天気。
空が青い。
ビートに乗れている幸せに感謝しつつ、次の学校へ向かいます。
車検の旅2016 5
ター坊
投稿日:2016年12月04日 11:48
No.164
ビートで流していると、途中でグランドらしきものが見えたので、
Uターンして見つけた廃校跡。
檜原村人里地区は「へんぼり」と読みます。
地元の人しか読めない難読地名ですが、「へんぼり」とは中々風情のある響きです。
ゲートボールをしているおばあちゃんに話を聞くと
今は広い校庭と記念碑、遊具が残されていますが、
ここに小中学校があったとのことです。
車検の旅2016 6
ター坊
投稿日:2016年12月04日 11:55
No.165
小学校の方は南秋川小学校という名称のようです。
昭和59年に校舎の火災があり、昭和60年に廃校になるという
悲しい運命をたどっています。
一方、南秋川中学校は、1年後の昭和61年に廃校となっています。
ひな壇上の校庭には、近くの蛇の湯温泉で使われる薪が積んでありました。
この薪も林業の村らしく、近くの山林で伐採されたものとの事でした。
車検の旅2016 7
ター坊
投稿日:2016年12月04日 16:00
No.166
次は檜原村最奥に位置する藤倉地区に向かいます。
藤倉小学校の廃校時期は昭和61年。
現在は「いこいの村ふじくら」という自然学校的な宿泊施設となっていますが、
訪れた感じでは現在は使用されていない様子。
藤倉地区は山も深くなり、集落は谷筋を中心とした土地に集まっているのですが、
この小学校は尾根筋の斜面を切り開いて造ったようです。
その為、藤倉集落からさらに標高が高い急坂を登りつめた所にあります。
まず目にするのは春日神社。
風情のある神社の背後が小学校の敷地です。
車検の旅2016 8
ター坊
投稿日:2016年12月04日 16:16
No.167
小さな校庭と同じ面に奥に長めの校舎、
急な階段を上った見晴らしの良い高台に
ワンフロアの教室兼体育館(?)がありました。
右の校舎が職員室や特殊教室、小さめの教室などがあったのでしょうか。
まずこの校舎の窓から中をのぞいていたら、事務仕事をしている男性がおり、
お互いびっくりしてしまいました。
この方の許可を取り、外回りを見学することにしました。
やはり宿泊施設は使われていないようです。
廃墟だとばかり思ってましたが、ちゃんと郵便屋さんが配達に来ました。
車検の旅2016 9
ター坊
投稿日:2016年12月04日 16:22
No.168
次に高台の校舎に行ってみました。
平屋ですが、屋根が高いので体育館兼用だと思いましたが、
中を除くと天井が低いのがわかります。
推測ですが末期はここを複式教室として
使用していたのではないでしょうか。
冬は寒いので天井を低く張りなおしたのではないかと。
国旗掲揚のポールも残ります。
ここからはためく日章旗はさぞ映えるでしょう。
車検の旅2016 10
ター坊
投稿日:2016年12月04日 16:28
No.169
今回の廃校訪問でこの高台の校舎が一番気に入りました。
ここで学び、景色の良いこの教室から山々と空を眺めて、
子供たちは沢山の希望を胸にしていたかと思うと、
現在の廃墟同然の姿に切なくなりました。
車検の旅2016 11
ター坊
投稿日:2016年12月04日 16:32
No.170
奥には高台の校舎を結ぶ階段もありました。
中間に小屋があります。
現役時代は何の役割だったのでしょうか。
宿泊施設に改装された時に風呂になったようです。
車検の旅2016 12
ター坊
投稿日:2016年12月04日 16:37
No.171
集落に続く通学路です。
毎日登校は大変だったでしょう。
後で調べて判りましたが、この小学校の少し上から
福祉モノレール線(藤原線、猿江線)がさらに上部集落まで伸びているようです。
何で気づかなかった!
もう廃線になったとか?
感傷的になった藤倉小学校でしたが、
気を取り直して次に向かいます。
車検の旅2016 13
ター坊
投稿日:2016年12月04日 16:59
No.172
次は小沢地区の北檜原小学校に向かいます。
ここは渋谷区の「檜原自然の家」として利用されています。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/youth/yt3_hinohara.html
しかし、HPによると、床板陥没等による施設全体の不具合により
施設利用者の安全確保が困難なため臨時休業中とのこと。
設備の老朽化でこの先再開できるか少し不安です。
車検の旅2016 14
ター坊
投稿日:2016年12月04日 17:16
No.174
山を背にした立地で、まだ14時前だというのに日陰になり肌寒い。
冬場でも日が差した状態なら感じ方も変わるのでしょうが、
少し陰々とした印象を受けてしまいました。
車検の旅2016 15
ター坊
投稿日:2016年12月04日 17:17
No.175
廃校を続けて訪問して少し疲れました。
ここらで腹ごしらえ。
檜原の中心部にある「たちばな家」
http://tachibanaya.hossawa.com/
手打ち麺と昔ながらの醤油ラーメンがしみじみ旨いです。
窓からの眺めもよし。
車検の旅2016 16
ター坊
投稿日:2016年12月04日 17:22
No.176
今度は風呂。
瀬音の湯
http://www.seotonoyu.jp/
施設が新しくきれい。
露天風呂からの眺めよし。
泉質もぬるっと肌に良い。
つい長湯したら、もう夕方。
あっという間の一日。
楽しい一日でした。
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