閣下にもふもふする板
送信中です…このままお待ちください
ご利用の通信回線等により時間がかかる場合があります
|
トップに戻る
|
検索
|
アルバム
|
管理用
|
▼掲示板作るならRara掲示板
|
旧ログ掲載
管理@早坂
投稿日:2018年03月24日 04:12
No.18
20160203節分の朝におはようございます そのぎ 2016年02月03日(Wed) 06:58
ハッピープアライフシリーズ(仮)
『鬼も福も忙しい日』
粗末だが心のこもった夕食を食べつつヤンとロイエンタールは回覧板を読んでいた。
今度の節分に竹灯籠イベントを行うのでその準備の呼び掛けだった。
三日は仕事だから何も出来ないが、せめて何かしらの形で町内の人達と触れ合いたいと参加する事にした。
二日の朝から会場の一つである河原では寒風吹き荒ぶ中、老若男女が動き回っていた。
不器用なヤンはゴミ拾いを、ロイエンタールはテント設営といった力仕事を引き受けた。
慣れない仕事だったが二人には充実感があった。
昼休憩を終えると、今度は人手が足りないからと節分会場ともなるお寺へ。
周りの人達はおっかなびっくりにカナヅチを降り下ろすヤンに微笑ましさを覚えたり、高貴な顔立ちの割りには巧みにノコギリを引くロイエンタールに驚嘆したりしていた。
途中でおばあさん達が明日の無料配布用だけどと、お茶とぜんざいを差し入れてくれた。
二人にとっては最高級の紅茶とコーヒーに匹敵した。
いよいよ竹灯籠並べに入り、夕方近くまでかかった。。
作品は全て小学校や老人会で作られたもので、手作りならではの暖かみがあった。
竹の幹には光を通す為の穴が数ヶ所あけてあった。
子供がデザインしたのか熊さん型やハート型があったり、年配者のものなのか扇や梅などをモチーフにしたものもあった。
二人はその後仕事の為、お寺を後にした。
三日の夜遅く、二人は少しだけ河原とお寺に寄った。
竹灯籠は一部消えていたものの、二人を幽玄の世界へ導いてくれた。
そんな二人の心の中は、鬼も福の神もうっとりしている様だった。
おわり
お名前
タイトル
大
|
特大
|
小
|
太
|
下線
|
取消線
|
点滅
|
影
|
動画
|
引用
画像添付
アイコン
年金提督
金髪の孺子
大馬鹿野郎
赤毛さん
悪役下っ端
管理者用
[
イメージ参照
]
削除キー
( 記事を削除する際に使用 )
文字色
★
★
★
★
★
★
★
★