<元記事⇒https://digital.asahi.com/articles/ASM8M674ZM8MUTIL01T.html?_requesturl=articles/ASM8M674ZM8MUTIL01T.html&rm=487 > あおり運転、ひとごとじゃない 直面した時どうすれば? 2019年8月19日19時19分 あおり運転が社会問題化したのは2017年6月。神奈川県の東名高速で、あおり運転をされたワゴン車が追い越し車線上での停車を余儀なくされ、後続の大型トラックに追突された。ワゴン車に乗っていた夫婦2人が死亡し、姉妹がけがをしたこの事故を受け、警察庁は2018年1月、摘発強化を全国の警察に指示した。 警察庁は、あおり運転の事例として、 ▽前の車両への激しい接近 ▽不必要な急ブレーキ ▽後ろの車両に急ハンドルなどを強いる進路変更 ▽ほかの車両の妨害を目的としたハイビームの継続 ▽しつこいクラクション ▽車体を極端に接近させる幅寄せ ――といった行為を挙げている。 運転中にあおられたらどうすれば良いのか。警察庁は、 ●相手を先に行かせる ●できる限り人目がある安全な場所に停車する※1 ●窓を開けない ●車外に出ず、ロックをして110番通報する※2 ――を挙げる。 ※1⇒特に高速道路上では、パーキングエリアやサービスエリアに避難したり路肩に安全な状態で止まったりすることが必要だとしている。 ※2⇒また、被害防止や被害を受けた後の対応に有効だとしてドライブレコーダーの利用を呼びかけている。 ただ、道路交通法にあおり運転そのものを取り締まる規定はなく、摘発には道交法違反の「車間距離保持義務違反」が適用される例が多い。 しかし、警察は 悪質・危険な行為についてはあらゆる法令を適用して摘発 しており、車間距離保持義務違反のほか、2018年から19年上半期までの間には、 ▼自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷の「妨害目的」)40件 ▼暴行40件 ▼傷害5件 ▼殺人1件 ▼威力業務妨害1件 などを適用し摘発している。 皆さま、くれぐれもご用心ください! |