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そもそも、この後付け物干し金物を取り付ける為に、共用部分であるバルコニー手摺のアルミ笠木や支柱に多数のタッピングねじ孔を開けてしまって(既に共用部分に損傷を与えて)ますので、これ以上さらに傷つけることは(多分)出来ません。 2段笠木タイプなら笠木下に隙間があるので、市販品のコ型ボルトとPL(FB)の組み合わせで比較的簡単に固定補強が出来ますが、1段笠木のガラスタイプはまことに始末が悪いです。 しかし、何もしないまま長い間放置されて劣化(取付金具の腐食)が進行していけば、やがて破断による倒壊や落下などの重大事故を招くことは想像に難くありません。 後付け物干し金物一式すべて取り払うという手もありますが、これは最終手段とします。(孔の処理方法も未定です。) |
22年前のタッピングビスを5箇所だけ外して新品に交換してみました。(タッピングビス締めは全部で17箇所のようです。) 既存ビス(写真):(+)皿頭ドリルねじ(鉄/ユニクローム) M4×16 ①手摺支柱面 → M4×16の(+)トラス頭タッピングネジで締め直しができました。 ②手摺ガラス下部横枠面 → 横枠アルミ材腐食のため、1サイズUP(M5×16)ネジでの締め直しとなりました。 ③手摺ガラス下部横枠面 → M4×16の(+)トラス頭タッピングネジで締め直しができました。 ④手摺笠木面 → 笠木アルミ材腐食のため、1サイズUP(M5×16)ネジでの締め直しとなりました。 ⑤物干し支柱側面 → 物干し支柱アルミ材腐食が著しく、2サイズUP(M6×16)ネジでの締め直しとなりました。 5箇所の内、3箇所はアルミ材が腐食していました(≒60%)。 一見しっかりと締まっているように見えても、アルミ(薄肉)材のネジ穴部が腐食している可能性が大のため、引き抜き力が掛かる手摺笠木面のネジには特に注意が必要かと思います。 |