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1983年発売の対震丁番、95.1.17以降需要倍増、然し当Mには不採用 ( No.183 )
日時: 2017年07月13日 15:07
名前: 浮浪雲 [ 返信 ]
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「 対震丁番 」で既存ドアが耐震ドアに変わります!


1)錠前部分へ向かう方向の変形(-変形)
ドア下端が枠に当たります。変形が大きくなるにつれ、ドアを上に押し上げようとする力がかかり、ドアが上に動かないとドアと枠が固くせりあい、ドアを開けるためにとても大きな力が必要になります。
 1)の変形の場合、標準の旗丁番でもドアを上に押し上げようとする力にはある程度まで対応が可能です。

2)丁番部分へ向かう方向の変形(+変形)
ドア上端が枠に当たります。変形が大きくなるにつれ、ドアを下に押し下げようとする力がかかり、ドアが下に動かないとドアと枠が固くせりあい、ドアを開けるためにとても大きな力が必要になります。
 2)の変形の場合、標準の旗丁番では対応できません。「 対震丁番 」はドアを押し下げようとする力を吸収しますので、ドアと枠のせりあいが軽減します。


* 実際の大規模地震でどちらの方向へ変形するかなど予測できる筈がありません。

「地震になったらすぐに扉を開けて」とは、誰でも耳にしたことがある防災フレーズです。
これは、図や上記に示すように地震によって扉枠が変形し、扉が枠に当たり、開かなくなってしまうからです。
こんなときでも、この対震丁番なら女の人の力でも楽に扉を開放することができます。

その原理は至って簡単で、それは、図に示すように丁番の軸の部分に埋め込まれたバネが縮んでドアが下がるため、変形した扉枠に扉が当たっていても、小さな力で扉を開けることができます。(特許第 1606244 号)
さらに、通常の丁番の代わりにこの対震丁番を取り付けるだけで、簡単に扉の地震対策を行うことができ、扉周りを通常と異なる設計にする必要がない点も、対震丁番の大きな特徴です。

● 対震丁番なら面内変形 1/120 時でも 500N(約50kg) 以下の力で扉を開放することができます。

昭和 58 年( 1983 年)に発売された対震丁番ですが、その売り上げは阪神大震災(平成 7 年 1995 年)を境に倍増したそうです。地震に対する意識の高まりの現れと言えます。

◇ 商品名の「対震丁番」について、
「『耐震』では地震にあっても壊れないように耐えるという意味になります。しかし、この丁番は地震に『耐える』構造ではありません。この丁番は地震による変形を受け入れ、『地震に対して有効な丁番』であるとの想いで『対震』にしました。」
とのことです。・・・(美和ロック株式会社)

● 通常の丁番を対震丁番に取り替えることにより、既存のドアが耐震ドアに変わります。 (現場調査必要)

● 変形時、ドアを開けるのに必要な力
 ・従来丁番:100kg以上
 ・対震丁番: 30kg程度

【参考メーカー】
・(株)北村鉄工所 ホームページ: http://www.taishin-hinge.com/

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・優良住宅部品認定基準 玄関ドア( BLS FD2001 )要求値
面内変形 1/200 時: 200N 以下で扉が開放し、1/120 時: 500N 以下で扉が開放すること。
・経済産業省工業技術院では、平成 8 年 3 月にドアの開閉力は面内変形 1/120、局部変形 縦枠 8 mm・上枠 4 mmにおいて、500N (約 50 kg)以内に定められています。
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当マンションの玄関ドアは従来の旗丁番です。ご注意ください!


【関連記事】
・ “大きな横揺れ地震”でドアが開かなくなる恐れあり! ( No.33 ):http://rara.jp/royal_chateau_nagaizumi/page33



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