[ 住戸ごとの対策 ] ● 住戸内で安全に暮らせるように家具 (大型家電も) の転倒防止を行う。 観音開きの棚の扉を固定するのも忘れずにしておきたいものです。子供のいたずら防止用の 「扉ストッパー」 で十分効果があります。 特にキッチンの上部の棚に食器やグラスを置いていると 100%落ちてきて割れまくります。 割れたガラスを踏んで足にけがすると、避難するのにも差し支えます。 ● 火災で二次災害を発生させないよう、消火器等を準備する。 ● 3日分の食料・水、常備薬、工具類、その他防災グッズを備えておく。 たとえ大地震がきても壊れない建物構造であったとしても、外部からライフラインの供給が遮断されれば、そこで人間が生活することは難しくなります。 最低 3日間は自活できるように準備しておくことが必要です。 ● 非常時用の生活用水を備えておく (風呂の残り湯など)。 高架水槽方式と違い、当マンションの様な加圧給水方式では停電ですぐに水が出なくなります。 普通の水洗トイレで 1回にバケツ 2杯分でちょっと足りないほど使います。 給水車に長時間並んでもいいところ 1人で運べるのはバケツ 2杯です。1回並んでトイレ 1回分しかもらえないのです。 上層階に住んでいたら、重いバケツを階段で必死に運んで (エレベーターはもちろん止まっています) やっとトイレ 1回分です。ご老人や身体が不自由な方、体力のない方など、死活問題です。 風呂には残り湯を“ 常に溜めておく ”といざという時の当座は役に立ちます。 ● 貴重品は奥にしまわない。 どうしても持ち出したい貴重品は部屋の奥とか、押入にしまわずに、比較的家具が少ない部屋か、避難口に近い部分にしまっておくことが重要です。 また備蓄品も、奥にしまっていたため取り出せなくなってしまうようでは、まったく意味がありません。 ● 絶対いるのは、懐中電灯とバケツ (できればポリタンクも)と電気ジャーポット。 電気は比較的早めに復旧します。しかし、ガスは場所にもよりますが当分使えないと思っていた方が間違いありません。 そこで、電気ジャーポットを備えておく必要があります。 被災後は不潔な水が多くなるかも知れませんので、夏でも水は白湯にして飲んだ方がベターです。 また、カセットコンロやクーラーボックスなどのアウトドアグッズも役に立ちますが、「あるにこしたことはない」 のレベルです。 ※ 巨大地震の被害を十分にイメージすることが最も重要です。 |