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『フランス文学は役に立つ!―『赤と黒』から『異邦人』まで』鹿島茂(NHK出版/16/7)
愉しい本棚 投稿日:2020年10月12日 15:48 No.840
 ☆☆☆
 かつて読んだ何冊の小説を、久しぶりに思い出す機会となった。茫々たる過去に舞い戻った感じ。「クレーブの奥方」が17世紀の作品とは改めて驚く、後は19世紀の作品が多く、「嘔吐」「異邦人」が20世紀のもの。
 青少年の時期にやはり小説が心の糧になったらしい。
 〇紀伊国屋書店より
  フランス文学って、知っているようで、実は知らない…読んでみたいけれど、どれから読んでいいかわからない…そんなあなたのための「フランス文学講座」です。アラ・フィフ女性がいかに年下男と付き合うべきかを知りたいあなた。恋愛において「やってはいけないこと6か条」を学びたいあなた。だめんずに惹かれてしまうあなた。あなたも今日から文学の朋です。鹿島先生の講座へ、ようこそ!
 〇島先生の講座へ、ようこそ!

目次
第1章 17世紀~18世紀文学(『クレーヴの奥方』(1678年)
『マノン・レスコー』(1731年) ほか)
第2章 19世紀文学(『赤と黒』(1830年)
『ペール・ゴリオ(ゴリオ爺さん)』(1835年) ほか)
第3章 世紀末文学(『子ども』(1879年)
『ボヌール・デ・ダム百貨店』(1883年) ほか)
第4章 20世紀文学1(『失われた時を求めて』(1913年‐1927年)
『シェリ』(1920年) ほか)
第5章 20世紀文学2(『嘔吐』(1938年)
『異邦人』(1942年) ほか)

 〇鹿島茂
仏文学者、エッセイスト、明治大学教授。1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。古書コレクターとしても知られる。著書は100冊を超え、『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞、『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞している。