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『宣長問題とは何か』子安宣邦(ちくま学芸文庫00/12) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月13日 16:58:12 No.857

 ☆☆+A
〇紀伊国屋書店より
「宣長問題」とは、宣長とともにたえず近代に再生する日本の自己同一性をめぐる言説の問題である。「宣長」はいつでも人々の関心のうちに存在しても、しかし「宣長問題」はない。この欠落がもつ思想上の意味の重大さを指摘しながら著者は、宣長におけるあの再生する言説の初源的な成立を解き明かす。「やまとことば」という日本の言語的同一性が、宣長によっていかに危うい前提に立って生み出されていくかを鮮やかに分析していく。その作業は近代日本の核をなす日本的内部を成形するものへの徹底した批判的な言説分析の実践である。それは明日に向けて、私たちの視座の転換を促すものである。
〇目次
序 「宣長問題」という視角
「宣長問題」とは何か
宣長・自己のイマーゴ
『古事記伝』・自己同一性の言説―美しき「口誦のエクリチュール」復元の幻想
「やまとことば」成立の語り
『古事記伝』と『古史伝』・その連続と差異
神とカミの注釈―国学的な神言説の成立
平田篤胤国学の神学的再構成
結び 宣長を読むこと―小林秀雄『本居宣長』再読・「内からの読み」とは何を読むのか。


『昭和史探索4』半藤一利(ちくま文庫07/3) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月13日 16:51:09 No.856

 ☆☆☆☆
〇紀伊国屋書店より
名著『昭和史』の著者が長年の昭和史研究の中で選びだした史料と共に、歴史を動かした重大な事件の背景を探索する待望のシリーズ。数多くの史料の中から読者に読みやすくかつ価値のある著作を厳選、抜粋。その背景にある時々の情勢、時代の空気を一年ごとに分析した書き下ろしの解説を付す。第4巻は「腹切り問答」による広田内閣の総辞職、国家総動員法の成立、ノモンハン事件と戦時体制が確立していく昭和十二年から十四年を探索する。

目次
昭和十二年から十四年の大きな流れ
昭和十二年(一九三七)(「腹切り問答」で内閣総辞職;軍部大臣現役制の威力;戦艦大和の建造スタート ほか)
昭和十三年(一九三八)(「国民政府を相手にせず」;国家総動員法の成立;「点と線」の中国戦線 ほか)
昭和十四年(一九三九)(近衛から平沼への交代;「平賀粛学」問題の波紋;ノモンハン事件の敗因? ほか)

著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。53年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て現在、作家。『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞受賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞受賞)、『昭和史』(毎日出版文化賞特別賞受賞)など著書多数。


『小噺集』三木卓(文芸春秋88/8) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月09日 17:10:21 No.855

 ☆☆☆☆
 落語のお題はあるが、中身はそれに直接関わることではなく、連想ゲームのように語るエッセイ的文章。不思議な面白さ。
〇内容
富久 p5-28 
浮世床 p29-54 
茗荷宿 p55-80 
小言念仏 p81-106 
転宅 p107-130 
火事息子 p131-156 
夢の酒 p157-180 
寿限無 p181-204 
寝床 p205-232 
三助の遊び p233-257 



 ☆☆
〇ヒトはなぜ絵を描くのか? 見るということは描くということにどうつながるのだろう? 近代絵画の成立や画家の創造性を脳科学から探る、知的探究の書。各章末に補遺を付した増補新装版。



 ☆☆
〇ホモ・サピエンスは他の人類のいいとこ取りをしながら生き延びた!? 初期人類の謎から他の人類との交雑まで、常識を覆す人類史研究の最前線をエキサイティングに描き出す。 



 ☆☆☆
 激烈な沖縄戦の側面を語るルポ。戦闘から捕虜になり浦賀に帰国、更に遺骨収集まで。ひとりの将校をして語らしめるあの戦闘の日々。


『浮世に言い忘れたこと』三遊亭 円生(講談社81/10) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月06日 09:14:38 No.851

 ☆☆☆
〇紀伊国屋書店より
昭和の大名人、六代目三遊亭圓生が軽妙な語り口で魅せる随筆集。噺家や落語ファンだけでなく、せわしない現代を生きる人々にも多くのヒントを与えてくれる良質の伝書。五十八編、四部構成。芸に対する心構えを説き、落語の歴史や寄席への思いを語る。また同時代を過ごした芸人たちを振り返り、食や着物の着こなしにおける自説を述べる。「世の中ソロバン勘定だけではつまらないものになる」「我慢するってえことがいかに大切か」「イキとヤボは紙一重」。時に優しく時に厳しい言葉で紡がれる貴重な提言の数々。明治、大正、昭和。日本の古き良き大衆文化を体感できる一冊。
〇目次
人情浮世床(乞食になっても;わが身に合った工夫を ほか)
寄席こしかた(寄席の今昔;落語の歴史 ほか)
風狂の芸人たち(奇人・圓盛のこと;名人・圓喬のこと ほか)
本物の味(一年の計;今の世の中 ほか)

三遊亭圓生[サンユウテイエンショウ]
1900(明治33)年大阪府生まれ。幼少期から子供義太夫として寄席に出演。09年に落語家に転向し、20年、19歳で真打に昇進。継父の五代目圓生逝去後の41年、六代目圓生を襲名する。60年に芸術祭文部大臣賞、72年には芸術祭大賞を受賞。79年、79歳の誕生日に逝去。


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