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『芦部信喜-平和への憲法学』渡辺 秀樹(岩波書店20/10) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月27日 12:19:16 No.864

 ☆☆☆☆
〇戦後を代表する憲法学者、その「人と学問」の根底に何があったのか。学徒出陣の戦争体験。実際の裁判にも関与し、半生を懸け「憲法訴訟論」を開拓するまで。独自入手した資料を交え、その足跡を再現する。信濃毎日新聞連載の本格評伝(第二五回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞)、待望の書籍化。ゆかりの識者一三名のインタビューも収録。
〇目次
第1章 源流 伊那谷から
第2章 憲法改正と自衛隊
第3章 人権と自由
第4章 国家と宗教
第5章 象徴天皇制とは何か
第6章 インタビュー 芦部憲法学から現代を問う
番外編 二つのスクープ
〇渡辺秀樹[ワタナベヒデキ]
長野県駒ヶ根市生まれ。伊那北高校、早稲田大学第一文学部。1983年、信濃毎日新聞社入社。報道部長、編集局次長、論説副主幹などを経て、2018年から編集委員。


『本の夢 本のちから』椎名 誠(18.9) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月25日 15:14:40 No.863

 ☆☆☆
〇泣けるぞロバやヤクとの旅、人生で一番うまかった醬油スープ、冒険に満ちた鳥類学者の世界…。「本を読んで触発されたところにどんどん行った」と語る著者の、旅から旅への空の下で思いをはせた思考の記憶。 


『 本の森 翻訳の泉』鴻巣 友季子(作品社13/8) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月24日 13:29:22 No.862

 ☆☆☆☆
〇紀伊国屋書店より
角田光代、江國香織、多和田葉子、村上春樹、朝吹真理子―錯綜たる日本文学の森に分け入り、ブロンテ、デュ・モーリア、ポー、ウルフ―翻訳という豊潤な泉から言葉を汲み出し、日本語の変容、文学の可能性へと鋭く迫る、最新評論集!
〇目次
第1部 本の森(ファミリー・クロニクルの今;『エクソフォニー』で読む『文字移植』―多和田式ホンヤクのすすめ;『1Q84』―コンセプトを孕む;朝吹真理子 アテンポラルな夢の世界;少女が見たもの 妹の力;読書つれづれ日記 2006~2007)
第2部 翻訳の泉(書き出しは語る―『嵐が丘』;トンネルの女ネリー;ポーエスクなブックガイド―越境するゴシック;レベッカ追想;カンバスと靴下―『灯台へ』翻訳舞台裏;翻訳つれづれ日記 2010・3~2011・11;翻訳における操作―直訳か意訳か?)
第3部 話の小径(想像の庭に現実のヒキガエルがいる(セース・ノーテボーム;鴻巣友季子)
マーガレット・アトウッド、自作と信念を語る(マーガレット・アトウッド;鴻巣友季子)
いま小説家は、どう見えますか?―「和子の部屋」番外篇(阿部和重;鴻巣友季子)
日本語は亡びるのか(水村美苗;鴻巣友季子)
運命が生まれるとき、あるいは目に見えない越境文学(片岡義男;鴻巣友季子)
言葉の流星群 あるいは池澤ワールドの歩き方(池澤夏樹;鴻巣友季子))
〇鴻巣友季子[コウノスユキコ]
東京都生まれ。お茶の水女子大学英文科大学院在籍中の、1987年から翻訳を始める



 ☆☆☆
〇原因ウイルスの正体、対抗・防衛手段となる検査方法、免疫の新常識、ワクチンや薬の開発の現在…。真の経済活動と感染拡大抑制の両立のために、新型コロナウイルス感染症についての最新の科学的知見を基本から解説する。


『耳嚢 下』根岸鎮衛著 長谷川強校注(岩波文庫93/12第5刷) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月16日 17:13:15 No.860

 ☆☆+A
〇紀伊国屋書店より
三十余年間書き継がれたこの随筆もいよいよ大団円を迎える。八歳の幼女が出産した話や土中から鯉を掘り出した話など相変わらずの面白さ、読んでいてあきることがない(巻八~十収録)。磊落で人情に厚い著者の人となりを伝える「耳嚢副言」と総目録を付す。
〇江戸中期に奉行職を歴任した根岸鎮衛(一七三七‐一八一五)が同僚や古老の話を書き留めた随筆集.猫が人に化けた話,安倍川餅の由来,塩漬にされた河童の事,墓から死人が生返った話等々,珍談・奇談を満載した世間話の集大成である.カリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館所蔵の唯一の完本を初めて翻刻.「耳嚢副言」と総目録を付す.


『海外短編のテクニック』阿刀田高(集英社新書04/9) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月16日 14:52:37 No.859

 ☆☆☆☆
〇紀伊国屋書店より
 長編小説が、人生という一本の木を、根から幹、枝から梢、花も葉もすべて描く営みであるならば、短編小説は、一本の枝を切り、切り口を示して生き方全体をうかがわせる試み。あらゆる技を駆使した作品はおもしろさも多彩だ。日本の短編の名手が、海外短編から厳選して、メリメの名作『カルメン』から現在活躍中のインド系女性作家ラヒリの『停電の夜に』まで、バラエティに富んだ作品を俎上に載せ、実作者の立場になって想像し、分析し、ときには妄想までして(!?)そのテクニックをたどる。カフカの作品は長編もあるけれど短編『変身』ひとつを読めばOK、という大胆発言も。
〇目次
第1章 技のデパート、短編小説
第2章 モーパッサン『勲章』『首かざり』『宝石』そして、その他の短編
第3章 モーム『夢』『蟻とキリギリス』そして、その他の短編
第4章 チェーホフ『イオーヌイチ』『犬を連れた奥さん』そして、その他の短編
第5章 O.ヘンリー『二十年後』『賢者の贈りもの』そして、その他の短編
第6章 スレッサー『ペンフレンド』『競馬狂夫人』そして、その他の短編
第7章 メリメ『カルメン』『マテオ・ファルコネ』そして、その他の短編
第8章 カフカ『変身』そして、その他の短編
第9章 ヘミングウェイ『雨のなかの猫』『殺し屋』そして、その他の短編
第10章 ラヒリ『停電の夜に』『病気の通訳』そして、その他の短編
〇阿刀田高[アトウダタカシ]
1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。国立国会図書館司書を経て、78年「冷蔵庫より愛をこめて」でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞受賞、95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞受賞。短編の名手として知られるが、近年は長編、歴史小説や教養書にも筆をふるう。『短編小説のレシピ』(集英社新書)『小説工房12カ月』(集英社)をはじめ著作多数。直木賞、集英社小説すばる新人賞選考委員。


『映画館がはねて』山田洋次(中公文庫1992/3第5版) 愉しい本棚 投稿日: 2020年11月16日 14:47:06 No.858

 ☆☆☆☆
〇紀伊国屋書店より
「映画館がはねて、星空を仰ぎながら家路につく観客の胸が幸福な気分でつつまれ、さっき観た一場面を思い返して、思わず一人笑いしてしまうような作品ができることを念じつつ」『男はつらいよ』40作を制作した映画監督の爽やかなエッセイ。
〇美しい女(ミセス・コウ;村上先生;ふみさん;山村さん;H夫人;バイエルの君;麻布のおばさん;教授令嬢 ほか)
修業時代(想い出すこと;ピーナツ売りの少年;寅さんのあこがれ;寅さんの原型;落語に学ぶ;修業 ほか)
寅さんと共に想う(地方訛り;ある「サンキュウ」;飯田蝶子さん;勇敢な少年;あっぱれな親不幸「山崎屋」;母とわたし;毎日映画コンクール特別賞を受けて;労働者諸君;脇役の力 ほか)
ズームレンズ(望郷;パーティー;廃業;チリ紙;泥棒;ガードシステム;コンちゃん;七五調;キャンドルサービス;クラリネット;佐山俊二さん;喜劇役者;マッちゃん ほか)


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