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『居眠り磐音江戸双紙』佐伯泰英(双葉文庫08/2第2刷) 愉しい本棚 投稿日: 2020年06月04日 15:27:57 No.793

  ☆☆
〇地図で楽しむ「居眠り磐音江戸双紙」の世界 p10-17 

「居眠り磐音江戸双紙」シリーズの書名と巻数-書名の由来- p8-9 

絵と図で見る「居眠り磐音江戸双紙」の世界 p18-21 

跡継ぎ-「居眠り磐音江戸双紙」番外編 書き下ろし中編時代小説- p23-173 

「居眠り磐音江戸双紙」登場人物一覧 p175-191 

愛読者カードより 

江戸コラム「ようこそ『居眠り磐音江戸双紙』の世界へ」 p193-236 

居眠り磐音江戸双紙」創作の秘密-著者インタビュー- p237-258 

「居眠り磐音江戸双紙」名せりふ集 p259-292 

わが時代小説論-特別エッセイ- p293-312 


『振仮名の歴史』今野 真二(集英社新書09/7) 愉しい本棚 投稿日: 2020年06月03日 10:18:51 No.792

 ☆☆☆☆
〇本書は、日本語表現の最強かつ饒舌なサポーター・振仮名にスポットを当てた本邦初の解説書。『日本書紀』の読み下しから夏目漱石の直筆原稿、サザンオールスターズの歌詞、漫画のふきだしまで、縦横無尽に振仮名を分析する。
目次

第1章 振仮名とはなにか(サザンオールスターズの歌詞にみられる振仮名;現代の小説にみられる振仮名;コミックスにみられる振仮名;ルビ訳のいろいろ)
第2章 平安時代から室町時代までの振仮名―読みとしての振仮名(振仮名の起源;仮名(平仮名・片仮名)と振仮名
室町時代の仮名)
第3章 江戸期の振仮名―表現としての振仮名(読本の振仮名;江戸期に出版された辞書にみられる振仮名;江戸期の振仮名百花繚乱)
第4章 明治期の振仮名(新聞の振仮名;布告・布達の振仮名;翻訳小説の振仮名)

今野真二[コンノシンジ]
1958年、神奈川県鎌倉市生まれ。高知大学助教授を経て、清泉女子大学文学部教授。日本語学専攻。早稲田大学大学院博士課程後期退学。主な著書に『仮名表記論攷』(清文堂出版・第30回金田一京助博士記念賞受賞)など



 ☆☆☆
〇『戦争論』は何をどう語っているか。「大東亜戦争」を肯定し、戦争で死ぬことを賛美する『戦争論』の虚構を、歴史の事実と資料にもとづきながら、一つ一つあばいていく。
〇1 『戦争論』は何をどう語っているか(『戦争論』の構成と内容;『戦争論』への道程 ほか)
2 『戦争論』の虚構と歴史の真実(「大東亜戦争肯定」論・「解放戦争」論の虚構;『戦争論』に真の戦争論なし ほか)
3 戦争のなかの生と死をどうみているか―個の尊厳を尊重する平和な未来の礎を築くために(国民を侵略戦争に動員する国家の「公」の論理―国民にとって「公」とは何だったのか;侵略戦争で「死」ぬことを決断させる論理―「祖父たち」はどのようにして「個」をのり越えたのか ほか)
4 『戦争論』に未来を託せるか(『戦争論』の目的;『戦争論』登場の意味とその現代戦争認識 ほか)



  ☆☆☆☆
 剰余価値という発見は、ニュートンの万有引力というものと等しいものだが、このことを丹念に追えば、素敵な映画ができるだろう。青年期にそれを知ったことがその後の人生に一つの影のように伴走している。
 それと一国社会主義という革命理論にも随分肩入れしてきたが、今や世界同一革命論の時期にさしかかっているということも再認識。

 〇資本主義の限界を解き明かす―入門的マルクス再読。そもそもマルクスは資本主義をどう分析し、その理論的帰結としての社会主義とは何だったのか。そして、20世紀の社会主義やいま社会主義をめざす国々は、マルクスの視点からはどう見えるのか。原点に立ち返って、過去・現在・未来を解き明かす。
 〇目次

序章 社会主義思想の誕生と若いマルクス
第1章 マルクスの社会主義論
第2章 レーニンの苦悩と社会主義論
第3章 「二〇世紀の社会主義」とは何だったのか
第4章 いま社会主義をめざす国々について
第5章 市場経済を通じて社会主義へ
第6章 資本主義の限界と社会主義の展望
終章 日本における「新たな社会主義」

 〇聴涛弘[キクナミヒロシ]
1935年生まれ。京都大学経済学部中退、1960年~64年に旧ソ連留学、日本共産党国際部長、政策委員長を歴任。元参議院議員


『翻訳百景』越前 敏弥 (角川新書16/2) 愉しい本棚 投稿日: 2020年05月30日 15:11:02 No.789

 ☆☆☆
 本書のなかで著者はこう書いている。
 <翻訳の基本十か条>
 ①英和辞典だけでなく、国語辞典もまめに引くこと。
また、読者がどの程度その日本語を知っているかにもきを配ること。
 ②無自覚なまま機械的に代名詞を訳出しないこと。
 ③なるべく直喩は直喩、隠喩は隠喩のままで訳すこと。
 ④もとの表現のおもしろさや味わいをそのまま生かすこと。
 ⑤ビジュアルな思考を働かせつつ、インターネット検索などで事実確認をしっかり行うこと。
 ⑥日本的過ぎる訳語は避けること。
 ⑦「自分の知識など、たかが知れている」という自覚を持つこと。
 ⑧自分が取り組みたいジャンルをよく研究し、文体をしること。
 ⑨小説の翻訳においては、主人公の視点を忘れないこと。
 ⑩簡単に妥協せず、この訳語でよいかと粘り強く考えること。

〇紀伊国屋書店より
 原文の「歯ごたえ」を残しながら、いかに日本人に伝わる言葉を紡ぐのか―「名人芸」が生まれる現場を、『ダ・ヴィンチ・コード』訳者が紹介。本を愛するすべての人たちに贈る、魅惑的な翻訳の世界への手引き。

目次

第1章 翻訳の現場(文芸翻訳の仕事;すぐれた編集者とは;翻訳書のタイトル;翻訳の匙加減)
第2章 『ダ・ヴィンチ・コード』『インフェルノ』翻訳秘話(『天使と悪魔』と『ダ・ヴィンチ・コード』;『デセプション・ポイント』と『パズル・パレス』、映画二作ほか;『ロスト・シンボル』と『インフェルノ』;ドン・ブライン『ダ・ヴィンチ・コッド』翻訳秘話)
第3章 翻訳者への道(わたしの修業時代;なんのために学ぶのか)
第4章 翻訳書の愉しみ(全国翻訳ミステリー読書会;読書探偵作文コンクール;「紙ばさみ」って何?;『思い出のマーニー』翻訳秘話;ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界)

越前敏弥[エチゼントシヤ]
文芸翻訳者。1961年石川県金沢市生まれ。東京大学文学部国文科卒。大学在学中から学習塾を自営、留学予備校講師などを経たのち、37歳からエンタテインメント小説の翻訳の仕事をはじめる。朝日カルチャーセンター新宿教室、中之島教室で翻訳講座を担当
 


『戦前反戦発言大全』高井 ホアン(合同会社パブリカ19/6) 愉しい本棚 投稿日: 2020年05月28日 17:24:52 No.788

 ☆☆☆
 1937年から44年までの、国民の非合法な街頭落書きを丹念に拾って、時代相を炙り出している。資料としては特高月報などだが、戦中のあの時代を如実に思い出させるものとなっている。強いて言えば編集構成にもう一工夫があればと残念。 



  ☆☆
 現代に対比して江戸の対自然の扱いを称賛しているのだが、その意味は良く分かるが、具体的にどのようなプログラムで、其処へ到達するのかという点では、まだ未だ釈然とした説明がないかに見える。


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