はじめまして。 講師歴15年のひなたと申します。 半年ほど前から、5歳の男の子のレッスンを引き受けましたが、面白いほどやる気がありません。 お母様と一緒だと甘えて全く手がつけられないので、母子分離にした所、僅かな期間だけピアノの前に座ってくれました。 けれど今はピアノの前に座っても鍵盤も楽譜も見てないし、天井や壁紙を見てボケーっとしています。 そしてもちろん私の話は聞いていないので、幼稚園の話を一方的に話し続けてきます。 ピアノを弾くのが嫌なら歌を歌わせようにも、それも嫌。 ノートで音符を書いたりシールを貼る作業をするにも、自由に◯を書いたりして全くやる気がありません。 リズム打ちなどは、タンバリンを渡せばやってくれますが、5回ほどで飽きて終了。 30分のレッスン時間が持ちません。 ちなみに、家では電子ピアノの自動演奏に合わせてめちゃくちゃに弾いて楽しんでるようで、どうやら自分はもう弾けるからピアノを習う必要はないと考えているようです。 まだ5歳なので、ここで退会を促すのも勿体無い気もします。 私は何をすれば良いのでしょうか? |
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レッスンというものをまだ理解できてないんでしょうね。 、 以前1年生くらいの生徒さんに、1回弾いてもらった後コメントしてもう1回弾いてもらおうとしたら「なんで?」みたいな顔されました。弾いたからOKと思ってたようでしたので、真面目な顔で「レッスンだからたくさん弾いてもらうよ」と話したら、その後納得したようです。 だから「レッスン」というものを認識できるようになるまでは、ピアノ以前の音楽を感じる楽しい内容にしたり、お喋りしたら「ここはピアノのレッスンをする場所なのでピアノのお話だったら先生するよ」とか、折に触れて「ピアノ」とか「レッスン」の語句を刷り込んでいくしかない気がします。 タンバリンはやってくれるものの5回で飽きるとありましたが、落ち着きのない子ですと5回でも多いです。できてもできなくても3回くらいで次のリズムに変えたり、同じ課題でもテンポをだんだん速くしていくだけでも子どもは喜びます。うちですとリズム課題をエレクトーンのリズムかけて「もっと速くするよ~」ってやると、やたらとテンション上がります。 リズム流すものが無い場合、壊す恐れが無ければメトロノームも面白がるかと思います。 |
ひなた先生 いますね。そういう子。 小学生以上なら家庭環境や発達の関係があるかもしれないですが、5歳ですと原因はまだなんともいえないですね。 そういう子に有効だったのは、その日やることを箇条書きにして、一つこなすごとに花丸をしていくことでした。 やることといっても 1 はじめのごあいさつ 2 出席シールを貼る 3 自分でお道具を出す 4 ピアノを弾く(3回は弾く) 5 休憩 6 ワークブック (等々、お片付け、終わりのご挨拶まで) 等々、ちょっとしたことも項目にいれます。文字が読めない子にはイラストで。 いいところ10項目以内ですね。それ以上だと先の見通しが立たないので。 例えば30分レッスンで、項目を20分でこなしてしまったら、調子が良くてもそれ以上はやらず遊びにします。(保護者によってはこの辺は説明したほうが良いかも) これにも慣れてきたら、花丸を好きなキャラのシールにするとか、やることをくじ引きで決めるとか、小技でかわして、なんとか2、3年過ごしました。それでちょっと落ち着く年齢になった感じです。 気持ちとしては、何か一つだけ新しいことを知って帰ればOKくらいに思ってないと、正直こちらの身が持ちません。 年齢次第で落ち着いてくるかもしれませんので、しばらくは手を変え品を変えで時の経つのを待って(成長を待つ)、それでもダメなら何か要因があるかもしれませんね。 |