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一講師先生 先月からレッスンに来ている兄妹が、前の教室をそのように辞めてきたようです。 体験レッスンの時に、まだ辞めることを先生に話していないと言われ(申込の時点では知らなかった)きちんとおやめになってからでないとお引き受けできませんよと言って帰しました。 その翌週、今日のレッスンで辞めますと言ってきましたので、入会したいと連絡がありました。急な退会で大丈夫なんですか?1ヶ月前とかに申し出るとかお約束はないんですか?と聞いても、え?なんで?というような感じでした。 前の先生に非があるので教室を変わりたいのはわかりますが(それは辞めたいのも無理はないなぁという理由です)、聞けば発表会の準備に取り掛かる時期とのことで、先生はご心痛だろうと想像しました。 まだ曲ももらってないし、ぜんぜん大丈夫ですーっておっしゃるのですが…。 でも講師は急に曲を決めるわけではないですものね。もっと前からいろいろ考えていたはず。 ここで先生方のお話をお聞きしていたので、なんとも複雑な気持ちになりました。何か気の利いた言葉でも言えたらよかったのに…と思いました。 |
自分のことをだれかが見ていて書いているのかと非常に焦りました。 私もすっかり同じことを経験しました。 小学校の担任の先生なんかよりはるかに長ーい間お付き合いしましたが、「最後」の挨拶なんてないんですね。ありがとうの一言もなくて(あなたに言われる価値がないからだって話はなしにしてくださいね)、私が頑張って月謝以上の仕事をしてきた自負は粉々に崩れ去りました。先生が勝手に頑張っていただけでしょ?私は月謝以上の仕事をしろなんて一言も言っていないとでも言われそうな気がします。 最後のレッスンなんて、生徒さんからお手紙をいただいたり、手作りの作品をプレゼントされたり、涙涙のお別れになることが多かったのですが、そんなことも今時皆無なんでしょうか? 今年の生徒さんたちって何かあったんでしょうか?こんなこと初めてですし、それがこの掲示板に載るのも初めてだと思います。当日辞めるっていう話は年々増えてきましたが、「ありがとう」の一言もないっていうのは、本当に初めてではないでしょうか?衝撃です! 事あるごとに、お世話になっている人に感謝の言葉を届けなさいと話をしてきましたが、こんにちはもなくぬーっと表れて(確かにレッスン中は黙って入ってきてくださいとは言ってありますが、今までなら、ちょっと会釈するとかなんかあったものですよね?)、私がこんにちはと言っても返事も返さない、レッスンをうっかりすっぽかすとか、遅刻するとかしても、すみませんの一言もない、それはないだろうとたまりかねて帰るときはさようならと言うものだと指導したら、背中を向けながら、蚊の鳴くような声でさよなら~と言って出ていく。言ってくれるだけいい方です。 ありがとうを言わない人たちは、謝礼を払っているのだから、それ以上何かする必要はないって発想らしいですが、なんでそんな考えがまかり通るようになったのでしょう?みんなただお給料をもらうより、1か月どうもありがとう、おかげで助かりました。来月もよろしくお願いしますねと、声をかけてもらってお給料をいただいた方がよっぽど励みになると思うのですが。 世の中が、当たり前のことが当たり前にできるようになって、感覚がマヒしているのでしょうか。また悪しき時代に戻って、態度の悪いタクシー運転手、態度の悪い喫茶店の店員など復活したら、ありがたみも分かるようになるのかもしれませんね。 子どもファーストもいいですが、度が過ぎると手におえなくなってしまわないでしょうか? |
篤子先生 いまさらのこちらへの書き込みお許しください。 実はあれから私のところでもレッスン当日に突然の退会がありました。 詳しいことは省きますが、当日生徒が来て(幼児からの生徒で現在低学年です。) 「これこれの理由で今日でピアノやめるの。」と、さあ、これからレッスンが始まるというタイミングで言われました。 お母様にはその少し前に今後のレッスン展望についてお伝えしたばかりでしたが、その際には今月いっぱいでというようなお話は一切なく、当日に低学年の本人から突然発言がありました。 そしてもっと驚きましたのは、お迎えに来たお母様からは何の一言もなかったのです。 例えば「お世話になりました」とか「これまでありがとうございました」等の言葉が。 何かあるかなあと待っていましたが何もないので、こちらから「今日でおやめになるのですね。」「突然でびっくりしました。」「どうぞこれからもお元気で。」というようなことを言って、また何かおっしゃるかなあと思っていたのですが「はあ。」「はい。」「すみません。」だけなので「それではさようなら~。」と私が言ってお別れしたと記憶しています。 こちらで皆様が経験されたことを読んでいなかったらもっともっとショックを受けていたかもしれません。 その生徒さんとは別スレッドの「心温まる話」が書けるようなエピソードも沢山あり心の交流はあったと感じていました。(ピアノの方はかたつむりペースで恐らく先生とのおしゃべりが楽しくて来ていたような感じ。) それなのにそういう形での退会はとてもショックで寂しい思いをしましたが、最近話題になっている大事なことを親ではなく子供に言わせるということについて考えさせられました。私の感覚ですと、少なくとも小学生の間は大事なことは親から前もって先生に伝えたり相談したり、そして最後は嘘でも方便でも「お世話になりました。」や「ありがとうございました。」の挨拶が親からあってしかるべきではないかと。でも最近の自分のことは自分で言うのよと子供言わせる風潮、そして親は「子供が言ったのだから自分は何もしなくてもいい」という感覚なのかなあ、今はこれが主流の考え方となっていくのならばちょっと末恐ろしい気がします。お子さんには罪はないと思いますが、そうやって育てられたら将来どういう感覚で人と接するようになるのかしらと。 それプラス、「こんにちは。」「さようなら。」「ありがとうございました。」の基本的な挨拶、これらが出来ないというか教えられていないお子さんが如何に多いことか。 暫くショックを受けていた私ですが、この年ですともう割り切ることも出来ないので、少し立ち直ってきたところで新たに自分の大事にしていることを見つめなおして、そこは譲らずに今後レッスンをしていくにはどうしたら良いのかを前向きに考えていこうと心に決めました。 何だか独白のようになってしまいました。 でも、こちらでの皆様の経験談を聞いていたからこそショックを受けてもどこか冷静でいられたと思います。 なので皆様に感謝です。 |
篤子先生 こちらを拝見すると皆様が私と同じ感覚を持っていらっしゃるとホッとするのと同時に、たまに暗澹たる気持ちになることがあります。 ニュースで少子化対策云々と言っていますが、その前に今の子供たちは一体どうなってしまうのだろう、この子たちが担う未来はどんなものなのだろうと思うことも。 他業種の方の話を聞いても、どこでもピアノ教室と同じことが起きているということです。 まだ、個人ピアノ教室は自分の裁量で生徒さんを選ぶことも出来ますが、例えば保育士さん、教員の方々、そして介護の方々、現場はかなり凄まじいそうです。 以前なら暗黙の了解で、ここまでは家庭でしっかりやる、この部分は専門家に任せるといった線引きがきちんとなされていた。ちょっと自己中な人や責任転嫁する人は皆が「あの人はちょっと、、、」という雰囲気があった。でも昨今はどうでしょう。ある保育士さんの話ですと全くここで話されていることと同じように「あれもこれも要求されてもこちらは身が持たない、だから自分の身を守る為に自分で線引きをしてここまでは可能、それ以外は不可と決めてそれを保護者の方に説明する。それをすることが本当に大変で、しかもそれがたまにではなくて日常茶飯事の出来事、、、」だそうです。一方で文科省からも色々要求されるから逃げ場がない。 心身共にボロボロな保育士さん多いそうです。 中にはベテラン保育士さんで上手に保護者の方たちをあしらえる方もいらっしゃるそうですが。 お歳暮に関しては以前に同業者から「今の保護者の方は何でもネットで情報を仕入れているし迷った時もネット情報頼み、そういう時にネットの質問&回答みたいのを見るとまあ、どんな立場の人がどんな根拠があってその回答や情報を書いているのか分からないけれども、例えばお歳暮ならピアノの先生には必要なし、一度やるとずっとやらなければならなくなる、、、というようなことが書いてあるわよ。」という話があって、そんなものかとネットを見たらとても気分が悪くなりました。 どなたかも書いていらしたけれど、別に義理で何かする必要はないけれど気持ちとか配慮とか礼節とか、私などが大事に思っていること、美しいなと思っていること、そういうものがどんどん失われていっているような気がしてとても寂しいです。それだけ自分が年を取ったのでしょうけれども。 だから他のスレッドに書き込んだような昔の生徒とのやり取りがあるととても嬉しいし自分がこれまでしてきたことは間違っていなかったかなと少しは安堵します。そして自分も色々なことに惑わされないように、ぶれないようにレッスンをしていこうと思っています。ただ自分を犠牲にすることだけはしまいとも思っています。 |