スルタンとチャーリー・モップスの恩恵に与る会

フランツ・マイル投稿日：2020年04月23日 19:43 No.95

　ようこそ、ようこそ！

　私の主催するスルタンとチャーリー・モップスの恩恵に与る会は、在オスマン帝国外国人の方々が交流するためのサロンです。

　ホテル・シャーハーンシャーのサルーンで会合は常時開かれており、訪れた全ての方が参加することが出来ます。

　当会合では国籍を問うことは致しません。ドイツ人、オーストリア人、イギリス人、フランス人、アメリカ人、カナダ人、はたまたオスマン国籍であっても、自由に会合に参加し、ビールを浴びるほど飲むことが出来ます。

　また、私にお尋ねくだされば、オスマン帝国内の手頃な投資先、取引先の御仲介も致します。アナトリア鉄道、オリエント鉄道、オペル社、ドイツ・オスマン石油会社、ゲルマニア造船所など幅広い筋の方々との交流がございます。

　さぁ、さぁ、ビールのジョッキをどうぞお手におとりください。乾杯をしたならばあなたももう当会の会員様でございますよ。

　スルタンとチャーリー・モップスに、乾杯！

　ドイツ人とそれ以外との投資家間の融和を目指し別スレで投稿したスルタンとチャーリー・モップスの恩恵に与る会を正式に稼働いたします。幅広い方々のご参加をお待ちしております。

フランツ・マイル投稿日：2020年04月24日 21:13 No.110

　ああ、いやいやこれはこれは、マフル＝パシャ殿ではございませんか！

　ずいぶんとお久しぶりで、ええ、ええ、まあ、まずは駆け付け一杯、さあぐいっとどうぞ、どうぞ。

　乾杯！

　さあ、最近の御商売の調子をお聞かせください。たしかパシャ殿はドイツ系の銀行の融資を受けて紡績工場を経営なされておりましたな。

　いやぁ、頭に巻いてらっしゃるターバンはそちらの布で作られたものでしょう？　いい艶具合ですなぁ、これはペルシャ絨毯もしっぽを巻いて逃げる出来栄えで……えっ、本日は相談があってこちらに？
　
　ええ、ええ、はい？　「最近工場の労働者が賃上げや労働組合を認めろなどと言ってうるさい？」

　なるほど、労働者が急進化しだしたと……そうですなぁ、長期的に解決するならば、こちらが先んじて目端の利く労働者何人かに声を掛けて御用組合を作ってしまうという手がありますなぁ、多少の賃上げや労働環境改善を働く必要はありますが、組合と手を組みながらやっていけるのであれば、賃上げの実際はインフレーションによってごくわずかな上げ幅に調整することも容易でございますよ。

　えっ、短期的に物事を解決したい？　と、なりますと……恐らく左派組織の息が掛かった、所謂細胞と呼ばれるような扇動者が労働者のなかに含まれていますので、そういった者を解雇するでありますとか、労働者の一部をアラビア人に切り替えて、団結を難しくするといった形が……ただこれは短期的には改善が見込めますが長期的にみると反発が厳しいという……

　はあ、何人か首を切る、と？　はあ、まあパシャ殿の経営される工場ですから、ええ、パシャ殿の御決断通りに。

　ええ、ええ、では、また何かありましたら遠慮なくご相談にいらっしゃってください！　いつでもビール樽の栓を抜く用意はできておりますので！　では！

　……マフル＝パシャ殿の工場の平穏を祈って、乾杯！

フランツ・マイル投稿日：2020年04月27日 21:45 No.138

　おお、これはこれはシャイターン卿！　

　ささ、どうぞどうぞ、卿は酒豪であらせられますからな、このジョッキでは小さいかもしれませんが、ご寛恕ください。
　
　乾杯！

　さて、口周りにひげを付けたところで……、そちら、御付きの方が携えている箱は……私にでございますか。　これは……見事なゴブレットでございますね。
　
　先日のお礼？　いえいえ、こちらとしても腕の良い紡績工がその身を革命に投げ捨てるのは忍びないと思っていたところですからな。　シャイターン卿の工場なら彼らもよいマイスターになってくれることでしょうとも！
　
　ええ、ええ、昨今の政治情勢はやはりきな臭くありますね。過激政党の乱立により私の友人にも不安を覚える者が多いです。しかし安心ください。オスマン帝国は革命の起こる余地の少ない国家です。

　フランスと違いここでは一日の食事が2000kcalを下回る兵士はいませんし、イギリスと違いプロレタリアートが労働人口の3分の1以上を占めているわけでもありません。イスラームの戦士たちも、彼らの指導者たるカリフがこちらの友人である以上恐れる道理がない。

　スルタンが軍を押さえ、議会に対して優位である以上、物事はそう急には転がらないものですよ。ええ。

　アルジェリアやカナダから遊びに来ている友人たちに二度同じ悲劇を見せるわけにはいかないのです。

　さぁ、さぁ、暗い話題はこのくらいにして、ジョッキを麦酒で満たしましょう！　

　我々の友情と平和に乾杯！

ドイツから来た酒飲み貴族投稿日：2020年04月28日 20:38 No.178

うおおおおお！

助けてくれ！！
ここなら安全だろ、だろ！？

鹿狩りの勢いで銃を撃ったら暴動になりやがった……冗談の通じぬ奴らめ！

ええい、酒だ酒！！！

フランツ・マイル投稿日：2020年04月28日 21:52 No.190

　ああ、これはこれは。

　大変申し訳ございませんお客様、当サロンは来るもの拒まずがモットーゆえ、お客様を追いかける方々をも拒むことは致しかねるのです。

　身の安全のことでお困りでしたら、お近くの警吏か国籍のある大使館へいかれた方がよろしいでしょう。

　ああ、君、ちょっとこちらの方をドイツ大使館までご案内差し上げてください。

　……やれやれ、ここをサファリパークか何かと勘違いなされているのか……ここは2千年の歴史ある古都で、ここは千年の歴史ある帝国なのですよ。

　古の帝国と我らが新しい友情に、乾杯！

フランツ・マイル投稿日：2020年05月05日 20:46 No.380

　……いやぁ、落ち着くところに落ち着きましたか。

　我々にとっては喜ばしいところですが、国民の中には不満に思う方もおるでしょうな……

　私にできることは、そういった方たちと我々との融和、諸外国の友人との仲介といったところでしょうか。

　とりあえずはサロンにおくビール樽を増やすところから始めましょうかね。

　DPPの勝利とオスマン帝国の未来、我々の友好と平和に、乾杯

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