日本オサムシ研究会の掲示板
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6月の虫
Mickey 投稿日:2016年01月23日 19:28 No.134
6月第1週の週末にIさんと渡良瀬遊水地に足を運びました.
年初に外房でのブーメ採集に御一緒させて頂いたのを皮切りに春までの間,近場をあちこち出歩いたのですか結果が伴わず,みなかみ町のコルリでようやく溜飲を下げた経緯があります.
狙いを絞って動かないと…言う訳で,少なくともそこに生息しており,時期的にも外していないことを確認のうえオオルリハムシに白羽の矢が立った次第.
6時半に赤羽駅でピックアップして頂き8時過ぎには現地到着.
当地は2月にも訪れておりアカガネオサやヒメマイマイを採集しているので勝手は判っています.
ターゲットの食草がシロネまでは知識として有りますが,どんな草なのか判っていないと云ういい加減さは相変わらずですが,Iさんはちゃんと調べて下さっており車中で説明を受けました.
適当に突入した芦原の中で,ものの5分も経たないうちにこれがそうかと思われる草を発見.確かに説明して頂いた通りの特徴です.
気合を入れて探索してゆくと大きなハムシのシルエットが目に留まり,いきなりビンゴかとときめきましたが正体はハッカハムシでした.数は持っていないので本命駄目でもこれで納得しようかと幾つか確保.
ハッカハムシはポツポツいますが本命に辿りついたのは探索開始半時間後くらいでしょうか.
どんな虫もそうですが,最初の1頭目までが大変ですが,生息状況が把握できれば探索は楽になります.
疑心暗鬼が霧消してモチベーションと集中力が一気に上がるってことが大きいのだとは思いますが.
1頭目を見つけてからは追加の効率は上がって1時間くらいで数頭採集し一旦芦原から脱出して休憩.
ほどなくIさんとも合流し,採集した場所をご案内して一緒に探索を再開.
生息密度は高くないものの,めでたく本命をゲットできたのでお昼には上がって帰途につきました.
堤防上から見渡す草原は一見同じような環境に見えますが,シロネがそれなりの密度で生えている場所は湿地の具合とか微妙に違うようで,結果からすれば何気なく足を踏み入れた最初のポイントが一番良かったみたいです.
翌週はIさんのホームグラウンドである赤城山をご案内して頂く事となりました.
今回のように土曜早朝から動いて午前にケリをつけ,渋滞時間帯を回避して帰宅し,夕方から時間を気にせず虫の整理ができるのが虫シーズンの休日ベストパターンでございます.
写真はオオルリハムシと群馬県産コルリ(右)と静岡県産トウカイコルリ(左)比較写真です.




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