MSFS2020は残念な状況となりました(後日注:7/5に復活)が、新たな楽しみを求めて2024で「FS Copilot」なるフリーのアプリを今試しているところです。https://fscopilot.com/概要を云うと「シェアードコクピット」といわれるジャンルのもので「一つの機体を同時に二人で操縦する」環境を提供するものです。このアプリの使い方はとても簡単です。立ち上げて左上に表示される8桁のクライアントコードを相手に知らせて各々のConnection欄に入れて「Join」というボタンを押してもらうだけ。つながった人(機体同乗者)はOnbord欄に一覧で表示されますボタンはこの「Join」(接続)と「Leave」(切断)と「Take Control」(操縦権をとる)の3つしかありません。ただ運用するにあたっては参加(同乗)される方のMSFSの環境(シーナリーや機体の種類、リバリー、天候の内容、それらのバージョン等)を徹底的に同じにする必要があります。その為に事前準備のコミュニケーションがとても大事になります。逆にいうと今のMSFSはそこまでしないとシンクロ出来ない程の精密さということかもしれません。同期をとるためのプロファイルが機体ごとに必要で、現時点では61種類の機体のプロファイルがインストールと同時に組み込まれます。このプロファイルはYAMLという形式で記述されていて簡単ではありませんが自分で作成することも可能です。そのためのマニュアルなども準備されているようです。一人ではテスト出来ないので例によって木下さんのご協力を経てデフォルトのC172とC152を使って体験搭乗してみました。この2機種についてはすでに安定版のプロファイルが実装されており操縦系統はもちろんのことエンジンコントロール、計器の指示、スイッチやレバー類の全てがほぼ完璧にシンクロして本当に二人で操縦している気分になりました。二人で同じ景色を見ながら「飛ぶ」というのは一人で飛ぶのとは全く違う楽しさを与えてくれます。このソフトの用途としては教官と生徒になっての「訓練飛行」の他に複数人の同時接続も可能なので「操縦装置に触らない」というルールを守れば「遊覧飛行」もフライトシムの中で行うことが出来ます。乗れる機体についてはデフォルトで61種類のプロファイルが用意されており、その中にはPMDG737NGやFBW32NX、Fenix320Neoといった定評のある機体も含まれています。ただそういう機体はその複雑さゆえに完全に安定版といえるほどのプロファイルにはまだ至っていないようで、すでに長い期間をかけつつ現在も一般公開によるテストを続けながら有志により完全なものを目指して改修中といった状況にあるようです。先ほど述べたようにアプリ自体の扱いはとても簡単なのですが、MSFS内の設定を細かいところまで事前に同じに合わせておかないと上手くいかないのがこの手のツールの特性なので飛ぶ前に充分なブリーフィングが必要です。(例えば シーナリーや天候のQNHが違うと、それだけで障害物に当たったり着地する時のタイミングがずれたりして同期が破綻する原因にもなりかねません。)事前の打合せは必須ですが、オフ会などで面識がある人ならいざ知らず、ネット上で面識のない方とお話することに抵抗のある人は少なくありません。操縦翼面をコントロールする権限は一人のみですがその他のスイッチ・レバー類は排他制御されてないので動かそうと思えば誰でも動かす事が出来てしまいます。そういう意味では「相互の信頼」という要素も必要です。このソフトの本質は「リライアビリティー」と「コミュニケーション」正に「現代のパイロット」としての本質を試されるツールなのかもしれませんね。