オメガの会2022掲示板
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第2回オメガの会スピーカーコンテストの反省等棚卸 くすのき 投稿日: 2023年12月08日 10:33:02 No.763 【返信】

よかった点

 1、郵送参加が可能だったこと。
   これにより参加ハードルは一気に下がったと思います。

 2、レギュレーションが「段ボール100サイズに梱包可能なこと」だけだったこと。
   1と絡みますが、作成費用や大型化しないことによる参加の容易さ、手持ちユニットが利用できることなど、
   数えきれない程のメリットがあったと思います。
   ただ1点、後で気づいたのは「100サイズ」というのが「ゆうパック」では25K以下、「クロネコヤマト」
   では10Kg以下と規格が異なり、10Kg以下というのを加えてもいいかと思います。
   重たいものは、運営上も大変なので。

 3、レギュレーションがサイズだけだったので、様々なユニット、様々な形式が一堂に集まり、
   コンテストと言う以上に「博覧会」的要素があり、リアル参加者は今後の自作に参考にできる情報がいっぱいでした。
   たとえば、今年のStereo誌MOOKユニットの原型機の音がすでに聞けてしまっていたり。

よくなかった点

 1、準備がドタバタ
   これはわたしに限ったことだと思いますが、試聴ハードと試聴ソフトの準備に忙殺されて、
   参加作品を準備できなかった。
   準備はそれこそ今から始めるのが大事なので、会長さんが今この話題を取り上げたことはグッジョブです!

 2、音量調整がやっぱり困難
   こんどうさんのお手伝いで、作品録音ファイルの音量合わせをやってみて、最大で3dBぐらい試聴音量が
   異なっていたことが判り、これを何とかしておかないといけないなあと感じました。
   今年のわたしが考えたやり方は、会場ノイズが大きいと言うことを考慮に入れられてなかったのでダメでしたが、
   新しいことを何か考えないといけません。

 3、測定方法
   きたやまさんからも、疑問点が上がったように作品前方向30cmでの測定は会場ノイズと定在波から逃げる
   ためにはやむをえない方法でしたが、何か改善方法を考えないといけません。

 4、採点方法
   平均点を出すのはいいのですが、一つのパラメーターだけで判断されやすく
  (音質4.1の作品は音質4.0の作品より音がいいと単純に判断される。)
   各人の採点を全部公開したほうがいいと思います。
   つまり、たとえですが上記4.1の作品の最高点が5点で平均的にそう言う評価だけれども、
   4.0の作品では、10点と0点が入り混じっての平均点4.0で、最高だと評価した人が
   何人もいると言うことかが分かるように。
   これが、次の作品を作るモチベーションにつながると思います。
管理人 投稿日: 2023年12月08日 22:52:09 No.764
反省点
レギュレーション 100サイズ縛りとしたけど、現地で組み立ての可否とかはクレームも出たので厳格化しないといけない。
ユニット自由としたけど桁違いの価格の作者も出たので、価格の上限は作らないとといけない。公平(感)は確保するようにします。
重量ですが、最大は4.9Kgだった。重さを書いておられたのはMUKUさんだけでした。

音量調節 岩田さん提案の方式が最善と今でも考えています。トラブルでできなかったのは残念。動画制作に必要とあれば精密を
期さないといけませんね。

測定方法 別室を1時間借りますか。公民館3階の和室 8畳+10畳というのがあります。時間当たり200円の使用料(研修室1と
同じ)。畳・障子で高音は吸音されます。外部道路からのノイズは避けられませんが。

採点方法 私は採点表を見ることが出来る立場なので個別の採点者の傾向までわかるのですが、それがわかったからといって
特にモチベーションに役に立つことはないです。個人的にはこのひとの判断は違う、と思うことがあっても平均点を出すと、
納得できる結果になっています。もし私が自由に採点したとしても平均点より客観性がある結果を出すのは難しいです。もちろん
平均点でさえも完璧ではないです。あくまでも人気投票です。違うと思えば自分の信じる道を行けばよいのです。

コンテストに出品してよかったという感想を多くの方から頂いています。嬉しいことです。点数の結果や順位だけではなく、
感想欄のコメント、スピーカーの特製測定も刺激になったでしょう。あと作者とじかに会っての会話、作者の人柄、自作に対する
態度、また打ち上げでの会話。こういう公式の評価以外の部分がコンテストの醍醐味だと思います。

もういちど採点に帰りますが、特にオメガの会のスタッフの面々は緊張して、あるいは多忙で審査に集中できなくて残念でした
。作品の鑑賞、評価を平らかな気持ちで楽しみつつ行う、そういうことが正確な評価につながります。また、これまでコンテスト
に参加して審査する機会がなかった方もスピーカー評価の経験を重ねることがスピーカー作りに還ってくると思います。
きたやま 投稿日: 2023年12月09日 10:21:42 No.765
集計係だった私は、採点に辛うじて参加したとはいえ
会長さんが書かれている様に試聴と審査に心安らかに集中出来る状態とは全く掛け離れていて、
振り返れば雑な審査をしてしまったと反省しております。

“集計”の観点からですが‥‥。
採点結果(グランプリの決定)はコンテスト会場で発表しなければ駄目ですか?
集計係は採点表を持ち帰り、後日ネット上での発表で良いのでしたら
当日はその一人分の労力を他の作業の補佐に充てることでスタッフメンバーの負担を多少なりとも軽減出来るのではないでしょうか。

2回目のコンテストは「やりたい事をどこまでやれるか」を追求した部分があって、意見の衝突もあったと思います。
運営人員は限られていますので、コンテストを行う上で本当に必要な事・大切な事以外の部分は簡素化してしまうことも考えていくべきではないかと思っています。
くすのき 投稿日: 2023年12月09日 12:00:31 No.766
> 現地で組み立ての可否とかはクレームも出たので厳格化しないといけない。

これは逆に、「組み立て可」とした方が作品のバリエーションが広がるのじゃないでしょうか?
ただし、組み立ては作者自らが行うと言う前提で。
また、工具の使用可否も「可」でいいのじゃないかと。
ただし、こちらも「梱包サイズ100」の中に工具も含めると言うことで。

身一つで参加できる郵送参加の可能性を広げると言う意味でもそちらの方がいいのじゃないでしょうか?

> ユニット自由としたけど桁違いの価格の作者も出たので、価格の上限は作らないとといけない。公平(感)は確保するようにします。

公平感以前に、自作の意義として私自身は「市販品では達成できないレベル」というのが
大事と思っていて、
桁違いの価格の作品が混じることにより、それと比較することができ、全体レベルが向上するのではないかと考えています。

ただ、採点において今回は「コストパフォーマンス判断」をお願した感じでしたが、やっぱりそれを入れ込むのは難しく、
評価バイアスを別に設けた方がいいと思います。

たとえば、「再現性」もしくは「模倣性」、この名前では意味不明なところがあるのでもっといい名前を考えないといけませんが、
単純に言うと、「その作品をあなたも作りますか?(もしくは作れますか?)」ということで、費用がかさむものや、
デザイン的に許せない物、特別な材料や工法が使われている物、入手不能なユニットが使われている物などに、
マイナスのバイアスを与えようと言うことです。

逆に言うと、「これはすぐにでも作ってみたい」「このやり方は自分の作品に取り入れれば音が良くなるはずだ」とか
思える作品にプラスのバイアスを与えると言うことです。

たとえばですが、マイナス側は合計点に0.5を掛け、プラス側には2を掛けるぐらいでどうでしょう?

> 重量ですが、最大は4.9Kgだった。重さを書いておられたのはMUKUさんだけでした。

これは、今後も含めてのことですが「ゆうパック」の上限25Kgで送られてきたら運ぶのも含めて大変だと思います。
それに、郵送参加のハードルを下げるためにも24時間開いていて、店舗数も多いコンビニで受け付けてもらえる、
「宅急便」の規定に合わせる方がいいと思います。

長くなりましたので、他の項目は別に書きます。
くすのき 投稿日: 2023年12月09日 12:24:19 No.767
> 測定方法 別室を1時間借りますか。公民館3階の和室 8畳+10畳というのがあります。時間当たり200円の使用料(研修室1と
> 同じ)。畳・障子で高音は吸音されます。外部道路からのノイズは避けられませんが。

別室を使うと言うことは思いつきませんでした。

測定の弊害のノイズと定在波ですが、一番厄介なノイズの影響を下げるには、なるだけ窓が少なく、
通りに面していない部屋が好ましくなります。

ノイズが下がりますと、マイクの距離を作品から離して測定することが可能になりますので、低域の周り込みも
マイクが拾うことができるようになります。(きたやまさんの懸念が払拭される)

マイクを離せば、定在波の影響は強くなりますが、部屋サイズが一般家庭に近いものになれば「普通に使えばこんな感じ」と、
割り切ることもできるようになります。

部屋の内面反射は、なくせばなくすほど無響室的な測定に近づきますが、それはすなわち一般家庭の環境とかけ離れて行く
と言うことなので、むしろある方が、その作品の全体的な特性を見るには好ましいと考えます。
くすのき 投稿日: 2023年12月09日 13:07:17 No.768
> 採点方法 私は採点表を見ることが出来る立場なので個別の採点者の傾向までわかるのですが、それがわかったからといって
> 特にモチベーションに役に立つことはないです。

今回ミューズの方舟のコンテストに参加して一番感じたのがこれで、まず採点ボードを見てください。
https://bacchus-room.hatenablog.com/entry/2023/12/04/230341

こちらの採点方法は、「音質」「アイデア」「ルックス」の3項目について自分が作品中1番だと思う物に1票を
投じると言う物で(ただし同じ作品を複数の項目に投票することは禁じられている)、
非常に簡潔でいい方法だとは思うのですが、欠点は低位の評価が実際の評価と一致していないと言う点で、
横川さんの「音質」が最低と言うこともなかったと思いますし、河野さんの「アイデア」が無視してもいいレベルだとは思いません。

この点、平均点方式はそう言うことは出にくくなってはいますが、絶対的な点数の高い方が良いものだとされがちです。
ですが、個々の評点を公開すると、平均点が低いにもかかわらず高い評価を与えている人がいるのがわかり、
個性的な物にも光を当てることができると思うのです。

始めて自作した人などが参加してきた時、このベテランぞろいのメンバーの中で、少数意見かもしれませんが、
自分の作品を評価してくれている人がいると言うのは大変な励みになると思うのです。
くすのき 投稿日: 2023年12月09日 13:27:32 No.769
> “集計”の観点からですが‥‥。
> 採点結果(グランプリの決定)はコンテスト会場で発表しなければ駄目ですか?

この点も「ミューズの方舟」の審査が参考になりました。
「ミューズの方舟」では最後に自分が一番よかったと思う作品に1票を投じると言うやり方で、
集計と言うのを投票用紙を読み上げると言う形で「イベント化」していました。

読み上げます!「音質」1番「アイデア」4番、「ルックス」7番。

とか言う形で、投票用紙が1枚ずつ読み上げられ、ホワイトボードに「正」の字が書かれてゆきます。
で、それを全員が見守ると言う形です。

結構ドキドキするイベントになってました。

つまり、1位(グランプリ)だけを決めるのであれば、最後に全員で一番いいと思った作品に1票だけを投票して
得点の集計は後日ネットでと言うのでいいのじゃないでしょうか?

そうすれば、得点用紙も最後まで手元にあり、全体を聞いて点数を修正することができるので、早く試聴された
モデルをあらかじめ低く採点しておくことも、標準機の準備も不要になると思います。
MUKU 投稿日: 2023年12月09日 13:33:01 No.770
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オメガの会 掲示板への書き込み 20231209
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大阪・豊中のMUKUです。

楠様からのご意見(下記に転載『』)に関しまして、
MUKUも相通ずるところの思いから、
書き込みいたす次第です。

『単純に言うと、「その作品をあなたも作りますか?(もしくは作れますか?)」ということで、費用がかさむものや、
デザイン的に許せない物、特別な材料や工法が使われている物、入手不能なユニットが使われている物などに、
マイナスのバイアスを与えようと言うことです。』

『逆に言うと、「これはすぐにでも作ってみたい」「このやり方は自分の作品に取り入れれば音が良くなるはずだ」とか
思える作品にプラスのバイアスを与えると言うことです。』

さて、MUKUですが、第2回コンテストにては、
20点満点(デザイン配点5、コンセプト配点5、音質配点10)を、
下記の減点方式で、採点させていただきました。

その減点項目に、「試してみたい感」というものを入れておりました。
つまり「試したくない」・「作ろうとは思わない」・「作るには難度高」等という趣旨のものです。

MUKUは、デザイン項目、コンセプト項目は、レジュメを見て、事前に採点を済ませて、音質項目の採点に集中いたしました。

なお、座った席が芳しくなかったか、MUKUの駄耳の為か、何れも一定水準の高音質に聞こえてしまいました。
次回では、先ず席選びから、かと思案しております。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コンテスト評価項目
減点式
(各項目全て減点1が基本、なお、場合により減点2や減点0.5も可とする。合計点では、端数0.5は切り上げ。)

デザイン項目
全体造形
正面造形
表面表装
造形スキル
映え感
デザイン点(5点から上記該当項目で減点)

コンセプト項目
共感(好み)
合理性
魅力度
新規性
試してみたい感
コンセプト点(5点から上記該当項目で減点)

音質項目
低音域明瞭度
ローエンド伸び感
中音域解像度
高音域繊細感
全域バランス (付記3)
音場感 (付記1)
音像定位
箱鳴り
歪感 (付記2)
色付け感
音質点(10点から上記該当項目総減点)

合計点=デザイン点+コンセプト点+音質点

付記1:音場感(奥行、広がり、遠近感、ステージ感、ホールトーン感
付記2:歪感(筒臭さ、土管臭、金属臭、モールド臭、濁り)
付記3:全域バランス(カマボコ、ドンシャリ、セピア色、曇りガラス、カーテン1枚)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上です。
管理人 投稿日: 2023年12月10日 00:32:44 No.771
きたやまさん
北山さんも忙しかったですよね。第1回は付箋方式でグランプリだけ早く出して、後で投票結果、表彰者を発表する方式。
これは忙しいからという理由でした。第2回はきたやまさんが頑張って各点数を終了と同時に発表してくれた。これは私も
一参加者として満足度が高かった。採点表は前半、後半で回収し、審査終了後に二人掛かりで入力すれば24作品でも1時間
以内で出来ると思います。ただし、読み上げるので測定と同室ではできない。読みあげは一般参加者の方に手伝っていただく
ことにしたらいいと思います。

現地で組み立ての可否
>これは逆に、「組み立て可」とした方が作品のバリエーションが広がるのじゃないでしょうか?
>ただし、組み立ては作者自らが行うと言う前提で。
>また、工具の使用可否も「可」でいいのじゃないかと。
>ただし、こちらも「梱包サイズ100」の中に工具も含めると言うことで。

楠さん、気軽に言われていますが、現地組み立ては厳密な制限を作っておかないと大変なことになりますよ。
大嶋さんから塩ビ管のBH出品したいけど、サイズ的に無理だから現地ではめ込み組み立てしていいか、と訊かれたので
私、大嶋さんには出品して頂きたいなと思っていたので、コースいっぱいのストライクとしたんですが、実際にはお弟子
さんの作品だった。また、組み立てがもたついたのでハラハラさせられた。一方、石田さんはスピーカー端子があると
100サイズに収まらないから、現地でパーツをねじ止めしたいがいいか、と訊かれた。応募要項ではスピーカー端子まで
箱に入らなくてはいけないと明記し、私も苦労して端子を陥没させたので、それは不可とした。石田さんはすでに出来
上がっていたボックスから大手術して端子を埋没させたので、BHは組み立て可なのに、俺のは駄目かと猛烈な不平を
言われた。

なので応募規定を厳密化しないといけないという痛い教訓を得たのです。
組み立て可を大っぴらに打ち出すと大事になりますよ。工具なんか持って来られた日にはとんでもないことになります。
バリエーションを優先させるならサイズ制限なしにしたほうがましだ。

まあ、はめ込み式ではめ込み2回まではOKというのが私の考え。ねじや工具は不可。でないと会場で電動ドライバー片手に
もう5分、もう10分とやる人が出ます。組み立てにもたつくとか、グラグラするとか必ずある。


ユニット価格上限
100サイズならだいたい、これくらいの線で収まるだろうと思っていたら、その数十倍だった。価格差を評価に織り込む
のは不可能。ユニット選択はあまりお金を掛けられないひとのことも考えてということと、金は少々かかってもその作者に
とって満足が行くものを作っもらいたいという両面がある。オーディオショップでユニットのラインアップを見て考えたが
上限はユニット総計で2万円までとしたい。ユニット個数は制限なしとして、複数ペアならその分安いユニットを使うことになる。ただし、私個人としては総額1万円以上はない。

評価バイアス
どの作品にバイアスを付けるのか、バイアスの数値をだれがどう決めるのか。具体的な例なしで議論は出来ないし、作品例が
出てからの議論はなおさら出来るものではない。はっきり言って無茶苦茶な考えです。

重量制限 MUKUさんの作品が例外的に重かった。10kgを超えるのはコンクリートのBHくらいですかね。10kgを超える作品は
持参してもらいます。

採点方法 他の会の採点方法についてあれこれコメントしません。そういう方法で採点したからそういう結果になったという
こともわかるので結果はそれなりの受け止め方がされます。

採点表は最後にまとめて集計することを今回提案しました。きたやまさんにも言ったことことがあるのですが、どのレベルが
3点でどのレベルが10点かという基準を自分の中でぶれることなくホールドして置くことが非常にむつかしい。なので、
ときどき振り返って、3番目の作品はもっと音質点を高くしておくべきだった、とかチェックを入れたくなることがある。
そのために集計表は最後まで手元に置くほうがよい。また標準機の演奏を後半の部開始時に入れるのは絶対に必要です。
ここでもう一度自身の採点基準を再確認し立てなおすことができるからです。前回では休憩のときにみながそろわず、2回目の
標準機演奏に集中されなかったのは残念。
管理人 投稿日: 2023年12月10日 11:24:09 No.772
採点方法について追加
ミューズの会は少数固定出品者を対象とした人気投票、審査員は41名の大人数ということで、各自1位のみを挙げるという
方法も合理性があります。うちはベテラン、初心者を問わず、いままで各種コンテストで参加者が少なかった西日本から
の応募者をも広く募って裾野を広げようというコンセプト。得票、コメント、測定データで自作の技量アップに利用して
もらおうという目的で入念な採点を行うという方式です。コンテストの意義づけと作品数・審査員数も違うのでそれ評価方式は
おのずと違う。

ミューズの方式をうちで使うと中位、低位の作者は1票ももらえず、自分がどの程度の評価になるかさっぱりわかりません。
楠さんは4.0と4.1でも意味合いが違うことがあることを先ほど問題点としていましたが、ミューズ方式では中位、低位の作品は
その点数さえ表に出ないのですよ。


MUKUさんの採点方法の提案について
音質点について大半の評者が高低のバランスについてしか意識していない。音質については音像、音場、解像度とかいろいろ
の要素まで評価すべきだという意見には同感です。

かつてオメガの会のうちうちのコンテストを何回かしたことがあり、あるときいろんな要素(パラメーター)にわけて点数を
付けるように私が提案したことかあったのですが、結果は散々でした。あるパラメーターでの評価がまったくバラバラに出て
しまったのです。なせかというとそういうパラメーターで聞き取る習慣がないひとがいる。また、あるパラメーターについての
共通理解が存在しないことが多い。つまり音像と言ってもそれが何を指すのか各人によって受け取り方が違う。なのでこの
採点法を一律に求めるのはやめました。
ただし各個人の中でそういう評価をするのはいいことなので、それはコメント欄で大いに書いて頂きたい。デザイン、コンセプト
についての点の付け方も各自いろいろんな考え方があるでしょうからそれでして頂きたい。


制作方法についての「バイアス」評価の可否

楠さんがいうところの
>『単純に言うと、「その作品をあなたも作りますか?(もしくは作れますか?)」ということで、費用がかさむものや、
デザイン的に許せない物、特別な材料や工法が使われている物、入手不能なユニットが使われている物などに、
マイナスのバイアスを与えようと言うことです。』

>『逆に言うと、「これはすぐにでも作ってみたい」「このやり方は自分の作品に取り入れれば音が良くなるはずだ」とか
思える作品にプラスのバイアスを与えると言うことです。』

誰もが作れる、作りやすい、はその作品自体の価値ではない。特別な材料、工法が使われているとして、それは作者が苦労
して材料を見つけ出し、お金をつぎ込んで優秀な工具を買い入れて作ったので、それでいい作品が出来たのであれば、作品
自体で評価すればよい。こちらは同じ材料、工具を持ち合わせていないので不公平だ、というのは悪平等をもたらすもの。

作品制作の過程にさかのぼって、よい作品作りのためにせっせとお金をつぎ込んで、努力して作ったものにマイナスのバイアス
をかけて点数評価するというのは作品の先進性、洗練度を低評価するということになる。これはバカバカしいです。

誰にでも取り入れられる新技術、コンセプトで作ったとしても作品評価はその技術、コンセプトで作られた作品そのものに対する
評価です。他に好影響があるというのは「ポジティブバイアス」の理由にはなりません。
MUKU 投稿日: 2023年12月10日 16:39:14 No.773
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オメガの会 掲示板への書き込み 20231210
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大阪・豊中のMUKUです。

会長様からの、諸々コメントを拝見しました。

MUKUですが、コンテストの際の音質項目の個人的採点方法は、既書き込みの通りです。

採点時の反省点ですが、やはり短時間の試聴における多項目の採点は、難しいものでした。
そこで、第3回コンテストでは、以下のような単純化した音質評価の採点を試みる所存です。

最近面白く感じましたのは、社交ダンスの採点方法です。
社交ダンスですので、
限られた競技時間内での、演技技術と、ダンスの芸術性との総合評価となるようです。
採点方法は、複雑な多項目での採点方法の場合と、単純な場合があるとのこと。

参考になると感じましたのは、単純な場合の採点方法です。
その採点方法は、競技種目毎に、
審査員は、1点又は0点のいずれかを採点するというもので、
加点法・減点法のいずれにも解釈できる採点方法です。

例えば一例を記してみます。(ラテン種目5競技のケース)
(例えば、選手:オメガ彦とオメガ姫のペア組)
種目      審判A 審判B 審判C 審判D 審判E 種目点
サンバ     採点1 採点1 採点0 採点1 採点1 4
チャチャチャ  採点0 採点0 採点0 採点1 採点1 2
ルンバ     採点1 採点0 採点1 採点1 採点1 4
パソドブレ   採点0 採点0 採点0 採点1 採点1 2
ジャイブ    採点1 採点1 採点0 採点1 採点1 4
                         合計点は16

満点は25点ですので、16点は、中位の上、(予選通過かもしれない)         


これを、音質評価に応用してみます。
音質項目の配点を10点とした場合、10点を試聴の音楽曲数5で割り、
曲目毎に2点とし、曲目毎に(〇か×、1か零など)評価記入し、
採点する。

(例えば、作品甲について)
試聴曲目 MUKU採点(10点をジャンル毎2点に)
曲目A 〇
曲目B ×
曲目C ×
曲目D 〇
曲目E 〇
採点は、〇が3なので、3×2点で、6点となります。

しかし、上記では、何だか辛い採点になるような、気もしますので、
以下のように、△を入れて、半分の採点をいれて緩和した方が良さそうな気もします。

(例えば、作品乙について)
試聴曲目 MUKU採点(10点をジャンル毎に、〇で2点、△で1点)
曲目A 〇
曲目B ×
曲目C △
曲目D 〇
曲目E 〇
採点は、〇が3、△が1で、(3×2点)+(1×1点)=7点となります。

まあ、採点に関しましては、このような仕方をと思っております。

曲目数によっては、配点割りが端数になりますが、
曲目により重み付けや、簡単化する工夫は可能かと思っています。


さて、書き込みが長くなり、失礼いたします。
決まった訳でも無いのですが、蛇足ながら、以下を記します。

MUKUの既書き込みにて、
私案として、共通のレギュレーションとして、
F100A103-11
(東京コーン紙製10cm、25ワット、4オーム、キャンセルMg?強化Mg?付き、重量実測607g)を挙げ、
頒布の提案のことも記しました。

なお、F100A103-11につきましては、
当然、既購入の方や、中古製品からの取り外し品や、
新規にご購入予定の方も、いらっしゃると存じます。

仮定の話となりますが、
ひょっとすると、これらの方々からの、コンテスト応募もあるかもしれない、
とか、思ったりしております。

また、F100A103-11は、
ディスコンSPユニットなので、入手性の問題や、数にも限りがあることから、
姉妹品のディスコンSPユニット(下記)を、
共通のレギュレーションの範囲として、入れては如何とかの、話も有るかも、と思う次第です。
『姉妹品』
・F100A103-8
(4インチ、8オーム、20ワット、キャンセルMg?強化Mg?付き):重量595g
・F100A103-10
(4インチ、8オーム、20ワット、キャンセルMg?強化Mg?無し):重量595gよりも100g程度軽いハズ?
・F100A228-1
(4インチ、8オーム、30ワット、キャンセルMg?強化Mg?付き):重量1060g

なお、F100A228-1は、『姉妹品』とするには、隔たりのある性能強化仕様のようにも思えますが、
参加の輪を広げるには、緩い規定の共通のレギュレーションも有りではとも思っております。

一方、F100A228-1を可とすれば、F100A103-11の複数使いもOKとしたらとか、
そうなれば100サイズの規定無しとか、発散してしまいそうですね。

F100A103シリーズについて、付記します。
F100A103-11-10は、2015年前後にコイズミ無線で、販売があったようです。

F100A228-1は、秋月電子で、2022年頃まで、販売があったようです。(MUKUは、ついつい8個買ってしまいました。)

F100A103-8は、2022年頃何処かで、在庫品セールがあったようです。(東京コーン紙のホームぺージでは、『諸事情により2021年1月から生産・販売を停止しています』とのこと。)

F100A103-11は、共立電子にて現在販売中(現時点在庫22個)とのこと。(MUKUは、コレを40個死蔵しています。オメガの会へ寄贈予定。)

以上(既書き込み分を含めて)は、オメガの会の皆様にて、御一考下さればと存じます。
また、捨て置かれましても構わぬことでございます。

ところで、
MUKUですが、次回スピーカーコンテストへ、作品エントリーを表明いたします。
(おそらくは、都合、九州地区からの参加となります。よろしくお願いいたします。)

以上です。
くすのき 投稿日: 2023年12月10日 21:53:58 No.774
> ミューズの方式をうちで使うと中位、低位の作者は1票ももらえず、自分がどの程度の評価になるかさっぱりわかりません。

わたしの書いたことをよく読んでいただきたいのですが、ミューズの方舟の採点方法では低位の評価ができていないとわたしも書いています。
以前、グランプリは人気投票だと会長さんが書かれていたので、それを当日発表するならそこだけは
投票でいいのじゃないかと書いただけですよ。

その上で、平均では見えない個々の作品に対する評価のばらつきを見えるようにしてはいかがと書かせていただきました。

と言うのは、オーディオの評価は本当に人によってまちまちだからです。
そのまちまちな評価が集まって平均化され順位付けされると、下位の作品を評価する少数の意見が見えなく
なってしまうことを残念に思っているだけです。

> 作品制作の過程にさかのぼって、よい作品作りのためにせっせとお金をつぎ込んで、努力して作ったものにマイナスのバイアス
> をかけて点数評価するというのは作品の先進性、洗練度を低評価するということにな る。これはバカバカしいです。

この作成過程にお金をつぎ込むことと、完成品のユニットにお金をつぎ込むことにどのような差があるのでしょうか?
過程を問題にしないのであれば、作成費用も問題にせぬべきであり、逆であれば過程もマイナス評価に値すると思います。
たとえば、CFRPをオートグレーブ成型したような作品が出てきた場合、それを音だけで評価していいのかという問題です。
であるならば、そういう作成過程に制限を掛けるのでしょうか?それはさすがに無理があると思います。
また、当たり前のことですが先進性や洗練度についてはコストと直結する物ではなくマイナス評価とならないのは当然です。

しかし結果的にそれが誰の作品にもフィードバック出来ないようなモノである場合、存在意味がなく、もしそれが高音質の
理由であるならば、もうそれは自作と言う枠でとらえるモノではなく出品を控えるべきであると思います。

> 誰にでも取り入れられる新技術、コンセプトで作ったとしても作品評価はその技術、コンセプトで作られた作品そのものに対する
> 評価です。他に好影響があるというのは「ポジティブバイアス」の理由にはなりません。

この点は、マイナスバイアスだけではいけないのでプラスバイアスも考えただけで、あまりこだわる
つもりはありません。

ただ、再現性や他への影響度と言うのは、技術評価に置いて極めて重要な点ですよ。
まあ、コンセプトやデザインにのみバイアスを掛けるだけでもいいのですが。
やり方は、いろいろあると思います。


これは、念押ししておきますが、
あくまでも製作コストを評点に反映するにはどうしたらいいかという議論です。

で、製作コストにはユニット価格だけでなく、それを作り上げる材料や工具や工法も含むべきだとわたしは考えていると言う話です。
それを金額で考えるには無理があるから、それを個々の評価者が自分にできるかで判断してくれと
(その判断基準は個人個人が異なって当然なので、それでかまわない)
いう話です。
金額を再現性に置き換えて評価に反映しようと言う話です。
自分が再現できると思う人と、再現できないと思う人の割合で、バイアス値が平均化されます。
理解していただけましたでしょうか?
くすのき 投稿日: 2023年12月10日 22:17:20 No.776
MUKUさん

F100A103-11については現在も共立電子にあると言うことなので、入手してTSパラメーターなどを
測って公開いたします。

ただ、レギュレーションユニットを配布すると言うのは、それの配布を行う人の負担を考えると、あまり現実的では
ないと思います。(梱包、発送、費用の授受etc)

ですので、あるとしてもオメガの会の例会に参加した人が自由に持ち帰って使うと言うぐらいしか無理でしょう。
そうしたとしても、持ち帰る人はかなり限られると思いますし、持ち帰っても過去に作成した物以上のものが
できそうでなければ、作品に使うことはないと思います。

実はわたしも、ディジットにあるジャンクスピーカー(@¥350.-)を第2回のレギュレーションユニットに
提案したことがありましたが、誰一人のってきませんでした。
MUKU 投稿日: 2023年12月10日 22:49:41 No.778
===========================================
オメガの会 掲示板への書き込み 20231210 その2
===========================================
大阪・豊中のMUKUです。

確かに、楠様のおっしゃる通りのことかと、
思うところも感じ且つ予想しての書き込みでございました。

ご所見、大変ありがたいものと存じます。

MUKUのSPユニットのフェチ的ところも、
嵩じてのことと、ご寛容くざされたらと、存じます。

ただ、如何様にございましても、
MUKUは、
オメガの会第3回スピーカーコンテストの規定というか、
応募の公表を、心待ちにいたすものでございます。

ところで、オメガの会の例会ですが、
12月、新年2月の、少なくとも何れかには、
出来れば、参加したいと、思うこの頃です。

以上です。
管理人 投稿日: 2023年12月11日 21:34:27 No.780
私が人気投票だというのは絶対的基準というのがないが故に「所詮、人気投票」だという意味です。すなわち所詮、お遊びです。
ただお遊びの範囲内でみなが納得して喜んでくれる方式でやりたいのです。

1回目のコンテストでは総得点を公表しなかったのですが、出品者は評価内容をもっと詳しく知りたかったのではないかという
気がしました。なので今回の方式に変えました。

これをさらに集計表の生データまで見たいというのが楠さんの投稿の趣旨のように見えますが、そういう理解でいいですか。
だとすると、そこまでは必要ないのでは、と思います。

多数が低評価、ひとりだけ高評価だった場合、大半のひとは多数意見を取ってひとりだけの意見を捨てるでしょう。オーディオ
経験が少ないひとがたまたま高評価したのかもしれない。コメント欄で具体的に高評価の理由を書いてあると「よくぞ理解して
くれた」と喜ぶということはあるでしょう。そのために2回目はコメント欄の拡張を主張してたくさん書くようにお願いした
ところです。


みなさん方に聞いて見たいと思います。
みなさんはどの程度までの詳しいデータが欲しいのでしょうか。ミューズ方式(あるいは第1回の方式)と第2回の方式と生データ
すべてのどれがいいでしょうか。




私の考えはレアな材料、高度な技術といった、みんなの手に入りにくい手段で制作していい作品ができたとして、それは作品自体
の価値として評価する、ということです。理由は前に言った通り。

コンテストは競争ですから同じスタート台に立たなくてはならない。そのスタート台はレギュレーションで決めています。ただし、
前回はユニット価格は決めていなかった。これは失敗でした。通常ユニット価格が2-3倍は設計と制作でカバーできるのでこの
程度の不公平は許容範囲と考えていた。しかし、予想の価格範囲のさら20倍、30倍を超えたひとがいたのでユニット価格の上限は
よく考えて指定しないといけない。

レアな材料、高度な工具だけで高音質のスピーカーを作ることが出来るかといえば必ずしもそうではありません。それらを使い
こなす技術があってはじめていいスピーカーを作れます。特殊な工具、工法、材料【だけで】で高評価を得たと判断されたなら、
不公平感が持たれてしかるべきです。しかし、楠さんは第1回、2回を通じてそういう例があったと思ってますか。私はなかった
と思います。具体例がなければ議論する意味はないと思います。

ユニットはお金以外の努力なしに高評価が達成できる。だからユニット価格の上限は作る。材料、工具、工法などは使いこなしの
努力を伴って初めて高評価のスピーカーを作れる。自分は持っていないから、使えないから評価を下げてよい、という意見には
賛成できない。



測定室
次回参加の際には楠さんが3階の和室を実際に点検して下さい。昨年6月に使った3階会議室の奥です。和室もいろんな団体が
使っていますから部屋の確保が大切です。部屋の予約は3カ月前からなので使うことになればジャスト3カ月前にただちに予約
を入れます。
くすのき 投稿日: 2023年12月12日 10:11:32 No.781
> これをさらに集計表の生データまで見たいというのが楠さんの投稿の趣旨のように見えますが、そういう理解でいいですか。

はいそうです。
と言うよりも、せっかくみんなが、がんばって採点したわけですから、それを公表しない理由がわかりません。
第2回でもそれが出ると思ってました。

> だとすると、そこまでは必要ないのでは、と思います。

そこなんですよね。違いは。

> 多数が低評価、ひとりだけ高評価だった場合、大半のひとは多数意見を取ってひとりだけの意見を捨てるでしょう。オーディオ
> 経験が少ないひとがたまたま高評価したのかもしれない。コメント欄で具体的に高評価の理由を書いてあると「よくぞ理解して
> くれた」と喜ぶということはあるでしょう。そのために2回目はコメント欄の拡張を主張してたくさん書くようにお願いした
> ところです。

コメントがたくさん書かれるようになって、それが作者に伝わるようになったのはとてもいいことだと思います。
ここだけで、参加したいと思う気持ちになる人もあると思います。

ただ、経験が少ない人の評価もとても大事で、過去に、何十人のオーディオファンと交わって来て、
シロウトの評価程、的確で怖いものはないとさえ思ってます。

工夫に工夫を重ねて音を良くしたつもりが、奥さんから「なんか今日、音悪い」と言われた経験のある方は、
一人や二人ではないと思います。

マニアックになればなるほど、評価が偏り一般とかけ離れて行くと言うのがよくある話だと思います。
こだわる点を持たない一般の方の評価は、自分が偏り始めていると言うのを矯正する意味でも聞く価値があると思います。

まあ、それはそれとして、作品を公平に評価するのであれば、評価自体もすべて表に出してはいけないのでしょうか?

> ユニットはお金以外の努力なしに高評価が達成できる。

会長さんとわたしの考えの違いのもう一点はここですね。

わたしは「お金をかける」ことは大変な努力だと思ってるんですよ。
そのお金を自作に回すのは努力そのものだと。
もちろん、これは出来上がった作品にかけるお金と、作るためのスキルアップに使ったお金や、工具や
設備なども含んでのことです。

ですから、この部分に制約はかけるべきではないと考えていますし、もし制限(制約)をかけるのなら、
上記の部分にまで網をかける必要があり、それを金額で出そうとしても不可能なので、
「じゃあそれを、あなたが作れるか?作りたいか?」を評価に入れれば、評価者それぞれの判断基準が
平均化され間接的ではありますが評価に入れることができると思っての提案です。

まあ、この原点である何十倍ものコストを掛けた作品は高評価されるはずだから制約すると言うことですが、
実際のところ、わたしはそのモデルにさほど高得点を入れていませんよ。
それは、音が自作スピーカーが持つ音の方向性と違う感じたからです。
これは、個々の評価者の得点が明らかになれば分かると思います。
平均点は1番でも全員が一番に評価してるのではないことが判ると思います。

わたしの場合は、この辺は、わたしが長岡鉄男さんの考えに近いからです。
長岡鉄男さんは、著作の中でスピーカー工作の楽しみとして
①メーカー製よりも安く作れる
②メーカー製にないものが作れる
③メーカー製よりも音のよいものが作れる
④不思議なもの、奇怪なものが作れる
と4つ上げられていて、メーカー製の様なものを作ることを、あまり重視されなかったのに
わたしも同じ思いだからです。

測定室については次回わたしが参加できるのは2月例会なので、その時に確認させていただきます。
また、測定室を1室確保するならば、試聴の裏作業として行うことができるようになりますので、
最後の測定時間がいらなくなり、その時間を視聴時間に回せますし、声出しでの集計作業もできるように
なりコンテストの運営がスムーズになります。
管理人 投稿日: 2023年12月12日 21:36:58 No.782
>作品を公平に評価するのであれば、評価自体もすべて表に出してはいけないのでしょうか?

楠さんは「作品を公平に評価するの【であれば】」とか「1位(グランプリ)だけを決めるので【あれば】」など人に判断を
預けた要望を書かないでストレートに自分の主張を出してください。

私は自分自身の作品の評価軸を持っているのでそれにしたがって作品の質を上げて行けば自然と点数はついて来ると考えて
いますので誰が何点と評価してくれたということに一喜一憂はしません。ただ、楠さんが必要なら、北山さんが作ってくれた
採点表を丸ごとアップしましょう。


すでに何回もやりとりしているので楠さんの主張、ちょっと要約させてもらいますね。

>お金を自作に回すのは努力そのものなので、作品にかけるお金(=ユニット、ネットワーク部品など 注記は私)と、
作るためのスキルアップに使ったお金や、工具や設備などに制約はかけるべきではない。

作品応募までにその人がしてきたことを過去にさかのぼって制約することなどできない、これは当たり前です。
制約をかけることが出来るのは応募に使うユニット他の素材の金額だけです。それはレギュレーションですべきこと。


>もし制限(制約)をかけるのなら、
>上記の部分にまで網をかける必要があり、それを金額で出そうとしても不可能なので、
>「じゃあそれを、あなたが作れるか?作りたいか?」を評価に入れれば、評価者それぞれの判断基準が
>平均化され間接的ではありますが評価に入れることができると思っての提案です。


前の文章で「制約はかけるべきでない」と書いておいてここでは「もし、制限(制約)をかけるなら」
これはありえまぜんね。矛盾しています。本当はこちらの「制限」は「点数を割り引く」という意味なんですね。

あと、他人の作品を自分が作れるか、作りたいかをなぜ、他人の作品の評価の基準に入れるのか、さっぱり
わかりません。


>まあ、この原点である何十倍ものコストを掛けた作品は高評価されるはずだから制約する(評価を下げる 注:私が翻訳)と
言うことですが、

【私の意見】
高価なユニットはスピーカーのパフォーマンスを歴然と引き上げる。ユニットは価格は制作者の努力と認めない。
したがってユニットの上限は決める(今回はそこが失敗)。
しかし、材料、工具について制限はかけられない。
(なぜかと言うとそれは開示されていない。開示の要求もしていない、できない。
それに、そういう条件がどの程度スピーカーのパフォーマンスを上げることが出来るのか、だれにもわからない)

それを得るのも製作者の情熱・努力のうち。これでいい作品を作ったとたら、それも作品自体の価値であり、
真正面から評価するべき。


高価なユニットなので、それを差し引いて点数を付けるようにしよう。これはありますよ。
しかし、それは最初からユニット価格に制約を付ける、すなわちレギュレーションで書いておけばよい。
今回はレギュレーション違反ではないので、作品自体を正面から評価するしかない。

No.766の楠さんの主張
>公平感以前に、自作の意義として私自身は「市販品では達成できないレベル」というのが
>大事と思っていて、
>桁違いの価格の作品が混じることにより、それと比較することができ、全体レベルが向上するのではないかと考えています。

この意見、まったく賛成でした。

>まあ、この原点である何十倍ものコストを掛けた作品は高評価されるはずだから制約する(評価を下げる)と言うことですが、

「市販品では達成できないレベル」の作品が出てきたら、それを真正面から評価しないと、それと比較したことにはならない
でしょう。謎のバイアスで低評価したら失礼でしょう。

疑問点
1.石田さんが数千円の価格のフルレンジを使ってスピーカーを作っても、石田さんは高価、高性能の工作道具を使っている
から作品の点数は割り引くことを主張するのでしょうか。

2.そして楠さんはこの掲示板を通じてそういう投票行動をするように呼びかけているのでしょうか。

楠さんが自分はこうしているだけだというのなら、この掲示板はみんなの意見をまとめる場なので議論は打ち切らせて
もらいます。楠さんが独自の謎バイアスをかけるのは個人の自由です。

みなもこうしようではありませんか、というのなら反対です。理由は3【私の意見】4行目から書いた通り。
管理人 投稿日: 2023年12月13日 14:07:23 No.786
採点集計表をupしました。
138回例会のページの得点表の文章の末尾からリンクがあります。
きたやま 投稿日: 2023年12月13日 17:49:52 No.787
会長さんの

> 採点表は前半、後半で回収し、審査終了後に二人掛かりで入力すれば24作品でも1時間以内で出来ると思います。
> ただし、読み上げるので測定と同室ではできない。読みあげは一般参加者の方に手伝っていただくことにしたらいいと思います。

> 採点表は最後にまとめて集計することを今回提案しました。

についてです。

10月に採点表への入力が大変だったのは、あくまで『試聴の合い間に行い、かつ採点の時は自分も加わる』その両方をやろうとしたからでした。
採点表は試聴終了後に回収して入力作業に専念するのであれば、今回携わった者としては
一人でも決して1時間もかかること無く十分終えられる作業量であると思っています。
どうかご安心下さい。

> 私が人気投票だというのは絶対的基準というのがないが故に「所詮、人気投票」だという意味です。すなわち所詮、お遊びです。
> ただお遊びの範囲内でみなが納得して喜んでくれる方式でやりたいのです。

私はこの会長さんの意見の実現に貢献出来るよう、物事を行っていきたいと思っています。
おおしま 投稿日: 2023年12月13日 22:21:38 No.789
採点集計表から音質評価に対する標準偏差を求めてみました。

①1.08 ②1.33 ③0.76 ④1.11 ⑤1.71 ⑥1.25 ⑦0.99 ⑧1.81
⑨1.24 ⑩1.48 ⑪1.38 ⑫1.14 ⑬1.33 ⑭1.39 ⑮1.52 ⑯0.88

グランプリ作品③が皆さんの評価のばらつきが最も少ないことがわかります。
ばらつきが最も大きなのは私の作品で、いただいたコメントと符合する点もあって興味深いです。
管理人 投稿日: 2023年12月13日 22:57:04 No.790
おおしまさんありがとうございました。
採点表もいろいろ読み取り方があるようです。

楠さん、今回は私が意固地になってすみませんでした。
次回からも採点表を発表します。

北山さんはじめ、オメガの会のメンバーはそれぞれに仕事の分担がありましたが、
次回は腰を据えて審査に集中しましょう。演奏はCDがよいのではと思います。
くすのき 投稿日: 2023年12月16日 09:38:50 No.798
> 高価なユニットはスピーカーのパフォーマンスを歴然と引き上げる。ユニットは価格は制作者の努力と認めない。

音質に対する評価であるならば努力点と言う項目はないと思いますし、高価なユニットの内のどれを使うかや、
どう使うか(たとえば2WEYならネットワークをどうするか?)などは努力なしで、
パフォーマンスにはつながらないと思います。

*ですので、わたしの考えは「価格制限をするべきではない」ということです。

ただ、どうしてもそういう「高価なユニット」がコンテストに出てくることが許せないと言うことであれば、
妥協案として評点に反映する方法として「バイアス」を提案しただけです。
「バイアス」にしたのは、「高価なユニット」だけでなく「高価な材料」や「高価な製造設備」、「高価な開発費」を
全部ひっくるめるためです。

「バイアス」の与え方はレギュレーションで決めてもいいと思いますし、明記せず各人が自由に考えて与えても
いいと思います。
わたし自身は各人の判断に任せ、それが平均化されるのがいいと考えています。

ただ、この視点は結局のところコンテストに「勝つか負けるか」的な高評価される作品の話で、参加者の主である
「自分の作品が、他と比較され公平に判断されるとどうなのか?」を知りたいと言う人たちにとっては
どうでもいいことで、むしろ、極限的に高価でハイレベルな作品が出て来てくれた方が、それとの比較で
どうかがわかり、メリットが大きいと思います。

自分がうぬぼれてしまわないためにも、そう言うハイレベルな作品はわたし的にはウェルカムです。
試聴ソースをリファレンス的に再生する極限的な作品は、あってくれた方がありがたくないですか?
自分のダメな点を明らかにしてくれることは、コンテストのもう一つの重要な意味合いだと思います。
間違いなく、レベルの向上に寄与しますよ。
くすのき 投稿日: 2023年12月16日 09:43:26 No.799
> 楠さん、今回は私が意固地になってすみませんでした。

いえ、それだけこのコンテストを、どうすればよいものになるかを考えておられると言うことですから、
尊敬いたします。
管理人 投稿日: 2023年12月17日 01:36:10 No.802
>音質に対する評価であるならば努力点と言う項目はないと思いますし、

音質点の中に努力点があるとは言うのではなく努力した結果音質が上がると言っています。
努力というのは頭や手を使っているという意味です。


>高価なユニットの内のどれを使うかや、
>どう使うか(たとえば2WEYならネットワークをどうするか?)などは努力なしで、
>パフォーマンスにはつながらないと思います。

ユニットの選択やネットワークの計算は頭を使って努力していることてす。
これに対して高価なユニットを買い込むのは努力と言いません。


>*ですので、わたしの考えは「価格制限をするべきではない」ということです。

努力以外の部分が多いと公平な競争になりません。


>ただ、どうしてもそういう「高価なユニット」がコンテストに出てくることが許せないと言うことであれば、

許せないというのではなく、公平でないことを指摘しています。


>妥協案として評点に反映する方法として「バイアス」を提案しただけです。

公平にするのはリーズナブルな価格差までを容認するレギュレーションです。


>「バイアス」にしたのは、「高価なユニット」だけでなく「高価な材料」や「高価な製造設備」、「高価な開発費」を
>全部ひっくるめるためです。

まず、「高価なユニット」と、【「高価な材料」や「高価な製造設備」、「高価な開発費」】は別ものと考えなくては
なりません。高価なユニットは誰が用いても歴然と確実に高いパフォーマンスをもたらします。「高価な材料」他は
パフォーマンス上げたとしてもその度合はユニットに較べるとわずかです。そればかりか必ず高いパフォーマンスに
つながるとは限りません。この二つをいっしょくたにするのは混乱の元です。


>「バイアス」の与え方はレギュレーションで決めてもいいと思いますし、明記せず各人が自由に考えて与えても
>いいと思います。

残念ながら「バイアス」はレギュレーションで決められません。レギュレーションは既知の値で設定するものです。
ユニットも「高価な材料」他も作り上げたスピーカーの音質をどれほど向上させるか、ということを誰も測定でき
ない、予想もできないのです。


>わたし自身は各人の判断に任せ、それが平均化されるのがいいと考えています。

個人的に「バイアス」なるものを付けて評価を試みようが、それは誰にも口出しはできません。「バイアス」を
付けたい人は付ければよい。しかし、掲示板での議論はみながどうすべきか決めるためにしているのであり、
個人に任されている部分を議論の対象とはしません。


>むしろ、極限的に高価でハイレベルな作品が出て来てくれた方が、それとの比較で
>どうかがわかり、メリットが大きいと思います。
>自分のダメな点を明らかにしてくれることは、コンテストのもう一つの重要な意味合いだと思います。
>間違いなく、レベルの向上に寄与しますよ。

自分の作品を自身で再評価するのは自分と力量の近い作品同士の比較が適切です。自分と同じユニットを使っているのに
圧倒的に鳴っている作品を見たら、自分の駄目さはよくわかる。極限的に高価でハイレベルなものと比較しても参考には
ならない。極限的なのを聞きければければオーディオ・ショップでハイエンドを聴けばよい。
きたやま 投稿日: 2023年12月17日 12:45:56 No.803
私は、会長さんの意見の方か現実(或いは現況)に即している、と感じています。

いくら考えを練り上げて採点方法を突き詰めても、慌ただしく限られた時間の中で私にはそこまで厳密な審査はとても出来そうにありません。
出来る方もおられるかも知れませんが、少なくても全員がそうではないと思います。
音に関する着目点や好みも、人それぞれ。
なので、一人の採点者だけの評価を見ると制作者にとって「正しく評価されていない」と感じる場合もあるかも知れない。
しかし様々な人の意見(評価)を集計すると、大体納得のゆく結果になっている。
それ位のレベルであるのが現実ではないでしょうか。

そういう意味で、くすのきさんの意見は机の上だけの考えになっているのでは?と思います。
くすのきさんが考えられた事を、皆がその通りに実行出来る訳ではないのですから。
(出来るのが当たり前、とは思わないで下さいね‥)

採点者に過度な期待はせず、決めるのは最低限の事だけにしておいて、細かい事は審査する各自にお任せする、
それくらい手綱を緩めても良いのではないでしょうか。
くすのき 投稿日: 2023年12月18日 09:44:06 No.804
前回の反省と言う所から話が広がりすぎましたので、反省点からの反映のみをまとめると、

1、レギュレーションの100サイズは維持して、郵送参加の人は梱包状態で宅急便の
  規定に合わせ10Kg以下とする。
  ただし、本人が会場に持ち込み設置する場合に限り100サイズ25Kgまでを可とする。
2、会場での組み立ては、本人に限り(代理人は不可)工具なしで嵌めあいが2か所までとする。
3、集計は最後のまとめ時間に行い、読み上げるなど、みんなで協力して行う。
4、評価用紙は最後まで手元に残し、数値を調整できるようにする。
5、音量調整は「岩田さんの方法」がちゃんとできる様にする。(同じアンプを2台準備する。)
6、計測は別室でマイクロフォンの距離を取って行う。
7、採点結果は集計、平均点、だけでなくすべて公開する。

と言ったところでしょうか?

ずいぶんとよくなったのじゃないでしょうか?
アールefu 投稿日: 2023年12月18日 10:31:39 No.807
第3回のコンテストに向けて、前回の採点方法で良かったと思います。
「集計結果が自分の予想と違う」と思っていらっしゃる人はいないでしょうから。
評価は人それぞれですから、それを集計して平均した結果を出すわけです。
人それぞれですから、各自が評価に根拠と責任を持っていれば、それで良いと思います。

問題があったのは、スタッフが落ち着いて評価できなかったこと。
評価用紙は最後に打ち込みで良いですね。
音量合わせは、同じアンプを2台用意する必要はなく、別機種で良い。
基準機用のアンプレベルを固定していれば良いわけで、合わせるべきは、作品同士の音量ですから。、
試聴は全員が定位置の席についてからスタートしましょう。
つまり、音量調整をした後、CDプレーヤーをリモコン操作する方法がベスト。
機材はできるだけシンプル、確実に配置しましょう。


記念撮影 さかたに 投稿日: 2023年12月14日 19:31:51 No.792 【返信】

MUSEの会の写真見て思い出したのですが、
オメガの会のコンテストのあと、確か記念写真撮りましたよね。
あれは誰が撮ったのでしょう。写真分けてもらえませんか。
さかたに 投稿日: 2023年12月16日 12:12:53 No.800
集合写真を撮影していた近藤さんから写真をいただきました。
138回例会のページで採点表のそのまた後ろからリンクを付けています。


スピーカーの採点 アールefu 投稿日: 2023年12月10日 21:57:37 No.775 【返信】

皆さんコンテストスピーカーの採点評価について色々ですが、
自分としては、会長さんの考えに賛同します。
色々な考え方があるのは当然ですが、それを他人に強要するのは間違いで、
正しい評価が阻害されます。

実際に皆さんの作品の音だけを思い返しても、一つとして同じ音はありませんでした。
これはつまり良い音の基準が、人それぞれ違うからです。
ですから、単純に好きか嫌いかの基準で見る。
自分に正直に、どれくらい好きかを点数化すれば良いと思います。
そのためにできるだけ多くの採点者による評価が良いと思っています。
色々な評価の仕方があっても良い。
しかし、その採点にしっかりと理由と責任を持つことが大切だと思います
アールefu 投稿日: 2023年12月11日 09:11:16 No.779
皆さん音楽の好みが違うのですから、評価の基準を揃えるのは所詮無理があります。
自分はダイナミックレンジを最優先していますが、それを重視しているリスナーは殆いないと思っています。
例えば、自分は生の歌声が一番美しくて、素晴らしいと思っていますが、
大多数の人は、PAを通したなめらかで、聴きやすい歌声が良い音だと感じています。
でもそれはダイナミックレンジの狭い、平坦な音です。
そういったダイナミックレンジを聴き分けられる人は極少数の人です。
今までオメガの会での経験では、このダイナミックレンジを重視する人はいなかった。
そういった意味では、私の評価は特殊です。
でもそれが良い音だと自分は思っているわけで、好みなわけです。

皆さん好みが違うわけですから、好きか嫌いかでしか判断はできないと思います。
難しく考えない。どれくらい好きかを点数化する評価で良い。
それが、自分に正直で正しい判断ではないでしょうか。
さかたに 投稿日: 2023年12月12日 21:44:07 No.783
ダイナミックレンジが一番大事と言い切れる、評価軸、スピーカー観を持っているというのが
素晴らしいですね。
ダイナミックレンジは単に音の大小だけでなく、小音量の中でもその諧調が豊であるという
ことを意味しています。また、他のいろんな音の要素とも通底しています。
ただ、そこを一刀両断してダイナミックレンジという切り口で割り切るのが岩田さんの
個性です。

私もオーディオとは何かと訊かれて〇〇だ、と言い切れる標語を探しましょうか。
おおしま 投稿日: 2023年12月12日 23:49:11 No.784
写真や絵画のように同時並列比較が難しい音楽では、採点評価の項目が多岐にわたったり、評価配点が段階化すると、器用でない自分はリスニングに集中できないのではないかと心配してしまいます。
また、「そのスピーカーの出す音にノレるか?」といった曖昧模糊とした感覚を重視している自分は、音を周波数バランス、ダイナミックレンジ、低音の伸び、高音のキレ、解像度、音場感などの項目に別けて評価することに慣れていません。
慣れていたとしても、例えば上にあるアールefuさんのお言葉を借りれば、自分が最も気に入ったスピーカーはダイナミックレンジは優れているけれど、他の項目はいま一つだから加点はダイナミックレンジのみ。その一方で、ダイナミックレンジはいま一つなのに、他の項目が優れているのでいずれも加点する。となると、自分の意図とは乖離した採点結果になってしまう恐れもあります。
自分は自動車の運転が好きなのですが、さんざん試乗した挙句に購入したものは、馬力も無ければ、最高速が速いわけでもない。かと言って燃費がバツグンというわけでもないですし、乗り心地も特に優れているわけではない。それでも運転を楽しませてくれることに対しては、予算範囲内ではピカイチでした。
運転を楽しくさせる要素って何だろう?って考えると、言葉で後付けはできますが、実際にはとても感覚的で情緒的なものなんだと思います。
コンテストの採点評価に対しても、そうした感覚的で情緒的なものの集合体でかまわないのではないか?というのが自分の感触です。

また、オメガの会のコンテストは同好の趣味の皆様が手弁当で実施しておられるものなので、その方々の負荷がなるべく軽くなるような形態が望ましいのではないかとも思っています。
オメガの会やミューズの方舟のような自作スピーカーの精鋭たちが近くに居ない身としては、このようなコンテストに参加して、自分のスピーカーの音を聴いていただくのも大きな楽しみの一つであります。
そんな方々がコンテストの進行に難渋されるのはとてももったいないと思うのです。勝手なことを申し上げてすみません。

最後に、今回のコンテストで、ご参加の皆さんからいただいた評価コメントがとても参考になりました。いろいろと考えさせられることが多く、大きな充実感を得ました。
「そこがわかってくれて嬉しい」と我が意を得たり、「そこはそんなふうに感じられんだ」と反省材料になったりと、良い評価も良くない評価も自分の肥やしと自作へのモチベーションに繋がると感じています。
また、自分の作品はクラシックに対して正反対の評価をいただいたのですが、物理的にそう聴こえていたのか、あるいはクラシックに求めるものが人によって違うのか、など興味深い点も多々ありました。
ですので、こうしたコメントは今後も継続していただけるとありがたいです。
さかたに 投稿日: 2023年12月13日 12:13:20 No.785
採点基準の中心にもっているのはやはりいい音だなあ、と心を熱くさせるものです。
昨日、近藤さんからyoutube動画、前半部のβ版を頂いたのですが、石田さんのスピーカー
だけ別格で、その曲が言いたいことをバンと伝えてくれるのです。あの録音でyoutubeを
通して、貧弱なスピーカーで聴いてもまざまざとわかる。

それから、私は各曲ごとにいろいろコメントを書いているのですが、MP3音源のものになる
とハタと手が止まってしまった。著作権の問題があって必ずしもいい音、いい曲だけで構成
されていない。いい曲、いい音、いい演奏で審査したいなあ、と思っています。

ところで「いい音」を基準にして審査すると言ったって、なんじゃそれは、と言うことになる。
なので、私はそこで音が鳴っているという感覚を中心にコメントを書いている。それはいわゆる
音場、音像、定位などです。実はf特がいいとか、位相の乱れがないとかのパラメーターがよくなると
そこで音が鳴っているということが実現されるのです。これはひとつの方法であってコメントで
表現しやすいということもあってそうしているのです。

具体的に言うとソロ・ヴォーカルだとスピーカーの中心で1.5から1.8メートルの高さから声が
聴こえるとか、音の左右への拡がり、高いところまで音がなっているという感じは注目点です。

もうひとつ、これは他の人は言っていませんが、音の出るところの高さというのがあります。
低音は床近くの低い位置から音が出ている。高音は1.8mか2m以上の高さから音が出ているという
個人的な経験知があります。低音なのに高い位置から音か出るときは定在波の影響で低域のf特の
暴れがあるのです。コンテストの会場は、理想的なものではないので重低音の評価には適して
いませんが、大多数のスピーカーの判定に困るというほどではありません。

#youtube動画ですが、前半部だけ出来てこれから要望を聞いて手直しし、後半部を作るので
皆さまにお届けできるのはまだ先です。


東京遠征~凱旋 秘密結社 河野技研 投稿日: 2023年12月04日 10:31:43 No.751 【返信】

ミューズの方舟自作スピーカ―コンテスト2023に参加してきました。

オメガの会関係者3名(私、楠さん、そしてオメガの会コンテストに2回連続参加の
「やわらか~いスピーカー」でお馴染み横川さん)
いずれも健闘しました。結果は次の例会で報告しますが「ミューズの方舟ブログ」
に出るのが早いかもしれません。
くすのき 投稿日: 2023年12月04日 10:50:08 No.752
オメガの会コンテストに作品準備ができなかったフラストレーションを晴らしてきました。
しっかりと、オメガの会の宣伝もしてきましたよ。
よこかわ 投稿日: 2023年12月04日 12:25:26 No.753
昨日はお疲れ様でした.私もとても楽しい時間を過ごすことが出来ました.
また、お二人以外のオメガの会の方々も、コンテスト(郵送参加)などを通じて大変お世話になっております.心より感謝を申し上げます.
昨日、ミューズの方舟のイベントに参加してみて、やはりリアルのイベント参加はとても楽しく、勉強にもなると痛感しました.オメガの会はちょっと距離が遠いのがネックですが、出来れば今後のイベントにはリアルで参加出来ればと思っています.
アールefu 投稿日: 2023年12月04日 17:43:58 No.755
皆さんお疲れ様でした。

例会での遠征報告、楽しみにしています。
秘密結社 河野技研 投稿日: 2023年12月06日 07:47:03 No.756
「ばっかす」さんのところで速報(写真有り)で速報出てました。

https://bacchus-room.hatenablog.com/
さかたに 投稿日: 2023年12月06日 12:18:22 No.757
おおっ。これはすごい。
オメガのコンテスト参加者が最高得点を総なめじゃないですか。
秘密結社 河野技研 投稿日: 2023年12月06日 21:45:14 No.758
いえいえ、今回私はミューズの会員として参加していますので
私が一矢報いて「オメガの会の猛威を防いだ」ということです。
なんだか複雑な心境ですね。
でもこのご時世、オーディオ界をもっと盛り上げていきたいものです。
オメガの会第3回スピーカ―コンテストはどうします?
さかたに 投稿日: 2023年12月07日 11:51:03 No.759
オメガの会のコンテスト経験者というくくりなので、「二重国籍」の河野さんは双方に
貢献されています。採点者が41名というのは試聴した人の総数ですか。それもスゴイ
ですね。

オメガの会第3回スピーカーコンテストについては別スレにて。
くすのき 投稿日: 2023年12月10日 22:19:28 No.777
結果が「ミューズの方舟」のブログに掲載されました。
https://musenohakobune.hatenadiary.org/entry/2023/12/10/053849



期日は10月13日(2連休の初日)。あるいは11月3、4日の連休。

外形から構想しています。
第2回の様子ではさらに応募者増えそう。参加者数の枠は20または24人で区切る。郵送参加あり。
時間枠は今回同様13時から18時の5時間とし、一人当たりの持ち時間は10分。演奏時間は一人当たりわずか3分。
しかし、プロフィール紹介、少しだけ質疑応答タイムを作る(純粋コンテストでは不要なんですが)。

最後の1時間は測定タイム。

若者参加を拡大したい。どうやって募るか、大学サークルにmailか、知り合いをたどるしかない。
表彰では30歳以下の若者を優遇。under30枠からひとり表彰をする。
あとのグランプリ、特別表彰3名は変えない。時間に余裕があれば、グランプリまたは音質上位者は
ご褒美ということでお好みCD曲でwinning playをします。

youtube配信について。今回の動画も近藤さんはかなり苦労されているようです。
演奏時間3分と短くするので20名で60分。これくらなら試聴も容易。
質のいい自主音源の開発難しいけど、挑戦したい。

レギュレーション、スピーカーユニットについては私の考えは今のところありません。
MUKUさんがユニットについての提案をお持ちです。

大会後の飲み会は今回金を使いまくったので次回は自費です。
MUKU 投稿日: 2023年12月07日 17:22:27 No.761
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オメガの会 掲示板への書き込み 20231207
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大阪・豊中のMUKUです。

オメガの会・会長様からの
第3回オメガの会スピーカーコンテストについての書き込みを拝見しました。

以下は、会長様へ過日提案したMUKUの私案(試案)を再考したものです。
タタキ台ということで、オメガの会の皆様に揉んでいただけたらと存じます。

先ず、会長様へ提案させていただいた動機は、
懇親会の場にて、会長様からの、
「第3回・・レギュレーションを決めた方が・・・ウーン・・・」
また「若い世代への拡大・・若返り・・全世代への広がりを・・」
という言葉が、耳に残ったことに依ります。


まず、前提ですが、
段ボール箱100サイズの規定の継続が第3回でも適当ではと思っております。

例えば、レギュレーション共通(フルレンジ・シングル1発のみ)と縛るなどで、
コンテスト規定の簡単化も良いように思います。

他方、レギュレーション共通では、参加意欲が起きないということもありましょうから、
レギュレーション自由、シングルでも2ウェイでも、何でもOKコースも、
有った方が良さそうな気もします。

といことで、以上を一旦まとめますと、
1)コンテストコースの部門分け、又は何れかに1本化。

 1A)「レギュレーション共通部門」:SPユニットを規定(シングル1発のみ)。
 1B)「レギュレーション自由部門」:(何でもOKコース)

  なお、開催時期、部門分け否か、応募数の上限、応募は先着順か否か、
  完成写真・レジュメの締め切り等は、今後の議論となりましょう。


私見ですが、共通のレギュレーションについては、特定メーカーの現行流通品を避けた方が、
多々無難ではないかと思う次第です。
そこで、MUKUが提案するものは、ディスコンSPユニット(メーカー放出品)であり、
音質評価もほどほどの、
F100A103-11(東京コーン紙製10cm、25ワット、4オーム)です。
具体的には、MUKUの死蔵するF100A103-11、40個を、オメガの会へ寄贈します。
頒布の手間は、要しますが、ご一考いただけたらと存じます。(送料着払いを提案)

ちなみに、
F100A103-11は、F100A103-8(8オーム)の姉妹品のようです。
仕様書については、F100A103-8は、ネットでpdfが見つかりますが、
F100A103-11は見つかりません。
おそらく、F特については、F100A103-8と同等かと思います。
ユーチューブでのF100A103-11の作例や音質評価は、良好でした。
コンテストのレギュレーションとしても、それほど恥ずかしくは無いものと存じます。

例えば、楠 様にご協力いただいて、F100A103-11のTSパラメータの測定いただきデータ公開する。
無垢レゾ2号へF100A103-11を換装し、測定、録音公開。
F100A103-11の試作箱での測定、録音公開。
これらなどで、第3回コンテストへのムード盛り上げも良いのでは、と思ったりしております。

以上、MUKUの単なる私案です。

最後に、第2回コンテストでのMUKUの反省は、
『若者参加を拡大したい』、上記会長様からのお言葉を踏まえて、
無垢レゾ2号が「高額ユニットを用いた作品」であったことです。

以上です。
くすのき 投稿日: 2023年12月08日 09:27:47 No.762
時期については今年とほぼ同じ10月13日(3連休の初日)がいいのじゃないでしょうか?
難は、3連休なので宿がとりにくくなる。
もう一点、遠隔地(午前中に広島入りが難しい地域)から来られる方のことを考えると、
連休二日目の14日がいいかもしれません。

あと、若い方への広がりと言う点では、参加者の若返りと、オメガの会ホームページに掲載されたレジュメを見て、
若い方が自作を始められるきっかけを作ると言う、二つの道があると思います。

いずれにしても、作り始めやすいと言うのが、大事な点になると思います。

また、今年のコンテストの良し悪しを一度棚卸しておいた方がいいと思います。
まあ、簡単な反省会ですね。


別マイクの同時録音 海苔好き 投稿日: 2023年11月29日 14:17:40 No.744 【返信】

ご視聴頂ければ幸いです。

MEMS
https://youtu.be/hbZV7pXgv3I
COS-11
https://youtu.be/wfZdY483XeY
さかたに 投稿日: 2023年11月29日 20:53:38 No.745
これはエリザベト音大のホールですか。
演奏も音響も素晴らしい。パッヒェルベル当時のテンポは不明だが、
多分このくらいのテンポだったんだんだろうなと。
海苔好き 投稿日: 2023年12月01日 12:29:00 No.747
場所は鶴見町の日本福音ルーテル広島教会です。
アールefu 投稿日: 2023年12月02日 16:18:49 No.750
今回のMEMSは良いですね。
音場が3次元的に広くて自然、レンジも広く、音像に臨場感があります。
何よりも動画と音がマッチしていて、ちぐはぐが無い。

COS-11はDレンジが狭くてOFF気味、音場も絵画的で見通しが悪い。
やや音像がブレる感じは床の反射だろうか?

スピーカーで聴くなら、断然MEMSの方ですね。


密林出店の審査って? アールefu 投稿日: 2023年11月27日 19:15:34 No.739 【返信】

さかたに 投稿日: 2023年11月27日 20:57:26 No.740
最近、インフレがひどい。
きたやま 投稿日: 2023年11月28日 09:14:29 No.742
テンバイヤー・・・
Furu Renji 投稿日: 2023年11月28日 09:50:51 No.743
近くにダイソーが無い方にはありがたいかもしれません。

デカデカと「ダイソー スピーカー 300円」と表記されてるので騙そうと言う訳ではなさそうです。
むしろ送料無料で980円なら安いのではないでしょうか?
ダイソー通販なら330+770(九州沖縄以外)=1,100円ですからね。

それよりも箱に表記されてる「周波数帯域:35Hz-20kHz」のほうが胡散臭い(笑)



さかたに 投稿日: 2023年12月01日 14:19:53 No.749
第1回オメガの会コンテストに出しても、デザイン賞なら行けていますね。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w1109295844


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