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ハーシェル式アイピース
通りすがり 投稿日:2015年02月18日 13:00 No.993
福原直人さんの「星が好きな人のための新着情報」でハーシェル式アイピースが紹介されていたので拝見しました。
ハーシェル式アイピースについては全く知りませんでした。
面白そうなので試してみたいと思っています。

御存じかもしれませんが光学関係の仕事をしているので余計なお世話を少し・・・。

水晶は結晶なので天然でも人造でもどちらでも複屈折があります。
石英は鉱物名で石英の中で透明なものを水晶と呼んでいるようです。

石英ガラスと呼ばれる材料は石英を溶かしてガラスにしたものです。
水晶と成分は同じですが結晶ではなくガラスですので複屈折はありません。
石英ガラスの場合は屈折率が1.46程度と低いですので同じ直径でも
焦点距離が長くなります。
普通のガラスでは屈折率1.5~1.6ぐらいですね。
スワロフスキーなどのクリスタルガラスは鉛が多く入っていて屈折率が
高いので焦点距離が短くなります。

昔、職場にボールレンズがあったので知っていれば試していたのですが
もうないかな。
「パワーストーン」的なものを売っている店や科学的な遊び道具を売って
いる店でガラスの球体を見かけたことがあるので手に入れて試してみたい
ですね。
どんなふうに見えるのでしょう。楽しみです。

情報ありがとうございました。
Re: ハーシェル式アイピース なかを 投稿日:2015年02月19日 23:32 No.994
古い記事見ていただいてありがとうございます。

ボールレンズは大きさを変えて何種類かサンプルを買い込んだのですが(確かBK7),焦点距離が短くて使いにくいのと,当然のことながら球面収差が大きくて,視野の中心部しか使えないものでした。

その後入手した「人造水晶」を名乗る水晶玉は,直径30mmぐらいのもので,このぐらいなら,一般に使われているアイピースぐらいの焦点距離になるので,道かな,と思っています。
某ショップのパワーストーンの中でも,えらく安い買い物でしたが,複屈折のような癖は無く,単にガラス玉みたいな感じでした。
(そうでなければ,300円台で買えるわけがないと思う)

その後調べたところ,ハーシェルは,水晶を溶かして水に落として球状のレンズを作っていたとのことで,実質的に石英ガラスに近いものだったのかも知れません。

さらに,その球体の一部を平面に磨いていたと言う話もありました。
アイポイントを少し稼げるし,むやみな高倍率にならないで済むのかな,と思っています。

だとしたら,半球レンズでも入手したほうが手っ取り早いかも知れません。

いずれにしても,現代のアイピースのような使い心地は望めないでしょうから,あえて,ボールレンズ(あるいは半球レンズ)の手前(対物寄り)に凹レンズを入れて,焦点距離を伸ばしてアイポイントを稼いだらどうかな,と思ったりもするのですが。
あまりりレンズを足すと,普通にアイピースを作っているのと変わらなくなるし……



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