アメリカ型鉄道模型掲示板8

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【英国型】1/76ではなく1/87のモデルは? 英国蒸機の北米訪問
【Märklin/Trix】Flying Scotsman保存機バージョンは,本当にH0?

Trix-FlyingScotsman2.jpg
公式サイトが「OOではない」と断言してくれないものだから,どうしても疑心暗鬼になってしまう.本当にH0だとして,誰が買うのかな? 英国は,まず無理.欧州大陸か北米,あるいは日本か.門鉄デフ(ドイツ型)付の保存機バージョンというところが深謀遠慮.好評ならオリジナル・バージョンや客車を出すつもりかも.ことによると,1/87の英国型というカテゴリーはブルーオーシャンになるかも知れない.そういえば昔,Samhongsaが作ったはず.



MRフォーラムにも投稿してみた.その答えはいずれも,確かにH0,1/87スケール.加えて,プラスチック・モデルが過去にも存在したというので驚いた.メーカーはイタリアのLimaで,1977年以前の製品のようだ.
 投稿者がいうB-B Class 33 dieselは,eBayへ出品されている次だろうか.
Lima-BR-Class33b.jpg

【追記】イタリア・モデラーのサイト"Rivarossi Memory"にLimaの解説を見つけた.その中の国別カタログの頁にイギリス向けがあって,1974年版に「1:87」と明記されていた.1977/1978年版からは「OO」となっている.2025-12-03



日本の場合は、1/87のファイン・スケールにすると模型の軌間が変ってしまうので、なかなか昔からのモデラーは受け入れ難いが、英国の場合は軌間の変動はないから、多少は受入られるのでしょうか。いやいや伝統を重んじる、英国のモデラーは見向きもしないかな。


MRフォーラムに続報があって,FleishmannのClass 42 Diesel Hydraulicと,RivarossiのRoyal Scot(4-6-0)も英国型1/87だという.特に後者は1933年に北米ツアーを行っている.
 eBayでリバロッシの方がたくさん見つかった.(画像引用)
Rivarossi-RoyalScot2.jpg

ちょっと不思議な点は,これら3種類はメーカーがバラバラなことである.勘ぐるに,英国型の1/87というジャンルは,誰もが思いつけて,何度か挑戦が行われたけれど,いずれも上手くいかなかった‥‥ってことではなかろうか.宮崎さんの御推察の通り‥‥(笑)

【追記】我が国の鉄道模型店メディカルアートに解説があった.2019年6月19日付の文で,ここに示した各社のモデルに言及されているのは流石.リバロッシのロイヤルスコットは,1/80だという.おおっ! 16番じゃん! 2025-11-13

【追記2】次の動画の最初と最後に登場するFleischmannのWarship classと客車がHOスケールだという(MRフォーラム).2025-11-22

Class 42 B-B Diesel-hydraulicのことでいいのかな(Wikipedia English)

【追記3】Rivarossi Memoryのカタログ頁にRoyal Scotを見つけた.1977/1978年版のp13で、記載されているイタリア語の"consegna 2 semestre 1977"は,1977年の第2期に発売ということのようだ.2025-12-03



Flying Scotsmanの北米ツアーは1963年から1973年までだから,1970年に成立したBN線上を走っているはずと,例のMagazine Indexで探したら,見付かった.それはPacific News誌1971年10月号p14で,フリー公開されている.先頭はSD45,車両定規の違いがよく判る.
PacificNews1971-10p14b.png



アメリカに持ち込まれたイギリス蒸機は,もう1両,存在した.LMS Princess Coronation Class 4-6-2 の流線型6229号機Duchess of Hamiltonが,1939年のニューヨーク万博で展示されたという.>>Wikipedia English(画像引用)



手元にLMS機の米国ツァーの写真があるので、ご紹介しよう。先ずは1933年の“The Royal Scot”。LMSの6100号機で、機関車だけでなく客車も渡米し、列車として米国とカナダで運行された。Royal Scot Class 71輌(6100-6170)の初号機だが、これには曰くがあり、渡米に当たり6152号機と振り替えた上で、船積みされた。米国での運転上の要請からと思われるが、電気前照灯とベルが備えられ、煙室扉には機名板が取り付けられている。写真を一寸見ただけでは、米国で撮影されたものと判らぬが、これ等の装備から場所が米国と知れる。走行中の写真は、Boston & Albany鉄道のCharlton附近、展示されている写真は場所不明だが、建物の感じからNew England地方の大駅だろう。撮影者はH.W. Pontin。

1939年の “The Coronation Scot”も列車ごと渡米しており、NY Expoの後、1943年まで運行されたらしい。写真は、New Haven鉄道の Hartfordを出発するところで、跨線橋上から大勢の人が見物している。こちらも電気前照灯とベルを備えていて、原型を損ねている。日本でも、鉄道80周年に、当時まだ在籍していた英国型4-4-0の5500型機にベルを取り付け、当時の鉄道ファンの顰蹙を買ったそうだが、米国では気にしなかったのだろうか。ところで、この機関車も曰く付き。Coronation Class 38輌(6220-6257)の初号機として訪米したのだが、実際は6229号機のDuchess of Hamiltonに振替えてあるそうだ。英国人もサービス精神旺盛だったと見える。でもワークスkさんの投稿からみて、これはバレバレだったのですね。

これらより早く、1927年にGWRの6000号機(King George V)が、B&O鉄道の百年記念行事に招かれ、7月製造直後に渡米して“Fair of the Iron Horse”に参加展示されている。展示終了後、幾つかの鉄道で走行してから11月に帰国した。しかし、これは未だ最初の英国機の訪米ではない。それは遡ること、更に34年の1893年に、Chicago World Fairに、客車、寝台車と共に出展されたLNW(London and North Western)のQueen Empressだった。これは、3シリンダー複式で1B1車輪配列のテンダー機。

ごちゃごちゃと記したが、1893(明治26)年を初めとする英国機の米国訪問は、5回(5機種)に及び、2回目以降は実際に米国の鉄道路線上を運行したと云うことになる。



うううう・・・・.頭がクラクラしてきた.
まとめると,

1893年 LNW=London and North Western, 3435 Queen Empress(1B1)Locomotive Wiki

1927年 GWR, 6000 King George V (2C) Wikipedia English

1933年 LMS, 6100 Royal Scot(2C)Wikipedia English

1939年-1943年 LMS, Coronation Scot(6229, Duchess of Hamilton 2C1)Wikipedia English

1963年-1973年 LNER, Flying Scotsman(2C1)Wikipedia English

そんなに皆んな,アメリカへ行きたかったのかな?
いやいや,アメリカが英国に憧れたってこと.
カネにモノを言わせて‥‥(笑)

さすがに逆は無いよな.



ワークスKさま、お纏めありがとうございました。独立戦争で、英国は米国に負けたが、蒸気機関車の侵略には成功していた訳ですな!

>> さすがに逆は無いよな.

真面目に考えると、英国の車輌定規の小ささが役立ったと云うことでしょう。米国の機関車が英国に渡ったら、トンネルは通れない、跨線橋を潜ろうとしたらひっかかる、と前に進むことは出来ぬことでしょう。柔よく剛を制す、ではなく小よく大を制すと云う訳です。



記憶と云うものは、何かキッカケがあると出てくるものだ。ワークスKさんが纏めてくれた、英国蒸機訪米リストをぼんやり見ていたら、小生のコレクションのどっかに、King George V号の写真あったよな!、と思い出したのだ。直ぐ出てくれば、たいしたもんだが、学芸員完備の博物館の様な訳にはいかない。でも何とか探し出せ、オマケも付いてきた。並んで2枚アルバムに貼ってあって、機関車は同じなんだが、雰囲気が違う。レールだ! 形式写真風の方には、ごちゃごちゃと沢山の留め金がある。”Chair“と云う、双頭レールを枕木に固定するためのもの。この写真が、英国で撮られた証しだ。もう1枚の写真には、これが無い。こりゃ、ひょっとして英国以外で記録されたもんでは?、と云う視点で見てみた。機関車の背後に写りこんでいる二重屋根客車は、どう見ても米国型だ。元写真は名刺判でちっちゃかったが、拡大して見るとレターボードに、”BAL“の文字が辛うじて、読み取れた。やったぁ~!、これはB&O鉄道で記録されたものに違いない。殆ど百年前の1927年に、King George V号が、B&Q鉄道に招かれ、訪米したときの記録だ。鉄道ファンなんて、他愛ないもんですな、こんなことで大喜びしているんだから。しかしワークスKさんが、この話題を取上げていなければ、一生気づかずに終わっていたことでしょう。御礼申し上げておきます。


あとから,あとから,資料が出てくるのですね(笑)
まさか,宮崎さんの書庫は家一軒分?

あっ! B&Oは開通200年か!



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