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ときどき投稿
真保孝@東京 投稿日:2024年04月28日 15:43 No.540
●ときどき投稿(第134回) 「女性プレスリー、ジャニス・マーティン登場」

●1950年代中期からエルヴィスの人気が急上昇して、それがいよいよ確定的になってきた。その頃「残念だ。大魚を逃がした!」
 と後悔したひとりに、西海岸で新興レーベル、キャピトルの立ち上げで、将来有望な歌手を探して全米を旅していたケン・
 ネルソンがいた。

●ネルソンが、目をつけていたロイ・ドラスキーをデッカ(オーエン・ブラッドリー)に、 ジェリー・リードをチエット・
 アトキンスに採られていた。最大の収穫はファロン・ヤングだった。

 売り出し中のエルヴィスは、まだメンフィスのサンレコードで歌っていた。メンフィス在住のDJボブ・ニールからエルヴィス
 の採用を薦められたが、高い契約金に躊躇していた。ネルソンの代わりに契約したのは、問題の興行師、トム・カーターで
 あったと云われる。釣り落とした魚は大きいと云われる。金の卵を逃して、すべて後の祭りであった。

●ロッカビリーの隆盛に便乗するのは世の常だ。ここに女性版エルヴィスが登場してきた。名前はジャニス・マーティン。
 1940年3月生まれのティーン・エイジャーで、アイドルとしてエルヴィスに対抗して売り出すには絶好であった。両親も
 ミュージシャン、6才の頃には200人のアマチュア・コンテストで優勝していた。地元(ノース・カロライナ)のラジオ局
 アナウンサーがテストテープをRCAのスティーブ・ショウレスに送り、契約が勧められた。

●RCAで発売の ” Will You, Willyum “ は大ヒット、急上昇して、番組、オ-プリーなどで活躍を始めた。エルヴィス
 は彼女に花束を贈り、「女性エルヴィス」(Female Elvis )として人気も拡大した。だが1956年、空軍兵士と恋に落ち、
 母親に内緒で妊娠したが未成年で問題となり、契約が解除された。他社で再帰を期したが人気は下降線を辿り始めた。

 華々しかった短期間での活躍は終わった。2007年9月、癌により67歳で他界した。

 今日はあまり私的でない(気乗りのしない?)歌手を紹介しました。

                               ( 引退の日を待つカウボーイ / 真保 孝 )




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