●“so high” “so blue” “ so lonesome ” の定義は、生みの親ビル・モンローが生前唱えた
ブルーグラスに欠くことの出来ない3大要素だ。ニューヨーク・タイムズ誌はマッカーリーのコンサート(
ギター、テナー・ボイス)を、気絶するくらいに申し分のない内容のステージだったと高く評価する記事を
書いた。1963年、デルはモンローのバンドに1年ほど、ヴォーカルとバンジョー担当で在籍したことが
あった。その後もその定義は受け継がれて、後日アルバム“Old Memories ; the Songs of Bill Monroe ”
でも色濃く残されているとされる。今年83才を迎えるマッカーリー、去る2月1日は誕生日である。
●率いるバンド名を“ ”Dixie Pals ”から1987年「デル・マッカーリー」に変えた。自身はギターの担当に
戻り、メンバーはジェリー(兄)のベースに、ロニー(マンドリン)とロビー(バンジョー)の2人が参加
している。1996年、他界のモンロー亡き後の第2世代のブルーグラス界?を代表するように精力的な活動
をづけている。国際ブルーグラス協会から過去30回余の賞を受けている。今回は寒中見舞いに、お馴染みの
“ Blue Ridge Mountain Home ”を聴いてみよう。演奏にはボビィ・オズボーン、J.D. クローも参加している。