みちのく会掲示板
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Trachydora 宮野昭彦 投稿日: 2023年11月09日 09:56:14 No.1467 【返信】

 写真の蛾は各務原市の木曽河川敷で採集したもので、杉島さんによるとTrachydora ussuriella Sinev, 1981というエダモグリガ科の種だそうです。採集してる方はいますか? 同定いただいてからもう7年になりますが、そろそろ和名を付けて発表しておかないと忘れてしまいます。

梅津 投稿日: 2023年11月09日 11:09:55 No.1468
秋田では冬師の草原で結構採れています.杉島さんによろしく~ということで預けております.先日の鱗翅学会でお会いしたときにも,そのままになってしまっていて・・・というお話をされていました.早く書いて~.
韓国でヤマハギの枝にもぐることが知られています.草地の蛾なのだろうと思います.あちこちで採れていると思うのですが.
鈴木信也 投稿日: 2023年11月09日 12:05:01 No.1469
実は九大のグループで蝶と蛾に別の報告のついでに初記録を投稿しております。
12月に出版予定のため、もう少しお待ちください。
宮野昭彦 投稿日: 2023年11月10日 08:08:24 No.1470
 九大に先を越されましたか。この科にも同定の保留された種が他にもあるようです。
梅津一史 投稿日: 2023年11月10日 15:41:58 No.1471
2019年にみちのく会でこの蛾の話をしたのですが,原記載の図ではいまいちわからず,Koster & Nieukerken, 2017. Gielisella gen. n., a new genus and two new species from southern Spain (Lepidoptera: Elachistidae: Parametriotinae) with a catalogue of parametriotine genera. Nota Lepi. 40(2) : 163–202. という論文をたまたま見つけて彩色図もあり交尾器の図もぴったりのがあり,これかな~という感じだった記憶があります.
宮野昭彦 投稿日: 2023年11月10日 16:12:50 No.1472
梅津さん 2019年のプラザクリプトンでのみちのく会資料、確認しました。まさに表徴も雌雄交尾器もぴったりですね。交尾器の写真もわかりやすいです。♂交尾器のグナトスが日本の突起になっているということですが、年輪のような模様の入った部分のことですよね? おかしなグナトスです。この種の♂前翅裏面には、長大な毛束があるのが特徴のようです。

梅津一史 投稿日: 2023年11月10日 18:25:41 No.1473
自分で調べる前に,奥先生に交尾器を見てもらっていましたが,奥先生もこの変な構造がgunathosであることを見破れず,こんな変なのは見たことがないと言っていました.Gnathosだとわかってみれば,このあたりのいくつかの科に共通する刺毛の生えたgnathosなわけで,なるほどと思いました.これが関節していてぐらぐら動くのに気付いたときはびっくりしました.


伊藤之巳さんが採ったミクロです 髙谷太 投稿日: 2023年11月05日 22:41:52 No.1465 【返信】

おばんです
伊藤さんから預かっていたのを見ていますが
全く分らない 交尾器は俺には無理なので
送りますのでご協力よろしくお願いします


梅津一史 投稿日: 2023年11月06日 08:04:34 No.1466
左とまん中はキバガですね.これは切ればわかりそう.右側はメムシガっぽい.切ってわかるかはビミョー.



 各務原市では昨年からツマグロキチョウが発生しています。今は秋型成虫が、キチョウと一緒にアメリカセンダングサから吸蜜しています。この2種は飛んでいると紛らわしいのですが、結構違うチョウかも?と思ったので交尾器を比べてみました。左がツマグロキチョウで、右がキチョウ。オスは少し違うけど、メスはびっくりするほど大幅に違う。
 ツマグロキチョウはカワラケツメイが寄主。キチョウはこの辺りではメドハギが主な寄主。カワラケツメイはお茶にすると大変おいしい。豆ができてからお茶にすると豆茶というそうで、これはもっとおいしいかもしれません。もうすぐ飲めそうです。


間野隆裕 投稿日: 2023年11月05日 06:03:06 No.1462
宮野さん 大変遅くのレスです。久しぶりにこのMLを拝見しました。
ツマグロキチョウとキタキチョウの交尾器は全然違うのですね!!
勉強になります。
因みにツマグロキチョウは愛知県ではアレチケツメイという外来植物で発生しており、各所、特に開発をした路地に発生しています。
宮野昭彦 投稿日: 2023年11月05日 08:11:01 No.1463
間野さん レスありがとうございます。こちらでもツマグロキチョウはアレチケツメイから発生しています。最初はカワラケツメイと思っていましたが、写真のとおり花弁のうつの一枚が垂れ下がっていますし、葉柄の蜜を出すところが柄付きになっています(写真の右上に写っています)のでカワラケツメイではなくてアレチカワラケツメイだと思います。ちなみにカワラケツメイはお茶にするとうまいそうです。アレチでもうまいのか?と思ってお茶にしたらうちでは絶賛されました。もうお茶代はかかりません。



ウスアカマダラメイガの出現期 宮野昭彦 投稿日: 2023年11月03日 13:03:04 No.1459 【返信】

 滋賀県の寺本さんから、滋賀県ではウスアカマダラメイガAcrobasis encaustella Ragonotは年1化の可能性があると伺っていました。成虫は5,6月に発生し、7,8月には見られないらしい。掲示した散布図のように、岐阜県では5月から9月まで見られます。標準図鑑では年2化と書いてあります。岐阜県で8月に採れる成虫は新鮮な個体が珍しくないので、一般的には年2化と考えられるというわけです。
 東北などではどうなっているでしょうか? 成果にこのガは飛んでいますか?


梅津一史 投稿日: 2023年11月03日 17:03:26 No.1460
秋田では7月から8月の採集例がほとんどです.
宮野昭彦 投稿日: 2023年11月04日 06:49:55 No.1461
 そうなのですか。そうすると基本的に、東北は1化のようですね。四国や九州のことが知りたくなってきました。


石垣島のキバガです 小松利民 投稿日: 2023年10月16日 15:36:41 No.1449 【返信】

Aristotelia sp.ホソバハイキバガでもなさそうですし・・・教えてください。

梅津一史 投稿日: 2023年10月17日 20:45:47 No.1451
触角の模様(?)がカザリバガ科にありがちなパターンですね.Labdia ~ Anatrachyntis あたりの何か・・・ってことはないでしょうか?
後翅(展翅の時に裂けちゃったのでしょうか?)は微妙にキバガ科っぽくもありますが・・
小松利民 投稿日: 2023年10月18日 09:07:25 No.1452
梅津さん、ありがとうございます。カザリバガ科の可能性ですか。考えていませんでした。後翅は破損したわけではありません。写真では後翅の基部から先端に向けて色が薄くなり大きく裂けているようにも見えますがもともとの形状です。後翅先端部分も完全な状態です。

今日、たまたま、鹿児島大学の坂巻さんに別種の標本を送ることになりました。一緒に送ってみます。何かわかることがありましたら掲示板でお知らせします。
梅津一史 投稿日: 2023年10月18日 09:15:06 No.1453
後翅はそういう色なのですね,失礼しました.だとすればキバガ科の形ですね.これはさっぱりわかりません.
小松利民 投稿日: 2023年10月30日 09:15:49 No.1458
坂巻さんから返信が来ました。詳しいことは書きませんが、ホソバハイキバガとは同属のようです。ホソバハイキバガの属名は変わるかもしれません。


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