ロシア旅行 続き - メバルの掲示板

メバルの掲示板


| トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 | ▼掲示板作るならRara掲示板 |

ロシア旅行 続き
grove 投稿日:2017年01月10日 15:39 No.54
 6日目はスズダリ観光。やっと明るくなった9時半出発で素晴らしい晴天に喜んだものの、マイナス23度の寒さ!外に出たとたんに咳き込みました。雪景色で歩道も雪道でした。まずガイドさんが素敵なものがみえると言って連れていってくれたのが、蛇行した川の向こうの遠望。いくつもの教会がある美しい田舎で、平和なおとぎの国のような雰囲気でした。クレムリンというのは城壁という意味で、スズダリのクレムリンと、観光客は私たちだけだったスパソ・エフフィミエフ修道院を見学し、その後、バスで約1時間ゆられ、ウラジーミルに移動しました。ウラジーミルってプーチンの名前ですね。モンゴルに占領されていたという歴史もある田舎の町でした。昼食はジャルコーエというつぼ焼きで、パンで蓋がしてあります。中身は野菜と肉を煮込んだ肉じゃが風で、旅行中の全食事の中で一番評判が良いものでした。昼食後は、町の象徴的存在だという黄金の門(黄金色の丸屋根はありましたが白亜の建物)で写真を撮り、ウスペンスキー大聖堂へ。生神女就寝大聖堂といわれ、マリヤ様の永眠を記念する正教会だそうです。正教会はイエス様を生んだマリヤ様があがめられているような感じです。雪の中に建つ金色の玉ねぎ型の屋根に石灰石で作られた白い建物はとても美しく見えました。観光後約4時間かけてモスクワにもどり、ロールキャベツの夕食を食べて都会のホテルに宿泊となりました。
 7日目は、モスクワ観光で、まずはプーシキン美術館に行き、印象派の絵画が多く展示されているコーナーを鑑賞しました。ルノワール作の「女優ジーンサマリーの肖像」はつい最近日本にきていた絵画です。ゴッホの「赤い葡萄畑」など素晴らしいコレクションを混雑なしで見ることができました。道路を隔てて向かいにあるのが、白亜の救世主キリスト聖堂で、2000年に完成した巨大な建築物。内部は1万人が収容できるそうです。礼拝に来ている信者も多く、荘厳な雰囲気。観光後、バスに乗って史跡公園になっているコローメンスコエに行きました。雪が積もっている公園で、転ばないように注意しながら歩きました。いつまで歩くんだろうと心配になった頃にガイドさんが「門を抜けたらわぁ~!て歓声あげますよ。」というとおり、白亜のヴォズネセニエ教会(主の昇天教会)をみて皆で歓声をあげました。丸屋根ではなく八角形の尖塔で、まるでロケットのようでしたが美しかったです。ロシア風水餃子の昼食をたべて、赤の広場の観光。16時にはもう夜となって、グム百貨店はイルミネーションが瞬き、聖ワシリー寺院はライトアップされていました。血の上の教会も色とりどりでかわいい外観でしたが、聖ワシリー寺院はさらに華やかでかわいい。まるでおとぎの国の建物のようでした。ダム百貨店で1時間半の自由時間となり、食品売り場も見て回りましたが、スーパーと価格があまりに違うので何も買いませんでした。百貨店はクリスマスの飾り付けがしてあって、外も内もツリーだらけ。冬でもアイスクリームは人気でした。広い広場を国立歴史博物館のほうまで歩いていくと、ルミナリエのようにイルミネーションをしている通りがあり、巨大なツリーもあってとてもにぎやかでした。夕食にサーモン料理を食べて、連泊しているホテルにもどりました。
 8日目は観光の最終日で、クレムリンの入場観光に行きました。広大な敷地内には、クレムリン大会宮殿やロシア連邦大統領府の巨大な建造物があり、聖堂広場にはウスペンスキー大聖堂をはじめとして、同じような白い聖堂が4つもありました。一度も発砲されなかった40トンもある「大砲の皇帝」や一部が欠けてしまった200トンの世界最大の巨大な鐘「鐘の皇帝」もうそみたいだけど真面目らしい代物でした。次はいよいよ楽しみにしていた武器庫とダイヤモンド庫の見学ですが、ここの写真撮影は禁止。武器庫は武器というよりも王冠や王笏、金銀の食器、2m以上の背の高さだったピョートル大帝の服やブーツ、エカテリーナ2世の戴冠式のドレス(ウエストの細さにびっくり!)、豪華な宮廷馬車とぎっしり展示してありました。その隣がダイヤモンド庫で、エカテリーナ2世に愛人が贈った世界一大きなダイヤモンド「呪いのダイヤ オルロフ」をはじめとして、ネックレス等の宝石類、金やプラチナの塊がありました。孔雀時計、金ぴか馬車、ダイヤなど、呆れるほど贅沢なものは、それぞれ愛人からのプレゼント品です。エカテリーナ2世はドイツの片田舎の貴族出身ですがピョートル3世と結婚。愛のない結婚でクーデターを起こして女帝の座に就き、夫は退位してその数日後に死亡。女帝は美男子好みで愛人は10人とも21人ともいわれていたそうです。検索したらベルバラの池田理代子が漫画を出し、YouTubeにキャサリンゼタジョーンズ主演のテレビドラマがありました。かなり過激な人生だったようです。観光は全て終わり、空港に向かい、モスクワ発17時のJALで所要時間約9時間で日本に戻りました。
 今回の旅行では、ホテルにペットボトルの水が置いてあり、食事の時も昼夕ともペットボトルの水がついて、その上デザートとコーヒーか紅茶がつきました。お酒類は全然注文しなかったので、ルーブルに換金したのは1万円だけでしたが充分足りました。冬で旅行費が15万円の安さだったので申し込んだツァーでしたが、建物内やバス中は暖かく、吹雪や強風はなかったので、むしろクリスマスのイルミネーションや大きなツリーをたくさんみることができてラッキーでした。写真整理をしていて、毎日違う洋服にしていたのに、同じダウンコートだったので同じ服装ばかりの写真になってしまいました。朝も夕食後も時間に余裕があり、一人参加の女子たちで仲良くできたので、楽しい旅行ができました。




お名前
メール
タイトル
URL
画像添付


削除キー ( 記事を削除する際に使用 )
文字色