ロシア旅行記 - メバルの掲示板

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ロシア旅行記
grove 投稿日:2017年01月10日 15:34 No.53
海外旅行にいくとフォトブックを作って、旅行記も書いて挟んでおくことにしました。それも、定年後から14冊たまりました。( ´艸`) 今年も1月にいよいよ憧れのエジプトにいく予定です。
紅白歌合戦は、とてもよかったと思いますが、最後の紅組優勝は腑に落ちなかったですね。メバルさんの日記で仕組みが書いてあって、そうでしたかぁと思いました。
今年も、日記を楽しみにしています。W杯の出場がきまるといいですね。
どうぞよろしくお願いいたします。
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 12月11日から「大国栄華への招待状 ロシア9日間の旅」に今回も1人で参加してきました。参加者は36名で女性の1人参加が12名、男性の1人参加が4名。今までの旅行と比べると1人参加が多く、クラブツーリズムの旅にしては年齢層が若く、60歳以下の方が数名はいました。成田10時45分発のJAL直行便で約10時間かけてモスクワに到着したのは15時。飛行機内では寝る必要もなかったので、4本の映画鑑賞をして着後すぐにホテルでゆっくりすることができました。心配していた寒さはマイナス8度であり想定内で、雪は道路にはなく、歩道にはところどころに残っている程度でした。
 2日目は、モスクワから空路でサンクトペテルスブルグに行き、まずはレストランでボルシチとピロシキの昼食。ピロシキは揚げるものと思っていましたが、こちらでは焼くほうがポピュラーとのことでした。ボルシチは中心食材のビーツに健康効果があるので興味津々の料理です。サワークリームを入れて食べるのもおいしい。ガイドさんにスーパーにボルシチの素(マギー)のレトルトがあると教えてもらい、お土産用に10パック買いました。家に帰ってから、早速作りましたが、ビーツが手に入らなくても、肉とキャベツとジャガイモを入れてボルシチの素を入れればボルシチと呼べる料理ができました。サワークリームは水切りヨーグルトでも可です。
 サンクトペテルスブルグはかつての帝政ロシアの首都で、レニングラードから名前が変更になりました。皇帝や貴族の豪奢な宮殿が建ち並び、ヨーロッパでも最も美しい町の一つというコピーどおり、美しさは驚くばかり。凍ったネヴァ川のほとりに建つエルミタージュ美術館の壮大さにも歓声をあげました。この日は青銅の騎士像(エカテリーナ2世が建てたピョートル大帝の像)で写真を撮ってから、血の上の教会(1907年完成、純ロシア正教会、豪華なモザイク)と聖イサク寺院(金色の丸屋根があり、48本の円柱が立派)の入場観光のみ。血の上の教会のカラフルな外観にも驚きましたが、内部も絵がびっしりで豪華。カトリック教会との違いは、ロシア正教会には椅子やステンドグラスがありませんでした。
 3日目は、このツァーの目玉である、「エルミタージュ美術館たっぷり6時間の見学」です。外装の緑白色もきれいでしたが、内装の豪華さは目をみはるばかり。皇帝の冬宮として使われていた宮殿で、収蔵美術品の数は300万点、世界3大美術館の一つにはいっています。入場してすぐの大使の階段(ヨルダン階段)の白と金と赤のゴージャスさから驚嘆の連続で、各室内にかかげられているシャンデリアや調度品も超豪華なものでした。印象に残ったのは、エカテリーナ2世の愛人のポチョムキンがプレゼントしたという「孔雀の時計」。18世紀後半にイギリスで作られたカラクリ時計で、動きはビデオで見るだけでしたが、今でも動くとのこと。そして、館内の見学は日本語ガイドのマリアさんが午前中は見どころを案内してくれて、昼食はカフェで自由にとり、15時にカフェに集合でした。絵画はダヴィンチの「ベヌアのマドンナ」「リッタの聖母」の2点があり、これはとても貴重なこととのことです。ティツィアーノの描いた「ダナエ」とレンブラントの描いた「ダナエ」の比較も興味深く、それらの名画が華麗な室内に掲げられていることも素敵でした。ガラスに入っているのでうまく写真は撮れませんでしたが、フラッシュをしなければ写真は自由です。カフェでサンドイッチとコーヒーの昼食を摂ってから、自由時間はどこをどう歩いたかよくわかりませんが、古代ローマの彫刻、古代エジプト美術、日本の陶器や漆器も見学しました。エルミタージュにはネズミ捕りのために猫が今でも保護されていて、猫の絵もありましたが、これらの財宝の中に猫が迷い込んだらと考えるとすごいです。
 集合してから真向かいにある黄白色の建物であるエルミタージュの新館にいきました。外観はきれいですが、内装はすっきりしすぎという感じ。こちらは近代美術のコレクションで、印象派の作品やマティスやピカソの作品もありました。マティスの「ダンス」「音楽」は記念碑的な大作とのこと。全然混雑がなく名画を鑑賞できたことは良かったです。この日はレストランでビーフストロガノフの夕食。歯が悪い人用にこま切れ肉を使った料理ですが、エルミタージュ美術館の肖像画の部屋にあったパーヴェル・ストロガノフが、素晴らしいイケメンでした。
 4日目は、絢爛豪華な55の続き部屋をもつエカテリーナ宮殿の見学です。ピョートル大帝の妃、エカテリーナ1世のために建設され、エカテリーナ2世の時代に改装された夏宮で、雪道を歩いて靴カバーを履いて入場しました。戦争と平和のドラマの舞踏会で使われた金ぴかの大広間の実物を見ることができて大感激。井上靖の小説「おろしや国酔夢譚」で知られる大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に謁見し、帰国の許可を得たというのもこの広間でした。当時の衣装が飾ってあったり、食卓に食器がセットしてあったりとどれもため息が出るような豪奢な暮らしぶりで、まさにツァー名の「大国栄華」に圧倒された感じです。豪華な回廊をぬけて、有名な琥珀の間ですが、ここだけは写真の撮影は禁止。第2次大戦中にドイツ軍に琥珀は全て持ち去られ、1979年から24年かけて復元したとのこと。復元したこともすごい!!ここはものすごく混雑する場所なので、冬の観光がお勧めだそうです。昼食後にネフスキー大通りで自由時間の散策。カザン聖堂の向かい側にあるスタバで世界一可愛いと人気のマトリョーシカの図柄のタンブラーを購入。お土産店でマトリョーシカを買おうと思いましたが、意外と高価なものが多かったので、35ルーブルのタンブラーだけでよいことにしました。魚料理(タラのハンバーグ)の夕食後は、ミハイロフスキー劇場でバレエ「眠れる森の美女」の鑑賞。優雅な時間を過ごしました。
5日目は朝7時発の国内線でモスクワにもどり、バスで「黄金の環」の観光へ。昼食に鶏肉にバターを包んで揚げたカツの「キエフ風カツレツ」を食べてからセルギエフ・ポサート観光で、城壁で囲まれたセルギエフ大修道院の見学。ここは写真撮影に100ルーブルのチケットが必要でしたが、マグネットのおまけがついていました。内部だけ写真禁止になっていたトロイツキー聖堂を見学して、水色のきれいな鐘楼、玉ねぎ型の青屋根に星をつけたウスペンスキー聖堂など、遊園地のようなきれいな建物です。聖水の泉が湧き出ている建物があり、ペットボトルに水を入れて帰る人もいました。約3時間半かけてバスでスズダリに行き、家庭料理(ハンバーグ)の夕食を食べてから、宿泊となりました。




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