雑銭掲示板Ⅱ


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貴方は本日234人目、通算215821人目のお客様です。
ブランセンについて 浩泉丸 投稿日: 2023年09月17日 23:58:03 No.740 【Home】 【返信】

方泉處に昔お勤めだった札幌のF様から寄贈して頂いた本です。
以下、メール記載文抜粋です。
このたび日本学士院よりデンマーク国立博物館に所蔵しているブランセンコレクションを中心とする日本古貨幣目録が刊行の運びとなりました。私は鑑定を担当していたのですが、ブランセンがラムスデンのように贋作を製作していたかについては、私にはよくわかりません。
ブランセン自身のコレクションを見ると、幕末から明治初期にかけて貪欲に日本貨幣を収集しようとしていたことがわかり、そういう中で偽物も少なからず掴まされていた様子が伺えます。一方、幕末期の試鋳貨はとてもよい時期に収集していたせいかなかなか見どころのあるコレクションとなっています。ぜひご覧いただければと思っております。
発売は「あるむ」定価は10000円です。
ブランセンは丁抹人という名前で古銭番付に載っている収集家で、来歴生没年などが謎でした。名古屋作と呼ばれる銀写しはブランセンのプロデュースじゃないかとか、丸型土佐通寶がブランセン作じゃないかと噂されていますが良く分かりません。寄贈の話をいただいた直後に10日間寝込んでしまい、詳細を調べられる健康状態ではありませんでしたが、やっと少し動けるようになりました。
全文英文のため読み解くのにものすごく時間がかかりそうです。画像をサラッと見たところ玉石混交で、彫母銭があると思えば銀製っぽい怪しき品も結構あります。大英博物館収蔵の朽木公コレクションと同じく錯笵銭が結構ありますし、打印寛永も見えます。古金銀もファンタジーも含み結構あります。新寛永のコレクションはなかなか見どころがあります。白目大字なんかもあってほれぼれします。まずはご紹介まで。




細郭手張足宝 とら 投稿日: 2023年09月11日 12:27:33 No.726 【返信】

浩泉丸様におかれましては、お元気になられましたでしょうか。

今年は、浩泉丸様のリハビリが終了するまでの幕間つなぎと、慣れぬ投稿をいたしておりますが、この間、長郭手の張足宝(ハリアシホウ)を投稿したので、細郭手を掲載してみました。

通常、細郭手張足宝は、中央のタイプで、大きさが異なる程度の変化しかありませんが、左の品は足が長く、一目ぼれし、無理を申し譲っていただきました。
数々の銭譜を飾り、村上氏も還暦記念泉譜に掲載なさっていたほどです。
ただ、分類譜にある如く49.70㎜などといった大きいものではありません。
細郭手覆輪強刔輪・長張足宝といったところでしょうか。
今、手に入れなかったら二度と手に入らぬ気がして、張足宝とは思えぬ価格で購入したので、超張足宝でしょうか。

右は、面はつるつる、細めの文字は立っていて、郭内も丁寧に処理されていますが、背が甘く、ここから鋳写した通用銭など想像もできないので、単なる通用銭でしょう。

サイズは、長径、短径、銭文径、内径、量目の順。
銭文径や、内径は、参考値とお考え下さい。
左・49.14㎜、32.56㎜、39.9㎜、43.7㎜、21.35g。
中・49.40㎜、32.27㎜、40.1㎜、43.7㎜、18.98g。
右・49.10㎜、32.42㎜、40.2㎜、43.5㎜、21.98g。


浩泉丸 投稿日: 2023年09月13日 05:19:35 No.728 【Home】
とら様 つなぎ役ありがとうございます。なかなか元気が出なくてすみません。9月に入りくしゃみ・鼻水とのどの痛みが発症し、コロナかと思いきや猫アレルギーの悪化でした。で、自宅待機になってます。自宅待機すると悪化すると言っても、その状況では勤務がままならず、さりとて自宅にいても一向に良くならないジレンマにあります。手元に札幌古泉界のF様から起草されたブランセンの収集物に関する立派な書籍があり、内容を紹介したいのですが・・・気力がわかない(というよりふらふらです。)
昨日より出勤・部屋隔離で業務が始まり、今朝は外部研修の手伝いをします。年だなあ・・・とつくづく思いますね。(猫アレルギーは人には染らないのですけど、肩身が狭い。)
とら 投稿日: 2023年09月13日 10:41:55 No.729
浩泉丸様

安静になさっておられるべきところ、ざわつかせ申し訳ありません。
奥様を亡くされ1年以上が経ち、何かと寂しさも身に染みる時期かと存じます。
我が家は、父、祖父、曾祖父と、皆連れ合いに先立たれておりますので、ある意味、理解できる気もします。
ただ、仙人などを拝見しますに、奥様に先立たれた事も大分癒えたご様子で、活躍されております。
病は気からと申します。
なるようにしかならぬものですので、気楽に、楽しく生きましょう。

上の画像は、張足宝でも珍品な部類ですので、私より初心者の方もご覧になられているので、極、一般的なもの3枚掲載します。
細郭手の張足宝の面、特に「通」など、長郭手に類似しているので、何年か前、集めはじめのとき、浩泉丸様にご教示いただいた記憶があります。
サイズは、
左・49.17㎜、31.94㎜、40.1㎜、43.7㎜、21.96g。
中・49.12㎜、32.18㎜、40.2㎜、43.7㎜、19.62g。
右・48.54㎜、31.76㎜、40.2㎜、43.5㎜、19.56g。


とら 投稿日: 2023年09月14日 05:36:59 No.731
細郭手なのに長郭手と間違いやすいので気を付けるように、とのことでした。
銭譜により、長郭手と成っているものもある、とのことだった気がします。
とら 投稿日: 2023年09月14日 05:41:20 No.732
細郭手なのに長郭手と間違いやすいので気を付けるように、とのことでした。
銭譜により、長郭手と成っているものもある、とのことだった気がします。
七時雨山 投稿日: 2023年09月14日 06:44:50 No.733
手元の銭譜を見ると、「当百銭カタログ」の220張足宝(小様)が細郭手の拓図になっています。
「天保通寶銭分類譜」602張足宝(小様)も同じ拓が使用されています。
「不知天宝通寶分類譜 下巻」52ページ7の張足宝(二)(小様)も同じ拓です。
全て天保堂瓜生師の編集したものですね。通字だけではなく、背面の當字が長郭とは違うので、皆さんは見間違うことはないですよね。
私は、小さいころから図鑑が大好きでした。天保銭なども高額で入手できなくても、いつか掘り出しができたらと、銭譜は購入していました。「斜珎」の名称の変遷も分かりました。
岩手は、新型コロナウイルス感染症の患者数がダントツの全国トップを維持しています。医療現場も大変なようです。患者も快復しても、クラスター発生で元の施設に入所できなくなっているようです。
皆さん5類になっても手洗い、うがい、マスクは大切です。私は、月曜日に39度の高熱が出たので、発熱外来を受診しました。新型コロナウイルス感染症ではないという結果でした。熱は下がりましたが、顔にむくみが残っています。何か別のウイルスが傷口から入ったためだと思います。暑くて汗でかゆみが出たところを強く掻いたのが原因でしょう。皆さんお気をつけてください。
とら 投稿日: 2023年09月14日 10:33:17 No.734
七時雨山様

ご丁寧な解説有難う御座います。
4年ほど前、超初心者だった時、辵の足が長郭手に似ているので、勘違いし、同様に、当字をよく見るよう浩泉丸様からご指摘を受けたこと思い出します。辵もよく見ると違うのですが、あまり現物を手にしていないと勘違いは起きるものです。

さて、肝心の銭譜ですが、以前は盛んに発行されており、諸先輩方はお持ちですが、後進の者は手に入れることが困難です。
仙人宅を訪れ、お借りし、コピー機が具合が悪くなるほどコピーしたことを思い出します。その後、ネットや、諸先輩方よりお譲りいただく機会を得ましたが、まだまだ、欲しいものがあります。
また、仙人より、銭譜には誤りも多いので、信用しすぎてだめで、見る目を養うよう念を押されました。

みちのく大会では、七時雨山様とお会いできるかと期待いたしており、岩手の方数人に伺ったのですが、お会いできなかったのが残念です。

想像しますに、私よりは御年も上と思われますので、お体をお大事になされ、今後もご教示よろしくお願いいたします。
七時雨山 投稿日: 2023年09月14日 12:58:25 No.735
とら 様

みちのく合同古銭大会に参加していただきありがとうございました。
9日は、別の会議が13時からあったため、会場に到着したのは、16時頃でした。この掲示板に使用している名前「七時雨山」は、会員の誰も知りません。二日目の閉会の挨拶をしたのが私です。
福岡の博多古泉会のK氏、新潟の新潟貨幣研究会のY氏、岩手の銭楽会のT氏と同部屋で、途中から博多古泉会のY氏も入られて賑やかに古銭談義を行いました。九州の天保銭の話はとても面白いものでした。
会場で発売されていた図譜は、少々問題がありますので、話半分くらいに考えて下さい。図版の縦横が合っていないものや、本物として贋物がかなり掲載されています。自分の目が正しいと思い込んでいる人にいくら説明しても、聞く耳を持ちませんね。なぜなら高額で贋物を購入したと思いたくないからですね。
博多古泉会のK氏も盆回しで購入した仙台当四背削頭千母銭を「これどうですか」と、聞いてきたので、「だめですね」と答えました。感想は「やっぱりな」でした。会場の照明が暗くて、業者でも真贋を見極めることは難しかったようです。実は、私も赤い背二十一波短尾寛を密鋳銭だと思って隣の席の先輩から購入しましたが、家に帰って磁石に近づけてみるとくっつきました。明和短尾寛でした。でも、江刺銭正字写、安政小字背削輪無爪永の黄銅銭、加護山正字様、同旧猿江小字写などをこちらの言い値で譲ってもらったので十分です。
とら 投稿日: 2023年09月16日 07:53:58 No.736
七時雨山

数多くのヒント有難う御座いました。
貨幣協会の A氏から○○さんらしいと、以前お聞きしていましたが、件の○○氏は何人もおられ、2人当たったところで挫折しました。
ヒントのお陰でお名前と御尊顔一致致しました。
諸先輩方と比較し、経験も浅いので気後れしがちで、且つ、古銭会などの参加も多くはないのですが、次回、仙台大会等に参加し、お目にかかる機会が御座いましたら御教示宜しくお願い致します。
七時雨山から、枯れた御方を想像しましたが、恰幅の良さげな上品な紳士であられ驚きました。
七時雨山 投稿日: 2023年09月16日 11:33:12 No.737
とら 様

返信ありがとうございます。
恰幅は、ただのメタボです。浩泉丸氏は、東北のSと表現されています。貨幣協会のA氏とは、川崎の方ですかね。他にA氏は思い浮かびません。今回参加されていなくて残念でした。
銭譜の件は、水原庄太郎氏の「南部貨幣史」に沿った編集となっているため、現在では、否定或いは疑問視されていることが平然と述べられています。
各銭座の鋳銭種についても、全く検討されていないですね。巻末に参考文献が掲載されていますが、編集者が熟読されたと形跡はありません。ただ著作権法に触れないようにと考えたとか思えませんが、著作権法上問題がありそうです。雑銭の会の工藤氏が編集に参加していれば、恥ずかしくないものができたでしょうが、収集界から身を引いてしまったのがとても残念です。
大会で入手した四文銭の一部をアップします。
称江刺正字写、安政小字無爪永黄銅(真鍮銭)、密鋳俯永写2枚です。
これからも宜しくお願いします。




天保通宝 水戸接郭 刔輪 クワガタ 投稿日: 2023年09月09日 08:15:06 No.723 【返信】

浩泉丸様の 2020年12月14日の制作日記に
凄く似ているものが載っていたので、それと同じ種類なのかな~?私のはちょっと赤茶色がかかってますが、いかがでしょうか?49.16mm, 32.97mm, 40.08mm, 20.13g


68式ヲヤジ 投稿日: 2023年09月10日 02:52:40 No.724
見事な刔輪ぶり、と言いますか強刔輪ですよね。水戸接郭は雑銭に過ぎず見向きもされないのが残念ですが、輪幅の大小や曳尾ほどではないにせよ書体に微差があるのが面白く私は好きな銭貨です。画像の品は寳足が延びています。

クワガタ 投稿日: 2023年09月11日 08:30:05 No.725
改めて見たら極印らしきものが打ってあるように見えて仕方がないです。ただの傷なんだろうか?

浩泉丸 投稿日: 2023年09月13日 05:06:23 No.727 【Home】
ご投稿ありがとうございます。68式様のおっしゃる通り、接郭の強刔輪ですね。ただ、極印らしきものが打ってあるように見える・・・私には見えないですよ。幻覚?
寶冠のあたりかな・・・極印じゃないです。

68式様の長足寶は見事ですね。
クワガタ 投稿日: 2023年09月13日 11:27:48 No.730
お手数ですが写真をクリックして見てください。   

ありがとうございます。 


ただの曳尾ですが・・・ 浩泉丸 投稿日: 2023年09月06日 17:34:20 No.716 【Home】 【返信】

CCFに引き続き東京に出ました。コロナはなくなったわけではなく、報道されなくなっただけなんですけど、世の中緩みまくっています。かくいう私、仕事で軽井沢へ(夏季セミナーという名前の遊び)
電車での移動の途中、新橋駅前ビルに寄り道です。で、入手したのがこの曳尾。何の変哲もないもの。大字でもなく細字でもない。ただ、地金の色が長門らしい色だったから手入れすればきれいになるかなという下心です。通常、青錆品は火中品が多いため入手してはいけないという先輩方の忠告なんぞどこ吹く風。和同開珎と同じ青錆色と考えれば格調高いものです。
たった、1泊2日の旅でしたがしっかりお土産をもらってしまい、現在自宅療養中です。今のところコロナ陰性(抗原検査)ですが、まだ一度だけ。猫アレルギーもちには極めてきつい自宅療養。そして仕事はたまるばっかりです。あ~あ~罰が当たった。

通寶小字の定義ですが、覆輪張足寶の系統で銭文径が縮み、寶貝が下すぼみ気味に見えるもの(寶足が陰起気味のもの)を称している気がしますが、個人的には張足寶の一塁と同じ系統だと思っています。つまり、瓜生氏特有の拓本の見え方による変化も多分にあるんじゃないかなあと。
秋田の村上師も迷ったように、私も「通寶小字系」と言って乱発しています。覆輪刔輪の張足寶の2度写しクラスですから、面白い品であることは間違いないと思いますが、数は案外あるのかもしれません。


七時雨山 投稿日: 2023年09月07日 09:53:49 No.719
かなり前に天保銭の50枚差しをネットオークションで購入したとき、殆どが高知額輪類と広郭異制類でしたが、未使用の山口天保が4枚(曳尾と縮通)入っていました。他の広郭類に錆はありませんでしたが、山口の4枚には青錆が出ていました。成分由来なのかも知れませんね。
お体をお大事にして下さい。
とら 投稿日: 2023年09月07日 10:43:49 No.721
自宅療養とのこと、一日も早く回復成されること願っております。
私は、年末年始、寝込みましたが、40度近い高熱を出したのは、小学校3年以来55年ぶりの事でした。40年前のサラリーマン時代、仮病で有給休暇を取ったことはありますが。

浩泉丸様の場合、曳尾など無数にお持ちでしょうが、いまだに購入なされるのですね。並べてみると微妙に変化があったりして私も購入してしまいます。
制作日記などを拝見するに、私の天保銭収集は、十数年前の浩泉丸様状態の様です。

毛利家の、いや、ここに関しては、大名の力が弱く、他家と異なり、長州「藩」と呼んでも良い気がします。「藩」は明治時代の言葉で、江戸時代の公称ではないのであまり使いたくはないのだが。(白石の藩翰譜などは、あったけど)
何とか藩などという言葉は、幕末、かなりハイカラな言葉であったと思います。

進二天などの銭文径が小さい物が、2年半くらい前、旧雑銭掲示板にあった時、参加できず、機会があったらほしいものだと思っていたら、3か月くらい前手に入れる機会がありました。
真ん中が件の品で、
長径49.13㎜、短径33.25㎜、銭文径39.4㎜、内径43.6㎜、量目22.22g。
左右に、進二天と縮通を配してみました。


七時雨山 投稿日: 2023年09月07日 11:29:19 No.722
隔輪(刔輪)なのに濶縁になっていて素晴らしいですね。山口天保は、同じものが二つとないように文字変化が多くて面白いですね。鋳浚手法により母銭の数を増やして鋳造していたのでしょうね。


みちのく合同古銭南部大会 天保仙人 投稿日: 2023年09月01日 11:55:59 No.707 【返信】

 9月9日と10日に岩手県花巻市にて、『みちのく合同古銭南部大会』が開催されます。
私は創立者の一人ですが、当時活躍されていた方で、今回も参加するのは、私と
南部のOさん位になってしまいました。
 もしこの掲示板の読者で、参加される方が居られたら気軽に声を掛けてください。
                    天保仙人
とら 投稿日: 2023年09月02日 12:13:03 No.708
仙人は、大会が盛り上がる様協力すべく、 荷物などもあるらしく、車で行かれるようです。
私は初参加ですが楽しみに致しております。
七時雨山 投稿日: 2023年09月06日 20:07:13 No.717
みちのく合同古銭岩手大会に参加する皆様へ

岩手県内の一医療機関あたりの新型コロナウイルス感染者の平均数が全国トップを独走中ですので、お気をつけておいでください。因みに青森県は、第二位です。要因としては、登録医療機関が少ないことと感染者が登録医療機関に集中していることが挙げられています。でも、感染者が多いことには変わりありません。
また、インフルエンザも流行しています。マスクを忘れずに持参したほうがいいと思います。
大会には初期古寛永銭の珍品が展示されるようです。
七時雨山 投稿日: 2023年09月07日 10:26:41 No.720
台風13号が直撃しそうになってきました。土日の花巻まつりは最悪です。
車で花巻においでになる方は、時間に余裕をもって、運転に十分気を付けておいでください。
新幹線も遅れが出るかもしれませんね。


長郭手張足宝 とら 投稿日: 2023年09月02日 17:19:29 No.709 【返信】

張足宝は、本座を凌ぐ様な精緻な出来で、容弱と並び、かなり有力な銭座と思われますが、鋳地が特定されていないのが不思議です。
画像1枚目は極印、左から7枚目までは銭文径が大きいタイプ、その右側は銭文径が小さいタイプです。
一部、火が入って変色したもの、鋳地が異なるものなどが混入しています。
2枚目画像左側は、銭文径の大きいタイプ。
中は、CCFで反足宝として出品されていましたが、そこまで足が伸びておらず、かつ、濶縁で、反足宝と異なるため、入札者が無く、札を挙げ落札しました。銭文径は右と同じですが、文字が細いので、文字が小さく見えます。
右は、英泉旧蔵品で、通宝小字と記されていますが、通宝はさほど小さく見えず、未だ、通宝小字と、普通の張足宝の違いが分かりません。
この銭は、向かって左側宝足の付け根に切り込みが入っていて、長反足宝と類似しています。
この銭の兄弟あたりの出来のいいのを、覆輪刔輪すると、反足宝、さらにそれを覆輪刔輪すると、長反足宝になりますが、そんな面倒くさいことをしたのでしょうか。
反足宝には何種類かあり、長反足宝の前段階の物と、宏足宝の従兄弟のような、銭文径の大きなものがあります。
私の所有しているのは、この線文径の大きなタイプで、長反足宝とは、かなり遠いところにいます。
ただ、私は長反足宝を所有していないので、詳しく考察できてはいません。


とら 投稿日: 2023年09月02日 17:25:31 No.710
サイズは、長径、短径、銭文径、内径、量目の順です。
1枚目、49.22mm、32.40mm、40.6mm、43.6mm、23.00g。
2枚目、49.17mm、32.40mm、40.0mm、43.5mm、22.79g。
3枚目、48.71mm、32.01mm、40.0mm、43.5mm、19.61g。
七時雨山 投稿日: 2023年09月03日 15:25:16 No.711
 同じように見えても、並べてみると違いが分かりますね。
 真ん中の物は刔輪が強く足が長いですね。それと天字一画が他の物より短く見えます。
 右の物は、左の物と同じように見えますが、背面の當字と花押に違いがあります。
 私も三枚所蔵していましたが、別の物を購入する資金にするために一枚だけ残して処分してしまいました。
 三枚の極印はどれでしょうか。
とら 投稿日: 2023年09月03日 20:50:15 No.712
七時雨山様

極印ですが、左から2番、右から3番、2番です。
不鮮明なので再度撮り直しましたが、パソコンの調子が悪く画像を送れません。
右から3番、2番は実際はほぼ同じ極印です。

故村上氏は、入手するたびに、いつも銭径が違っていて、ついつい相当量になってしまった。と、仰っていたようですが、少しわかる気がします。
枚数がたまると、兄弟銭が見つかるのですが、張足宝は中々見つかりません。
2枚は、通宝小字と言える物に近そうですが、村上氏も、通宝小字として掲載されているが、判然としないので、単に張足宝としたとの記述もあるくらいで、判然としないものと感じています。
とら 投稿日: 2023年09月04日 11:55:28 No.713
職場のパソコンで、先の3枚の極印の画像を添付しました。

おまけで、銭文径の小さい次鋳タイプですが、兄弟銭らしきものも掲載してみました。
大きさは、英泉師の仰るようにバラバラですが、天上の刔輪具合が同じに見えます。
右は刔輪の痕跡などがはっきり残っており、早い時期の物でしょうか。ただサイズが大きいので、だれた通用母を補正したりする場合もありそうで何とも言えません。
左の二枚は英泉譜に掲載されています。
七時雨山先生がご所有なされていたものが、周り回って、私のところに来ているかもしれませんね。
ちなみにサイズは、長径、短径、銭文径、内径、量目の順で、
左・48.26㎜、31.30㎜、40.0㎜、43.5㎜、18.95g。
中・48.48㎜、31.92㎜、40.2㎜、43.5㎜、20.14g。
右・49.20㎜、31.94㎜、40.2㎜、43.5㎜、17.35g。


四国のK 投稿日: 2023年09月04日 20:48:50 No.714
トラ様の研究の助けになればと画素添付させていただきます。
こいつは通用母では?と思っている品です。銭径49.2ミリ
穿内はしっかりとテーパーが取られています。


とら 投稿日: 2023年09月04日 23:03:39 No.715
四国のK様

きれいな画像有難う御座います。
私もきれいにテーパーが取られているものは何枚か有りますが、銭文が太かったり、銭文径が小さかったり、輪の内径が小さかったりと、通用母としては無理があるものばかりです。
英泉師の収集メモにも、二次母銭もかなりの量があると思われる。と、有りますが、やはり収集メモ内に、細道の会の記念銭譜には、母として掲載されているが、実は張足宝の大半は穿内きわにヤスリ掛がされていて、全てが母のようで、そうでないものは少ない。ただしこれは49ミリ台迄。とあり、確信の持てるものは少ないようです。
ただ、通用母も使用しているうちに、だれて甘くなったものもあるはずだし、ますます分からなくなります。


収集用品 青二斎 投稿日: 2023年08月27日 18:04:07 No.704 【返信】

コイン用の紙ホルダーとか、コインアルバムを作っていた東邦プランニングさんが廃業されるみたいですね。
アルバムは東邦さんの物をメインで使っていました。
選択肢が減るのは残念ですね。
浩泉丸 投稿日: 2023年08月29日 07:00:29 No.705 【Home】
丸にTPのマークの会社ですよね。困ります。私、コインアルバムすべてが東洋プランニング社製ですから、代わりの品質のものってあるのかしら。保管場所を取らないし探しやすいので重宝していたんですけどね。残念。
七時雨山 投稿日: 2023年08月29日 10:57:46 No.706
古銭の収集を始めた頃、盛岡のデパートのコイン売り場で扱っていたのが、東洋プランニング社製のコインアルバムとコインホルダでした。今でも、天保銭、古寛永銭、新寛永銭は、そのままコインブックに収まっています。
最近は、大坂の春海製作所のカレントコインホルダとコインブックを使用しています。東北は寒いので、冬に硬くなるのが難点です。
能代の故M師は、「火災の際、ビニール製は溶けると古銭に附着するのでアルバムやホルダ類は使用しない。」と言っていました。


宏足宝背強刔輪 とら 投稿日: 2023年08月19日 15:19:03 No.699 【返信】

宏足宝は足が長く、浩泉丸様同様気に入っているのですが、中でも、背の内径が45mm以上ある背強刔輪銭は、そのポッチャリした様子がかわいいので手に入れられるときは手に入れるようにしています。
2枚目は以前からあったもので、面背共に強刔輪の細縁になっており、覆輪面背強刔輪長宏足宝とでもしておきます。
左側は、50mmを超える大様銭なので、面は濶縁ですが、背は強刔輪で細縁になっています。
右側は、次鋳銭らしく、面は銭文径、内径など小さくなっていますが、背は強刔輪でかなりの細縁です。
サイズは、長径、短径、銭文径、面内径、背内径、量目の順で、銭文径、内径はプラスチックノギスで計測。
左・50.01mm、33.81mm、41.0mm、44.5mm、45.1mm、24.74g。
中・49.51mm、32.92mm、41.1mm、45.3mm、45.5mm、21.19g。
右・48.84mm、33.04mm、40.2mm、43.7mm、45.0mm、20.80g。

還暦過ぎに集め始め、残りの時間も財力も足りないので、金のかかる、古金銀や、寛永銭を集めることは不可能な為、天保銭に特化して集めていますが、名のある特別の天保銭はめったに手に入りません。
天保銭の不知銭は、未だ未知の解明されていない領域もあるので、このような物でもコツコツ集め、比較検討していきたいと思っています。


違いのわからないコレクター 投稿日: 2023年08月19日 19:51:35 No.700
とら様
特に左の物が素晴らしいです。
関西のT様の不知銭や四国のK様の揚足宝も
そうですが、同じ種類でも複数所有するこ
とによる説得力があります。
1枚手にして有頂天になり投稿する人とは別格ですね。
68式ヲヤジ 投稿日: 2023年08月19日 20:25:37 No.701
違いのわからないコレクターさま
私も最近投稿が少ないと感じていましたが、私の投稿がまずかったんですね。ちょっとおふざけが過ぎました。とりあえず直前の投稿は削除いたします。
皆様申し訳ありませんでした。
とら 投稿日: 2023年08月19日 21:54:04 No.702
68式ヲヤジ様

嵌郭で無い斜珎手の拓本を初めて見たのでとても参考になりました。
最近、投稿が減っているので、又、ご教示お願い致します。

不知銭は、以前の大家の間では、特別な物以外重要視されておらず、評価も低かったためか研究が遅れている気がします。
奇天や勇文など特別な品は、幾ら金を出しても物がなく手に入りません。
昔でもお祝いをしたくらいですから。
其の為、その下、更に下のランクの品の需要や研究が必要になります。
様々な方の意見を伺いたいので、今後も宜しくお願い致します。
定説のない不知銭は、勝手なことを言えます。間違っていたら訂正すれば良いだけです。
68式ヲヤジ 投稿日: 2023年08月20日 01:55:10 No.703
ありがとうございます。
私としてはフレンドリーに表現したつもりでしたが、読み返すと私を含め大抵の人が高額と感じる品の入手に対し、小鼻をうごめかす、有頂天だと捉えられても仕方ない表現だったのだと思います。言われてみなければ気付かなかったことが自分で情けないですね。不愉快に思われていた方、ごめんなさい。


Ramsden 2 Craig 投稿日: 2023年08月16日 07:25:02 No.694 【返信】

This is another Ramsden piece.



Ramsden Craig 投稿日: 2023年08月16日 07:11:50 No.693 【返信】

This is a Ramsden fake.



容弱の次鋳 とら 投稿日: 2023年08月13日 17:11:48 No.691 【返信】

浩泉丸様降臨感激です。
大和文庫入札して邪魔をしなくて良かったと、心より思っております。
CCF、天保銭のほとんどで手を挙げるものもなく、大量に落札したこともあり、離足宝は、欲しかったのですが入札しませんでした。
これで邪魔してしまったら、浩泉丸様の復活が遅れてしまったとすると恐怖でした。

浩泉丸様の復活を祝し、容弱の次鋳らしきものを投稿します。
以前掲載なさっていたのは、通常の物と比較しさほど小さくなかったようですが、これなら、通用母からの次鋳銭に該当する大きさではないでしょうか?
比較の為通常のサイズの物2枚、よして
極印も通常のサイズの物は、よくある小型桐極印、小さいのは明らかに異なります。
極印は異なりますが、雰囲気は似ているので、同座のような気がします。
見た目は冴えないので、大した価値のあるものではないでしょうけど、初めて手に入れました。

サイズは、長径・短径・銭文径・内径・量目の順です。
1枚目・49.37mm、32.56mm、41.1mm、44.1mm、18.35g。
2枚目・49.20mm、33.15mm、41.1mm、44.2mm、22.72g。
3枚目・48.53mm、32.12mm、40.5mm、43.3mm、15.67g。


違いのわからないコレクター 投稿日: 2023年08月13日 19:03:53 No.692
浩泉丸様のホームページの更新は
私も楽しみにしていたのでうれしいです。
とら様はご謙遜なさっていますが容弱の
次鋳はとても珍しいと思います。
銭文径も、重量も小さいところが面白い。
って私が言っても説得力ゼロですが。
この頃ちょっと投稿が少ないようなので
浩泉丸様、とら様、関西のT様の天保御三家で
掲示板を盛り上げて下さるといいですね。


初めての広郭不知銭? 天保好きのKinn 投稿日: 2023年08月10日 11:42:58 No.689 【返信】

ちょっと面白い広郭不知らしきものを入手しました、ご報告いたします。
五枚セットの天保を購入しました、変な広郭を見つけました。
縦:48.00mm/横:31.6mm/文:40.5mm
重さは普通です

極印の打ち方はちょっと面白い、両方とも斜めになっています、右上と左下(割と二つの極印が平行になっています)、これは意図的なものなのでしょうか、それともただの偶然?

追伸:とら様への返答がスパムと認定され、返信遅れました


とら 投稿日: 2023年08月13日 08:30:39 No.690
誰からのコメントも無さそうなので妄想的私見。

まず、極印ですが、位置を考察するなど無意味です。機械が打つわけでなく人が打つので場所はずれます。打つ場所に意味をもたせるほど職人は暇ではありません。

画像、特に油を塗ったあとの不自然な表面では判りづらいのですが、数値からは不知銭にも見えますね。
研究者としては、一つの素材として為り得ますが、私は、もう年なのでこの辺りまで集めたらきりが無いので購入することはありません。

以前、有名な銭譜各種に掲載されている広郭手を、纏めて10枚位購入したことが有りますが、納得出来ないものばかりでした。
贋物というより、そもそも、江戸時代の広郭と異なり、新政府の鋳造した広郭が出来が悪すぎ不知銭との堺が無くなっているように思えます。
新政府といえば聞こえが良いけど、初期の革命政府、下の方は詐欺師や、窃盗犯など犯罪者もおおくメチャクチャだった気もします。

先日、あまり期待せず不知銭37枚のロットを購入しました。
半分以上が広郭ですが、納得できる物は当然1枚もありません。水戸銭数枚、後は不知銭なのか、できの悪い本座なのか分からない品です。
元々広郭は、こんなものだろうと思っていましたが、長郭や細郭では、2枚容弱の1枚は銭文径が0.5mm 小さい次鋳と思われるもの、細郭手狭長足宝、張足宝、覆輪刔輪、覆輪、縮形等そこそこ楽しめるものが入っていました。

Kinn様の様に何事にも興味を持つことは大事な事と思います。
私には失われつつあることで、尊敬に値しますが、木ばかり見ないで森を見ることも大事だと思います。


掘り出し物? 天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月27日 11:50:21 No.675 【返信】

先日一冊まとめて、96枚の天保(拓本付)を競り落とした、
多分どなた(日本人)の所蔵品と思われます、つい先日到着しました、
その中には佐渡二枚、明らかに不知と思われるのは三枚、高知特小様(47.5mm)、
本座広郭規格外銭二枚(重さ25gと17.87g)、接郭未使用一枚、
薩摩規格外一枚(27.3g)、本座長郭未使用二枚、本座細郭未使用一枚、広郭未使用若干、残りは多分普通の本座銭です
その中に一番のお気に入りはこの白銅質の覆輪不知天保銭です
長径48.25mm。短径32.5mm。銭文径40.55mm。量目21g。
銅質、大きさ、異様な極印(横打ちは初めてみた)、銭文径、覆輪、刔輪、穿内にもヤスリべったり掛けてます
不知の要素がいっぱい入ってますね、銭譜に載ってるかのかは分からないです、ネーミングは先輩の方々にお願いいたします。


違いのわからないコレクター 投稿日: 2023年07月29日 08:04:22 No.676
私ごときの出る幕ではありませんが
関西のT様が投稿されたNo.454の記事中の品と
それの返信記事にある品々が該当するのでは?
この界隈で双璧の関西のT様、とら様のご意見を
聞いてみたいです。
とら 投稿日: 2023年07月29日 12:19:51 No.677
確かに以前の投稿№.454関連に類似品が多数出ていましたね。違いのわからないコレクター氏の記憶力に脱帽です。
特に極印は、私の1枚目、68ヲヤジ氏の掲載品などとほぼ同じです。私のは、上向きと下向きですが、68ヲヤジ氏のは横向き迄同じです。

比較の為前回掲載の物も含め3枚掲載してみました。
さて、この1枚目が、銭譜などではどう表されているか。
分類譜では、覆輪とあり、「覆輪手法を施したのみで、銭文に加刀修正の痕跡はない」とありますが、所有者の村上氏は英泉譜で、覆輪連玉宝とし、タグには、覆輪刔輪としています。
掲載の3枚は材質、製作などから同座と推定されますが、極印は同じではありません。元は桐極印だったとしても、耳が切れ、尻尾が無くなってなどと、一カ月も使用したら別物になりそうです。最後はくぎ穴みたいになり、新しく極印を作ることでしょう。その際、同じ鏨を使うので、極印はだんだん大きくなると、仙人から教わりました。

Kinnさんの品の魅力はその加刀にあります。妄想ですが、過度の使用で銭文が甘くなったのを加刀し使用したのでしょうか。百と内郭を切り離したところなど素晴らしく欲しくなります。

連玉宝という名称ですが、王は鋳走り安いので、たまたまの品も多そうで、その数は膨大な量になり分類名には不向きな気がします。
分類不可能な覆輪銭などが何十枚もたまり、それをあえて分類しようとしたときはじめて使用する名称のような気がします。
張足宝みたいに造りが精緻なものは連玉していないようです。

天保銭は特別なS級品やA級品でなくても、鋳写しのB級品でみんなで楽しめるところにあるのでしょうか。


浩泉丸 投稿日: 2023年07月29日 22:39:53 No.678 【Home】
タイプとしては良くある細郭手のタイプですがなかなか楽しい変化がありますね。郭上部に文字が食い込んでいるように見えるし、白銅質のかなりの覆輪も楽しいです。
関西のT 投稿日: 2023年07月30日 09:27:19 No.680
皆様の仰るように通称 覆輪連玉寳といえば通じるくらいの有名な不知銭ですね。
ただ正確には覆輪刔輪連玉寳ですが。

特徴は、
名前の連玉寳に加えて、左の當点の根元が切れたり、背郭の左下が膨らんだり、細郭手容弱と同じ銅色、側面仕上げだったり(刻印は違います)、真横に湯口跡が付いてたりといった事が特徴。
まあとら様の仰るとおり連玉寳はありきたりの名前ですが、既存の藩銭のような書体で判別する分類方法ではなく不知銭は製作で判別するのでピッタリの名前をつける事自体は余程車体が崩れない限り無理かと思います。
したがって書体を見て名前をつける事自体にそもそも意味が無いのかも知れませんが笑

まあお名前はKinn様の持ち物ですので、素晴らしい名前を付けてあげて下さい。あまりにもピッタリな表現だった場合、皆が使い出すかもしませんよ。

追記
Kinn様は入手品にいつも油かなにかで防錆しているのかな?
また全所有者のタグは昔の蒐集家の品という証でもあるので取っておくことをお勧めします。


天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月31日 10:44:46 No.683
とら 様
極印について、勉強させて頂きました、丁寧なご説明ありがとうございました。
ただ一つ気になってのは、皆様の画像から見ると同種類のもにも横向きの極印があること、それはわざとでしょうか、目的がわからないです。

関西のT 様
ご回答ありがとうございます
お恥ずかしいですが、私は不知銭についてまだまだ浅はかであり、名前を付けるのはいつも困っております、それに価値もわからないです、どんな特徴がある不知銭がより高く珍しいものかに迷います、不知銭にあったらとりあえず興奮するのは悪い癖です(笑)

私は大体状態がいいものに古銭専用の油をつけます、こちらは南部の都市で、海にも近いです、湿っぽい空気が原因で、錆びやすいですね。杭州は元々南宋の都です、ここで出土された南宋古銭は殆どひどく錆びつきます
とら 投稿日: 2023年07月31日 11:47:45 No.685
Kinn様

横向きの極印は、意味ないと思いますよ。たまたまでしょう。
本座の場合は、気合を入れて真面目に打ってるが、贋金のほうは、形だけまねて、早くたくさん作りたいので、いい加減になるのではないでしょうか。

古銭を油につけるのも、文化や美意識の違いなのでしょうね。
中国の金ぴかの仏像と、手を加えず、古びた日本の仏像の違いでしょうか。
日本の仏像も、中国の真似だから、当初は金ぴかだったが、金もないので、ほおっておいたら金箔も剥げ、古臭くなったら、侘び寂びと是認し、もののあはれになっちゃったりして。
お国柄だからどちらでもよい気がします。

私の場合状態の良いものは油を塗らず、状態の悪いものは、油を塗って汚れを落とし、少しでもも良く見えるよう心がけることはあります。
その場合でも、一番サラサラしている荏胡麻油。そしてできるだけよく拭き取ります。
まず、油が残っていると、タグも付けられないし、古銭箱が油だらけになっちゃうので。
また、金貨などと異なり、天保銭のような穴銭は、手で直に触れるので、油が塗ってあると触りづらいし、私は個別の箱を造ったりしないが、一個一個箱を作成し、保管する人は油を塗らないと思います。

中国の場合油につけた古銭はどのように保管するのでしょうか。
天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月31日 16:01:03 No.686
とら 様

意図的なものではないですよね、分りました、もう一個ちょっとお聞きしたいですが、
本座の長郭、一面に左右同じ極印くっきりと二回打った天保銭を見つけました、
それもたまたまできたものなのでしょうか、同じところ2回打つのは水戸銭の接郭よく見かけます。

油を付けるのはあくまで個人的な作法です、古銭の保管は人それぞれと思います、
確かにいま中国では古銭を金稼ぐの道具とするためにいろんな物理的と化学的の方法で古銭を見た目だけ綺麗にする輩がいます、それは大体価値が低く、素人に売る古銭ですね、実はプロの人もいます、字を覆う錆だけ処理するプロ、それはもはや神業です、それでもやはり本当の古銭愛好家は手をくわえずそのままの状態が一番好ましいですね。それは皆んな同じだと思います。

古銭の保管については、
私の場合は長年伝わってきた錆がつかないものに油をつけます、油以外には手を一切加えないです、
そして天保専用のハコを買っています、やっぱり自分の所蔵品なので、
できるだけ大事にしようと思っております、外部からの衝撃や酸化とかも心配でハコまで買いました、
もちろんこのプラスチック製の箱は開け閉めも簡単にできます、
一個一個別々なので汚れの心配は入りません、そして字も自由にかけます(字を消して書き直すこともできます)、
タグなどは入りませんね、もちろん貼ることもできます。こういうハコ日本には売ってないですか。


とら 投稿日: 2023年07月31日 21:13:50 No.687
接郭は複数の極印が打たれたものが多いようですね。4個打もあるらしいです。打損じがあった場合、再度打つみたいですが、打損じが3回あったのでしょうか。
本座の2度打も基本的には打ち損じの打ち直しみたいです。
極印はGISマークみたいな、規格をクリアした完成品の証のため、打ち損じがあった場合、もう一度確りと打ち直したみたいです。
極印を打つ職人は、職人最高の給料を貰い位も上でプライドも高いようです。
私は、2度打、3度打等興味がなく集めていません。
興味がなくよくわからないので、仙人に電話をし教えを請いました。

Kinnさんのケースは日本でもネットで買えますが、知人で使用している方はいません。
私見ですが、日本では天保銭の収集には向かない気がします。
私の場合、駆け出し者のため、毎日が勉強で何度も見て比較研究するのと、よく触って育てたりすることもあるので、瞬時に取り出せることが基本です。
金貨など手に触れたら価値がなくなりますが、天保銭の場合、物によっては茶道具のように手に触れたりすることによって育てることが必要なときがあります。
そのため、紙製のホルダーも使用しません。

日本人の感覚では油が塗られていると価値が下がりそうな気もしますが、価値観の問題ですので否定しません。
油より錆のほうが美しく見えたりするのは理解できないかもしれません。
天保好きのKinn 投稿日: 2023年08月10日 11:11:11 No.688
とら 様
返信遅くなって申し訳ありません、返答が長文になってしまい、どこが悪いのが分からなくて、スパムと認定されました。

わざわざお電話まで、再び感謝いたします。
本座の二回打ちは初めて見たもので、ちょっと不思議と思いました、
とら様のご説明に納得しました。

私は古銭専用の油を使ってるから、大体一回切り、干したら、手で触ったり研究したりします。やぱりこちらの環境が錆つきやすいなので、実際に有害のサビ(CuCL)何回も出たんです、それはどうしようもない。

本当はまだご教示を願いたいですが、スパムが認定され仕方がない、またの機会で


CCF行っちゃった! 浩泉丸 投稿日: 2023年07月29日 23:53:20 No.679 【Home】 【返信】

あまりの猛暑に山歩きをあきらめたら・・・CCFに行けそうだと気が付きました。応札もあきらめていたのですが車で一路東京へ・・・10時前に到着しました。下見をしたら面白いものたくさんありましたね。会津花押異なんて画像じゃおもちゃみたいでしたが立派な不知銭でした。ああ~応札しておけばよかった・・・でも、締め切り過ぎてた。
感染症防止のため滞在時間1時間30分・・・駆け足でした。
本日は近代貨中心なので会場にいた人はみんなお若い。加齢臭がしなかったです。私はおじさん全開。即売会場では仙台寛永の彫母(600万円・・・売る気あるの?)などで目の保養。薄井美術店で不知銭見つけて記念に買いました。東京の即売会に行ったのは4年ぶりでしたね。29.5㎜の背盛欲しかったなあ。


関西のT 投稿日: 2023年07月30日 09:35:06 No.681
赤味色の素晴らしい品ですね!
覆輪もあるのでしょうけど、恐らく砂型から外す際に母銭をずらしたせいで背輪が大濶縁、大花押に変化した様に見えます。
最近はもう収集は辞めてしまったのかと少しがっかりしていましたが、そうでもないようで良かったです。
また記事、楽しみにしています。

なお私は転職準備や車を購入したりと出費が激しいので、今回のCCFは不参加。
間も無くですが皆様のご検討お祈りしています。
とら 投稿日: 2023年07月30日 10:07:51 No.682
浩泉丸様が、一時的かも知れないが戻って来られて一安心です。
このまま此方の世界に留まってくだされば、幕間繋ぎで、拙い文章を、推敲もせず誤字脱字だらけで投稿するのも減らせます。
首都高も空いてそうなので、30分程度で着きそうだからCCFに行ってこようと思います。
八重洲駐車場は、高島屋で買物をすれば3時間ただなので、夕飯でも買って帰ります。
天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月31日 10:59:47 No.684
一目に見ればわかる不知銭です、こちらも肥字になるのですね、
素敵です、私も肥字の不知銭らしきものを持ってます、どんなものか分からないですから、
後でアップします。中国の骨董屋はなかなか不知銭に会えません、店主は大体本座のいいものを選びます。


規格外の本座長郭? 天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月21日 10:50:04 No.667 【返信】

つい最近入手した天保ですが、長径・短径・銭文径・は全部標準値以内ですが、厚さ2.8mm、重さは25.87gもあります、全体から見るとどう見ても本座ですね、極印は両側逆さまになってます、もし本座でしたら溶解すべき物ではないでしょうか、皆様の意見を聞きたいです

青弐斎 投稿日: 2023年07月22日 13:09:05 No.668
以前私が、24.7gの本座長郭らしい物を載せた時に、浩泉丸氏が「本座長郭の初期の物には重量銭があるらしい。」と仰っていたと思います。

それにしても、本座長郭だとしたら、25.87gは凄いですよねー!
浩泉丸 投稿日: 2023年07月22日 19:07:23 No.669 【Home】
かなり昔のオークションに長郭の極厚肉母銭が出品されていた記憶があります。しかも白銅質。その時の仙人様から聞いた情報ですね。極印がさかさまなのも珍しいはずです・・・長郭は。25gはすごい。あるんですね。
天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月24日 15:15:40 No.671
青弐斎 様 浩泉丸 様
ご返答ありがとうございます
最初はやっぱり不知銭として購入したつもりで、本座でもちょっと並外れの規格外銭が存在するんですね。
ちなみに広郭の重いやつも買いました、多分薩摩藩のものと思われます。


青二斎 投稿日: 2023年07月27日 03:04:17 No.673
画像でも薩摩広郭に見えますね。重い物がたまにある薩摩銭でも27.39gはあまり無いんでしょうね、。
私の手持ちでは薩摩銭は25g台が最高でした。
天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月27日 10:40:33 No.674
青二斎 様
実は30g以上の薩摩銭も所持しております、先日一冊まとめて、96枚の天保(拓本付)を買いました、多分どなた(日本人)の所蔵品と思われます、その中には佐渡二枚、明らかに不知と思われるのは三枚、高知特小様(47.5mm)、本座広郭規格外銭二枚(重いさ25gと17.87g)、薩摩規格外一枚、不知の方後程アップします。


これは寛上削輪でしょうか? 青二斎 投稿日: 2023年07月23日 00:35:03 No.670 【返信】

久しぶりに雑銭を触っていたら出てきました。

正字背文の寛上削輪でしょうかね?

そんな感じが、しています。


浩泉丸 投稿日: 2023年07月27日 00:49:48 No.672 【Home】
その通りです。はっきりして状態もよいですね。


品物到着 関西のT 投稿日: 2023年07月14日 00:50:57 No.664 【返信】

とら様

今見返しても熱が入り、かなり調子に乗っていました。無理矢理おつき合いさせてしまい申し訳御座いません。
今回は例の品が到着しましたので最後に報告。

例の1枚は地染めされていますが、準未使用気味の黄色の品。刻印はこれまた初めて見る四つ目桐。
残りは... まさかの手違いで落札品が別の落札者のところへ行ってしまっていました...
ので、現状の成果はこれ一枚。
因みに出品者曰く、今回の組み物は全て山陰地方からの出との事。
それにしても内容のおおよそ2/5は薩摩広郭という異常事態。

これで確実に確認できた刻印は6種で、
・2つのトサカのナ脈桐
・花桐
・打ち損じ型
・四つ目様
・5花弁
 +とら氏に見せて頂いた正桐
となりました。
手持ち品で見つかりましたら是非見せて下さい。


とら 投稿日: 2023年07月15日 12:17:56 No.665
関西のT様

B級不知銭、百数十枚をルーペで精査しましたが、部分的に破損したり摩耗したらなるかな、というものはあったものの、完全形の花桐極印はありませんでした。
不知銭の極印は酷使され、打ち方も本座ほど丁寧でなく変形も多そうです。
一番左の極印でも部分的に破損したり摩耗したりしたら2番目の花桐極印になる可能性もありそうです。

花桐極印を見つけ、その兄弟銭から同座の鋳造銭を探す、そのような根気のいる素晴らしい方法を大正時代あたりの先人たちが行っていたら、不知銭ももっと解明されていたかもしれません。
ただ、その時代の収集家は暇人や金持ちの道楽の感もあり、銭譜などを見ても、絵銭や作銭みたいなものが高評価で、不知銭などは全く評価されていません。
まあ、その御蔭で未だに新たな発見などがあり楽しめるのでしょう。
資金量が無いのでと謙遜なさってますが、寛永銭等と比較し天保銭は資金量が少なくても楽しめそうですね。
関西のT 投稿日: 2023年07月15日 19:21:08 No.666
とら様

手持ち品調査ありがとう御座います。

花桐が見つからないのは以外ですね。
ただ数は不知銭のなかでも多い方なので、多少の形状変化や刻印の形を変えてそこそこの数が紛れ込んでいるのかもしれません。
おっしゃる通り、この銭群も刻印は綺麗なものから打ち損じしたものまで多数確認しています。
例えば浩泉丸氏の制作日記2021/11/18掲載の関西のS氏投稿の未使用に見える品と、この掲示板の2022/05/30に68式ヲヤジ様投稿の古色の着いた品は兄弟銭です(當字右上鋳だまり+寳貝左と下小星)が、刻印の質は銅色も含めて随分違います。
本来は末鋳ほど雑になるはずなのですけど、それだけ刻印タガネの製作にブレがあると言う事でしょう。

そして現在刻印は6種類としましたが、確信を持っていても兄弟銭や同刻印銭でない品は省いていますので、要審議品含め刻印は更に増えるでしょう...

私みたいな貧乏人にとっては楽しみは増えるのでしょうが、古色やモノの移動という要因から、真理を追求したいなら残された時間はほぼ有りません...
が、それはどうしようもないので、引き続きできる限り追って行きます。

以上、暇人の投稿でした‼︎


曳尾や離郭に混じって... 関西のT 投稿日: 2023年07月10日 10:59:37 No.653 【返信】

昨晩の組み物は山口、福岡、薩摩多数と目白押しでした。ただ徳島からの出品なのに土佐銭が僅か2枚、しかも1枚だけ秋田細郭が混ざってたのは何故だろうと思い調べてみたら地元の骨董屋さんだったので周辺からの買取品という事で納得。

さて私の今回のお目当ては花桐刻印銭‼︎
この花押の下輪に突起のあるタイプはこれで3枚目になりました。
そして他にもそれらしい品が混じっているの期待。まあ半分くらいは気のせいかも知れませんが...
一部は離郭濶縁と同じ組み物のせいで太刀打ち出来なかったのが悔やまれます。
が、到着が楽しみです^_^

添付画像は花押下鋳だまりの兄弟銭と保点右小星の兄弟銭。それぞれ、花桐と打損じ桐、打損じ桐と五花弁刻印が打たれています。


※今晩も非常に熱いですね‼︎
私はいつも金無しなので観戦するだけですが、参戦する方にご幸運を‼︎


とら 投稿日: 2023年07月10日 21:01:36 No.657
関西のT様は、そこまで細かくチェックし、入札されているとは驚きです。
自分の未熟さを思い知らされました。
私は一つも落札できませんでした。

早速兄弟銭を探したところ、左の細郭手覆輪が1枚目の花押の下、輪の内側が出っ張っているのの兄弟のようです。
49.21mm、33.33mm、25.11gとこちらの方が立派に見えますが、いかがでしょうか。
右は、保の点の右側に星がある長郭手です。小さな星で見逃しそうですがいかがでしょうか?
いい年した爺さんが、こんなくだらないことをやっているようでは、金を稼ぐチャンスを逃し、天保銭を買えなくなりそうです。


四国のK 投稿日: 2023年07月10日 22:12:58 No.658
関西のT様
いつも勉強させて頂いてます。
※今晩の戦いに敗れた四国のKです。
もう少し頑張りたかったのですが、本日、入札志駿河の落札通知が! 嬉しいやら残念やら。
関西のT 投稿日: 2023年07月10日 23:43:09 No.659
四国のK様

いやはや、予想はしていましたがなかなかでしたね。
状態が悪いので(或いは気づいてない人が多かったのか)奇天類の長点保が30万で終了は惜しいような、そうでもないような。
でもやはり見てみたいですね〜

とら様
左の品は間違い無く覆輪タイプのそれです!
赤いのは後期銭なのか製作は黄色のと比べて上達しているのですが、刻印の打ち方が雑になるのが特徴です。
基本は鋳写し細輪銭ばかりで覆輪と覆輪刔輪は少ないので、大切にして下さい。それにしても立派ですね‼︎
刻印は何でしょう?
一方の右の品は確かに保点右に鋳だまりはあるのですが、それ以外の特徴が合致しないので恐らく別座ではないかと思います。

もう一点、追加画像は過去に何度も投稿している、花桐刻印銭の仲間ではないかと言い続けてきた長郭手の削字宏足寳です。やや形状は異なりますが、こいつにも五花弁刻印が打たれていて砂目も色もほぼ同じ。
さて、この品と作風の似た、とら様がお持ちの細郭手削字瑕寳(類似貨幣カタログにのっているやつ)が同座ではないかと考えているのですが、どうおもいますか?

突然ながらこの機会ですのでお尋ねします。


とら 投稿日: 2023年07月11日 11:59:22 No.660
関西のT様

浩泉丸様も仰るように、兄弟銭の検証はT様の真骨頂であること再確認いたしました。
長郭手、別物であることはっきりとわかりました。
本座の場合、大きくて立派なものが初鋳である場合多いようですが、不知銭の場合、あとから鋳造したほうが大きかったりして不思議です。以前掲載した、削花押など、だんだん文字がつぶれサイズも大きくなっています。
この細郭手も、サイズは大きいが、文字はつぶれ気味になっているようにも見えます。

削字宏足寶、確かに雰囲気がにていますが、色が異なります。極印は比較的似ている気がしますが、私レベルでは判断しかねます。

今忙しいので後で画像添付いたします。
とら 投稿日: 2023年07月11日 21:36:45 No.661
関西のT様

宏足宝というより、奇書と言うか異書と言うか独特の書体で魅力的ですね。
このような品良く手に入れましたね。
作風など確かに通じるものがありますが、色が全く異なりどうなのでしょう。
削字瑕宝のほか、作品でなく火中品であってほしいのを1枚添付しました。
極印は、左側から輪に出っ張りのある細郭手覆輪、削字瑕宝、花押会津様(?)です。


関西のT 投稿日: 2023年07月12日 00:58:10 No.662
とら様に褒めて頂けるのは非常に光栄です。

本題の削字瑕寳ですが、
直接見なければ分からないものの、やはり同一銭座のような気がします。自信は30%くらいでしょうか...
花桐刻印銭類の色は黄と赤茶とその中間色しか知りませんので、赤い物で考えると全く違和感がありません。
惜しいのは刻印がどちらが上なのか、何をモチーフにしているのさえ分からないのが残念です。
次に輪に出っ張りのある細郭手は異刻印かと思っていましたが桐でしたか!あるだろうとは思っていましたが、確信を持てた品はこれが初めてです。
 
会津花押様は...
勿論見なければ分かりませんが、とら様の品もCCFの品も私の勘ですが、非常に気に入らないです。
万が一違って品を落とすのも嫌ですので、コメントはここまで。

追加画像は
 一番上の「小型」と朱書きのある保点横鋳だまりと同時出現した覆輪長郭。岡山県から出た物で、同じくよく分からない符号あり。組み物だったのですがめぼしいものはこの2枚のみでした。刻印は桐。多分とら様の覆輪細郭と同じ形状の桐刻印でしょう。
 次のは岡山の隣の広島からでたもの。多分花桐なのでしょうが、打ち損じてトサカしかみえません。
手持ち品で最も赤い物。
 最後は何度か投稿している、とら様もお持ちの輪に出っ張りのある細郭に刔輪が加わった削字連玉冠。
拓図が改変されていなければ...
ある筈です...


とら 投稿日: 2023年07月13日 10:19:26 No.663
関西のT様

丁寧かつ詳細なご教示有難うございます。
このまま進むと、無間地獄に引き込まれそうで、若干恐怖を感じます。

花桐極印の定義なのですが、基本的には12枚の極印の2・3・4枚当たりなのでしょうか?
まあ、不知銭の極印の場合、破損したり、打ち方などで、鮮明に判別できるのは少数と思いますが。
時間が出来たら、不知銭の極印確認してみようと思っています。


また変なもの? 天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月10日 12:14:58 No.654 【返信】

またネットで変なもの買いました、まだ届いてないので大きさと重さが分からなくて、これは本座とはとっても思えないですけど、一体何物でしょうか

とら 投稿日: 2023年07月10日 15:44:39 No.655
輪側だけ見ると、単なる火中品に見えますが、面や背に青さびもなく、昔、火事にあったものでなく、いたずらで、ガスバーナーなど高火力で溶かした物でしょうか?
火事に遭った物、いたずらで焼いた物、いずれにしても贋物といえるものではなさそうです。
失礼な言い方になりますが、まじめに考察する品ではない気がします。
仮に、珍品の成れの果てとしても、文字が読めぬほど、ここまで状態が悪かったら、参考品にもならず価値がない気がします。

違ってたらごめんなさい。

昔、都市は火事が多く、庶民の家など焼ける事が前提レベルの建物でした。
火事に遭うとタンス預金なら立派な火中品。土蔵に入ってたとしても、火が入ったレベルになってしまったはずです。
天保好きのKinn 投稿日: 2023年07月10日 16:12:13 No.656
とら様
早速のお返事有難う御座います、
初めて見たもの、好奇心で買いました、珍品とかはなから思っておりません、どうやってこんな悪い状態になれるのたろうに引っかかって質問しました、ご解釈有り難うございました、一応納得できました。


燻された天保銭 とら 投稿日: 2023年07月01日 13:55:15 No.647 【返信】

先日、関西のT様の背異に類似しているという事で掲載した状態の悪い天保銭は、3・4年前ヤフオクで手に入れたものです。同時に出品されていた何枚かを掲載します。

会津の古民家の囲炉裏の上で燻されていたものとか説明があったように記憶しています。
数十枚、個別で出品されており、入札するにあたりリストを作り、8分前あたりから順次入札していきました。
数が多いので、前もって入札しておけば簡単なのですが、早めに高くなってしまっては、ほかに入札する人に迷惑と考え全て間際で行ったので大忙しでした。

落札したかった長貝宝は、相場に近いくらいの札を入れ、他の物は、状態がいまいちで、火中品の疑いもあったので、500円位から2000円位迄、安い札を入れておいたところ、落札は10枚ほどでした。
届いた品を検品したところ、長貝宝はほぼ未使用、他の品も煤けており、化学変化はありますが火中品では無さそうでした。
1枚目は、前回掲載の物、2枚目の繊字以降のサイズは、長径・短径・銭文径・量目の順で表示します。
2枚目。47.82mm、32.02mm、40.1mm、18.43g。
3枚目。48.54mm、32.77mm、40.0mm、25.78g。
4枚目。48.98mm、32.77mm、40.4mm、21.44g。
5枚目。48.87mm、32.26mm、40.8mm、18.31g。
6枚目。49.55mm、33.11mm、40.4mm、24.66g。


関西のT 投稿日: 2023年07月02日 17:53:16 No.648
とら様

確か私もその出品者様の品々は記憶にあります。
会津に水戸、本座銭ばかりで一様に黒かった事を覚えています。
今手元に残っているのは、何度かお披露目している銅替わり短貝寳。ただ燻されていたという件は知りませんでした。

ところで画像の品で背異以外の2枚目繊字と3枚目短貝寳ですが、銭文径がやや小さい気がします。
繊字や短貝寳に2次通なんてあったかな?
一応、私の品はこんな数値です。
念の為金属とプラスチックノギスで何度か計測。

画像は
・短貝寳(サーモンピンク)
縦:49.10mm/横:32.65mm/文:40.65mm(金属)
縦:48.95mm/横:32.60mm/文:40.55mm(プラ)

・繊字(茶)
縦:48.00mm/横:32.00mm/文:40.70mm(金属)
縦:47.95mm/横:31.95mm/文:40.55mm(プラ)

・繊字(黒)
縦:47.95mm/横:31.80mm/文:40.65mm(金属)
縦:47.85mm/横:31.75mm/文:40.30mm(プラ)

・背異2次通
縦:47.95mm/横:31.35mm/文:40.25mm(金属)
縦:47.90mm/横:31.35mm/文:40.10mm(プラ)

久々にプラノギスを使いましたがやはり数値が暴れますね...
それぞれ3回づつ計測して出来る限り数値を均一化していますがこんな感じ。
そして手持ちの金属ノギスも前回の計測と計測値が0.5mm程大きくなってる... 壊れたか暑さのせいか?
ただやはりとら様の品と比較しても一度写し分0.6mmも差がでるかな?
不思議です...


とら 投稿日: 2023年07月02日 22:33:32 No.649
関西のT様

繊字の銭文径は、4枚比較しましたが、確実に一般的なものと比較し0.5mm程度小さくなっています。
天の第1画が特に細く中央が低くなっているように見え、貝の第5画も細く見え、偶然小さいのか、それとも、倣鋳の写し物なのか、母銭のレベルが低く差が出るのか、私レベルでは分かりません。

短貝宝は、11枚計測し0.4mm程度の差がありましたが、母銭のレベルが低かったら、その程度の差が出る可能性がありそうです。
関西のT 投稿日: 2023年07月03日 15:52:35 No.650
疑問にお答え頂きありがとう御座います‼︎

私は最低限の手替わりばかりしか手元にありませんので、残っているのは数値データのみ。
ですが、複数枚お持ちのとら様が何枚か計測した結果小さいと判断できたのなら、そういう品が存在するのでしょうね。
私はこの様な銭文径の小さな繊字は過去に見た事がありませんでしたので、正直ノギスの誤差ではと疑問に思っていましたが、こんなものもあるのだとは驚きです!

一方の短貝寳は、検証結果がそうならば次鋳というより削字による物理的な要因で数値が小さく出たのかな?
今更ながら6枚目の短貝寳はもの凄く巨大ですね。
銭文径ばかり見ていましたが、こちらも凄い‼︎
とら 投稿日: 2023年07月03日 18:24:33 No.651
関西のT様

お忙しい中、ご教示有難う御座いました。
忘れかけていたDランクやFランクの天保銭、ひさしぶりに向かい合うことができました。
生意気になりがちな時期でですが、久しぶりに基本に帰った思いです。
Tさんのように長年収集を続けられていらっしゃると、余分なものは整理されていらっしゃるようですが、新参者で勉強中のためガラクタも沢山あります。
流石、珍品は複数枚所有することは不可能ですが、勉強のため、市場で手に入るレベルのものは3枚程度手に入れ比較するよう心掛けています。
今後もご教示宜しくお願い致します。
関西のT 投稿日: 2023年07月04日 23:25:39 No.652
とら様

こちらこそ私のつまらない話にお付き合い頂きありがとう御座いました。
私の整理は単に新しいもの好きなので、とんでもないです。
財力も無いのでとら様が非常に羨ましい限りです。

また面白い発見がありましたら、教えて下さい。
こちらもいつも楽しみにしています。
それでは引き続きよろしくお願い致します。


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