雑銭掲示板Ⅱ


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貴方は本日27人目、通算208236人目のお客様です。
長門手本銭若干 Chauncey 投稿日: 2023年10月03日 11:06:58 No.778 【返信】

はじめまして、Chaunceyです。
上海から日本に来たばかりで、寛永通宝一生懸命収集中です。
初投稿になります。


青二斎 投稿日: 2023年10月03日 23:14:40 No.781
はじめまして、よろしくお願いいたします。(^^)/
Chauncey 投稿日: 2023年10月04日 06:04:16 No.782
青二斎様

よろしくお願い。


鉄製の踏潰し? 青二斎 投稿日: 2023年09月29日 03:45:02 No.759 【返信】

こんにちは、雑銭から鉄製の踏潰銭みたいな物が出てきました。
磁石にしっかり付きます。
他に似た物は持っていないのですが、これは何だと思われますか?
○鉄製の踏潰銭?
○踏潰銭の鉄写し?
○俯永の鉄写しを伸ばしたもの?
外径 29.0mm
内径 19.3mm
重さ  4.0g
厚み 0.9~1.0mm


七時雨山 投稿日: 2023年09月29日 15:37:04 No.760
青二斎 様

見事な大きさですね。俯永の直写しでしょうか。背の波が通常の俯永の波に見えます。踏潰ではないようです。
少し疑問があります。
疑問その1 鉄銭なのに薄すぎること。東北地方の鉄銭ではありません。
疑問その2 鉄銭にしては輪側が滑らかに見えます。
疑問その3 内径が小さすぎます。
疑問その4 俯永なのに広郭になっていること。
薄く圧延加工したものを元にして鋳造したのではないでしょうか。
もしかしたら、不知銭の俯永大濶縁を鋳写したものかも知れません。
参考までに、手持ちの踏潰銭の鉄写しを掲示します。
正永進冠と狭永(俯頭永)です。


青二斎 投稿日: 2023年09月29日 23:03:18 No.761
七時雨山様
 こんにちはありがとうございます、そうなんです鉄銭に見えなかったので踏潰銭と一緒に置いていたのです。
昨日、見ている時違和感を感じて磁石を近づけたら「カチン!」と磁石にくっ付いて驚きました。
強く引き寄せられるので、白目中字の様な鉄の成分の多い銅銭と言うより、鉄その物と言った感じです。

1、かなり薄いです、厚みはどの箇所でも安定しています。
2、輪側は真ん中の部分が少し凹んでいる様に見えます。ロクロの条痕かな?あとは軽いヤスリ跡が2か所位にあります。
3、内径は縦は測れないのですが横で19.9mmが最大で他の部分だとそれ以下です。(カーボンノギスです。) 

俯永大濶縁は初めて聞きました、「新寛永通宝図会」「いづみ会穴銭入門」にも載っていなかったと思うのですが、どの銭譜で見る事が出来るのでしょうか?

踏潰銭の鉄写しはこんな風貌をしているのですね、今回の物は全く別物みたいですね。
※この鉄写し銭は凄い珍しい物なんですね、貴重な画像をありがとうございます。(´ー`人)
青二斎 投稿日: 2023年09月29日 23:31:29 No.762
輪側の写真を撮ってみました、薄いのでピントを合わせるのが難しいです。

郭内は鋳肌が残っています、「軽くバリを取っただけ」といった印象です。


七時雨山 投稿日: 2023年09月30日 01:12:09 No.763
青二斎 様

輪側や内郭の中央が凹んでいるのは、ローラーか何かで圧延したためだと思います。
俯永大濶縁は、雑銭の会のK氏が見つけたもので、私は、画像でしか見たことはありません。延展加工された改造母又は鋳写母銭から作られたもので、寛字の爪の先に小さな島があり、宝字の冠に鋳切れがある不知銅銭です。
誰かほかに別の見解がありましたなら、投稿してください。お願いします。
旭泉亭 投稿日: 2023年09月30日 13:09:06 No.764
はじめまして、旭泉亭と申します。

俯永大濶縁について、Yahooで「未勘銭延展俯永手 2021」と検索すれば、前蔵主の方が書いたブログ記事に辿り着けると思います。2021.5.27の記事になります。
旭泉亭 投稿日: 2023年09月30日 13:40:47 No.765
縁あって3枚の延展俯永手濶縁(内1枚が大濶縁)と、同一箇所に瑕のある直写し、制作が同一の小字写しは、私が引き継いでいます。

大濶縁 外径28.9 面内径20.0 背内径20.5 銭厚1.0
濶 縁 外径28.6 面内径20.0 背内径20.4 銭厚1.1
濶 縁 外径28.8 面内径20.0 背内径20.5 銭厚1.2
直写し 外径26.4 面内径20.0 背内径20.4 銭厚1.3

大濶縁と濶縁は、特段差がないと思います。たまたま、一番大きく見えるものを最後まで残していたので、敢えて大濶縁と称したのだと思います。

なかなか、鉄銭だと観点が明瞭に現れていないと思いますので、同じものかどうか。延展加工された改造母銭から密鋳されたと思しき銅鋳銭は、一文・四文幾つか所蔵していますので、鉄銭含め色々存在しているのだと思います。

以上、参考になれば幸いです。
青二斎 投稿日: 2023年10月01日 22:11:07 No.768
七時雨山様
 確かに、圧延して輪側に出て来た様に見えますね、ロクロではなさそうです。

旭泉亭様
 こんにちは、貴重な情報をありがとうございます。^^
「知る人ぞ知る名品」とありますので、私などが知らなくても当然ですね、
記事の内容もとても興味深いです、現在の所有者さまから直接実寸のデータもいただけるなんて、本当に感謝です。

実寸サイズが結構近いですね、この鉄銭の背内径は20.5mmでした。
サイズは近いですけど、鋳溜まりの特徴は一致しないみたいですね。

なかなか、自分が思っていたより面白い品みたいで興味が尽きないです。
「不知 俯永手大濶縁鉄銭」と名付けても良いでしょうかね。(烏滸がましいけど、かっこいいです。笑)
教えて頂いた先のサイトも面白くて読んでいると時間があっという間に過ぎてしまいます。
鉄銭は今までほとんど見る事も無く、まとめてため込んでいましたが今回の件をきっかけに一回しっかり整理したいですね。^^
青二斎 投稿日: 2023年10月01日 22:39:57 No.769
最後に追加画像を少しだけ。
○通下、これを島の跡と言うのは無理があるかな。
○寳足は跛寳に見えない事も無いかな。
○寛前の島はこれでは確認出来ない。


とら 投稿日: 2023年10月02日 09:51:41 No.770
長くなったうえに、寛永の鉄銭は素人の私が口をはさむのは、水を差すようでもあり、おかしな話だけど、この銭は何なのでしょう。
輪側などを見ても、幕末・維新の時代の制作には見えず、特に、東北製の面影は全くなくい。
銅銭なら、混ぜれば2厘と交換でき、疲弊していた東北なら、密鋳銭も分かるが、鉄で採算が取れたのは、一時期のはず。東北以外なら、どの時代でも採算が合わず説明がつかない。
誰かのいたずらでしょうか。
それとも、当時物でこのようなものが存在するのでしょうか。

関東のAさん、ご覧になられていたら、ご意見お聞かせください。
七時雨山 投稿日: 2023年10月02日 14:04:51 No.771
とら 様

時として、直感力が正しいことがあります。なんとなく違和感があり、変だなと感じたらよく観察することです。見るだけではなく、手で触ってみることも必要です。人には欲がありますから、「もしかしたら珍品では。」と考えるものですが、簡単に手にできないから珍品なのです。ただ、贋作であっても本物を知るためには、手元に置いて観察することも必要です。私の手元にもかなりの数の贋作があります。
とら 投稿日: 2023年10月02日 16:58:10 No.772
七時雨山様

ご教示有難うございます。
私も、数年で、よくこんなに集めたなと言えるほど大量の贋物が集まりました。
ネットで、本物と思って購入した物、老舗入札誌、有名コイン商、老舗通販誌、どこで購入しても贋物は紛れ込みます。銭譜にも間違ったものが掲載されております。
特に不知銭など、コイン商レベルでは真贋の区別がつきません。
常に初心に帰って真贋の区別を付けようと心がけておりますが、なかなか悟りの境地は開けぬものです。
沢山贋物をつかみ、勉強していきたいと思っています。
Chauncey 投稿日: 2023年10月03日 12:03:55 No.780
俯永の踏潰銭を圧延して、密鋳された鉄銭かもしりません。写真を見れば偽物ではなく、かなり古い密鋳銭です。


踏潰銭俯柱永と広永 Chauncey 投稿日: 2023年10月03日 11:36:38 No.779 【返信】

Chauncey Kooです。
普通のものですが、この素朴な風貌が私の心を引きました。それは先生に言った侘び寂びではないでしょうか。外国人としての私もよく感じました。
俯柱永28.4㎜
広永28.8㎜




長門手本銭若干 Chauncey 投稿日: 2023年10月03日 11:03:16 No.775 【返信】

はじめまして、Chaunceyです。
上海から日本に来たばかりで、寛永通宝一生懸命収集中です。
初投稿になります。


Hさんからの画像 浩泉丸 投稿日: 2023年10月01日 00:26:07 No.766 【Home】 【返信】

Hさんから頂戴した画像なのですが、なかなか自由が利かなくてとりあえず画像だけここに掲載します。これが何か分かったら一流ですよ。解説掲載はもう少しお時間くださいね。

結局、9月上旬から猫アレルギー悪化で2週間寝込み、その後もふらふら仕事をしています。コロナが5類にされたことで対外的な仕事が復活したこともあり、仕事が溜まって面倒くさいことこの上ないです。
と、いうわけですっかりなまった体のリハビリのため水曜日、土曜日と山へ出かけました。
本来20分ほどで峰まで登れる低山を倍以上かかりバテバテで山頂へたどり着き、その先はリタイア・・・が水曜日。本日は懲りずに山へハイキング。バテバテですが10キロほど歩けました。呼吸機能のリハビリはもう少しかかるかな。運動、呼吸機能を回復し10㌔ダイエットしないと長生きできません。
猫は相変わらず寄ってくるので、本能的に口を閉じる癖がつきました。いびきをかかなくなったようで、猫の寝場所が枕元に代わってしまいました。
そのため椅子で寝落ちしてしまう癖がつきました。呼吸は楽なのですが疲れます。ベッドには2~3時間しか入っていません。苦闘はまだ続くでしょうね。


七時雨山 投稿日: 2023年10月01日 14:39:23 No.767
浩泉丸 様

お元気になられたご様子で何よりです。それにしても、リハビリで10キロとは恐れ入ります。
私は今年の7月に、2038メートルの岩手山にチャレンジしましたが、登山口から6時間歩いてやっと外輪山のお鉢までたどり着きました。しかし、風が強くてあと15分くらいで頂上というところで断念して下山しました。理由は、このままだと明るいうちに登山口まで下山できないからです。人生の目標の岩手山登山50回まで、あと1回となりました。果たして来年登れるだろうか心配です。
しかし、Hさんの天保銭は、素晴らしいですね。細郭と広郭、同じ場所で作られた物なのでしょうか。


旧猿江正字濶縁背広郭 関東A氏 投稿日: 2023年09月25日 06:59:28 No.757 【返信】

初めて拝見しました。みちのく大会に参加して、拝見したかったですね。
七時雨山 投稿日: 2023年09月25日 09:56:53 No.758
関東のA 様

今回のみちのく合同古銭大会の日程は、ホテル代を低く抑えるためだったそうです。
次回は、仙台で開催されますので、お目にかかれることを楽しみにしています。


旧猿江正字の鉄密鋳銭 七時雨山 投稿日: 2023年09月24日 11:55:07 No.754 【返信】

岩手の県北地域では、明治初期に盛んに鉄一文銭の密鋳が行われました。これらは通用銭を鋳写して母銭としたものや通用銭を加工して改造母銭としたものから作られました。鉄の一文銭から作られたと思われるものもあります。銭種は、古寛永から新寛永各種です。四ツ宝類、縮字や背元類が多いのですが、仙台異書類や秋田銭もかなり存在します。十年以上前に購入した鉄一文銭に密鋳銭がたくさん入っていました。その中に旧猿江銭の正字背濶縁広郭が見付かりました。どのような母銭から造られたのか分かりませんが、今では見られません。その当時、濶縁広郭銭が市中に存在していたということです。

七時雨山 投稿日: 2023年09月24日 16:08:49 No.755
称建仁寺大字写、仙台尖千大字写、太田背久二写です。
密鋳銭は、とても面白いです。




たじさんの掘り出し物 浩泉丸 投稿日: 2023年09月20日 05:05:51 No.749 【Home】 【返信】

侍古銭会のたじさんからメールで頂戴した不知長郭手画像。掘り出しもののようです。輪際の加刀が見て取れて楽しいです。

とら 投稿日: 2023年09月24日 07:38:30 No.753
現物を拝見しました。勿論、源氏名がつくような珍品ではありませんが、雑銭の中から拾い出したら私でも、嬉しくて浩泉丸様に見せてしまうかも知れません。
たじさんは、私の子供達よりも若く、私のように大人買いは、出来無いかも知れないけど、古銭では先輩で、私より見る目も確かです。
コロナのなか、お仕事やご家庭などの事情から、表立って活動がしづらくなられた様ですが、コロナによる自粛など無くなる世の中になって欲しいものです。
久し振りにお会いでき感激です。
又、色々教えてくださいね。


尖千大字 背括去 母子組 もと 投稿日: 2023年09月19日 22:50:14 No.747 【返信】

お久しぶりです。
高校生の収集家の、モトです。
たまには、寛永銭も見てやってください。

「仙台石ノ巻銭 尖千大字 背括去 母子組」

母銭は鋳不足による偶然の産物なのかも分かりませんが、通用があれば、立派な一種です。
師の関東A氏に見ていただきました。
貴重な、興味深い逸品と思います。


浩泉丸 投稿日: 2023年09月20日 05:08:26 No.750 【Home】
素晴らしい!よく見つけました!
七時雨山 投稿日: 2023年09月21日 22:49:22 No.752
鉄銭に興味を持つって素晴らしいですね。穴銭愛好家でも鉄銭に興味をもって分類する人は少ないです。背千の地元宮城県の方々や青森のI氏が背千類を細分類したくらいでしょう。鉄錆が付いているので、差しで購入しても錆取りに時間がかかるし、錆で汚く汚れてしまいます。私も過去に一文銭の鉄銭を5,000枚以上購入したことがありますが、母銭と一致する鉄銭を探し出すのは難しいです。特に、岩手県北から青森南部地方には、密鋳一文銭が多く、分類が大変です。でも、銭譜に載っていないものが出てくるのが面白いですね。中央の古銭会では、密鋳背千類で終わってしまうのが実情です。地道に鉄一文銭を見つめてください。舌千大様無背などの新しい発見があると思います。


萩藩銭? 希土類 投稿日: 2023年09月18日 04:56:30 No.743 【返信】

皆さんが健康であることを願っています。
私の課題を確認してもらえますか。
萩藩方字銭ですか?
山口はどうですか?
ご返信ありがとうございます。

銭体径 49。1x32。1m\m
銭文径 40。0m\m
銭肉厚 2。5m\m
重量  19。7gm


青二斎 投稿日: 2023年09月19日 22:05:09 No.746
お久しぶりです、立派な萩(山口)の方字だと思います。^^
希土類 投稿日: 2023年09月19日 23:56:16 No.748
ありがと青二斎様。


これは? 浩泉丸 投稿日: 2023年09月17日 23:27:19 No.739 【Home】 【返信】

収集で不知広郭手覆輪小様と名付けられてでていたもの。長径47.7㎜、短径31.6㎜、重量20.0g。タグの裏には秋田小様?とも記されていますし、フォルダーには土佐額輪小様とも・・・。少し、黄色みが強いものの製作的には秋田で良い気がしますがいかがでしょうか。ただ、極印が違う気もします。ご意見を。
そういえば七時雨山様から秋田小様の見分けの極意を教えてくれたっけなあ。う~ん、良く分からない。

※猫アレルギー悪化のため10日間動けませんでした。ここ数か月の体調不良の原因はすべてこれだったかも。コロナかと思ったのですが、熱は大したことなく、ただひたすらだるく、疲れやすい。血中酸素濃度が極端に低かった。やる気が出なかったのはこれが大きい。寝具の洗濯さぼったのと寝室に猫が入り浸っていたのが原因かなあ。


七時雨山 投稿日: 2023年09月18日 00:07:02 No.741
浩泉丸 様

秋田小様でいいと思います。寶字の貝画がもう少し拡大されていると分かり易いのですが。ところで長径は47.7ミリですね。
極印も秋田小様のものでいいと思います。私のものは不完全で半分しか見えませんが参考に掲示します。


68式ヲヤジ 投稿日: 2023年09月18日 02:16:25 No.742
砂目や色からは秋田でよいのではないかと思います。沢山見た訳ではないので分かったようなことは言えませんが、極印は一種類ではない気もします。
私も寳貝に着目しており、貝画の二画目の折れが突き出しやや下窄まりな所を見て判別しています。秋田小様銭拓本帖でも概ねそのように見えるのですが、私の思い込み、気のせいなのかも知れません。
手持ちで極印が一番明瞭に打たれた品を掲示してみます。


とら 投稿日: 2023年09月18日 18:14:46 No.744
浩泉丸様

秋田小様御目出度う御座います。
収集の画像は見ていましたが、全く気が付きませんでした。もう、完全復活ですね。
まだ、9月号の画像が残っていたので見てみたら、宝の貝にはっきり特徴が出ていました。その後改めて自分の小様を眺めてしまいました。

不知広郭手等とあると、飛ばしてしまったりするので反省です。
又、ロット物等でも広郭だと意識が散漫になります。
広郭で手に入れていないものは沢山あるのに、初心に帰らなくては成らないと感じました。

七時雨山様や68式ヲヤジ様のお陰で、宝貝の特徴思い出すことが出来ました。
有難うございました。
浩泉丸 投稿日: 2023年09月18日 19:06:53 No.745 【Home】
ありがとうございます。やや色が黄色っぽく見え、フォルダーには土佐額輪小様ともあったので「やられた」と思ってました。少し調子が上向いたので眺めたら「あれれ」ということになりまして掲載させていただきました。一言でいうと「久々に儲けものを拾った」ことになります。ちょっとご機嫌です。寶の特徴・・・難しくてまだよくわかっていません。節穴だなあ。


ブランセンについて 浩泉丸 投稿日: 2023年09月17日 23:58:03 No.740 【Home】 【返信】

方泉處に昔お勤めだった札幌のF様から寄贈して頂いた本です。
以下、メール記載文抜粋です。
このたび日本学士院よりデンマーク国立博物館に所蔵しているブランセンコレクションを中心とする日本古貨幣目録が刊行の運びとなりました。私は鑑定を担当していたのですが、ブランセンがラムスデンのように贋作を製作していたかについては、私にはよくわかりません。
ブランセン自身のコレクションを見ると、幕末から明治初期にかけて貪欲に日本貨幣を収集しようとしていたことがわかり、そういう中で偽物も少なからず掴まされていた様子が伺えます。一方、幕末期の試鋳貨はとてもよい時期に収集していたせいかなかなか見どころのあるコレクションとなっています。ぜひご覧いただければと思っております。
発売は「あるむ」定価は10000円です。
ブランセンは丁抹人という名前で古銭番付に載っている収集家で、来歴生没年などが謎でした。名古屋作と呼ばれる銀写しはブランセンのプロデュースじゃないかとか、丸型土佐通寶がブランセン作じゃないかと噂されていますが良く分かりません。寄贈の話をいただいた直後に10日間寝込んでしまい、詳細を調べられる健康状態ではありませんでしたが、やっと少し動けるようになりました。
全文英文のため読み解くのにものすごく時間がかかりそうです。画像をサラッと見たところ玉石混交で、彫母銭があると思えば銀製っぽい怪しき品も結構あります。大英博物館収蔵の朽木公コレクションと同じく錯笵銭が結構ありますし、打印寛永も見えます。古金銀もファンタジーも含み結構あります。新寛永のコレクションはなかなか見どころがあります。白目大字なんかもあってほれぼれします。まずはご紹介まで。




細郭手張足宝 とら 投稿日: 2023年09月11日 12:27:33 No.726 【返信】

浩泉丸様におかれましては、お元気になられましたでしょうか。

今年は、浩泉丸様のリハビリが終了するまでの幕間つなぎと、慣れぬ投稿をいたしておりますが、この間、長郭手の張足宝(ハリアシホウ)を投稿したので、細郭手を掲載してみました。

通常、細郭手張足宝は、中央のタイプで、大きさが異なる程度の変化しかありませんが、左の品は足が長く、一目ぼれし、無理を申し譲っていただきました。
数々の銭譜を飾り、村上氏も還暦記念泉譜に掲載なさっていたほどです。
ただ、分類譜にある如く49.70㎜などといった大きいものではありません。
細郭手覆輪強刔輪・長張足宝といったところでしょうか。
今、手に入れなかったら二度と手に入らぬ気がして、張足宝とは思えぬ価格で購入したので、超張足宝でしょうか。

右は、面はつるつる、細めの文字は立っていて、郭内も丁寧に処理されていますが、背が甘く、ここから鋳写した通用銭など想像もできないので、単なる通用銭でしょう。

サイズは、長径、短径、銭文径、内径、量目の順。
銭文径や、内径は、参考値とお考え下さい。
左・49.14㎜、32.56㎜、39.9㎜、43.7㎜、21.35g。
中・49.40㎜、32.27㎜、40.1㎜、43.7㎜、18.98g。
右・49.10㎜、32.42㎜、40.2㎜、43.5㎜、21.98g。


浩泉丸 投稿日: 2023年09月13日 05:19:35 No.728 【Home】
とら様 つなぎ役ありがとうございます。なかなか元気が出なくてすみません。9月に入りくしゃみ・鼻水とのどの痛みが発症し、コロナかと思いきや猫アレルギーの悪化でした。で、自宅待機になってます。自宅待機すると悪化すると言っても、その状況では勤務がままならず、さりとて自宅にいても一向に良くならないジレンマにあります。手元に札幌古泉界のF様から起草されたブランセンの収集物に関する立派な書籍があり、内容を紹介したいのですが・・・気力がわかない(というよりふらふらです。)
昨日より出勤・部屋隔離で業務が始まり、今朝は外部研修の手伝いをします。年だなあ・・・とつくづく思いますね。(猫アレルギーは人には染らないのですけど、肩身が狭い。)
とら 投稿日: 2023年09月13日 10:41:55 No.729
浩泉丸様

安静になさっておられるべきところ、ざわつかせ申し訳ありません。
奥様を亡くされ1年以上が経ち、何かと寂しさも身に染みる時期かと存じます。
我が家は、父、祖父、曾祖父と、皆連れ合いに先立たれておりますので、ある意味、理解できる気もします。
ただ、仙人などを拝見しますに、奥様に先立たれた事も大分癒えたご様子で、活躍されております。
病は気からと申します。
なるようにしかならぬものですので、気楽に、楽しく生きましょう。

上の画像は、張足宝でも珍品な部類ですので、私より初心者の方もご覧になられているので、極、一般的なもの3枚掲載します。
細郭手の張足宝の面、特に「通」など、長郭手に類似しているので、何年か前、集めはじめのとき、浩泉丸様にご教示いただいた記憶があります。
サイズは、
左・49.17㎜、31.94㎜、40.1㎜、43.7㎜、21.96g。
中・49.12㎜、32.18㎜、40.2㎜、43.7㎜、19.62g。
右・48.54㎜、31.76㎜、40.2㎜、43.5㎜、19.56g。


とら 投稿日: 2023年09月14日 05:36:59 No.731
細郭手なのに長郭手と間違いやすいので気を付けるように、とのことでした。
銭譜により、長郭手と成っているものもある、とのことだった気がします。
とら 投稿日: 2023年09月14日 05:41:20 No.732
細郭手なのに長郭手と間違いやすいので気を付けるように、とのことでした。
銭譜により、長郭手と成っているものもある、とのことだった気がします。
七時雨山 投稿日: 2023年09月14日 06:44:50 No.733
手元の銭譜を見ると、「当百銭カタログ」の220張足宝(小様)が細郭手の拓図になっています。
「天保通寶銭分類譜」602張足宝(小様)も同じ拓が使用されています。
「不知天宝通寶分類譜 下巻」52ページ7の張足宝(二)(小様)も同じ拓です。
全て天保堂瓜生師の編集したものですね。通字だけではなく、背面の當字が長郭とは違うので、皆さんは見間違うことはないですよね。
私は、小さいころから図鑑が大好きでした。天保銭なども高額で入手できなくても、いつか掘り出しができたらと、銭譜は購入していました。「斜珎」の名称の変遷も分かりました。
岩手は、新型コロナウイルス感染症の患者数がダントツの全国トップを維持しています。医療現場も大変なようです。患者も快復しても、クラスター発生で元の施設に入所できなくなっているようです。
皆さん5類になっても手洗い、うがい、マスクは大切です。私は、月曜日に39度の高熱が出たので、発熱外来を受診しました。新型コロナウイルス感染症ではないという結果でした。熱は下がりましたが、顔にむくみが残っています。何か別のウイルスが傷口から入ったためだと思います。暑くて汗でかゆみが出たところを強く掻いたのが原因でしょう。皆さんお気をつけてください。
とら 投稿日: 2023年09月14日 10:33:17 No.734
七時雨山様

ご丁寧な解説有難う御座います。
4年ほど前、超初心者だった時、辵の足が長郭手に似ているので、勘違いし、同様に、当字をよく見るよう浩泉丸様からご指摘を受けたこと思い出します。辵もよく見ると違うのですが、あまり現物を手にしていないと勘違いは起きるものです。

さて、肝心の銭譜ですが、以前は盛んに発行されており、諸先輩方はお持ちですが、後進の者は手に入れることが困難です。
仙人宅を訪れ、お借りし、コピー機が具合が悪くなるほどコピーしたことを思い出します。その後、ネットや、諸先輩方よりお譲りいただく機会を得ましたが、まだまだ、欲しいものがあります。
また、仙人より、銭譜には誤りも多いので、信用しすぎてだめで、見る目を養うよう念を押されました。

みちのく大会では、七時雨山様とお会いできるかと期待いたしており、岩手の方数人に伺ったのですが、お会いできなかったのが残念です。

想像しますに、私よりは御年も上と思われますので、お体をお大事になされ、今後もご教示よろしくお願いいたします。
七時雨山 投稿日: 2023年09月14日 12:58:25 No.735
とら 様

みちのく合同古銭大会に参加していただきありがとうございました。
9日は、別の会議が13時からあったため、会場に到着したのは、16時頃でした。この掲示板に使用している名前「七時雨山」は、会員の誰も知りません。二日目の閉会の挨拶をしたのが私です。
福岡の博多古泉会のK氏、新潟の新潟貨幣研究会のY氏、岩手の銭楽会のT氏と同部屋で、途中から博多古泉会のY氏も入られて賑やかに古銭談義を行いました。九州の天保銭の話はとても面白いものでした。
会場で発売されていた図譜は、少々問題がありますので、話半分くらいに考えて下さい。図版の縦横が合っていないものや、本物として贋物がかなり掲載されています。自分の目が正しいと思い込んでいる人にいくら説明しても、聞く耳を持ちませんね。なぜなら高額で贋物を購入したと思いたくないからですね。
博多古泉会のK氏も盆回しで購入した仙台当四背削頭千母銭を「これどうですか」と、聞いてきたので、「だめですね」と答えました。感想は「やっぱりな」でした。会場の照明が暗くて、業者でも真贋を見極めることは難しかったようです。実は、私も赤い背二十一波短尾寛を密鋳銭だと思って隣の席の先輩から購入しましたが、家に帰って磁石に近づけてみるとくっつきました。明和短尾寛でした。でも、江刺銭正字写、安政小字背削輪無爪永の黄銅銭、加護山正字様、同旧猿江小字写などをこちらの言い値で譲ってもらったので十分です。
とら 投稿日: 2023年09月16日 07:53:58 No.736
七時雨山

数多くのヒント有難う御座いました。
貨幣協会の A氏から○○さんらしいと、以前お聞きしていましたが、件の○○氏は何人もおられ、2人当たったところで挫折しました。
ヒントのお陰でお名前と御尊顔一致致しました。
諸先輩方と比較し、経験も浅いので気後れしがちで、且つ、古銭会などの参加も多くはないのですが、次回、仙台大会等に参加し、お目にかかる機会が御座いましたら御教示宜しくお願い致します。
七時雨山から、枯れた御方を想像しましたが、恰幅の良さげな上品な紳士であられ驚きました。
七時雨山 投稿日: 2023年09月16日 11:33:12 No.737
とら 様

返信ありがとうございます。
恰幅は、ただのメタボです。浩泉丸氏は、東北のSと表現されています。貨幣協会のA氏とは、川崎の方ですかね。他にA氏は思い浮かびません。今回参加されていなくて残念でした。
銭譜の件は、水原庄太郎氏の「南部貨幣史」に沿った編集となっているため、現在では、否定或いは疑問視されていることが平然と述べられています。
各銭座の鋳銭種についても、全く検討されていないですね。巻末に参考文献が掲載されていますが、編集者が熟読されたと形跡はありません。ただ著作権法に触れないようにと考えたとか思えませんが、著作権法上問題がありそうです。雑銭の会の工藤氏が編集に参加していれば、恥ずかしくないものができたでしょうが、収集界から身を引いてしまったのがとても残念です。
大会で入手した四文銭の一部をアップします。
称江刺正字写、安政小字無爪永黄銅(真鍮銭)、密鋳俯永写2枚です。
これからも宜しくお願いします。




天保通宝 水戸接郭 刔輪 クワガタ 投稿日: 2023年09月09日 08:15:06 No.723 【返信】

浩泉丸様の 2020年12月14日の制作日記に
凄く似ているものが載っていたので、それと同じ種類なのかな~?私のはちょっと赤茶色がかかってますが、いかがでしょうか?49.16mm, 32.97mm, 40.08mm, 20.13g


68式ヲヤジ 投稿日: 2023年09月10日 02:52:40 No.724
見事な刔輪ぶり、と言いますか強刔輪ですよね。水戸接郭は雑銭に過ぎず見向きもされないのが残念ですが、輪幅の大小や曳尾ほどではないにせよ書体に微差があるのが面白く私は好きな銭貨です。画像の品は寳足が延びています。

クワガタ 投稿日: 2023年09月11日 08:30:05 No.725
改めて見たら極印らしきものが打ってあるように見えて仕方がないです。ただの傷なんだろうか?

浩泉丸 投稿日: 2023年09月13日 05:06:23 No.727 【Home】
ご投稿ありがとうございます。68式様のおっしゃる通り、接郭の強刔輪ですね。ただ、極印らしきものが打ってあるように見える・・・私には見えないですよ。幻覚?
寶冠のあたりかな・・・極印じゃないです。

68式様の長足寶は見事ですね。
クワガタ 投稿日: 2023年09月13日 11:27:48 No.730
お手数ですが写真をクリックして見てください。   

ありがとうございます。 


ただの曳尾ですが・・・ 浩泉丸 投稿日: 2023年09月06日 17:34:20 No.716 【Home】 【返信】

CCFに引き続き東京に出ました。コロナはなくなったわけではなく、報道されなくなっただけなんですけど、世の中緩みまくっています。かくいう私、仕事で軽井沢へ(夏季セミナーという名前の遊び)
電車での移動の途中、新橋駅前ビルに寄り道です。で、入手したのがこの曳尾。何の変哲もないもの。大字でもなく細字でもない。ただ、地金の色が長門らしい色だったから手入れすればきれいになるかなという下心です。通常、青錆品は火中品が多いため入手してはいけないという先輩方の忠告なんぞどこ吹く風。和同開珎と同じ青錆色と考えれば格調高いものです。
たった、1泊2日の旅でしたがしっかりお土産をもらってしまい、現在自宅療養中です。今のところコロナ陰性(抗原検査)ですが、まだ一度だけ。猫アレルギーもちには極めてきつい自宅療養。そして仕事はたまるばっかりです。あ~あ~罰が当たった。

通寶小字の定義ですが、覆輪張足寶の系統で銭文径が縮み、寶貝が下すぼみ気味に見えるもの(寶足が陰起気味のもの)を称している気がしますが、個人的には張足寶の一塁と同じ系統だと思っています。つまり、瓜生氏特有の拓本の見え方による変化も多分にあるんじゃないかなあと。
秋田の村上師も迷ったように、私も「通寶小字系」と言って乱発しています。覆輪刔輪の張足寶の2度写しクラスですから、面白い品であることは間違いないと思いますが、数は案外あるのかもしれません。


七時雨山 投稿日: 2023年09月07日 09:53:49 No.719
かなり前に天保銭の50枚差しをネットオークションで購入したとき、殆どが高知額輪類と広郭異制類でしたが、未使用の山口天保が4枚(曳尾と縮通)入っていました。他の広郭類に錆はありませんでしたが、山口の4枚には青錆が出ていました。成分由来なのかも知れませんね。
お体をお大事にして下さい。
とら 投稿日: 2023年09月07日 10:43:49 No.721
自宅療養とのこと、一日も早く回復成されること願っております。
私は、年末年始、寝込みましたが、40度近い高熱を出したのは、小学校3年以来55年ぶりの事でした。40年前のサラリーマン時代、仮病で有給休暇を取ったことはありますが。

浩泉丸様の場合、曳尾など無数にお持ちでしょうが、いまだに購入なされるのですね。並べてみると微妙に変化があったりして私も購入してしまいます。
制作日記などを拝見するに、私の天保銭収集は、十数年前の浩泉丸様状態の様です。

毛利家の、いや、ここに関しては、大名の力が弱く、他家と異なり、長州「藩」と呼んでも良い気がします。「藩」は明治時代の言葉で、江戸時代の公称ではないのであまり使いたくはないのだが。(白石の藩翰譜などは、あったけど)
何とか藩などという言葉は、幕末、かなりハイカラな言葉であったと思います。

進二天などの銭文径が小さい物が、2年半くらい前、旧雑銭掲示板にあった時、参加できず、機会があったらほしいものだと思っていたら、3か月くらい前手に入れる機会がありました。
真ん中が件の品で、
長径49.13㎜、短径33.25㎜、銭文径39.4㎜、内径43.6㎜、量目22.22g。
左右に、進二天と縮通を配してみました。


七時雨山 投稿日: 2023年09月07日 11:29:19 No.722
隔輪(刔輪)なのに濶縁になっていて素晴らしいですね。山口天保は、同じものが二つとないように文字変化が多くて面白いですね。鋳浚手法により母銭の数を増やして鋳造していたのでしょうね。


みちのく合同古銭南部大会 天保仙人 投稿日: 2023年09月01日 11:55:59 No.707 【返信】

 9月9日と10日に岩手県花巻市にて、『みちのく合同古銭南部大会』が開催されます。
私は創立者の一人ですが、当時活躍されていた方で、今回も参加するのは、私と
南部のOさん位になってしまいました。
 もしこの掲示板の読者で、参加される方が居られたら気軽に声を掛けてください。
                    天保仙人
とら 投稿日: 2023年09月02日 12:13:03 No.708
仙人は、大会が盛り上がる様協力すべく、 荷物などもあるらしく、車で行かれるようです。
私は初参加ですが楽しみに致しております。
七時雨山 投稿日: 2023年09月06日 20:07:13 No.717
みちのく合同古銭岩手大会に参加する皆様へ

岩手県内の一医療機関あたりの新型コロナウイルス感染者の平均数が全国トップを独走中ですので、お気をつけておいでください。因みに青森県は、第二位です。要因としては、登録医療機関が少ないことと感染者が登録医療機関に集中していることが挙げられています。でも、感染者が多いことには変わりありません。
また、インフルエンザも流行しています。マスクを忘れずに持参したほうがいいと思います。
大会には初期古寛永銭の珍品が展示されるようです。
七時雨山 投稿日: 2023年09月07日 10:26:41 No.720
台風13号が直撃しそうになってきました。土日の花巻まつりは最悪です。
車で花巻においでになる方は、時間に余裕をもって、運転に十分気を付けておいでください。
新幹線も遅れが出るかもしれませんね。


長郭手張足宝 とら 投稿日: 2023年09月02日 17:19:29 No.709 【返信】

張足宝は、本座を凌ぐ様な精緻な出来で、容弱と並び、かなり有力な銭座と思われますが、鋳地が特定されていないのが不思議です。
画像1枚目は極印、左から7枚目までは銭文径が大きいタイプ、その右側は銭文径が小さいタイプです。
一部、火が入って変色したもの、鋳地が異なるものなどが混入しています。
2枚目画像左側は、銭文径の大きいタイプ。
中は、CCFで反足宝として出品されていましたが、そこまで足が伸びておらず、かつ、濶縁で、反足宝と異なるため、入札者が無く、札を挙げ落札しました。銭文径は右と同じですが、文字が細いので、文字が小さく見えます。
右は、英泉旧蔵品で、通宝小字と記されていますが、通宝はさほど小さく見えず、未だ、通宝小字と、普通の張足宝の違いが分かりません。
この銭は、向かって左側宝足の付け根に切り込みが入っていて、長反足宝と類似しています。
この銭の兄弟あたりの出来のいいのを、覆輪刔輪すると、反足宝、さらにそれを覆輪刔輪すると、長反足宝になりますが、そんな面倒くさいことをしたのでしょうか。
反足宝には何種類かあり、長反足宝の前段階の物と、宏足宝の従兄弟のような、銭文径の大きなものがあります。
私の所有しているのは、この線文径の大きなタイプで、長反足宝とは、かなり遠いところにいます。
ただ、私は長反足宝を所有していないので、詳しく考察できてはいません。


とら 投稿日: 2023年09月02日 17:25:31 No.710
サイズは、長径、短径、銭文径、内径、量目の順です。
1枚目、49.22mm、32.40mm、40.6mm、43.6mm、23.00g。
2枚目、49.17mm、32.40mm、40.0mm、43.5mm、22.79g。
3枚目、48.71mm、32.01mm、40.0mm、43.5mm、19.61g。
七時雨山 投稿日: 2023年09月03日 15:25:16 No.711
 同じように見えても、並べてみると違いが分かりますね。
 真ん中の物は刔輪が強く足が長いですね。それと天字一画が他の物より短く見えます。
 右の物は、左の物と同じように見えますが、背面の當字と花押に違いがあります。
 私も三枚所蔵していましたが、別の物を購入する資金にするために一枚だけ残して処分してしまいました。
 三枚の極印はどれでしょうか。
とら 投稿日: 2023年09月03日 20:50:15 No.712
七時雨山様

極印ですが、左から2番、右から3番、2番です。
不鮮明なので再度撮り直しましたが、パソコンの調子が悪く画像を送れません。
右から3番、2番は実際はほぼ同じ極印です。

故村上氏は、入手するたびに、いつも銭径が違っていて、ついつい相当量になってしまった。と、仰っていたようですが、少しわかる気がします。
枚数がたまると、兄弟銭が見つかるのですが、張足宝は中々見つかりません。
2枚は、通宝小字と言える物に近そうですが、村上氏も、通宝小字として掲載されているが、判然としないので、単に張足宝としたとの記述もあるくらいで、判然としないものと感じています。
とら 投稿日: 2023年09月04日 11:55:28 No.713
職場のパソコンで、先の3枚の極印の画像を添付しました。

おまけで、銭文径の小さい次鋳タイプですが、兄弟銭らしきものも掲載してみました。
大きさは、英泉師の仰るようにバラバラですが、天上の刔輪具合が同じに見えます。
右は刔輪の痕跡などがはっきり残っており、早い時期の物でしょうか。ただサイズが大きいので、だれた通用母を補正したりする場合もありそうで何とも言えません。
左の二枚は英泉譜に掲載されています。
七時雨山先生がご所有なされていたものが、周り回って、私のところに来ているかもしれませんね。
ちなみにサイズは、長径、短径、銭文径、内径、量目の順で、
左・48.26㎜、31.30㎜、40.0㎜、43.5㎜、18.95g。
中・48.48㎜、31.92㎜、40.2㎜、43.5㎜、20.14g。
右・49.20㎜、31.94㎜、40.2㎜、43.5㎜、17.35g。


四国のK 投稿日: 2023年09月04日 20:48:50 No.714
トラ様の研究の助けになればと画素添付させていただきます。
こいつは通用母では?と思っている品です。銭径49.2ミリ
穿内はしっかりとテーパーが取られています。


とら 投稿日: 2023年09月04日 23:03:39 No.715
四国のK様

きれいな画像有難う御座います。
私もきれいにテーパーが取られているものは何枚か有りますが、銭文が太かったり、銭文径が小さかったり、輪の内径が小さかったりと、通用母としては無理があるものばかりです。
英泉師の収集メモにも、二次母銭もかなりの量があると思われる。と、有りますが、やはり収集メモ内に、細道の会の記念銭譜には、母として掲載されているが、実は張足宝の大半は穿内きわにヤスリ掛がされていて、全てが母のようで、そうでないものは少ない。ただしこれは49ミリ台迄。とあり、確信の持てるものは少ないようです。
ただ、通用母も使用しているうちに、だれて甘くなったものもあるはずだし、ますます分からなくなります。


収集用品 青二斎 投稿日: 2023年08月27日 18:04:07 No.704 【返信】

コイン用の紙ホルダーとか、コインアルバムを作っていた東邦プランニングさんが廃業されるみたいですね。
アルバムは東邦さんの物をメインで使っていました。
選択肢が減るのは残念ですね。
浩泉丸 投稿日: 2023年08月29日 07:00:29 No.705 【Home】
丸にTPのマークの会社ですよね。困ります。私、コインアルバムすべてが東洋プランニング社製ですから、代わりの品質のものってあるのかしら。保管場所を取らないし探しやすいので重宝していたんですけどね。残念。
七時雨山 投稿日: 2023年08月29日 10:57:46 No.706
古銭の収集を始めた頃、盛岡のデパートのコイン売り場で扱っていたのが、東洋プランニング社製のコインアルバムとコインホルダでした。今でも、天保銭、古寛永銭、新寛永銭は、そのままコインブックに収まっています。
最近は、大坂の春海製作所のカレントコインホルダとコインブックを使用しています。東北は寒いので、冬に硬くなるのが難点です。
能代の故M師は、「火災の際、ビニール製は溶けると古銭に附着するのでアルバムやホルダ類は使用しない。」と言っていました。


宏足宝背強刔輪 とら 投稿日: 2023年08月19日 15:19:03 No.699 【返信】

宏足宝は足が長く、浩泉丸様同様気に入っているのですが、中でも、背の内径が45mm以上ある背強刔輪銭は、そのポッチャリした様子がかわいいので手に入れられるときは手に入れるようにしています。
2枚目は以前からあったもので、面背共に強刔輪の細縁になっており、覆輪面背強刔輪長宏足宝とでもしておきます。
左側は、50mmを超える大様銭なので、面は濶縁ですが、背は強刔輪で細縁になっています。
右側は、次鋳銭らしく、面は銭文径、内径など小さくなっていますが、背は強刔輪でかなりの細縁です。
サイズは、長径、短径、銭文径、面内径、背内径、量目の順で、銭文径、内径はプラスチックノギスで計測。
左・50.01mm、33.81mm、41.0mm、44.5mm、45.1mm、24.74g。
中・49.51mm、32.92mm、41.1mm、45.3mm、45.5mm、21.19g。
右・48.84mm、33.04mm、40.2mm、43.7mm、45.0mm、20.80g。

還暦過ぎに集め始め、残りの時間も財力も足りないので、金のかかる、古金銀や、寛永銭を集めることは不可能な為、天保銭に特化して集めていますが、名のある特別の天保銭はめったに手に入りません。
天保銭の不知銭は、未だ未知の解明されていない領域もあるので、このような物でもコツコツ集め、比較検討していきたいと思っています。


違いのわからないコレクター 投稿日: 2023年08月19日 19:51:35 No.700
とら様
特に左の物が素晴らしいです。
関西のT様の不知銭や四国のK様の揚足宝も
そうですが、同じ種類でも複数所有するこ
とによる説得力があります。
1枚手にして有頂天になり投稿する人とは別格ですね。
68式ヲヤジ 投稿日: 2023年08月19日 20:25:37 No.701
違いのわからないコレクターさま
私も最近投稿が少ないと感じていましたが、私の投稿がまずかったんですね。ちょっとおふざけが過ぎました。とりあえず直前の投稿は削除いたします。
皆様申し訳ありませんでした。
とら 投稿日: 2023年08月19日 21:54:04 No.702
68式ヲヤジ様

嵌郭で無い斜珎手の拓本を初めて見たのでとても参考になりました。
最近、投稿が減っているので、又、ご教示お願い致します。

不知銭は、以前の大家の間では、特別な物以外重要視されておらず、評価も低かったためか研究が遅れている気がします。
奇天や勇文など特別な品は、幾ら金を出しても物がなく手に入りません。
昔でもお祝いをしたくらいですから。
其の為、その下、更に下のランクの品の需要や研究が必要になります。
様々な方の意見を伺いたいので、今後も宜しくお願い致します。
定説のない不知銭は、勝手なことを言えます。間違っていたら訂正すれば良いだけです。
68式ヲヤジ 投稿日: 2023年08月20日 01:55:10 No.703
ありがとうございます。
私としてはフレンドリーに表現したつもりでしたが、読み返すと私を含め大抵の人が高額と感じる品の入手に対し、小鼻をうごめかす、有頂天だと捉えられても仕方ない表現だったのだと思います。言われてみなければ気付かなかったことが自分で情けないですね。不愉快に思われていた方、ごめんなさい。


Ramsden 2 Craig 投稿日: 2023年08月16日 07:25:02 No.694 【返信】

This is another Ramsden piece.



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