雑銭掲示板Ⅱ


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貴方は本日167人目、通算216550人目のお客様です。
離郭濶縁 四国のK 投稿日: 2024年01月11日 15:56:21 No.990 【返信】

皆様、今年も宜しくお願いします。
また、このたびの能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

さて、先日ネットで落とした品物が、着品致しました。しっかりとした輪幅で揚足宝や会津の再覆輪と並べても引けをとりません。
銭経48.9/32.6 銭文経40.4
そして、画像の通り黄銅質で鋳ホールが有るタイプです。


とら 投稿日: 2024年01月12日 12:12:39 No.991
K様

天保銭祭り1番の目玉、落札おめでとうございます。
離郭は、サイズや小変化色々なタイプがあるので、どのタイプだったかはっきりした画像を見たいと思っていました。有難うございます。
離郭濶縁は小変化が楽しいので、複数あってもまた欲しくなる1枚ですね。

今回のお祭りは、1時間おきに2回、ほぼ同時刻に、大量の天保銭が出たことと、そこそこ面白いものはあったものの目玉は離郭濶縁程度、始まりが9500円と高額なこともあり入札は少なめで、大半は不落だったようです。
前半戦で八つ程、8分前に入札したら大半が最低若しくは、呼び値の1文上程度で落ちました。
後半戦は注目の離隔があったからか、そこそこ入札があり六つ入れて落札は三つでした。
B級品が中心ですが、沢山落ち楽しめそうだったので、離隔は諦めました。

今回の品々は西の方の品らしく、水戸銭や東北由来の不知銭などはほぼ見当たらず、薩摩、萩、土佐などで176枚のうち6割くらいを占めていました。称久留米は1枚も有りませんでした。

また珍しいものの画像期待しております。
四国のK 投稿日: 2024年01月12日 12:37:27 No.992
とら様
コメントありがとうございます。
精進します。


水戸ー星文手斜王宝無背 Chauncey 投稿日: 2024年01月05日 23:55:47 No.984 【返信】

「泉志」306に掲載された「斜王宝」です。状態が悪いけど、なかなか珍しいものと思います。当銭は山添寛仙堂氏の旧蔵です。



長門手本銭ー鋳放し Chauncey 投稿日: 2024年01月05日 23:50:38 No.982 【返信】

26.15mm立派に作った手本銭です。当銭は寛仙堂の旧蔵で、「平成古寛永銭譜」の原品です。



鮫肌の天保銭 とら 投稿日: 2023年12月28日 14:27:40 No.978 【返信】

本年も残すところ僅かとなりました。
天保仙人様をはじめ諸先輩、諸先達から様々な教えを授かり、またご紹介などにより、本年は結構珍品を手に入れることが出来ました。

しかし、不知銭の一方の醍醐味はB級の雑多な物にもあります。
画像中央の細郭手ですが、先日、ヤフオクに出品されていたものです。このサイト常連の方も入札されていたようです。
私の節穴のような目では、不鮮明な画像から珍品を拾うことなど不可能なのですが、贋物と疑うほどのザラザラ、とにかく怖いもの見たさで頑張り手に入れました。
B級天保であることは変わりませんが、物は確かで気に入りました。
サイズは、長径48.04mm、短径31.74mm、銭文径40.2mm、輪の内径43.7mm、量目19.25mm。

比較の画像は、左、仙台長足宝小様・天保銭図譜現品。比較すると仙台銭がつるつるに見えます。
右は、長郭手の覆輪銭、結構ザラザラですが、勝負になりません。
本品は一見、単なる2度写しの小さいものに見えますが、輪の内径が大きく、刔輪されていることは確かで、もしかすると覆輪もされている可能性もあります。
評価は大したことが無いでしょうが、私にとっては、心の踊る一品でした。
出品者の居住地はあまり参考にしていないのですが岩手県で、その辺りで作られた物かもしれません。


七時雨山 投稿日: 2023年12月28日 16:16:15 No.979
とら 様
2020.9.27くりさんが従前の雑銭掲示板に不知細郭手を投稿しています。岩手のリサイクルショップで入手したようです。
幕末に秋田仙北郡の者が盛岡藩と仙台藩の境の千貫石あたりで天保銭を密鋳したという記録が残っているようですが、詳細は不明です。
もしかしたらその時のものかもしれませんね。
とら 投稿日: 2023年12月28日 17:16:04 No.980
七時雨山様

貴重な情報有難う御座います。早速見てみました。
2枚は間違いなく別物で、兄弟でも無さそうですが、砂目はほとんど同じで、使用している鋳砂が同じだとすると鋳造した場所も同じ気がします。
浩泉丸様の地元、内房の砂が最高とすると、この砂は最低ということになるのでしょうか。
岩手の銭は面白いものが多く最高ですね。
とら 投稿日: 2023年12月30日 13:06:46 No.981
七時雨山様のご教示に、「千貫石」と言う地名が出てきたけど知らなかったので、ネットで調べてみました。
その中で、人柱の娘「お石」を千貫文で買ってきたとあるが、元禄小判が出る前、銭相場が安く、1両5000文くらいの時代なので、あまり器量の良くない娘200両は高すぎじゃないかなどと、真っ先に金のことを考える自分が情けなくなります。
このような大きなため池を作り、その東側に広大な水田が広がり、仙台領はコメの収穫が多かったのでしょう。
岩手県は、盛岡領と、取り上げられた仙台領が混在し、政治的空白などもあり贋金が横行する下地があったのでしょうか。
上方からの占領軍も政治的には正しかったとは言い切れず、レジスタンス的な意味合いもあったかも知れません。
また、失業した石ノ巻銭の職人などもいたことでしょう。

件の細郭手ですが、天保銭の小部屋にも類似品が掲載されており、結構の規模の銭座であったかもしれません。
左右の物は兄弟銭などでなく全く別のものです。
特に左は手触りは似ていても、かなり遠いもののようです。
右も濶縁で極印なども異なり、別座でしょうが、不知の母銭はすり減っても何度も使うので、凹凸が無くなり、面が右のようになることも考えられます。
そのため、実際は同座で、見た目は全く違うというものが存在することも否定できません。

不知銭は色々想像を働かすことが可能で、面白い遊びです。




縮形削貝寳 関西のT 投稿日: 2023年12月21日 23:55:27 No.966 【返信】

何度か取り上げている縮形削貝寳です。
こちらは花押のお尻に星があるタイプ。

他に浩泉丸様の持つ割貝寳タイプがありますが、こちらは未所持。
是非入手したいのですが、中々巡り会えないのが悔しい所。
この銭種を何枚か見ましたが、寳貝の中に母銭由来では無い鋳だまりのあるものばかりで、相当湯の流れが悪かったのでしょう。
その為、寳貝を細くしたり、通点の郭上を寛永の文上刔輪のごとく削ったりと工夫が伺えます。
面白いのは秋田の母子銭と同じ白茶黄赤の銅色で、嵌郭された手替わりがあり、長径は46.8〜47.2mmまで縮み、把握してる唯一の品が実際にヤフオクにて秋田の方から出品された実績がある事。
その為、私は秋田の最初期銭ではないかと見ています。
不知天保分類の銭形縮小銭の項目には掲載はありませんが、別の項目にさらっと掲載されており、その他に類似貨幣カタログにも割貝寳の非削貝寳タイプが「160 再写し」として掲載されていたりまします。

もう一枚の画像は秋田の中長郭。
末鋳の削郭された手代わり品ですね。
ただ類品はまだ見た事がありません。


とら 投稿日: 2023年12月24日 12:27:56 No.968
関西のT様

私の所有する長郭手の縮形を十数枚見てみましたが有りませんでした。
不知銭の場合、同じ母銭をかなり使い続けるので、潰れた貝に刀を入れ補修し再度使用したりしたのでしょうか。
ある意味、宝の小変化のようですが、どなたのコメントも無さそうで、結構珍しい物の様ですね。
左の物の母銭を使い続けると、また潰れて真ん中のものになるのでしょうか。
関西のT 投稿日: 2023年12月25日 00:07:03 No.969
とら様

コメント頂きありがとう御座います。

削貝寳にしたのはそういう理由かも知れませんね。
なお縮形を見たがとありますが、本品も秋田小様と同じく通用母銭式の為、銭文径の大きなものがあります。
ので48mmオーバーの品の中にもしかすると紛れているかも知れませんよ。
流石に更に小さいものは無いとは思いますが...
0では無いのが夢がありますね。
※実際に見たり計測したことはありません

画像は保存しておいた推定2回写しの縮形削貝寳 花押横鋳だまりタイプ。非削貝寳でもあります。
私の推定3回写しのものよりも銭文径は大きく、文字は少し細く、保人の瑕も無く、通点上の削郭もされていません。
私の品が長:47.1mm/文:39.9mmなので、恐らく48mm以上、銭文径40.5mm前後と思われます。


浩泉丸 投稿日: 2023年12月25日 01:23:54 No.972 【Home】
この類はTさんに指摘されるまで同類だと気が付かなかった品です。慧眼だなあ。見事な兄弟っぷりもすごいです。気が付かないで保有しているものにも同類がまだあるかも。
画像を比べると、製作雰囲気が違うのでとても同じ系統には見えない。でも寶貝のわずかな特徴などに確かに一致点があるのは過去にTさんが教えてくださった通り。
46㎜台の長郭手はほとんど見たことがなく、それでいて非常に美しい作なんですよね。
もう1枚載せたのは暴々鶏師から分譲頂いた宏足寶様の小様。こちらは銭文径が39.3㎜と最小。これもこれしか見たことがないです。隠れた珍品なので気が付いてないで持っている方はいるかもしれません。


とら 投稿日: 2023年12月25日 18:12:13 No.975
関西のT様

急いで帰宅し、結構の数見ましたが有りませんでした。
無いものですね。
天保銭は、源氏名の付いた大珍品でなくても、此のような物で楽しめるのが醍醐味で、その世界でT様が、第一人者であること改めて認識いたしました。

浩泉丸様のは、勿論有りませんでした。
まだまだですね。精進しなくては。
違いのわからないコレクター 投稿日: 2023年12月27日 08:15:15 No.977
同感です。
関西のT様の慧眼で兄弟銭というカテゴリーが創造され、一般化しました。
今まで偶然と思われていた鋳溜まりや、仙台銭の肌の特徴も必然的に生まれたというご論考は、これまでになかったことです。
これからも、とら様、七時雨山様と共にお導き下さいますよう、よろしくお願い致します。
皆様良いお年をお迎え下さい。一年間ありがとうございました。


津田繁二: 歴史家・古銭収集家 禿山のカンタロウ 投稿日: 2023年12月26日 09:51:15 No.976 【返信】

このはがきは私のコレクションから見つかったものです。日本の文化人類学者であるトラウツ博士宛に送られた1933年の年賀状です。送信者は、恐らく浩泉丸氏の2014年5月18日と7月12日のブログで言及されている津田繁二と同一人物かもしれません。同姓同名の可能性もありますが、彼が長崎出身である点から考えると、関連性があるかもしれません。



この2つは時代が違うものです 康健 投稿日: 2023年12月25日 02:05:50 No.974 【返信】

黒い方がいろいろと若く見えます
黄色の直径は47.82mmです
黒の直径は46.61mmです




「菊天保」の最古版が発見されました 康健 投稿日: 2023年12月25日 01:59:32 No.973 【返信】

銅質や表面の状態から、これは明治期、さらに江戸期にまで達していた可能性があります。
細部の仕上げも伝統的です。
翻訳ソフトを使っているので、私の表現がはっきりしているか分かりません。




密鋳母銭の様な品 四国のK 投稿日: 2023年12月20日 16:31:27 No.965 【返信】

ネットのロット物の中に、
こいつが居て、思わず落としてしまいました。
銭経23.2ミリ量目5.0g 材質は錫の様です。
まあ、収集家対象の贋作なのだろうと。
思いつつも、この稚拙な造りが、逆に可愛くて、
皆さんも、見てやってください。


浩泉丸 投稿日: 2023年12月25日 01:22:25 No.971 【Home】
こいつも・・・かわいい。ただし、怪しい香りもしますね。


葛巻母銭ー舌千小様 Chauncey 投稿日: 2023年12月20日 00:34:43 No.964 【返信】

21.3mm、小っちゃくて厚肉の不思議なものですね。

浩泉丸 投稿日: 2023年12月25日 01:20:54 No.970 【Home】
ひとこと・・・かわいい


ひと周り大きい秋田小様 とら 投稿日: 2023年12月12日 20:30:26 No.948 【返信】

広郭手は、不知銭と本座の境界があいまいなので、通常よっぽどの珍銭以外購入しないようにしています。
新政府の本座は、官軍に母銭を盗まれ、足らないので、水戸の母銭も使用していたのではないか、などという説もあるくらいです。名前は官軍でも、食い詰め者も随分混じっていましたので。

秋田小様(南部という説も有力なようですが)の、ひと周り大きいタイプは縁が無く持っていませんでした。
3ヶ月くらい前、浩泉丸様が収集で手に入れていたので、収集の不知広郭手は注意深く見ていたところ、それらしいのがあったので落札しました。
一目見た雰囲気は別物ですが、宝の特徴から、まず大丈夫だと思います。如何でしょう。
極印は1番右で、これも、通常の小さいタイプより、ひと周り大きいようです。
サイズは、長径・47.55mm。短径・31.97mm。銭文径・39.7mm。量目・23.15mm。


七時雨山 投稿日: 2023年12月12日 20:54:31 No.949
とら 様

おめでとうございます。私も久しぶりに応札しましたが、残念な結果でした。
宝字貝画の特徴がよく分かるもので、また極印の特徴もいいですね。
背がズレていないので秋田小様と気づきにくいと思います。
能代のM師が亡くなってから秋田小様は割と入手しやすくなりました。
48ミリ越えはなかなかないものです。
とら 投稿日: 2023年12月12日 21:45:19 No.950
七時雨山様

有難う御座います。
七時雨山様のご教示のおかげでやっと手に入れられました。
自信は有りましたが、お墨付きを頂け、ホッとしました。
次は大様を手に入れたいと思っていますが、中々無いのでしょうね。


抱冠宝 とら 投稿日: 2023年12月17日 00:28:18 No.959 【返信】

浩泉丸様の制作日記には、今回超S級が取り上げられていましたが、若干関係のある、せいぜいA級止まり抱冠宝を2枚と、おまけのC級鋳写しを掲載します。
類似カタログでは、抱冠宝、当百銭カタログでは、異書体、不知分類譜では、異質地肌、奇書などとなっており、この解説は浩泉丸様の解説通りです。
ただ、私の物は、比較すると状態が劣り、あまり、細字ではありません。
そして、1番の特徴は2枚とも、郭の面背両側から鑢が、掛けられるという事です。そこで、類品はどうなっているのだろうと、気になりました。
3枚目はC級の鋳写しで、通のマが少し変わっていると思ったけど、よく映らなかったので無視してください。
それにしても、通の尻尾が長いのは素晴らしいですね。最高です。


穴銭初心者 投稿日: 2023年12月17日 10:32:17 No.960
こんにちは。
抱冠宝いいですね。私は初心者で珍品は持ち合わせていませんので、こちらに掲載される画像を泉譜と比較し学んでいます。
Kinn様が初めにお気づきになられた穿内のヤスリ掛け方法も、抱冠宝では標準的なようですね。入札誌などの画像では得られない情報で、大変勉強になりました。
これからも珍品を是非ご紹介下さい。ありがとうございました。


山椒は小粒でもぴりりと辛い 笑門泉 投稿日: 2023年12月11日 06:08:35 No.947 【返信】

銭文径は40.5mmと次鋳クラスですが、その概念に収まらないすっきりした顔つきです。次鋳に際し技術が向上したのか、そもそも炉が異なるのか。
南部銭は(小字を除いて)とびきりの珍品ではありませんが、バラエティーに富んでいて興味の尽きない分野です。




初めて見たやすりかけ? Kinn 投稿日: 2023年12月07日 16:10:21 No.940 【返信】

友たちが入手した不知天保です
ヤスリかけの方法は本座と全く違いますよね
皆さんは別の天保銭でこいう技法見たことあります?
長径:48.5 厚さ:2.4 重さ:18.4g


浩泉丸 投稿日: 2023年12月07日 23:42:21 No.941 【Home】
珍しいやすりがけですね。面と背の両方から入って、郭の中央で山形になっています。不知はべったり平らにかけて、鋳肌が全く残ってないものが多いです。中見切の仕上げは見たことはあったと思いますが、これほど丁寧な例はどうだったか・・・類似例は多くないと思います。
とら 投稿日: 2023年12月08日 21:04:17 No.942
面白そうなので200枚ほどの長郭手の穿内を覗いてみました。
結果、両面から4面とも鑢が丁寧にかかっているのは8枚。3面のものも何枚かありました。
少ないけど結構あるようです。
内訳は、鋳写し1枚、覆輪3枚、刮頭天、縮形、平玉宝、斜珎手篏郭。
同種を比較しても穿内の処理は様々で、その処理には一貫性はありませんでした。
例えば、刮頭天、平玉宝等は3枚の内1枚、斜珎手、斜珎手篏郭は5枚の内1枚です。
造りがしっかりしている、張足宝、宏足宝等は30枚程全てが4面ベタ鑢。
Sクラスの不知銭も全て確り鑢がかかっています。
結論は、偶然の産物だと思います。
穿内の鑢は真贋の判定には役立ちますが、さほどこだわる必要は無いと思います。
疲れたので細郭手は見ていません。
とら 投稿日: 2023年12月09日 00:12:47 No.943
細郭手、70枚ほど見て2枚だけでした。
極厚の覆輪と、抱冠宝でした。
とら 投稿日: 2023年12月09日 11:47:32 No.944
余り良く写っていないけど5枚ほど画像を掲示します。
私が思うに、面と背がズレ、ベタ鑢だと郭が無くなるので、ひと手間加えた物が多い気がします。
1枚は、明治の中頃まで、時代が下るかもしれないものも有りました。
ベタ鑢のが合理的なのに、ひと手間加えるのは、経済的損失で、理屈に合いません。通常は、のちの作品と考えるべきですが、皆時代がありそうなので、ズレの修正と考えました。
300枚近くで10枚なので少ないとは思いますが、あえて気にするほどのことではないと思います。また、これによって価値が上がるという事もなさそうです。


関西のT 投稿日: 2023年12月09日 17:23:34 No.946
この郭内仕上げは中見切り技法を使う銭座で、面と背の型合わせがズレた時に郭内の段差矯正する目的でしばしば見られる様に思います。
従って中見切り式の全体ヤスリの掛かった不知銭座なら何処でも用いる可能性があると思っています。
ただ余程ズレが大きいとかでもなければ郭内に全体ヤスリを掛けてしまえば足りるので、余程ズレが大きくて、廃棄もしたく無いという時にしか使われないのではないでしょうか。

なお型合わせズレが大きく、尚且つ無理矢理全体ヤスリで修正しようとすると、面背の郭が消失します。
つまりは見た目でバレやすくなるという事ですね。

過去に見たのは不知中郭手、異書奇点保や削頭天など。
逆に片見切り銭座でこの仕上げをしたものは見たことがありません。


刻印が行方不明...と思ったら 関西のT 投稿日: 2023年12月03日 09:57:58 No.936 【返信】

密鋳品だと思ったら、こんな所にありました笑
場替りは初めてみましたが、こんなのもあるんですね‼︎

外:43.05mm/内:35.40mm/文:33.00mm/重:31.0g

もう一枚は本当の密鋳半朱。
出品者曰く、鹿児島県内から出たものとの事。
化粧砂や片見切り技法といった概念も無く無刻印なので、鋳銭経験の無い、熊本八代座の様な小規模民鋳銭座では無いかと思います。
ただ肌が違うので別座でしょう。

外:42.65mm/内:35.10mm/文:32.80mm/重:29.8g


Kinn 投稿日: 2023年12月07日 15:21:36 No.939
関西のT 様
琉球の密鋳銭は珍しいですね
初めて見ました
大体無刻印の方が密鋳の可能性が高いということでしょうか?
関西のT 投稿日: 2023年12月09日 17:09:01 No.945
Kinn様

お返事ありがとう御座います。
半朱の密鋳は無刻印、もしくは穴ボコの刻印とされており、今の所サ刻印の報告は聞いたことがありません。
が、もしかするとあるかもしれませんね。

ただ半朱は贋作も基本無刻印で、密鋳より贋作の方が多いので、余り収集家からは好んで集められていないのが現状です。

追加画像はかつて所有していた密鋳半朱です。
半朱にしては薄肉で、純茶色。
勿論無刻印です。




二水永ー大字背星 Chauncey 投稿日: 2023年12月05日 21:26:05 No.938 【返信】

水戸背星と関連性があると思います。



水戸背星 Chauncey 投稿日: 2023年12月05日 21:24:24 No.937 【返信】

銭形は立派で25.55mmになります。
手本銭と思います。




KINNさんへ 浩泉丸 投稿日: 2023年11月28日 18:00:37 No.931 【Home】 【返信】

メールで画像を頂戴しましたので少し加工して掲載します。広郭手はなかなか決定的なものがないのが普通なんですね。異極印だけだとちょっと弱いのですが、打ち方もいいかげんなので不知で良いと思います。一番下に掲載した画像は細字短尾通系の極印なんですけど似ていますね。葉脈が段違いになり桐の形じゃないのも同じです。大きさなどを再度お教えください。

Kinn 投稿日: 2023年12月01日 10:39:53 No.934
浩泉丸 様
縦:48.13mm/横:31.82mm/文:40.6mm(文径は正確に計れませんでした)。
穿内のやすり入れ方も本座と違いますね、四つともべったりかけられています。


浩泉丸 投稿日: 2023年12月02日 00:32:28 No.935 【Home】
間違いなく不知ですね。不知の広郭手は意外に見つからないです。すばらしい。


管理人のひとりごと 浩泉丸 投稿日: 2023年11月30日 01:23:43 No.932 【Home】 【返信】

机の上を1年半ぶりぐらいに片づけました。天保通寶だけで30枚以上あったと思います。それらにラベルを付けてアルバムに入れる・・・それだけでほぼ1日が消えました。入手しただけで満足して、HPに載せれば分類した気になる。その品の由来や分類はどうだったかなんていうのは製作日記をくまなく調べないと分からないし、撮影のためにアルバムから取り出して裸にしておいてあるなんてものもざらざらあります。なんだ貧相な天保銭だと思ったら、最近入手した秋田小様の色変わりでした。寛永通寶はもっと大変でフォルダーにすら入ってないものもあるので何がなんだか良く分からない。パソコンの上には古寛永の吉田銭の大ぶり銭が鎮座しているし、そういえば俯永面背刔輪もまだ机の上です。寛永通宝はいつやろうかなあ。やる気が出ないです。

掲示板にある拡大画像・・・初鋳と次鋳で文字の大きさが全然違うのが良く分かって便利ですね。俯頭通見てください。すごい差です。

東洋プランニングが廃業してしまって、コインアルバムの入手ができなくなってしまいました。私はもっぱら1Pあたり12枚のページ増減可能なアルバムを使用してきました。(寛永銭は1P20枚のタイプ)
何か良い代用品はないのでしょうか?アルバムは本棚に収蔵できるので良かったのですけど。ちなみに天保通寶は専用のCPP袋(特注)に入れて青錆防止をしています。
七時雨山 投稿日: 2023年11月30日 09:14:12 No.933
浩泉丸 様

お疲れ様です。
盛岡は雪が積もりました。朝から雪かきしました。11月の雪かきは初めてです。まだ庭のモミジは紅葉の葉っぱを付けたままです。
コイン等の保管は大変ですよね。銭譜や入札誌、コイン雑誌はどんどん増えて棚が足りなくなってきました。夏は暑くて何もやりたくないほどでしたが、秋はアッという間に過ぎ去ってしまいました。
やっと文久永宝の短久類の整理を始めました。銭譜にない物ばかりで大変です。適当に名前を付けて整理しています。
コインホルダーとコインアルバムは、大阪の春海製作所がカレントコインペーパーホルダー及びカレントコインアルバムの名で販売していると思います。
ネットオークションにもかなり出ているようです。


俯頭通 浩泉丸 投稿日: 2023年11月25日 22:27:39 No.914 【Home】 【返信】

リクエストにお答えして掲載。俯頭通の細縁大字のものは中学生の時に手に入れたもの。文字キレッキレのイメージがあったのですけど改めて見るとそこまでのものじゃないかな。背文字が特に繊細。内郭の仕上げは実に丁寧で母銭みたい。ところが次鋳銭も郭内は同じように仕上げられていてべったりとしたやすりです。銅色は黄色いものを多く見ますが、かなり赤っぽいものも見たことがあります。通頭は細縁大字の方が気持ち先端が長く伸びて後者は少し短いのですけど、ちょっとした差(鋳造や鋳皿い変化)で種を分けるほどじゃないかなと思ってました。たしか七時山様が同じタイプのものをかつてお持ちだったと思います。
なお、大字のものは細縁とはいえ24g以上ありますので、もし磨輪されていなかったら26gは優に超えていたんじゃないかと思います。


七時雨山 投稿日: 2023年11月25日 23:43:56 No.916
浩泉丸 様

早速画像をアップしていただきありがとうございます。
私の俯頭通は、長径が49.75ミリ短径が32.60ミリ銭文径が41.10ミリで少し肥字になっています。細縁ではありません。極印を掲示します。同じ極印でしょうか。


浩泉丸 投稿日: 2023年11月26日 04:56:44 No.917 【Home】
同じだと思います。そんなに大きかったんですね。まさに大様。すばらしいです。左側が細縁大字のもの、右がオークションに出ていた次鋳のものです。(新しいプリンターのスキャナー解像度が600dpiまでしかなかったのでここまでした撮影できませんでした。)

七時雨山 投稿日: 2023年11月26日 06:29:31 No.918
浩泉丸 様
同じですね。左のものは極印が摩耗していないので、初期のものなのでしょうね。
不知天宝通寶分類譜などに掲載されている母銭サイズは50ミリを超えているものがほとんどなので、何度も鋳写しにより母銭を造ってから鋳造を始めたと考えます。もっとも、銭譜のサイズは拓本を計測したものと考えられるので、あてにはなりませんが。
私のものは、このように銭譜に掲載されているものとは少し違います。
いろいろとありがとうございました。


浩泉丸 投稿日: 2023年11月26日 08:19:01 No.919 【Home】
画像掲載ありがとうございます。2011年頃にパソコンに画像を保存していたと思いますがメール添付のままだったためパソコンを変えたときに移植できなかったと思います。不知天保通寶分類譜の銭径はあてにならないのは確かで、本当に50㎜を超えているのかは不明。母銭は見たことないので何とも言えませんが次鋳母銭ならこのサイズぐらいでしょうね。ところで重さはどれぐらいでしょうか?
笑門泉 投稿日: 2023年11月26日 10:44:38 No.920
少しだけお邪魔してもよろしいでしょうか。
こちらの品は線が細くて俯頭通独特の力強さがなく俯頭通の容弱、といった感じです。背の鋳出しもお二方の品よりだいぶ甘いですね。
極印は打ち損じで3回打ってあるように見えます。穿内やすりは面背から入り「へ」の字形になっていて中見切りを彷彿しますが、背が甘いのでそうではないでしょうね。

長径49.3㎜ 短径33.1㎜ 銭文径40.9㎜ 重量27.8g


七時雨山 投稿日: 2023年11月26日 10:51:43 No.921
浩泉丸 様

計ったことがなかったので、計ってみましたところ、20.86gでした。
厚さは2.45ミリです。
浩泉丸 投稿日: 2023年11月28日 17:35:50 No.930 【Home】
笑門泉様
俯マ頭ですね。しかも大きい。俯マ頭の大きなものは見たことがなかったです。だから俯マ頭は平マ頭の後で出たと思っていました。仙人様のお持ちの2品は(夏の古銭会に掲載:画像を追加)あきらかに次鋳小様でした。文字も細いので書体に微差はありますが笑門泉様のものはその初鋳にあたるものなのかしら。




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