近年日本でもフィリピンでも例外なく増し続ける高温気候、かつては暑さが続いてもあまり長い期間ではなく、また我慢できていたけれども、ここ数年はもはやエアコンなしでは居られない気候、、、そんな状況が北へ北へと押し寄せている状況ではないしょうか。 元々糞暑い気候のフィリピンでは田舎であれば海辺近くに集落が形成されていたり、幾分でも高地に住んでいたり、一日24時間を通して見れば我慢し難い30度以上が続きっぱなしの場所は殆ど少なく、それぞれに明け方等は逆に何か被せなければ寒いのが多いですね。 しかし、MM(メトロ圏マニラ)ともなればさすがに無風状態で、ビルや工場、各家庭から排出されるエアコン熱で更に高温を重ねる環境下、それこそエアコンなしで暮らすには厳しい世界です。 ただ、フィリピンは日本以上に電気代が高騰、今から10年以上前でもエアコン一台設置するならな、約月6,000ペソ前後の電気代は覚悟しなければなりませんでした、そして停電も多い制か、メラルコ(MM電力公社)以外の電力会社との契約も普通でした、その昔はルトンダパサイ市(MRTとLRTが交差する地区)からラグナ湖方面が見渡せ、広大な湿地が広がっていたと聞きます。 ほぼ現在は隙間なくビルや家で埋め尽くされ風の通りすら塞がれる始末、とてもとても超暑い3~4月を乗り切る事は厳しい熱波です。 フィリピンではエアコンの需要は当たりまえですが、あくまでも冷房エアコンの域で、一方の日本ではどんどん北へ北へエアコンの需要が広がっております、反面夏の冷房エアコンにばかり特化したものの購入は大損であることも確かですね。 やはり購入するのであれば、寒冷地仕様エアコンの購入をお勧め致します。 寒冷地仕様エアコンの特徴とは:暖房切り替え時、吹き出す温風が50度~60度をキープ、-5度、-15度、-25度であっても基本室外機(ヒーター搭載型等)の解凍・霜取り運転中あっても室内機側へ温風を送り続ける機種(通常仕様の物は30分はストップ)で、冷房より暖房能力に強い機種を指します。 エアコン購入時は「外気温2度」を基準とされて、以下に下がる地域ならば寒冷地仕様、冷えても2度以上なら通常のエアコンで十分でしょう、現在の日本では冷暖房兼用エアコン販売が普通で冷房のみエアコンとなると逆に少なくメーカーコロナの一部の機種で販売があるくらい少ない様です。 |
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では何故寒冷地エアコンを選ぶのでしょうか、エアコンは暖房運転しますと100%室外機のフィン(アルミ部材のラジエーター)が霜付着どころか凍りがびっちりと付着します、フィンが氷や霜で塞がれると室外機周辺からの空気の取入れが遮断されて仕舞います、結果機械は回ってもほとんど温かい空気が室内機から排出なされません、、、 それでは困るので室内機から吹き出している温風を室外機のフィンにこびり着いている凍り溶かしに回し、凍りや霜を除去(溶かす)します、その時間室内への温風は遮断されて仕舞う為、室内は見る見る内に温度低下を引き起こします、だから通常のエアコンでは暖房力が劣っており使い物にならないとなっておりました。 そこを改良したのが寒冷地仕様のエアコンです。 現在は室内機から外気温-25度でも50度以上の連続温風運転ができる様になりました、その様な寒冷地仕様エアコンが各社で販売されておりますので、夏だけ涼しくなればよいではなく、合わせて「冬」の事も考えたエアコン設置がお得です、そしてできれば火災の温床となる石油ストープ、ファンヒーター・電気ストープや調理ガス等に至る迄、できるだけ家中から排除する方向へ向けた方がぐ~~~と電気代の方がお安く経済的です。 |
それではエアコン設置に関する知識について掲載します。 取り付けたい部屋の大きさに合わせなければ容量不足(パワー不足)になり兼ねません、しかも冷房に標準を合わせるのではなく、暖房に標準を合わせた選択が大事です、 例えば、6畳間2.2Kw 8~10畳間2.5kw~2.8kw 10~14畳間3.6kwなどが標準となりますが、あくまでも冷房能力で選択するのではなく、暖房能力を中心に選択しましょう。 寒冷地仕様エアコンですと、例え 木造冷房時2.8kwでも木造暖房となると更にパワーを増し4.5kwの様に、冷房より暖房時のパワーがより強力仕様となっております。 しかも単純に暖房パワーが強力なだけでなく、霜取や解凍運転中であっても室内機から温風を出し続けられる機種が寒冷地仕様エアコンなのです、これを別名「ノンストップ暖房」と呼んでおりますが、それでも-5度以下迄下がりますと5分~15分前後温風吹き出しが止まって仕舞うメーカーもあるので注意、 実際にメーカー名であげれば三菱のズバ暖と富士通ゼネラルの寒冷地仕様エアコンであればー10以下でも止まらず温風を吹き出し続けるのを確認しています、また、パナソニックのUXシリーズも問題ないですが値が高額で手が出せません、他のメーカーは-10度近くになるとほぼほぼ温風吹き出しが1時間に1回10~15分間停止するでしょう。 従って掲載機種以外は新品だろうと中古だろうと買わない方が無難でしょう!! それからもう一点、最近のエアコンはインバーター方式が殆どです、スイッチを入れた起動直後はマックス迄電気が流れていると思って下さい、もちろん起動直後から徐々に時間経過すればエコ運転し続けるのです。 しかし、起動時の電気は100Vだろうと200V使用だろうと大電流20A(アンペア)近く流れますので、エアコン専用の壁コンセントを一台に付一か所「必ず設けなければ」なりません、国の電気基準に指定されている為、昔の様に他のコンセントと併用する刺し方はできなくなりました。 以前はブレーカーが結構落ちてましたが、今は禁止されています、エアコン1台に付、分電盤内の空きブレーカーからエアコンまで一台ごとに専用の線、100vならば銅線の太さ2.0mmの2芯 200vならば2.0mmの3芯をそれぞれ分電盤からエアコンの隣迄引く必要があります。 昔は1.6mmの銅線でもOKでしたが現在は安全上の理由からも2.0mm仕様となっております。 上記理由が伴い、先走ってエアコンを量販店から購入され、いざ設置工事でご自宅へ伺うと、設置したい場所に専用コンセントがない、、、、 なければ分電盤から専用回線を引くしかありません、当然追加料金発生します、天井裏を引く隠蔽配線手段と人が入るスペースがなければ露出配線する手段となります。 工事の手間暇や美観から言っても隠蔽配線が宜しいです。 でも何処からも天井に入れないとなれば止むえませんね。 分電盤に空きブレーカのスペースがあることが絶対条件となります。 1 昔タイプの30A以下の分電盤では、先ずエアコン設置工事はしてくれませんので、諦めましょう!! 2 安全で、電気が落ちない(ブレーカが落ちない)様に使いたいならば、主に冷房運転が殆どでエアコン1台~2台設置で40アンペア契約 3台設置ならば50アンペア 暖房運転やオール電化も兼ねるのであれば、エコキュート+IH+エアコン1台でも最低50アンペア契約 2台同時運転で60アンペア契約は必要不可欠ですね。 一番電気を使う時間帯は寝起き~朝食の間です。 エコキュートが運転中 6~15A ダイニングのエアコンが暖房運転中 3~20A IHクッキングが運転中 10~30A 子供部屋のエアコンが暖房運転中 6~20A 電子レンジが運転中 5~7A 炊飯器が炊飯中 12A すべてフルパワーで運転中はないにしても幾つかの機器が絶対重なります、60アンペア契約でも使い方によっては?となります。 仮に60アンペア契約以上にしたければ一気に10KVA(100A)契約迄同一基本料となるので中途な契約はもったいないでしょう。 しかし、たかがエアコン1台新設するだけですが、エアコン購入費のみでは絶対収まりません、近年の暑さや熱波にはもう我慢の限界、それでも自身は我慢できても子供から要求を受けるのが当たり前でしょう、フィリピン人妻は母国へ送金三昧!! 家全体の電気の容量不足が伴う羽目に、年数の古い家ほど電柱からの引き込み線事態から交換が伴います、外線工事から内線工事費(分電盤交換も含む)だけで10万くらいかかって仕舞います。 元々あったエアコン専用コンセントのエアコン交換ならまったく心配は要りませんが、エアコン新設となればこれがエアコン購入費と電気工事費がセットになって仕舞うと謂う事です。 最低20万くらいかかりますかね。 話を戻し、以前の様な近くのコンセントから延長した形では量販店出入りの業者では絶対設置を行ってくれません、それは裏で量販店事態が厳しく国から指導されている制もあって、ましてその量販店の下請け業者ですから余計逆らって迄設置する業者がいないのが普通と謂えます。 でも自分でやってしまうならだれからも文句は出ません、量販店で設置工事無しの機器のみ購入、でもそれならヤフーオークションで中古エアコンを購入する、ネット系通販(価格ドットコム)で最新最安の機器のみを購入、設置工事は自身で行う、専用工具はレンタルし、ユーチューブで設置工事を視る、家庭用エアコンの壁掛けタイプであれば殆ど設置できるはずです。 どうしても自身がないと思うならば知り合いにお願い!! 知り合いがいない場合は、個人の空調工事屋にお願いするしかありません、 分電盤の構造については後で掲載します。 |
設置工事は休みに合わせ、出来るだけ早い時間から開始 8時から工事開始で、午後3時~4時頃を終わる目明日で進める、天気は晴れを選ぶ、できれば気温はできるだけ暑い方がよい、でも暖房エアコン目的の場合はそうも言えないかも!! 1日1台の設置ペースであれば素人さんには丁度よい作業です。 基本、専用工具は予めヤフーオークション等で探し休みに合わせレンタルして置くことが前提です。 必要なものと作業工程 1 室内機設置の為に脚立が必要です、室内機を壁掛けする為の背面版を先に据え付け、背面版固定する時は必ず水平器を当てること、できれば水が流れる側を幾分下に傾けて固定が望ましい、しかし室内機据え付け後傾いており超美観が悪い(変に見えますです、その後内壁に直径65cm配管の穴を開ける、メーカー名コロナ以外ならば、穴あけ位置は据え付け版に位置が記されてますのでそれを見て穴を開けて下さい、穴あけ工具には、65パイ用のコアドリル、100%のコンクリート壁以外ならば、通常の複合用壁穴あけタイプで十分貫通します、本格派のコアドリルは長さが18cm以上ありますが、数回程度の壁穴あけでしたら6~8cm程度のセミコアドリル(人口ダイアモンド歯付)と呼ばれる物でも、多少時間がかかるだけで十分貫通はしますので、、 通常ならば脚立の高さは3尺(91cm)くらいで足りるはずです、なければテーブルや机等をもちいる。 穴あけ作業に伴い、絶対壁の粉が周辺に飛び散ります、家電等の精密品が壁穴下にある時は養生もして下さい。 2 室内壁穴位置が決まったら、穴あけ前に!! 壁を固い物を使ってコンコンと叩いてみる 穴あけ場所の壁内に間柱や垂木等が当たってない事を確認、空洞ならひびく音がするはず、固い音がする時は背面版を5cmくらい左右どちらかへ移動して避けて穴あけを行う、 3 穴あけ作業を開始したら一気に貫通することは絶対に避ける、先ず内壁を開けたら一旦作業を中断し、壁内部を目視する、何の断熱材が使用されているか確認、例えばガラスウール材(綿材)が見えたらカッターナイフで縦に削き、65cm以上左右に別けてから外壁を貫通させる、要するに断熱材の種類を見極めるのがコツで、密閉度の高い発泡材の吹き付けの場合は中に電線が埋まっている場合もあり得ます、下手に貫通させると壁内の電線を断線させるばかりか、容易に繋げません、 4 外壁が何を使用しているか? タイル張り、ALC、石膏ボード系、サイデイング系、角波トタン等様々です、特にタイル張りの場合は、新しいタイル適応のコアドリルを用いて穴あけを行っても、後にタイルにヒビが入る確率は極めて高いです、位置的に見て目立たないので割れていても家主が知らないだけかも知れません、ですから量販店下請けの工事屋さんは嫌うか、避ける(工事お断りか)が普通かと、少ない儲けで極めて高いリスクを背負うからやりたくない、、、、それともリスクに似合う高い作業料で行うかでしょう、何れも理由は作業中にタイルが割れるか、暫く時期が経ってから割れるかのどちらかがあるからです、タイルを割らない為には、ガスバーナーでタイルを熱し接着剤を溶かし1~2枚のタイルを事前に外し(撤去)、その後穴あけをする、こうする事でリスク回避をするのですが、穴あけ経験の少ない工事人にはリスクを背負い兼ねます。 イズレニシテモ、自宅を自分で穴あけするには、誰からも文句は謂れませんので、関係ありませんが、外穴部に当たるタイルに限って言えば、カセット式のガスバーナーで熱し溶かし、タイルを2枚程度撤去すれば下材は柔いので容易です。 5 内壁~外壁への穴開けは水平か多少下り坂気味にして開ける、間違っても逆に開けると水の流れを逆流させるので室内機から溢れて来るので注意が必要です、要するに室内機から室外機へ向けて銅管と一緒に束ねて設置する為、すべて下り勾配に設置する必要があります。 6 束ね方、銅管2部&3部+電線3芯(2mm)+ドレー管(水流し)の其々があります、ダイキン製のうるさらのみもう一パイプ束ねなければいけませんので、通常の65cm穴より70cmの穴あけが必要です、以外の通常の機器設置の場合は2部の銅管に沿わせて電線3芯を重ね、2部と3部銅管の溝に沿ってドレーン管を沿わせます、 7 室内機から出てる短めの銅管とドレーン管、それと3芯電線は、室内機を正面に見て、真後ろ、右、左、真下、、、、、と何でも6方向に出せるらしいですが、一番素人でも作業しやすい方向が、室内機の真後ろに内壁の穴を開け外壁の穴から真下に下し、室外機に接続する、これが一番簡単な設置です、距離も短く作業がしやすいですね、逆に一番難しくやり難い設置が、室内機を正面に見て左方向に穴を開けて工事するのは素人さんでは避けた方がよいでしょう、理由は8・9番を読めば理解できると思います。 8 室内機から出ている各種短い配管(銅管とドレーン管、それと3芯電線)を更に室外機まで延長接続して引き出す必要があります、1階の場合であれば通常4mもあればだいたい間に合う範囲、2階の場合は7m~8m以下でしょうか、その長さを計り、ホームセンターなどで3mか、4mの2&3部ペアコイル+ビニールテープ、外巻き用のコウテープや粘土等のセット物が売っているので手軽に購入できます。 長さが多少長くとも出来れば摘めない方が無難ですね、室外機の後側でループさせるなどして遊びを持たせるがいいですね、例えば、地震で揺れるかも? 何かの作業でどうしても動かしたい!! その様な場合ギリギリですと、配管がクネリ折れ曲がる、僅かな亀裂からでも高圧力がかかる銅管なので当然冷媒ガス漏れが発生します、 その為に余裕を図ります。 9 室内機から出ている各種短い配管(銅管とドレーン管、それと3芯電線)を延長接続する時は、専用の工具が必要不可欠です、銅管2部および3部何れも、接続する前に、銅管のフレア加工を行わなければなりません、フレア加工とは、ラッパの形の様に銅管先端を広げ覆い被さる様に銅管を加工する専用工具があります、フレア加工が終えたらボルトナットウで締めつけするのですが、専用の締めつけトルク式スパナを使って閉めます、間違っても何処にでも手に入る市販のスパナやモンキーで閉めた場合は、高確率で冷媒ガス漏れが起きます、、 締めつけ過ぎか、閉めたらないか、エアコン専用のトルクスパナで閉めなければ、上手く銅管が密着できません。 何れもレンタル可ですから態々買う必要はありません。 締めつけ位置は、室内機から出ている(2&3部銅管・ドレーン管・電線)真裏に壁穴を開け出した場合、外壁側に50cm前後出ると思います、作業場所が高くなるので、180cm前後の脚立を用い、その位置で延長用の2&3部銅管・ドレーン管を延長接続します、終えたら室外機の接続口迄の長さを計って専用の銅管パイプカッターで切ります、切り終えたらフレア加工を施してから、紫外線に強いテープ全体に巻き終えて、専用工具のトルク式スパナで閉め、真空ポンプにて真空引きへと移ります。 10 外壁側の配管を更に美観重視するならば、ここで化粧カバー設置をお勧めします、化粧カバー内に収めこむと更に見栄えが良いですね、これも近くのホームセンターへ行けば容易に購入できます、外壁に出た部分を覆う「頭カバー」直カバー2m単位、曲がり90度と45度曲がりの何れかを購入? 端と呼ばれる終端取り付け用のカバー 1階の4m以内であればこれで間に合うと思うのでペアコイルセット物と一緒に購入して置くと良いでしょう。 1階外側の工事には6尺の高さの脚立が適当です、2階ですと2段バシゴは不可欠かと、あるいは1階屋根置きが可能ならば室外機専用の傾斜用据え置き台がネット上で3000円台で売られています、また1階の屋根があっても傾斜がきつく難しい場合は2階の外壁面に固定するキットも然程変わらぬ値段で売られてますね、イズレニシテモ、エアコンは何時かは勝手に壊れます、交換も含め後の作業がしやすい事も念頭に据え付けましょう、 11 化粧カバー端の蓋を固定する前に、室外機方向へ向けてコウテープ(紫外線から保護し破れ難いテープ)を束ねた銅管やドレーン管と電線に対し外から屯なく巻き付けます、だいたい室外機との中間位まで巻いて置く、その後、No9に書いた手順と同じ様に室外機と接続するのですが、その前に銅管2部の端に3芯電線を束ねた上から再びコウテープを室内機側向かって巻けるところ迄巻く、終えたら銅管3部を再びコウテープを室内機側向かって巻き最終的に2部と3部銅管を一緒に巻きながらコウテープが重なる部分まで巻き終える。 12 No9に書いた手順と同じ様に室外機と延長配管を接続する、接続が終えたら、室外機付属のサービスポートを緩めて真空ポンプを接続、スイッチを入れて真空引きを15分以上行う、30分でも45分でも問題なし、散りや誇り、配管内の湿気、を十分除き乾燥させる、規定時間終えたらポンプ停止、真空ポンプ付属の陰圧メーターが停止した時の位置から5分経過しても動かなければ、配管の締めつけは何れの箇所もミスなしと謂う事です。 仮に陰圧メーターの針が僅かでも戻っていたら、銅管フレア加工場所を疑い、再度作業し直しが不可欠です。 13 問題なければ、サービスポートから真空ポンプを撤去する、室内機サイド下部付属の銅管2部の横側の真鍮ナットウで出来ている蓋を外し、六角レンチを用いて逆時計方向へ回し切れるところ迄緩める、冷媒ガスが室内機方向へ向けて勢いよくシューっと音を立てながら吹き出す。 続いて銅管3部側の真鍮ナットウ蓋も外し、同様に六角レンチで統計逆方向へ全開に緩める、終えたら何れも蓋を閉める、この蓋は特にトルク強度を気にする必要はないので適当でよいです。 14 いよいよ室内機に通電致し試運転です、ここで初めて室内機の電線を決められたエアコン専用コンセントに挿入する、リモコンを最低温度にして試運転する、メーカーや機種によって冷え始まる迄10分以上経過しなければ冷たい風が出てこない機種もありますが、殆どは1~2分もあれば冷風がでます。 ただし、冬は冷房運転できるかは問題ですね、こう言う場合は試運転モードへ切り替えれば、強制的に室外機側の大型ファンが回るはずです、大型ファンが回れば特に試運転モードにしなくとも結構です。 |
中古エアコンを購入し設置する時も殆ど同じ作業工程ではあるのですが、幾度か経験した事があるので記載します。 中古エアコンでも冷媒ガスがきちんと回収されている事(室外機に収まっている)が前提です、冷媒ガス漏れがあって不十分であるエアコンはガス補充が必要なので、上記掲載内容を読まれても不十分です。 まともな中古エアコンを設置した時は、室外機のサービスポート内に「虫ピン」と呼ばれる自転車の空気入れる場所についている物とほぼおなじ構造の物が入っています、中古エアコンを購入して受け取った時点で虫ピン交換する事をお勧め致します、 室内機と室外機を接続中は常に高ガス圧がかかり続けています、しかし一旦接続を離しますとガス圧が全くかからないので虫ピンン内の強化ゴムが収縮しまくったままになっている可能性が大です。 知らずして新品と交換しないまま接続しますと、ジワジワ冷媒ガスが漏れだし続けます、もちろん最後には冷えずに可笑しいなと気付きますが、何故冷媒ガスが漏れているのか? 真っ先に銅管ペアコイルの2部3部の4か所の接続部を疑って仕舞うでしょう、真空ポンプを用いてチェックしても異常なしっと判ってから、虫ピンを疑う羽目になります、 ですから中古エアコン=虫ピン交換は絶対必須です、虫ピン1個のみは買えませんが1袋8個くらい入ってますが700~800円程度なので交換をお勧めします、ガスの種別によって虫ピンが違います、必ず冷媒ガスにあった種別に合わせて購入して下さい。 虫ピンはエアコン部材が置いてある様な大型のホームセンターでも取り扱いある場所もありますね、 理由は大方お気づきでしょうが、冷媒ガス漏れで後に補充用の10kgボンベを購入+冷媒ガスの種類によっては5g単位迄計れる精密計量器迄購入して補充するよりは、遥かに完全で安価で済むからですね。 |
これらの文面をお読み頂いて実際にご自身で作業できる方がどれ程いるか、想像できませんが、失敗やミスは常につきものです、私自身も車のエアコンが冷えず見よう見真似で、ガス補充いたし、車のエアコンコンプレッサーを壊し、デーラー修理に出し6万くらい支払った経験が御座います。 素人が?? こう謂われましたね、 その時はマイカーを十分温めず、合わせてエアコン最低温度、窓全開にして30分以上置いてから補充しなければいけないところを短時間で充填開始、おまけに充填中に冷媒ガス缶(1缶200g=300円)冷たくなりガスが思う様に入らない為、ガス缶を上下に振った為にガス缶内のオイル迄充填させてしまいコンプレッサーを破壊させてしまいました、、、、 しかし、その時の経験からその後は、10年以上の古い車でもエアコンが効かない、原価600円程度で冷媒ガス補充2、3年はガンガン冷えてます、冷えのわるい車をカーデーラー等へ修理に出すなどしなくなりました、 何処かで役に経つかも知れません、知って損する事など殆どありません、是非暇と時間がある方はチャレンジされては如何でしょうか。 |
最上位機種のエアコンであれば-5度迄はまともな温風を出すものもありますが、僅かでも下がるとぐんぐん吹き出し温度の低下を招きます、以下は-15度時の吹き出し温度別に国内メーカ各社で比べて見ました。 ご参考にどうぞ 以下-15度時の吹き出し温度の高い順番に掲載しました。 60度 ダイキン工業のスゴ暖 三菱霧ヶ峰 ズバ暖 55度 パナソニックUXシリーズ 富士通ゼネラルノクリア 日立白くま君メガ暖 50度 東芝大清快 コロナ冬暖 -25度時の吹き出し温度 60度 なし 55度 パナソニックUXシリーズ 三菱霧ヶ峰 ズバ暖 他社は一応に-25度でも運転可能とはありますが、吹き出し温度が何度か迄表示がない為不明です。 |