フィリピンの葬儀と、費用についてです。 生前、stPeterという葬儀会社の会員になっていて、松竹梅の梅コース月々650ペソを払っていました。 5年満期のところ、まだ2年しか払っていませんでしたが、 葬儀費用の25000ペソがカバーされ、一切かかりませんでした。 通夜期間は、アメリカの姉妹たちが揃うのを待って11日間でした。 毎晩のミサの後のスナック、飲み物、家族とお手伝いスタッフの食事代等。 スナックは市販のお菓子ではなくて、チョコモロンやエンパダーバ、もち米生菓子を毎日注文していました。 通夜最終日は、ダンキンドーナッツ200個用意しました。ほかにもスナックがいっぱい用意されていました。 豚は、通夜の間に80キロクラスを2頭。毎日のキロ買もありました。 葬儀当日は、2頭のレチョンを用意しました。 葬儀日の教会へのミサへのお礼は2000ペソ。聖歌を歌ってくれる人たちに1000ペソ。 埋葬した後、墓地の出口にスナック、ジュース、ミネラルウォーター300名分用意しました。 通夜中のミサ後のスナック代として、毎日2~3000ペソ出していましたが、 アメリカの姉妹たちが毎日の食事代、飲み物やアルコールを出していたので、 正確にはいくらかかったかわかりません。 ただ、お手伝いには一人3000ペソ渡したそうです。私からも一人1000ペソづつ渡しました。 |
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葬儀の後は、家に祭壇が設けられ、キャンドルが灯し続けられます。 次は40Daysです。(日本の神父さんによるとカトリックは30Daysだそうです) 40Days前、9日間はミサが行われます。そして、40Daysはレチョンです。 40Daysaまでは、なるべく親族はその家に留まるようです。 また、9週間、毎月曜日は墓地に出向いてキャンドルを灯します。 Lapida(墓標)は、カラー写真入りで5500ペソでした。 その他に、セメントのフィニッシング、白のペイント、トタン屋根を付けて、6000ペソかかりました。 今の場所が積み上げ式で狭いので、墓地用の土地購入を考えています。 わが町では、土地だけで20㎡60000ペソです。 5年は柩の引っ越しは禁じられているのですが、高齢の母親がいるので、早めにと考えています。 |
葬儀会社が、1月後に32000ペソの小切手をくれました。 次は、SSSにBurial(葬儀費用)の請求をしました。3年以上メンバーであれば、葬儀費用、遺族年金などが貰えます。 申請用紙、死亡証明書、結婚証明書、二人の身分証明書、葬儀会社の証明書、写真、家の地図。 申請後、3営業日後に20000ペソの小切手をいただきました。 次は、SSSの遺族年金の申請です。まだ若いから要らないっていったのですが、出るから貰いなさいっと。。。 (なぜ、Burialと並行してやってくれないのか? フィリピンですから。。) 申請書類、死亡証明書、結婚証明書(ともにLCR発行)、身分証明書、写真、弁護士の覚書、入金用の口座開設。 裁判官を引退した人が、昔からパパのようなのでアフィダビ(覚書)は、すぐに無料で作ってくれるのですが、面倒だったのは口座開設。 メトロバンク口座を持っているので、メトロバンクに手続きに行ったら、ACRカードはないのかと? 無い。。。 で、結婚契約書、バランガイクリアランス、シドラー、パスポート、フィリピン運転免許証とその時のOR(領収書)用意するようにと。 おかげで、新しいSSS用のカードと、13年前のキャッシュカードも新しくしてくれました。 SSSに生前、大けがした時のローンが69000ペソあったのですが、かなり相殺してくれて、17000ペソの相殺になりました。 さぁ、これで最後とSSSの偉い人のインタビューがあったのですが、 「あら、アノルメントしているのね?判決文が必要だわ」 … もう、日本に帰るので、代理人でいいですか? 以上、フィリピンでの葬儀概要を書きました。日本と往復しながらですが、申請に期限はないようです。 フィリピンの遺族年金がもらえる日本人も珍しいと思います。 いただいたお金は、姪っ子の大学の学費で消えました。 この他にも、ビジネスの車の所有者変更、ビジネス許可書(BIR)の申請等、並行してやっており、 限られた日数で朝から町に出て、夕方帰ってきてと大忙しでした。 参考になればと思います。 |
行きつく先々でいろいろと問題が訪れ、慣れない葬儀と合わせて本当にお疲れさまでした。 生きている内に葬祭保険加入、あるいは墓を購入して置くのも一つの選択肢ではあるのですが、かといって何時までも見送っていると急にお亡くなりになって「墓」どうしようか? 亡くなってから一旦埋葬した墓から、新たな購入先の墓への移動費なども含めると、フィリピンとして結構かかって仕舞います。 新たな購入費として、ファミリーサイズか、シングル・ダブルサイズか、更に移設に伴う手続きやら作業員やら工事、それだけに留まらず渡比費用も考えなければいけません、フィリピンなので、金だけ送って任せきりなど飛んでもない事態をうみかねません、そう考えると最低でも50万円以上はかかるのではないでしょうか。 必ずこう謂う事態を招くことは何方も避け様がありません。 私は婚姻以前から苦い経験があった者で、家内と結婚当初からメモリアルパーク内へ求めて置いた一人でした、、購入した途端、死んでもない墓に何故!! まぁ~ 先のことなど放置親族に理解を求めるのは無理としても、墓か、葬儀費用か、その他まちまちいると思いますが、基本は墓かなぁ、、と捉えました。 フィリピンあちこちへ出かけていた頃、よく見かけましたセメンテリオ(お墓)ですが、まるで汚い苔(こけ)がただれ落ちるように生え、傾いた棺が重なったコンクリートブロック製の棺、その様な収り方のボックスを見て、鬱陶しい(うっとうしい)犇(ひし)めきあう姿と感じて仕舞いました。 万一、この国で亡くなる様な事があっても、あのバランガイセメンテリオの一角を購入して、上下に重なって眠るなんていうことは耐え難い苦痛に思えたのと、しかもコンクリート製棺の眠る真上でセメン練やブロック加工作業が当たり前、日本ならば亡くなった墓上に立って作業など飛んでもない域、でも大方この国ではそれが普通の光景でした。 入るならば重ねる事のない平で、一人のみが眠る場所、っと感じていた者で数十年も前に、メモリアルパークを購入して置きました。 結局今は、そこへ義母が入りましたが、葬儀費用もかけようです、お金もかければかけるなりに生えが増えます、なければないなりに埋葬ができて仕舞うのがフィリピンと感じておりました。 それにカトリックの域と謂っても、今日のフィリピンは元祖ローマンカトリックに対し、イグレシアニクリストもフィリピン全土端まで増えましたので、亡くなったあとの墓前参り等各々に差がある様です。 外様の私がフィリピンの葬儀にでますと、当然金の要求は避けられません、出す代わりに言いたくなり、口を出せば当然顰蹙を買うなどあると思い、あえて出席せず葬儀が終わり1年過ぎた頃静かに訪れたいと思いました。 ただ謂えることは、亡くなった時からどのくらいの期間置いて埋葬できるのか、基本墓地がなければ、参列者が帰国するまでは、ホルマリン処置費用がバカになりません、ここを基本保険でカバーして置くか、おけないか、期間が長引きますとドンドン拠出費用はでる一方です。 ど田舎ならば、これを工面する為にカラバオの1、2頭売るのも止むおえません、漁師ならバンカーの売却など痛々しい工面も御座います。 海外にいる者は無理してでも工面するでしょうから、人並み以上の葬祭はできるでしょうが、その分どうしても海外組へ手助けを強請られますので、中々つらい部分です。 |