フィリピン共和国内でのビジネスを始めると、殆どが5年以内で破滅を迎える傾向が高い、しかし僅かしかない条件をさえ適えれば、ひょっとして殆ど少ない隙間産業へ潜りこめるかも知れないが、それはかなり至難(死なん)な技と謂える。 私ももしかしたらこれならば生き残れるかなぁ~ と思わされたのが、美容師です。 フィリピン人と謂えば、殆どが黒髪、しかも人口の大半がクルクルのパーマ髪から軽いウェーブ髪が殆どで、一部にストレート髪がいるっと謂った感じでしょうか。 一方日本では大半がストレート髪なので、態々高い費用を支払ってでも、逆にクルクルパーマへでしょうか。 要はどちらの国を見ても解る様に、大衆と違った目立つ髪型に憧れから走るのかも知れない。 そこを重視するとフィリピン共和国では、女性ファッション誌などが殆どない、もちろんあっても買うだけの費用があるのならば、日三度の食費に回すだけで精一杯、だからと謂って髪のおしゃれに無頓着な訳ではない。 それこそ、日本からの土産にストレートパーマ液など持参したら、飛ぶようになくなる、クルクルパーマしか味わった感覚が無い為、是餓鬼でも抜けだしたい意欲がわくのであろうか。 もちろん、現地でストレートアイロンの作業中でもあれば、周辺近隣の殆どが我先にと集まる程である。 それはかなりの勢いであった。 ストート髪に対する憧れ、髪の脱色に対する憧れ、そう謂ったフィリピン人ならではの髪事情から欲する心理があるからではないだろうか。 メトロ圏だと通常200ペソ前後の料金に対し、5倍もの1000ペソでも訪れると謂う、当然地方の主要都市であっても瞬く間に人気が吹き出るのは時間の問題、そう謂った背景からも出世産業である可能性が高い。 しかし、伎力だけで商売成り立たない、対言葉も大事、言葉は客とのコミニュケーション、信頼を繋ぐことも大事、これ以上客足が伸びず頭打ちの日本ならばこれからだってフィリピンへの進出は悪くはないかも知れない。 |