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懐かしのSF小説
虎野吉彦
投稿日:2022年08月22日 13:55
No.5
フレドリックブラウンのSF短編集(全4冊)が2019年に発売されたのを最近知って早速購入した。
学生時代に愛読したもので、当時持っていた文庫本は、何回もの引っ越しで処分したかどうかで持っていなかった。
好きなものの一つに「闘技場」がある。
地球人と宇宙人がその宙域の覇権を争う寸前、超知生体による仲介で双方から一名ずつ出し合って各位に設定された空間で決闘し勝った方の種族を残し負けた方は消え去るというもので、理由は総決戦を行うと勝った方もいずれは滅びるためとのこと。知略を尽くして地球人の代表が勝つことになるのだが、同じ構図のものを二つ私は発見している。
一つはテレビ放送された鉄腕アトム(1960年代)である(因みに文庫本になってる中には収録されていない。)。この場合は両星域代表が一人ではなくそれにロボットが1体ずつであった。つまり、生物1、ロボット1の組み合わせだった。鉄腕アトムだから当然といえば当然の設定だろう。もちろん勝ったのは地球人側だが、その地球人が警察に追われる悪党だったのに地球のために頑張ったのだ。現実の世界に戻った時警察に囲まれ逮捕されたのだが、アトムは地球を救ったことを言えばいいのにと彼に言ったが、格好いいセリフを言って捕まったのだ。残念ながらそのセリフを覚えていない。
もう一つはスタートレックだ。当時は「宇宙大作戦」というタイトルで放送されていた。設定は同じでカーク船長と相手方の代表との一騎打ちだった。結果はカーク船長が黒色火薬を調合して勝つというものだったと記憶している。
懐かしいことを思い出させてくれたフレドリックブラウンでした。皆様も読んでみてはいかがでしょう。自信を持ってお勧めします。
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