ご連絡ありがとうございます。ご質問の件、ウエビナーでご紹介しましたようにM. abscessusは亜種によって治療のキーとなる薬剤であるクラリスロマイシンの感受性が異なるため、亜種までの同定を要求される医師もいますが、例外も2割ほどありますので、薬剤感受性試験を実施するか外注検査所へ依頼されるとよいです。その他の迅速発育菌やMACとの混合感染においても、主治医がその迅速発育菌が感染に関与していると判断された場合は、ブロスミックRGM(極東製薬)を用いて薬剤感受性試験を実施されるか、外注検査所、例えばミロクメディカルラボラトリーへ薬剤感受性試験を依頼されるとよいかと思います。検査をどの段階まで実施するかの決定は、主治医と緊密にコミュニケーションを取ることが大切だと思います。
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