近畿植物同好会 掲示板
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春が来た(ユキワリイチゲなどが開花)
藤井俊夫 投稿日:2023年03月12日 09:11 No.473
昨日(3月11日)、陽気に誘われて六甲山系の東側周辺で、植物観察です(暑かった)。

ユキワリイチゲ:神戸層群の礫土壌に生育していた。
ツメレンゲのロゼット葉:冬は、小さくて直径1-2cm。
マンサク:先月、大阪自然史の植物園案内でシナマンサクが咲いていた。
新ためて両種の違いを認識した(花の大きさ、毛の状態が違う)。
POWOを参照。
https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:430687-1
https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:430683-1

Hamamelisは、ハーバード大学教授のA.Grayが提唱した「第三期周北極要素」(東アジアと北アメリカ東部に隔離分布する植物群)のひとつ。
下記報告を参照。
小林武栄。1997.氷河時代と森林。水利科学.41(5):1-12.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/suirikagaku/41/5/41_1/_pdf/-char/ja

追伸
今日は、総会と金剛山の講演会がある。


森林植物園のユキワリイチゲほか 磯野久美子 投稿日:2023年03月18日 20:59 No.488
3月11日、藤井さんが六甲山系の東側にいらっしゃった頃、私は西側の神戸市立森林植物園にいました。
「春来祭」を開催中で、色々な春の妖精たちが咲かせてありましたが、圧倒的な量で一面に咲いていたのはユキワリイチゲでした。職員の方のお話でもユキワリイチゲがどんどん勢力を増して広がって行っているとのことでした。
ほかに咲いていた妖精たちは、セリバオウレン、フクジュソウ、スハマソウ、コチャルメルソウで、わずかにバイカオウレンも咲いていました。
セツブンソウはもう咲き終わっていて葉だけ。カタクリは蕾はいくつか見られましたが、開花していたのはまだ1つだけでした。(園の「森のたより」3月17日号によるとカタクリが開花したようです。)

園内には先日八丈島で教えてもらったばかりのハチジョウキブシが咲いていました。
ロウバイの仲間やコショウノキが良い香りを放ち、アセビが満開でした。ツバキの仲間も咲いていました。ミツマタはまだほとんど蕾で、たまに1つ2つ咲いている程度でした。アジサイは「スプリング・エンジェル」という名前のものが咲いていました。

谷上駅から山田道を歩いて行ったので、途中、ウグイスカグラの仲間が咲いていたり、ネコノメソウの仲間とも遭遇したりして、植物園に到着するまでにも春を感じました。

植物園のビジターセンターの2階では、シモバシラの写真展が開催されていました。霜華はまだ見たことがなく、この森林植物園で見られると分かったので、またいつの日か寒い時期の早朝に来て実物を見てみたいと思いました。
たまたま今年の1月に東京在住の友だちがシモバシラで有名だという高尾山で撮った写真を送ってくれたことで初めて霜華の存在を知り、きれいだなあと思っていたので、偶然でしたが、写真展も見ることができてよかったです。

写真
1枚目 ユキワリイチゲ
2枚目 スハマソウ
3枚目 セリバオウレン、バイカオウレン
4枚目 ハチジョウキブシ、コショウノキ
5枚目 フクジュソウ、コチャルメルソウ、山田道で見たネコノメソウの仲間
6枚目 山田道で見たウグイスカグラの仲間




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