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『BIG FIGHT!重量級トーナメント ー デ カ さ は 強 さ だ ! ! ー 』 ッ ッ デカさは強さだ作品群ッ! 此度(こたび)で外伝ッ! 3つ目でございますッ!! ッ ッ これまでのこの外伝はッ!! ッ 計2試合の激戦をッ! 紹介してきましたッ!! ッ この度の試合はッ! 『エキビジョンマッチ』ッ!! ッ その両機体はッ! サイズはノーマルタイプッ!! ッ そして重さはッ! 重量級(ヘビー)で無いッ!! ッ 準決勝を終え、決勝までの時間ッ! 決勝進出者の休憩時間の為に…ッ!! 設(もう)けられた『 試合 』だッ!! だ が ! 観客は皆ッ! 退屈に感じていなかったッ!! そ れ は ! ムラっ気があるモノもッ! 派手な2選手の登場とッ! 相成る訳だからだァーッ! そ の 2 選 手 と は ! ? 曰くッ! 「キックボクシング界の超新星(スーパーノヴァ)」 その名ッ! 『マーク・クーイン』 v s 曰くッ! 「猪突猛進の突撃隊長」「猪武者」 その名ッ! 『石風 刀剣(いしかぜ そーど)』 この2名が搭乗者(とうじょうしゃ)の 動きをトレースするロボットで闘うのだッ!! そ う だ ! この2名であるのだうだうだうだうゥウウーッ!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・・・ ○クロガネの賛歌 亜種 『黒の伝説re:write』 外 伝 「 超 新 星 と 猪 武 者 」 作者・REO=カジワラ ・・・・ 『マーク・クーイン』 キックボクシングジム『ファイヤー・バベル』所属 極度の目立ちたがり屋で、 カブいた風貌(ふうぼう)が特徴的。 キックボクシング界では『次期チャンピオン』 『才能(は)ナンバー1』の呼び声もあるが、 反面努力や泥臭い戦い方が嫌いで、 生まれ持った才能に頼りきっている。 故 に キックボクサーとしてはそれなりに優秀なのだが、 格闘家としてはツメが甘い。 キックボクシング用に 簡易カスタマイズされた機体、 修斗(しゅーと)に搭乗し…。 独自のカラーリングを施して、 『渦炎(カエン)』と名づけている。 ッ ッ 『石風 刀剣(いしかぜ そーど)』 陸上出身の総合格闘家。 とにかく全ての動きが直線的で読みやすく ベテランやテクニックタイプとは相性が悪い反面、 噛(か)み合った時の爆発力は侮(あなど)れない。 ヒーローに対し強い憧(あこが)れを 持っており、陸上を始めたキッカケも 「ガキの頃って足の速い奴がモテてたろ?」 「用は『カッコイイ』につながる訳よ。」 「単純な俺は足が速けりゃヒーローになれる。」 と思った為だし、格闘の世界に転向した理由も、 「ヒーローってのは戦うもんで 戦うって言ったらリングに上がんなきゃなんないからな!」 「天下一武道会や超人プロレスもそうだろ?」 「ハハッ、わかんねぇ…かな?」 「でも俺は本気(マジ)で思ってんだ。」 「この道(格闘家)から本物のヒーローになってやるってな!」 との事である。 搭乗機体は『刀剣特式(そーどとくしき)』。 頭部に一本角付きのパワー寄りバランスタイプ修斗。 直線的スピードはトップクラス。 ッ ッ そんな2人と、 搭乗機2体が! 闘技場中央へ…! 観客達は沸くッ!! 「「マァァァクゥゥウウウウ!!」」「ソォォォドォォオオオオ!!」」 「「派手な戦いの2人が対決ッ!そこに痺(しび)れる憧(あこが)れるゥ!!」」 「「どっちが勝ってもオイシイぞ、こりゃあ!!」」「「だあなッ!!」」 ッ ッ そしてッ! 対戦前の2人の舌戦も、 ヒートアップだァーッ! ッ マークが煽(あお)るッ! 「『猪武者』ァ? 『猪突猛進の突撃隊長』ゥ??」 「小せぇぜ、刀剣(そーど)ッ!!」 「俺は『超新星(スーパーノヴァ)』ッ!」 「規模が『宇宙(スペース)』だぜ、 『YEEEEEEEEAHーッ!!』」 刀剣は反論する…ッ! 「ヒーローって視点から言うとよぉ…!」 「アンタの語り口は、モロ雑魚だぜぇ?」 「指先一つでダウンってぇヤツだッ!!」 「勝つのは俺ッ!!」 「ヒーロー石風刀剣ってトコロだなッ!」 マークは更に煽るッ!! 「善玉(ヒーロー)だァ? 悪党(ヴィラン)ってぇかぁ??」 「それら全て『宇宙(スペース)』から 行くとだな…『アリンコ』くらいに、 ちっちゃいぜ、刀剣ォォオオオ!!」 刀剣はあの名台詞を言うッ! 「そんなアンタにこう言ってやるぜッ!!」 「『屁のツッパリはいらんですよ!』と!!」 マークは意図せずッ! 「上等ゥ!言葉の意味は良く解らんぜッ!!」 刀剣は見栄えのするポーズを決めながら…ッ! 「解らんかもだけど…!カッコ良い…だろう?」 マークは叫ぶッ!! 「HA!やっつけてやるぜ、刀剣ッ!!」 刀剣は笑うッ!! 「はは、オラァワクワクして来たぞッ!!」 マークは更に叫ぶッ!! 「行くぜぇッ!俺の『渦炎(カエン)』ッ!!」 刀剣は気合を入れてッ!! 「『刀剣特式(そーどとくしき)』ッ!行きまぁーす!!」 そ し て ! ドォォオ オ オ オ オ オ ン ! ! 闘いの銅鑼(どら)が鳴り響いたッ!! ・・・・ 双方ッ! 小細工をッ! 弄(ろう)する タイプじゃあなしッ! 故 に ! マーク蛮声を挙げるッ! 「スーパー・ノヴァ・ファイヤー・バベル・ライト・ニー・キックゥーッ!!」 刀剣も蛮声を挙げたッ! 「ソードヘェェェェェドォォォオオオオオオオオオオオオ──────ッ!!」 ッ ッ ガッシィィィイイイイ ィィイイイイイ ィィイイイイイイ──────ンッ!! ッ ッ マークが搭乗する『渦炎』は右飛び膝蹴りを繰り出したッ! 刀剣は開始と共に突っ込んでくるッ!それを一撃KOする為にだッ!! ッ ッ 刀剣が搭乗する『刀剣特式』は相撲で言うぶちかましを繰り出したッ! マークは初撃から必殺の一撃を繰り出すッ! 一撃に対抗する為に硬い頭部をぶつける為だッ!! 結 果 ッ 『刀剣特式』の角状になっている頭部のッ! 頭部の角が「ひしゃげたぞ」ッ! ッ 『渦炎』の膝も衝撃の為、 状態異常を起こし「放電をする」ッ! ッ ト…ッ!(『渦炎』は右脚を下(おろ)すッ!) グ…ッ!(『刀剣特式』は流れるように『胴タックル』に向かおうとするッ!!) パ ァ ン ! 『渦炎』の左拳が『刀剣特式』の顔面をとらえるッ! 『刀剣特式』の動きは止まるッ! ッ “ショートパンチ”ッ! 近距離過ぎるパンチの為、必殺の“パンチ”とはならないがッ! パァン! パァン! パァン! 小刻みに『刀剣特式』の顔面に突き刺さるッ!! マークは絶好調にッ! 「泥臭いのは嫌いなんで…YO!」 「寝技になんて行かせない…ZE!」 刀剣も負けずにッ! 「ヘヘヘッ!良いな!ピンチだ!!」 「ここから逆転するからヒーローはカッコ良いんだ!!」 と 言 い つ つ も ! 刀剣は苦慮(くりょ)していたッ! ソードヘッドから、ソードタックルの変化…ッ! タックルの速度には自信があったッ! し か し ! 小回りの利くパンチの方が速いッ! また、近距離からタックル故に、 いつもの勢いも無かったッ! 自 分 に は 直 進 し か な い ! 故に「猪武者」なのだッ! な ら ば ! パァン!(『渦炎』の拳を顔面で受け!) …ッ!!(次の拳が来る一瞬の隙(すき)を突きッ!!) グ ゥ ン ! 刀剣は叫んだッ! 「ソードタックル!!」 ッ 再びソードタックルだッ! だ が ! 此度(こたび)は、胴タックルの ソードタックルじゃあないッ!! 右膝狙いのぉ~おお!! 刀剣はもう一度叫んだッ! 「片足タックルだッ!!」 ガ シ ィ ! マークは苦悶(くもん)の表情を浮かべッ! 「NOゥ──────!?」 刀剣は攻勢の波に乗りつつッ! 「掴(つか)んだぞ、マークッ!!」 そして刀剣はこう言い放ったッ!! 「股間にイチモツッ!」 「手にニモツゥ───ッ!!」 し か し ! マークは諦めないッ! 「まだだぜ刀剣ッ!!」 ド ズ ン ! 肘だッ! 右膝を掴み、後頭部から首、 背中が無防備となっている、 『刀剣特式』の首に、 右 肘 を 落 と す ッ ! ! こ れ ぞ ! マーク全力で雄叫(おたけ)ぶッ! 「スーパー・ノヴァ・ファイヤー・バベル・ライト・エルボー・スタンプゥーッ!!」 ガズン! ガズン! ガズン! 何度も何度も首を狙うッ!! バチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!!! 『刀剣特式』の首は放電をするッ! 人間と同じように、決して頑丈な箇所じゃあないッ!! 『首(ここ)は急所』だッ!! ッ 『渦炎』の肘は止まらないッ!! この肘で試合を決める気だッ!! そ の 時 で あ っ た ! 刀剣も雄叫びを挙げる! 「あのッ!地球人ってのはッ!!」 「 ク リ リ ン の事かァーッ?」 ッ 「 ク リ リ ン の 事 か ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ ! ! ! 」 ッ ッ マークはきょどるッ! 「クリリンって誰d…うおおおお!!?」 『刀剣特式』の片足タックルが入るッ! ド ズ ン ! 『刀剣特式』は『渦炎』を仰向けに倒し! 刀剣は、つんざくような声で叫んだッ!! 「超(スーパー)グラップラー石風刀剣ッ!!」 「必殺の『ソード・膝十字固め(ニーバー)』だァーッ!!」 ッ ッ ・『膝十字固め』 両脚を使って相手の片脚をしっかり挟(はさ)み。 相手の膝より若干上の部分(太腿寄りの部分)に、 自分の股をしっかり当てて支点として。 脚を抱きかかえるようにしながら 体ごと後方へ反り返るようにして 腕ひしぎ十字固めと同じ要領で極める。 技が極まれば、 相手の膝が可動域の反対方向に折れ曲がる形になる。 ッ ッ ボ ” ギ ” ィ ”ッ ” ! ” ! ” ッ ッ マークは絶叫するッ!! 「N”O”O”O”O”O”O”O”O”!”!”!”!”!”」 刀剣は勝利を確信するッ!! 「日本一のぉ~!!」 「石風刀剣ォォオオオオオ!!」 そ れ は そ の 直 後 で あ っ た ! ブ ツ ン ! ! 鈍くも切れる音がしたッ! 原因は…ッ! 『刀剣特式』の首であったッ! 首の放電ッ!つまりは…ッ! 頭部のカメラの配線をも傷つけ…ッ! 頭部の目(カメラ)からの、 首を伝って腹部のコクピットへと 繋がる配線がダメになったのだ…ッ! 結果、カメラが見えなくなり、 真っ暗闇の中となってしまった刀剣は、 行動不能になってしまった……ッッ!! 『渦炎』は右膝破損ッ。 『刀剣特式』は視界断絶ッ。 下された結果は…ッ!! “ 引 き 分 け ”ッ!! 共に戦える状態じゃあない…ッ。 試合ならば…ッ。 ここで止めなければならないッ! そ れ は 派手な勝利を信条とする…ッ。 両者にとって『不本意な結果』ッ! そ ん な 中 ・ ・ マークはこう言い放つのだッ。 「ケッ!実質俺の負けじゃねぇーかッ!!」 「おい、刀剣ォ!次は負けねぇぜッ!!」 刀剣もまた…こう言い返すッ。 「そんな元気じゃあ、目の見えない俺の負けだろぉ!?」 「次は負けねぇよ!マークゥ!!」 勝者の居ないこの試合を…ッ。 互いが互いを称え合った…ッ! ・ ・ ・ ・ ・ BIG FIGHT!重量級トーナメント ー デ カ さ は 強 さ だ ! ! ー エキビジョンマッチ 『マーク・クーイン』 キックボクシング 乗機『渦炎』 VS 『石風 刀剣』 総合格闘技 乗機『刀剣特式』 勝者無し:『両者行動不能による“引き分け”』 ーーーーーー 外伝「超新星と猪武者」 ・・・完。 |
>>春休戦さん 感想ありがとうございますー! はいな、目立とう精神’sの対戦です!!元々は先月、この2人の対戦を書こうと 思っていたのですが、それ以上に面白そうなマッチメイクのムチャウvsユージンが あったので、今月漫画描き終える事は難しそうだし、満を持して書いた感がありますね♪ 展開の速さはちょっと書いてて、どうにかならんかなと思ったりもしたり。 マークも刀剣も最大トーナメント+エピローグ的に、これからな面があったとは言え、 活躍しなかったし、後日談もそんなに大成してる感が無く、もっと書きようが あったのではないか?と前々から思ってたりしたので、何とか長い試合に したかったのですが、両者のファイトスタイル的に、どっちも短期決戦を狙うだろうなと 書いてて感じたので、こんな感じの試合になりました。 決着は考えずに書き進めていったのですが、やはり似た者同士故に、このラストに 落ち着きましたね。爽やかでもあり…、圧勝、豪快に勝ってこその俺なんだ!と言う面が あったのでしょうね。中々良い落とし所感があったと思います。 マークは手拭さんが創作。刀剣もキャラを広げてったのは手拭さんなので、 その辺が似ている感あるのかな?と思ったりしないでもないですね♪ |
>>フィールさん 寸劇ありがとうございます~! 言われてみれば、お互い、弱点で敗れた形で、なんらかの対策を取ってもオカシくないのに、 ものの見事に策を取らない強引な戦法を取りましたねwらしいっちゃあらしいけど!!ww そして、彼等の対戦相手だったのも、ジェーンに少林とメインキャラに敗れた形なのが、 面白いな~w彼等の敗北でキャラが立ったのだと思うと、中々熱いモノがあるし、 ジェーンと少林と言う黒の伝説re:writeで関係が密だったキャラにと思うと、作中で、 大きな意味を持っていたのだなと改めて、その分、今回彼等にスポットが当たる、 SS書いて良かったなと、思いました…ッ!! にしても、ジェーンと少林が話すと、和むし解説も兼ねてるし黒の伝説らしさが出るな。 何か良いなぁ~。ここまでの積み重ねが感じられて♪ |