濃淡の深淵なるもの


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不思議な国のアリス
邦彦 投稿日:2023年01月28日 16:39 No.140
私が暮らすバラエティ満ちた世界は、軽いお笑いと馬鹿笑いで、
  重い笑いは御法度である。

  そこには犯罪性を含むもの、下ネタ、他人へのあらゆるハラスメントが
  排除されている、条件が許せばその限りではない
  けれど、掟を破ろうものなら、明日がなく、骨を拾うものが居ない。
  きめ細かい配慮ができ、賢く上手に立ち回る能力があれば、これ以上の
  世界はないであろうと、疎い私にも思われてしまう。

  一線を画す。大衆はバラエティの世界。それ以上の人には、
  また別の世界があり、大衆は入場は拒まれていないようであるが、
  決して、口を挟むことはできない決まりである。

  よく分からないが、私が住む福岡市には、多種多様な文化圏があり、
  知らない世界が存在しているようであるが、日常をそれなりに過ご
  していれば、別に気にすることもなく、知らないでも、日々は平穏
  に過ぎて、行く。

  長野市の善光寺には、極楽の錠だったか、地下の階段を下りていくと、
  真っ暗な闇の通路が続き、周りが見えず何が何だかわからない。
  誰かを触ろうと、誰かに触られようと皆目見当が付かない。
  通路の壁を伝っていくと、やがて極楽の錠が手に当たる。
  
  なんだか、よく分からないがこの世界みたいである。
  まるで、「アイズ ワイド シャット」。




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