高校時代の土星の輪っかはどうしようもない怠け者だった。というよりも、何もしないほうが楽であったのだ。それはおそらく今でもそうなのだ。 一方で人のことが無性に羨ましくなる性質であった。 結果として、他者を妬みまくる一方で、自分には何にも特技がないという輪っかとなってしまった。 そんな中、土星の輪っかは大学受験をしなくてはならない時期となった。なんとなく冥王星へ行き、そこで冥王星の講師に感化されてしまった。努力して何かを掴み取ってみろみたいな精神にさせられてしまったのだ。こんなところからも、いかに土星の輪っかの精神が幼稚なのかお分かりいただけると思う。 土星の輪っかは大学受験で本当に努力した。その時、あろうことかめちゃくちゃ充実していると感じていた。楽しいではない、おもしろいと似ているようで少し違う、充実という感覚を味わっていた。 結果としては、第一希望は落ちてしまったが、妥協できるところに合格した。 この経験が、今の土星の輪っかにおける行動指針のコアとなっている。 もちろん、大学に入ってからも、いろいろ葛藤はあり、その精神を貫けたわけではなかった。 今はがんばろうと思っているようだ。 って海王星が言ってた。 |