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伊那下神社献詠歌まき
山人
投稿日:2011年10月06日 16:54
No.58
【Home】
昭和六年 満 州 事 変
憂きの世ぞ我同胞を唐人はむごたらしくも苦しめにけり
何事ぞ我国人を苦しめていざひいどむ唐の人ども
十来ごとに銃を枕に満州の荒野を照らす月を見んとは
隣り相ひてへだて心のさかしきは
何時の世からの恨みなるらん
秋深き海山越えて唐土の野に戦ひいどむ大和男の子ら
唐国のいわなきわざをいきどほり皇国の守る益荒男のとも
千万のすてし血しほの勲しをあだになだめせぞおおまへつき
たけり猪のあだなすあだをうちはらひ
高くかかぐる日の丸の旗
から国の鉄路のはても今に世に御綾威かがやく日の御旗かな
人の道ふまぬから人こらさんとみさくる空に弓張りの月
満州の権益をぞまもる皇軍の力にただす人の道かな
久方の空はへだてもなきものを心へだつる支那の国人
韃靼の国原あれてわきたつる雲をば拂へ伊勢の神風
定めおきし誓約をやぶる支那人を訓へ正さん砲の響きに
満州の野辺のしこ草はびこりてかりはらはふむ日本丈夫
さしのぼる我日の本の旗風になびきふすらむしこのしこくさ
しこくさのかりてもつきぬ満蒙の荒野を開く時ぞ来にける
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