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巨鯛嶋
名無し
投稿日: 2017年04月27日 16:14:27
No.257
【返信】
松崎弁天さん(巨鯛嶋)
奉献額(延享2年=1745)
奉 納 京隆志撰
句 四季 さてもつめたい
折 ツララ おもへば
ミゾレ とふしや とふしやそ
にくい事かな
○ 炭かたつ 打つけていふのも とふやらはつかし
火吹所 まんぞく
ひろいせかいに
つめたい物 うきよ也けり
▢ 白い物 よるでも ひるでも
赤い物
ウ 拙(つたな)るは戸棚も添し嫁入荷 加劦金沢友川堂
ニ 二神の流をよごす墨ころも 長州萩大紋堂
ヲ 花のよもつみあるふたと五十萑(かん) 加州金沢三養堂
サ 深雪に塞がぬ窓や竹の袖 藝州山縣□堂
ニ 切植比のそしりはしりを鮒船 卅(そう)州白子窓風
ト せつかるく嬢(むすめ)がまづし恋やつれ 駿劦葱枝十文字
ウ 馴逢ふもあるに波をす嫁入船 加州金沢詠草扜(う)
同 九重に一重恵か年る行屋住ミ 駿今泉万歳堂
同 恋といふ一字露歌にひらく寺 加金沢法川堂
同 子の跡をとって栄る老おくら 濃州関的水
マ 琴の師へ末子の手土産 路茗荷 三州吉田若松堂
ウ 雨降てうけて智へたる初發心 塾田万里友廣舎
マ 二者には襷かけじと季を重ね 加金沢法川堂
ト 出智りて馴染ぬ井戸の水鏡 同所詠草軒
サ 名の流(はやり)夢は旅人のくすり箱 駿府ゑ保志
観世音
ニ 川越が負ひ奉る間ぜをん 藝廣島三打堂
ウ 聞度に懺悔のうまさ夢見草 同鳥取△□□
ヨ 不所咲桜に勝るさく桟けん 伊白子白梅
ヲ 其樹もうらおもてある腹かわり 越府竹雪
ヲ 置きたまふ扇は恋のはんじ物 江小枩呑酒
ニ 悟を踏まで近よれと月に雲 加金沢仙子
ウ 相中の髪を師とする尼衣 伯季白魚
ヨ 通ひ路の其関守へ鼻くすり 情立野寸虫子
ウ 若年の惚(ほれ)もこなひと□ 友 中ツ鉄石
句 腰の弓友かへしたる山御くら 小マツ竹林堂
ヲ 古道の千代を誉てし松の垣 伊上ノ若水
マ つゝ井筒より老そめて諸白髪 濃品方連水
ニ 新店へうつりかねたる暮寂 丹市場桜風
同 日参の訳はとなりへかよふ神 情シ木三笑
ヲ 釣鐘の施主には入らぬ桃灯屋 但竹田春風
ニ 我せごと芸にうそつく下り場 三思﨑指本堂
ヲ 印判に無念の□□川つ掛 駿□鹿入江堂
ウ 此度の母は拙者と同年 但出石扇風
折 辛籠の売のつもるゝ灰吹 加金沢中越堂
サ 傘の手も懐へ番かわり 同所廣小跡
ニ 宝には目も付ず顔美目ゑらみ 同所寸蛍子
ウ 全快を又わずらひし不養生 江舟木流水
同 ひのへ午かなたこなたの迠(しよう)からし 長萩大紋堂
同 青物を買にゆらるゝ鬼瓦 同島取△若
ヲ ふり袖も見る目の春のおそ桜 大カキ紅花
ニ 思ふまま蚊に責めさせて明の鐘 若西津品□堂
ウ 忌明て手代に付る夫の名 遠気賀五味堂
ヲ 口惜しや縁なき家に語り過ぎ 豆江奈古倫
ウ 捨た子の乳母にあり付く本の母 加金沢法川堂
同 はんどくに借用申文珠判 伊白子白梅
ヒ 初物も所在におくは雪ばかり 諸関テキ水
ウ 若主も銭のきれ目はせいかない 越府枩雪
ヨ 盲人の杖は借なき道しるべ 長萩大紋堂
サ 雁鳴いて夜気のむしも渡る声 □ 白子梅風
ト 我店の評判聞にひとり棹 中ツ舟流
ニ 源平よ我素戻りも九十九(つくも)勺(しやく) 加金沢棱同
ヲ 身の花も夢の間に姥さくら 同所里笑
ニ 根に帰しるとは釣迎す桜魚 同所法川堂
マ 静にてつみ下紐を時津風 侍三原若而堂
ニ 栁かとさはればひんと梅の枝 駿府桂花堂
ヨ 獅子ヶ谷四も五も言す六字浩 藝山カタ□堂
ニ 尼寺へそっと何漕かしのび □ 加金沢詠草軒
ウ 聟(むこ)かねを嫌ふて落穂ひろふる 同所山魏々堂
ト 舌打は秋か不足かきりぎりす 同所 自笑
ニ 御隠居はいかにも能衛な昼の思 駿長沢落□堂
ニ 諸願成就親の手前は斬まくら 堂藤枝十文字
ウ 御を請て我かよい路の垣をする 濃関的水
ロ つめたい物鶏の行身と両の耳 加金沢幅□
マ さし引も済して若水濁なし 遠気賀五味堂
サ 薪尽き火是もひへる小夜嵐 豆岩科琴領堂
マ 初産にひびく男子の梅太郎 〃 不醒
(一七四五) 願主
延享二乙丑歳 古倫
五月良旦 水巴
庭泉
延享年間
1744年から1747年までの期間を指す。
この時代の天皇は桜町天皇、 桃園天皇。
江戸幕府将軍は徳川吉宗、徳川家重。
今から272年前の額故に不明な点や訂正しなければならない点が多々あります。
平成29年四月 吉日 伊那下神社
(2017) 宮司 森清人
船のたのしみ
名無し
投稿日: 2016年08月22日 10:20:42
No.246
【返信】
船のたのしみ 明治34年
世の中に爽快(こころよけ)なるものは、先つは海なるべし、目に見ゆる限り障るものなし。
松崎町立幼稚園地鎮祭
牛原清泉
投稿日: 2016年07月28日 12:10:32
No.245
【返信】
松崎町立幼稚園地鎮祭祝詞
此(こ)の處(ところ)を巌(いづ)の斎庭(ゆには)と 祓(はら)い清(きよ)めて 招(お)ぎ奉(まつ)り坐(ま)せ奉(まつ)る 掛(か)けまくも畏(かしこ)き 岩科(いわしな)の総社(そうしゃ)と称(たた)へ奉(まつ)る 国柱姫命(くにはしらひめのみこと)産土大神(うぶすなのおおかみ)大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)等(たち)の大前(おおまへ)に恐(かしこ)み 恐(かしこ)みも 白(まを)さく
風(かぜ)の音(と)の遠(とお)つ神代(かみよ)の昔(むかし)より 深緑常盤(ふかみどりときは)の郷(さと)・岩科郷(ゆるがぬさと)と打(う)ち固(かた)め 世(よ)の進(すす)みと共(とも)に豊(ゆた)けき暮(くら)しナマコ壁(かべ) 松風(まつかぜ)澄(す)める 松崎はしも 各(おの)も各(おの)も 手を携(たづ)さへ共(とも)に在(あ)り 共(とも)に栄(さか)えむものぞと文明(ふみあき)らめて 教(をしへ)の道(みち)を隔(へだ)てなく 広(ひろ)く厚(あつ)く 幼子等(おさなごら)が自(おの)づから萌(も)え出(い)づる学(まな)ぶ心を育み 行末(ゆくすへ)を幸(さき)く真幸(まさき)く あまつさえ 地震(なゐ)ぬらむ大津波(おほつなみに心憂(こころうれ)ひて 中川園と岩科園とに統合されし随々(まにまに)松崎町長斉藤文彦始め之を助(たす)くる心有(こころある)諸人等(もろびとら)先つ頃より 県の司人(つかさ)と共に 地元が町の議員等と共に 相謀(あいはか)り事進(ことすす)め 今回(こたび)松崎町立幼稚園を建設(たてま)けむと (株)蒼設計の設計(くわだて)により河津・伊藤特定建設工事共同企業体に事負(ことを)わせて 八十日日(やそかび)は有(あ)れども 文月の二十七日を生日(いくひ)の足日(たるひ)と斎(いは)ひ定(さだ)めて 此の大地(おほところ)祓清(はらひきよ)め 忌鎌(いみかま)以て 草刈払ひ 忌鍬(いみくわ)、忌鋤(いみすき)以(も)ちて 掘り引均(ひきなら)して 地鎮祭(とこしづめのまつり)仕奉(つかへまつ)らくと御前(みまへ)に御饌神酒(みけみき)種々(くさぐさ)の物(もの)を献奉(たてまつ)り 関係(かかは)れる諸々(もろもろ)参集(つどひ)侍(はべ)りて 玉串(たまぐし)も 取々に拝(をろが)み奉(まつ)る状(さま)を 平(とひら)けく 安(やすら)けく 聞食(きこしめ)し相諾(あいうづな)ひ給(たま)ひて 工事(たくみごと)に過(あやま)つ事無(ことな)く 工匠(たくみ)、手人(てびと)等に至るまで勤しみ励みて 設計(はかり)定めし随(まにま)に 直く正しく次々に捗(はかど)り進み 木霊のぬくもり美(うる)はしく造り竣(を)へしめ給ひ 此の郷(さと)を切り開きし遠津(とほつ)祖先等(みおやたち)の 高(たか)き尊(たふと)き 精神(みこころ)を継承(うけつ)がひ 更に新しき時代(みよ)に応(こた)ふる人間(ひと)を育(はぐ)む教(をしへ)の道(みち) 弥進(いやすす)みに進(すす)ましめ給(たま)へと恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まを)す
平成28年7月27日 伊那下神社宮司
松崎桑葉ファーム工場開き清祓
牛原清泉
投稿日: 2016年06月24日 18:54:48
No.243
【返信】
松崎桑葉ファーム工場開き清祓(きよはらい)
此(コ)の 松崎桑葉ファームの斎庭(ユニワ)を祓清(ハライキヨ)めて 七五三(シメ)縄(ナワ)引廻(ヒキモト)ほし 神籬(ヒモロギ)差立(サシタ)て 招奉(オギマツ)り坐(マ)せ奉(マツ)る 桑(クワ)を生(ウ)み 開(ヒラ)きし保食神(ウケモチノカミ)、天照皇大御神(アマテラススメオオミカミ)又、産土神(ウブスナノカミ)と 称(タタ)へ奉(マツ)る 伊那上、下宮の大神等(オオカミタチ)の大前( オホマヘ)に恐(カシコ)み恐(カシコ)みも白(マヲ)さく
石上(イソノカミ)の古(フル)き昔(ムカシ)より 此の里は最多(アマタ)に万物(ヨロヅノモノ)豊(ユタ)かに向栄(ムクサカ)に生(オ)ひ育(ソダ)ち 農業(タツクリノワザ)も世々開(ヨヨヒラ)け営(イトナ)み来(キ)りしが 世(ヨ)の進(スス)みと共(トモ)に家内(イエヌチ)の制度(アリカタ)も人(ヒト)の心(ココロ)をも移(ウツ)り変(カ)はりて 漸々(やや)かに町の産業(なりわい)頽(クヅ)れければ 先つ年より代表斉藤省一を始め主立てる人等 世の流を逸早(イチハヤ)く知りて 新しき商(アキナイ)の道(ミチ)を拓(ヒラ)き先駆(サキガケ)と成(ナ)りて 桑の葉に心(ココロ)を砕(クダ)き 福島県飯館村より『復興の桑』絹豊(キヌユタカ)の苗(ナエ)を購(アガ)ひ求(モト)めて 栽培の術(スベ)を学(マナ)び修(オサ)めて『是ぞと思ひ』 町を強く富(ト)ませむと推進(オシスス)め図(ハカ)り 組合員 同心(オナジココロ)に力(チカラ)を合(ア)はせ新(アラ)たなる奇(ク)しき品々を作りて「くわ屋」を創業(ハジ)め 許許多久(ココダク)の企画(クワダテ)を打立(ウチタテ)つつ世の中に由加志久(ユカシク)聞(キコ)へ給(タマ)ひしかば 今回(コタビ)、工場開の出発(イデタチ)給ひしは 寔(マコト)、芽出度(メデタ)き事故(コトユエ)に 数多(アマタ)の来賓者(マラウド)・関係深(カカハリフカ)き長人等(オサビトラ)を招(マネ)き寄(ヨ)せ 共々(トモドモ)に慶祝(ヨロコビマウシ)の御祭仕奉(ミマツリツカヘマツ)り 玉串(タマクシ)の取々(トリドリ)に拝(オロガ)み奉(マツ)る状(サマ)を平(タヒラ)けく安(ヤスラ)けく 穏(オダヒ)に聞召(キコシメ)し諾(ウヅ)ひ給(タマ)ひて 天津菅麻(アマツスガソ)の清々(スガスガ)しく 敷(シ)き撒(マ)く切麻(キリヌサ)の爽々(サヤサヤ)に隈無(クマナ)く祓清(ハライキヨ)め給(タマ)ひ 是(コレ)の取扱(トリアツカ)ふ機械(キキ)の八十禍津毘(ヤソマガツビ)の禍事無(マガゴトナ)く 耕作者(コフサクシャ)が丹精込(マゴコロコ)めて取作(トリツク)らむ絹豊(キヌユタカ)を 悪(ア)しき風、邪(ア)しき虫(ムシ)の災無(ワザハヒ)雨風時(アメカゼトキ)に叶(カナ)ひて生(オ)ひ育(ソダ)つべく 大神等(オオカミタチ)の高(タカ)き尊(タフト)き御神霊幸(ミタマサキハ)へ給(タマ)ひ 明治(メイジ)の御代(ミヨ)の絹相場(キヌソウバ)の如(ゴト)く 町人(マチビト)の経済を扶(タス)くる『桑の葉で町おこし』の大御業(オオミワザ)を 拡(ヒロ)く厚(アツ)く弥進(イヤスス)めに奨(スス)めしめ給(タマ)ひ 桑の葉の弥継々(イヤツギツギ)に若(ワカ)へに若へ 命長(イノチナガ)く健(マメ)やかに康(スコ)かに世(ヨ)の長人(ナガビト)と在(ア)らしめ給(タマ)へと 御前(ミマヘ)に御饌神酒(ミケミキ)、桑葉茶、種々(クサグサ)の味物(タメツモノ)献奉(タテマツ)り言寿奉(コトホギマツ)らくと白(マヲ)す
平成28年6月 23日
伊那下神社宮司 拝
(写真伊豆新聞)
句合
牛原清泉
投稿日: 2016年06月09日 17:27:09
No.241
【返信】
松崎和泉屋 句 合
かた言を鳥の
さえする
小春かな
小春日やむしろの
上に子のあそぶ
句合
牛原山人
投稿日: 2016年05月10日 19:54:38
No.240
【返信】
松崎和泉屋 句 合
硯壽
つくつくし
今出るやうに
みえにけり
蔦宇
降とても
春終はるなり
きゆる雪
端午の節句
牛原山人
投稿日: 2016年04月15日 16:43:49
No.234
【返信】
*五月五日端午の節句 社務所に鎧兜、甲冑などを飾り男子の成長と立身出世を祈願いたします。
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