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投稿者:天羅
結局,「桜と天の川」は諦め,いつもの牧場で撮ってました。 頭の中でシミュレーションしても,いい結果が導き出せなかったためです。 「ついでに,少し遊ぼうかな」と随行させたVario-Sonnar90/2.8で撮り遊んでいました。 フィルムカメラ時代のレンズなので,パープルフリンジがばっちり出てしまい,星の周辺が紫になってしまっています。 その代わり,無改造のX-T1なので,オレンジ色のガスをオレンジ色に写し出せましたし,青いガスも綺麗に出ました。 フジは近赤外線も拾うと言われているだけあって,アンタレスの隣の星の赤いガスもわずかですは写っていました。 また,暗黒部分も画像処理で浮かび上がらせることが出来ました。 ほんのちょっとの調整差で全然違う絵になってしまうので,ネットで出回っている画像を参考に根気よくあぶりだしてみました。 低い空なので大気や光害の影響を受けやすく,全体がガスっぽい写りになってしまいます。 このガスっぽさを手軽に除去する手法があれば会得したいです。 星こそ,桜の写真よりも同じにしか撮れないのに,撮りたくなってしまいます。 パープルフリンジ対策としては,やはり純正のF2.8ズームレンズでしょうが,それはそれで大きく重くなるのでブレ安くなります。 小型軽量は長時間露光でもブレにくいことも利点の一つです。 実は,途中で雲がかかったので辞めたものの,白鳥座の星雲ガスもX-T1で捉えることが出来ることを確認しました。 そうなると,X-T1を天体撮影でも主力にしていいかもしれません。 最大の欠点は,ズームレンズでのMFでのピント合わせです。 周辺に暗い星しかない場合,X-T1のモニターでは合わせられません。 ズームでも結局は単焦点の使い方しか出来ないため,さほど便利ではないです。 純正の90mmは売ってますが,これもこれで重そうです。 悩ましい所です。
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