投稿者:wajin128
魏志倭人伝の【倭】について ?
【倭】を音読みでは【わ】訓読みでは【やまと】と読みます。
【倭】は形声文字です、従って旁の【委】が声符だったはずです。
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【委】のピンイン (拼音) は【wei1 (フェイ)】です。
【委】には様々な意味がありますが【末端】という意味があります。
【イ (人偏)】を付け加えた事から【倭】の意味は【末端 (東のはずれ) の人】を指すと思われます。
【東夷傳】の【夷 (yi2)】の古字は【怡 (yi2)】ですが、福岡県前原市怡土は【東 (夷) の土地】が語源と思われます。
【怡】には【喜ぶ】の意味が有ります、そこで【夷】に代えて【怡】を用いたのではないかと想像します。
また韓では【倭】を【ya ma to】と読みます。
沖縄では本州人を【やまとんちゅ】と呼びます。
そして魏志倭人伝では、九州に住む人々を【倭】と記載しています。
また本州に住む人々を【倭種】四国に住む人々を【侏儒】と記載しています。
** 『後漢書』倭人伝 **
【建武中元二年】
【倭奴國奉貢朝賀 使人自稱大夫 倭國之極南界也】
倭奴國の使者、自称大夫が奉貢朝賀す。
(倭奴國は) 倭國の極南界なり。
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【倭奴國】を【倭の奴の國】と訳す人が居ます。
この説が正しいとすれば、上記の文章の訳は次の様になります。
【倭】の【奴】の國は【倭國】の【極南界】に在る。
つまり【倭國】の中に【倭】が在り、更にその【倭】の中に【奴國】が在ると言う事になります。
【倭國】の中に在る【倭】とは、一体どこに在ったのでしょう。
そして女王は【奴國】の中の【都 (つ )】に住む事になります。
こうした訳を行なった人は、漢字漢文の知識を持たない、ど素人と言う他ありません。
正しくは【倭奴國】は【倭 (やまと) 奴 (の) 國 】と訳します。