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投稿者:ベーダー少佐
メッサーシュミットBf-109 G-10Erla の製作2「青の2」 写真①はEduard1/48Bf109G-10の塗装図で、以下が全訳文です。(nabe3翻訳間違っていたら教えてください。) この機は、もともとはJG300第16中隊に所属していた、大型主脚バルジのあるエルラ社製、製造番号150000~151000の機体である。1945年5月8日、第一航空機動団所属(訳注1)のジョセフ ウミンガー軍曹が、プラハ‐ゲベル飛行場からこの機体で出撃した。彼は燃料不足で、西部ボヘミアのカルスバッド近くのボチョフ市近郊に不時着した(訳注2)。そして機体は、撤退中のドイツ兵により、パンツアーファースト数発で破壊された(訳注3)。ウミンガーは、一旦はロシア兵の捕虜となるが、監禁される前に脱出に成功する。そしてザクセンとチューリンゲン経由の長い道のりを経て、バイエルンの実家に戻る事ができた。 訳注1:第一航空機動団とは何かは、全く不明です。おそらく、迫りくるロシア軍の地上攻撃を目的とした、臨時編成の航空部隊と思われます。JG300は、1945年4月末に、全ての飛行隊が、解隊しています。JG300のパイロットは、その後そのまま第一航空機動団に動員されたものと思われます。 訳注2:どうもこの機体は燃料増槽ではなく、末期に地上攻撃に動員された突撃飛行隊のFW190や夜戦Bf110のように、250Kgクラスター爆弾を搭載して、地上攻撃を行っていた可能性が高いのではと思われます。 訳注3:ウミンガー軍曹の胴体着陸はみごとで、写真を見るかぎり機体の損傷は極めて少ないと思われます。ロシア軍への機体鹵獲を恐れたドイツ軍が、意図的に徹底破壊を行ったと思われます。 写真②青の2実機写真の解説 ① 今まで私を含め多くの人が誤解していたのは、「Bf-109の翼端灯はカバーが透明で、翼端灯が有色である。」という事である。この写真では、翼端灯カバーそのものが有色であることが理解できます。 ② Eduardの塗装解説で、今までに無いこの短い無線アンテナが初めて登場しました。初めは信じられませんでしたが、写真を見て事実であることが確認できます。 ③ 今まで国内で発表されているG-10Erla図面の多くが、この部分に段差を付けています。写真からこの部分は直線で、SA誌Vol.9の図面が正しい事が理解できます。 ④ 写真を見る限り、Eduard塗装図の機首スパイラルは、正しくないのではと思われます。 写真③青の2製作中のキット 2回目の塗装剥離で、ようやく機体左側は見られるようになりましたが、機体右側は満足できないので、3回目の塗装剥離、塗りなおしを行う予定です。G-10Erla道は遠い!
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