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投稿者:クレイジー・ユンカース
 こんばんは、クレイジー・ユンカースです。月末です。既作Ju288V-103の「フェイク」改修と車両二両の製作は完了しました。  左の写真が改修前のV-103、真ん中が改修後です。改修点は三点で、上下ペリスコープの付け替え、プロペラ直径の約4ミリの拡大、そして前部脚カバーの小型化です。  ペリスコープは、キャノピー上部のスコープは元の棒状スコープを除いて基部に段差を持つスコープを左側にオフセットして設け、下部のスコープは潜水艦のセイル状に改めています。  プロペラはブレードを交換して長くしてありますが秘密があります。そうです。改修後は胴体につかえて回らないのです(笑)。これがフェイクの所以ですがしかし、見ている分には分かりません。それよりもプロペラは改修前に比べて明確に逞しくなっていて、これこそがV-103実機のイメージです。  脚カバーもズルをしていて、カバーを外して切断し小さくしただけです。脚口はそのままなのでこのカバーでは塞がりませんが、これも横から見る分には分かりません。  右の写真は、まず手前がドイツ軍ではお馴染みの軍用乗用車キューベルワーゲンです。色ですが、インストの指示通りにミスターカラー40番ジャーマングレーを塗ったらほとんど真っ黒になってしまいました。わたし的にはこの車はもう少し明るいグレーのイメージだったのですがここはこれで良しとしました。また、このキットは箱のホチキスが完全に錆びている古いキットだったのでデカールはどうかな?と思ったのですが、意外にも使えました。  その奥はLG3000燃料補給車です。MACという初めて聞くメーカーのキットで部品の合いが悪くけっこう手こずりました。組んで行って、シャーシーに運転台を載せようにも突き出たトランスミッションが邪魔をして浮いてしまいます。しかしミッションはどう見ても正しい位置に接着してあります。そこでやむなく突出干渉部をリューターで削り飛ばして運転台を接着しました。また、このキットには塗装色の指示がありません。単純にはキューベルと同じか、ですが、そうするとまた真っ黒になってしまいます。箱絵はいわばパープルグレー的な色合いですがここはなんとなくのイメージで、手持ちの塗料からミスターカラー339番エンジングレーという色で塗っています。  尚、前回書かせていただきましたAK塗料ブルー版RLM83の後日談ですが、石垣氏がAK11839 RLM83を入手済みで、色味はほとんどネイビーブルーとのことです。するとこの11839はAK-2020 LUFTWAFFE CAMOUFLAGES SET2の中に入っているブルー版RLM83であるAK-2028と同じ色と思われますが、どうして同色が並立しているのかは分かりません。しかしわたし的にはブルー版RLM83を実現するには、乾くのが遅く、十日以上経っても強く指を押し付けるとTPがくっついて持ち上がるほどのベタつきがあり、そのためにゴミ・埃が付きやすく、エアブラシや筆の洗浄方法も独特なAK塗料よりは、ミスターカラー322番フタロシニアンブルーにちょっと黒などを加えて暗く、くすんだ感じにしてやった方が効率的と思います。ただ、AK-2028あるいはAK11839を色味の確認用として持っておく意味はあります。  さてこれで2023カレンダーのキャスト即ち、Ju88V5グラスベランダ(単・双垂直尾翼交換可)、Ju288A、Ju288V-103、Ju288Cの四機そして、車両二両が揃いました。あとは撮影ですが、キット製作も次作に少しずつ入ります。これまでJu188、288、388、488と製作してきましたが、この88シリーズをひとまず(笑)卒業します。次に作るのは89シリーズで、その皮切りにいわゆるウラルボマー、Ju89四発重爆を作ります。そのあとには89と来たらやはりこっちも、というもうひとつのウラルボマー、ドルニエDo19四発重爆を入れます。キットは共にあの恐るべきユニクラフト。従って、鬼が逆立ちして笑い転げそうですが、2024カレンダーはウラルボマーカレンダーです。そのあとは89の改造型であるJu90、290、390とユンカースパレードが続き、そのあとは満を待してイタリア機に行きたいのですが、その前にあれを、などと夢想しています。
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