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投稿者:ロン・ハワード
[YouTube:DlXcUyFjNgA:R] バックドラフト(原題: Backdraft 米国) 1991年 全米年間興行収入ランキング14位 殉職した父の後を継いで消防士になろうとシカゴに戻って来た弟。だが彼が配属されたのは兄が隊長を務める第17分隊だった。二人は徹底的に反目し合う。が、おりしもシカゴでは奇妙な爆発放火事件が続発。それは“バックドラフト”と呼ばれる逆気流現象を伴うものだった…… 監督 ロン・ハワード 代表作 『スプラッシュ』『アポロ13』『ビューティフル・マインド』 脚本 グレゴリー・ワイデン 代表作 『ハイランダー 悪魔の戦士』『ゴッド・アーミー 悪の天使』 音楽 ハンス・ジマー 代表作 『レインマン』『トゥルー・ロマンス』『パイレーツ・オブ・カリビアン シリーズ』 主演 ウィリアム・ボールドウィン(ブライアン) 代表作 『初体験/リッジモント・ハイ』『ルームメイト』『ヘイトフル・エイト』 上映時間 137分 登場人物 ブライアン・マカフレイ: 新米消防士でスティーブンの弟。 スティーブン・マカフレイ: シカゴ消防局第17分隊隊長。(カート・ラッセル) 代表作 『ニューヨーク1997』『遊星からの物体X』『ヘイトフル・エイト』 ジョン・アドコックス: 第17分隊隊員。(スコット・グレン) 代表作 『ライトスタッフ』『レッド・オクトーバーを追え!』『トレーニング デイ』 ドナルド・リムゲイル: 放火犯罪調査官。(ロバート・デ・ニーロ) 代表作 『タクシードライバー』『ディア・ハンター』『ヒート』 ロナルド・バーテル: 服役中の連続放火魔。(ドナルド・サザーランド) 代表作 『M★A★S★H マッシュ』『普通の人々』『ロックアップ』 マーティン・スウェイザク: シカゴ市議会議員。(J・T・ウォルシュ) 代表作 『グッドモーニング、ベトナム』『ア・フュー・グッドメン』『カラー・オブ・ハート』 ジェニファー・ヴァイトクス: スウェイザク議員の秘書。(ジェニファー・ジェイソン・リー) 代表作 『ルームメイト』『ヘイトフル・エイト』 【起】 1971年のシカゴ。ブライアン少年は消防士の父デニスの現場出動に同行するが、父は同僚・アドコックスを庇いブライアンの目の前で殉職してしまう。呆然とするブライアンを写した写真はピュリッツァー賞に輝き、有名なものとなった。 20年後、ブライアンは兄・スティーブンと同じく、亡父の跡を継ぐかのようにシカゴの消防士となった。消防士一筋の兄と違い、やりたい仕事が紆余曲折してからの転職だったが、配属先は希望していた楽な分署ではなく、よりにもよって兄が隊長を務め、過激な任務遂行ぶりで知られる第17分隊だった。そこには父の同僚だったアドコックスも現役で配属されていた。 【承】 その頃シカゴでは、バックドラフト現象を利用し議員の命を狙った連続爆破放火殺人事件が発生していた。この事件の調査を担当するのは変わり者扱いされているリムゲイル捜査官。ブライアンはガールフレンドのジェニーを通じ、彼女が秘書を務める市議会議員のスウェイザックからリムゲイルの助手をやらないかと誘われるがその申し出を断る。スウェイザックは消防署の合理化を進めた議員の筆頭で、この合理化のせいで消防隊員が多数殉職していたため、消防隊員達から嫌われている議員であり、スティーブンも食って掛かる程だった。 ブライアンとスティーブンの仲は決して悪くなかったが、ブライアンは兄に対してずっとコンプレックスを抱えていた。スティーブンにとってブライアンはいつまでも放っておけない未熟な弟だが、ブライアンからすればいつまでも自分を一人前として認めてくれていないと感じていたのだ。一方のスティーブンも、妻のヘレンと別居し、私生活上の悩みを抱えていた。 「自分は兄に劣っていない」と信じながら、兄が指揮する分隊で訓練や任務に励み、消防士としての日々を重ねるブライアン。しかしある日の火災現場で、激しい炎の前に立ちすくんだ自分の目の前で、スティーブンが躊躇せず炎に突入して子供を救助する。ブライアンは消防士として兄との能力差を痛感し敗北感に落ち込む。スティーブンには励まされるが、自信を失ったブライアンは消防士を辞め、ジェニーから紹介された火災捜査官助手の職に就く事を決断する。 無愛想な上司リムゲイルのもと、ブライアンは炎の本質を学んでいく。一方ブライアンが去った17分署では、連続放火事件の現場でブライアンと訓練校時代からの同期であるティムが爆発に巻き込まれ重体となる。そしてリムゲイルとブライアンはバックドラフト現象による火災事件を丹念に調べていく中で、殺された議員はいずれも消防署の合理化を進めた議員達であり、自分達に資金が流れるように違法な手段を取っていた可能性を掴む。二人がスウェイザック邸を訪ねると、その時ちょうどスウェイザックの命を狙って放火を仕掛ける覆面姿の犯人と鉢合ってしまう。スウェイザックの命は救ったものの、リムゲイルは負傷し捜査からの離脱を余儀なくされる。 1人で捜査を続行するブライアンだが、放火常習犯で服役中のロナルドからの助言や、捜査から見付かるいくつかの状況証拠から、一連の事件で命を狙われた議員はいずれも消防隊員に恨まれている人物であり、犯人は火に詳しいのは当然として、最近では殺人のための爆破のあと火が更なる被害を広めないように消火しやすい状態まで鎮火する細工までなされている事などから、現場の消防士が犯人と言う可能性が高くなる。そしてブライアンはスティーブンの寝泊まりしているボートを訪ねた時、そこに証拠品として押収していたものと同じ薬品を発見するのであった。 更なる証拠を探そうと分署に行くと、シャワー室にいるアドコックスの背中に新しい火傷の跡を発見、それはスウェイザック邸でブライアンが格闘の中で犯人に負わせた跡だった。そこに現れたスティーブンもまた、アドコックスが怪しいと感づき始めたと語るが、そのさなか化学薬品工場の大規模火災発生を告げるサイレンが鳴り響く。スティーブンはすぐさま出動に向かうが、今の会話をアドコックスに聞かれていた事を知ったブライアンは、アドコックスと同じ消防車で現場に急行していくスティーブンの身を案じ、第二陣の消防車に乗り込み現場に急行する。 【転】 現場ではすでにスティーブンとアドコックスが口論をしていた。アドコックスは私腹を肥やすために現場の隊員達を犠牲にした議員達が許せなかったのだ。激しい炎に一旦は散り散りになるものの、なんとか合流して脱出を図るスティーブンとブライアン。しかし自分を犯人だと知られてしまったアドコックスがこの大規模火災に乗じて2人を殺そうと襲いかかってくる。しかしアドコックスもまた、消防士として仲間を殺せるはずがなく葛藤する。そんな3人をさらなる爆発と炎が襲い、アドコックスは命を落とし、スティーブンも重傷を負う。救助に来た他の消防隊員も自分たちを発見してはくれたものの激しい炎に消火ホースを手放してしまう始末。ブライアンは意を決して単身、激しい炎の中に突入し暴れ狂う消火ホースを押さえつけると周りの炎に放水。さらに救助隊員がスティーブンの元へ辿り着けるように放水で援護する。その姿は兄スティーブンの眼に頼もしく立派な1人前の消防士に映るのであった。 【結】 しかしスティーブンは屋内から救助されたものの、ブライアンの呼びかけ空しく搬送中の救急車の中で息を引き取ってしまう。殉職したスティーブンとアドコックスの葬儀が盛大に行なわれたあと、リムゲイルとブライアンはスウェイザックに違法行為の証拠を突きつける。そしてこの一連の事件に終止符が打たれるとブライアンは再び17分署に消防隊員として復帰し、新入りの面倒をみるまでに成長していくのであった。 The End_Wikipedia みんなの評価 4.1/5.0 最高 (^0^) 冒頭のわくわくする出動シーンから、いきなりの絵になる悲劇、父と子、兄と弟、命の危険と激しい火災、知識に経験含む仕事の厳しさと消防士の誇り、謎解きサスペンス、そして恋愛とてんこ盛りだが、詰め込み過ぎや薄さを感じさせることなく、見事に描かれている。 最低 ( ` 3´) 2回目観たがやっぱり面白くなかった。 ご都合主義で安直なヒーローマンセーでイライラした。
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