投稿者:きよもり
こんばんは、
ある時はランプの笠(かさ)の中。ある時は窓の外へひもでぶらさげる。映画「失われた週末」(ビリー・ワイルダー監督、一九四五年)に描かれる、ある物の隠し方。それは酒である。主人公の作家は酒がやめられない。兄や恋人がいくら頼んでも隠れて飲んでしまう
▼アルコール依存症をシリアスに描いた最初の作品とされ、ワイルダーによると、映画を処分したら大金を支払うと酒造業界から撮影所に申し入れがあったというが本当かどうか。酒を手に入れるため必死になる主人公。見ていると腹が立つより先に哀れで悲しくなる
今日のハリコは野鳥です。