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投稿者:M・ナイト・シャマラン
[YouTube:b5s0g9zx21A:R] シックス・センス(原題: The Sixth Sense 米国) 1999年 全米年間興行収入ランキング2位 小児精神科医マルコムは、以前担当したヴィンセントという少年を助けられなかったことに深く傷つき、人生に絶望しかけていた。そんなおり、8歳の少年コールが新しい患者として現われる。いつも何かにひどく怯え、ひとり心を閉ざすコール。説得の末、マルコムはコールから驚愕の"真実"を聞きだす。「僕には死んだ人が見えるんだ」…。コールを助けようとするマルコムの前に、科学では説明のつかない"何か"が全貌を現し始める…… 監督 M・ナイト・シャマラン 代表作 『アンブレイカブル』『ヴィレッジ』『ミスター・ガラス』 脚本 M・ナイト・シャマラン 音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード 代表作 『プリティ・ウーマン』『真実の行方』『グリーン・ランタン』 主演 ブルース・ウィリス(マルコム) 代表作 『ダイ・ハード シリーズ』『パルプ・フィクション』『アルマゲドン』 上映時間 107分 登場人物 マルコム・クロウ: 小児精神科医。 コール・シアー: 「第六感(霊感)」をもつ小学生。(ハーレイ・ジョエル・オスメント) 代表作 『ぼくの神さま』 【起】 マルコム・クロウは、長年小児精神科医として働いている中年男性です。今迄数多くの心を閉ざした子供達と関わり、そしてその心の氷を溶かしてきました。妻との仲も良く、子供はいないながらも2人は穏やかに生活していました。しかしある日、その平穏が突如打ち破られます。とある夜、かつてのマルコムの患者であった少年、ビンセントが家に不法侵入してきたのです。 ビンセントは錯乱状態にあり、マルコムが「かつての自分を救ってくれなかった」とまくし立てます。そしてマルコムに対し逆恨みをしたビンセントは、挙げ句の果てに、持ち込んだ拳銃でマルコム向けて発砲するのでした。 その事件から一年の時が流れました。あれ以降穏和だった夫婦仲もすっかり冷め、妻はマルコムがいくら話しかけても一切答えず、無視を貫くようになりました。どうにかして元の2人に戻れないものか、と頭を悩ますマルコムでしたが、マルコムはある日、心に闇を抱えた少年、コールと出会います。 【承】 コールが心に闇を抱えている背景には、彼の持つ特殊な力がありました。コールはこの世に居ない筈の存在、つまり死者の霊を見ることが出来たのです。過去に友人に異常者扱いを受けた事をトラウマに、母親にも周りの人間にも打ち明けることが出来ず、コールは自分の殻に閉じこもっていったのでした。 小児精神科医であるマルコムは、そんなコールの心を開こうと近づいていきますが、コールはマルコムを怖がりひたすら彼から逃げ続けます。しかしマルコムは決して諦めず、2人の距離は徐々に縮まっていきました。コールは普段、あちらから干渉され何か害を及ぼされる事を避けるべく、極力見える幽霊を避けるようにしていました。 しかし、コールとマルコムの中が縮まったある日のこと、コールは1人の気になる幽霊と出会いました。彼女は吐瀉物にまみれていて、何かコールに伝えようとしているように見えました。コールはマルコムにその事を相談し、彼女がコールに何を伝えたかったのかを突き止めるべく、少女の葬式を訪ねるのでした。 【転】 そして葬儀が執り行われている場で、2人は再びその少女の霊と対面しました。勿論幽霊はコールにしか見えませんが、コールがマルコムに彼女が現れた事を伝えます。彼女はコールに、大事そうに抱えていた一つの箱を手渡しました。マルコムとコールがその箱を開けると、中にはビデオテープがしまわれていました。 そのテープの中身を再生した2人は、とんでもない映像を目にします。それは少女が隠しカメラで撮影した映像でした。その映像には、少女の母親が少女の食事に大量の洗剤を入れている様子が映されていました。つまり少女は病死ではなく、自らの母親に殺されたのでした。そして母親の次のターゲットは、少女の妹でした。少女は妹を助けるべくコール達の前に現れたのです。 コールは少女の父親にそのビデオを手渡し、そして母親は逮捕されました。自らの願いが叶ったことで、少女は安堵し成仏していきました。この霊との関わりを経て、コールの心境にある変化が訪れました。自分の能力について、母親に打ちあけようと決心をしたのです。 【結】 コールの特殊能力について当初信じようとしない母親でしたが、しかし既に故人である母親の祖母に聞いた、母親と祖母だけの思い出をコールが知っていた事で母親もその能力を信じ、そしてありのままのコールを受容しました。 一方、コールは「奥さんが眠ってる間に話しかけてみて」とマルコムに一つの助言をします。帰宅したマルコムはコールの言う通り、眠っている妻に向かって話しかけます。すると妻は眠りながら、「どうして私を置いていったの…」という言葉を漏らしました。何のことかわからないマルコムでしたが、妻の手から転がり落ちた、自分がつけている筈の結婚指輪を見てハッとします。 あの晩、ビンセントが家に押し入ってきたあの時、既にマルコムは命を落としていたのでした。遺していく妻と、そして自分が救えなかったビンセントに対しての想いがあったマルコムは幽霊としてこの地に留まっていました。自分が死んだ事を理解し、そしてビンセントではありませんがコールという同じく心を閉ざした少年を助けることが出来たマルコムは、自分の死に納得し成仏していくのでした。 みんなの評価 4.2/5.0 最高 (^0^) 役者最高、シナリオ最高、納得して、悲しくて、切なくて、泣ける永遠の名作 最低 ( ` 3´) 映画を見慣れた人なら、この映画が究極の駄作であることがわかるはずです。
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