投稿者:桂
世の中の何かの騒ぎに便乗しても、しなくても、
必ず誰かがどこかで他人をだまして、踏み台にする行為は
発生していますよね。
本当に、迷惑なことです。
私のところにはこれまで、メールこそありませんが
ありもしない訴訟の「脅迫状」ハガキ(なりすまし詐欺)が
二度ほど届いたことがあります。
(一例として、画像ファイルを添付します。)
このハガキの内容に関していえば、訴訟の流れを知っていれば
嘘っぱちが書かれていることなどすぐわかります。
①原告が裁判所に訴状を提出したら第1回目の裁判日の決定後、
被告(ハガキ受取者)に必ず裁判所が訴状を送ってきます!
②「こちらの訴訟取り下げの最終期日が迫っているから、
裁判日がを迎える前に取り下げてほしければ連絡をよこせ」
と言っていますが、原告は判決が確定するまで
訴えを取り下げることが出来ます。
つまり、このハガキでいうところの「訴訟取り下げ最終期日」が
裁判の開かれる日の前であるはずがないのです。
ちょっと司法を知っていれば、こんな出来の悪いまやかしに
騙されることは、そうそう無いと思います。
ソクラテスの言葉に
『無知は罪なり 知は空虚なり 英知持つもの英雄なり』
があります。
大雑把に言うと
「知らないのも、知ってるだけで行動が伴わないのも問題で、
知を備え且つ行動することこそが優れているのだ」
という意味になるでしょうか。
私たちも「無知だから仕方ない」ではなく、なるべく
必要な予備知識や防御策を身につけ、実践していきたいものです。