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投稿者:grove
5日目、マヤ文明で一番有名なチチェンイツァー遺跡の見学へ。10世紀頃のものだそうですが、高さ24mのエルカスティーヨは1年に2度、春分と秋分の日に羽をもつ蛇の神ククルカンが陽光によって神殿から降臨するように輝くとのこと。階段は4面に91段ずつあり、全部で364あり、それに最上部の神殿を合わせて365になって1年を表し、ピラミッドの各面が9層になっていて、階段を境に2層に分けられているので18層、マヤ歴は18か月だったので月を表していて、別名カレンダーピラミッドと言われています。今はこのピラミッドには登ることはできなくなっています。この前で、手を叩くと音が反響してケツァルーという鳥の泣き声が聞こえるというカラクリもありました。戦士の神殿と千柱の間は上にチャックモールがよく見えます。博物館でも見て説明を受けたものですが、お腹に鉢を持っていて、ここに生きたまま胸を裂かれた生贄の心臓をのせて、天体の運行に疲れた太陽に捧げたとのことでした。鉄がなかったので黒曜石で作ったナイフを使ったそうです。生贄の頭部は切断されて、頭蓋骨の基壇に串刺しにしてさらされたとのこと。基壇のツォンパントリには頭蓋骨の石彫がたくさんあり、頭蓋骨でも表情があるような・・・。例の生贄を決める球戯場も大きくて立派。ここでも音が反響するこだまの仕掛けがありました。聖なる泉のセノーテは写真での説明でしたが、大量の人骨や装飾品が発見されとのことで、それは、14歳の少女に装飾品を付けて成人男性2名とともにセノーテに生贄として投げ込むという儀式のためだったそうです。ジャガーの台座は、ジャガーに勝った鷲は太陽の神、ジャガーは月の神になった石彫がありました。6世紀頃の旧遺跡には、高僧の墓があり、ピラミッドになっていましたが、神殿ではなく墓。天文台だという建物には丸い屋根のものがあり、ここにも陽光の仕掛けがありました。お土産物の屋台がたくさん並んでいて、背が低く、首が短く、色黒のマヤ人が売っていました。 昼食はユカタン州の衣装をきた人が頭に瓶をのせて踊るショーをみながら、ハマイカジュース(ハイビスカスジュース)をのんでビュッフェ料理を食べました。 午後はグランセノーテへ。地下水をたたえた池のことをセノーテといい、水の確保に重要だったとのこと。石灰岩の地質で雨はあっても地表にしみこんでしまい川にならないというのも苦労することだと思いました。所要時間は50分だけでしたが、とても透明できれいな泉で、ツァーのなかでも10名位は水着に着替えて泳いでいました。私たちは亀とドクターフィッシュがたくさんいる泉に足をつけて座っておしゃべりをしていました。小さい魚がつつくので角質を食べていたのでしょう。 そしていよいよカリブ海に面したリゾート地カンクンへ。カンクンではドルも使用でき、英語も通じるとのこと。ホテルの部屋はオーシャンビューで、美しい海に大感激しました。オールインクルーシブプランのホテルで、手首にビニールの環をつけ、それを見せればホテル内のレストランやバー、部屋内のミニバーも全てフリーとなります。折角なので夕食後バーにいって、タンゴのショーを見ながら、モヒート(ライムとミントの葉入り)を飲んでみました。
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