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[782] Re: ここは何処、終着駅(四国編)解答 投稿者: 快速つくばね 投稿日:2022年 2月17日(木)17時33分53秒 通報 返信・引用 編集済 GET A 様  解答ありがとうございます。写真1・3は、正解です。私もあまり乗りたいとは思わなかった路線ですが、JR四国の「バースデイきっぷ」のフリー区間に入っていましたので乗ってしまいました。  須崎駅の懐かしい写真ありがとうございます。四国均一周遊券を利用した旅行で土讃線夜行の普通列車が客車であった頃、下り列車の終着駅が須崎でしたのでよく下車をして乗り換えていました。多度津式集煙装置を取り付けたC58も懐かしいです。われわれが現役の頃、四国は既にDF50が席巻していましたが、もと四国の主力機であったC58の牽引する列車は、高徳本線の他、松山、高知地区の区間列車にわずかに残っていました。C58は国鉄として初めて密閉型の運転室を採用しましたが、寒冷地の釧網本線や根室本線では正解でしたが、南国四国の夏の暑さは機関士にとって大変な苦行だったようです。  いずれも高知県の第三セクターの終点駅です。どの線にもJRの車両が乗り入れていました。高知県は、国鉄再建法の施行により工事が凍結された日本鉄道建設公団建設線の宿毛線及び阿佐西線(阿佐線〈ごめん・なはり線〉として開業)を引き受けるために土佐くろしお鉄道を設立しましたが、後に第3次特定地方交通線に指定された中村線の運営も引き受けることになりました。また徳島県と県境をまたぐ海部-甲浦間の阿佐東線を徳島県・高知県・海陽町・東洋町などの出資による第三セクター方式で設立された阿佐海岸鉄道を運営しています。  このように高知県は、積極的に旧国鉄の建設線や廃線計画のあった地方交通線を運営していますが、逆にすべての地方交通線(宮之城線・大隅線・志布志線・山野線)について第三セクターを設立せずに廃線にしたのは鹿児島県でした。今となってはどちらが先見の明があり正解だったのか分かりませんが。  写真1は、土佐くろしお鉄道、四万十くろしおラインの宿毛駅です。2005年3月2日20時41分頃、宿毛駅(頭端式構造)構内で、同駅終着の「南風17号」(2000系気動車3両編成)が約113km/hの高速で進入し、ATSやEB装置の作動があったものの、95km/hの速度で車止めに突入して、先頭車両はそのまま駅舎のエレベーターを破壊して外壁を突き破るという「宿毛駅衝突事故」が発生しました。  写真2は、阿佐海岸鉄道https://asatetu.com/、阿佐東線の甲浦駅です。この線は、2021年12月25日から、全便がデュアル・モード・ビークル(DMV)での運行となりました。全線高架線のため地平線とアプローチを可能にするため阿波海南-海部間(1.4 km)をJR四国より移管を受け、切替工事のため2020年11月30日で気動車による運行を終了し、開通までの1年1か月は代行バスによる運行となりました。切替後の鉄道線は、阿波海南信号場-海部駅-宍喰駅-甲浦信号場の区間となり、両端は駅から信号場になりました。  鉄道を趣味とする人間にとっては、鉄道として残してくれたのは喜ばしい限りですが、鉄道線をバス専用道路に転換し、バス高速輸送システム(BRT)にした方が汎用性があったのではないかと思う人は私だけではないと思います。土休日は1便だけ室戸方面まで運行されていますが、ごめん・なはり線の奈半利駅にもアプローチを設け、安芸-奈半利間を乗り入れれば、地元の阿佐線全通の夢が叶うのではないでしょうか。  写真3は、土佐くろしお鉄道、ごめん・なはり線(阿佐線)の奈半利駅です。2021年12月21日と22日に「高知横断特急」https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2011%2012.pdfが奈半利-宿毛間を往復しました。JR四国の特急列車が区間短縮、削減される中、この列車を定期列車に昇格することができないものでしょうか。 写真は、いずれも2017年11月17日の駅外観(再掲)です。
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