投稿者:NEDD
(画像49)あのスケッチから聖母子像と断定するのはムリがあるかもしれませんが、ぼんやり見える濃淡から私はそのように解釈しました。
当時の情報はこの絵だけなので後は製作者の解釈の問題です。
要は「楽しんで創る」ということですから自分の解釈で問題ないでしょう。
今回、粘土で彫刻を作りながら私は新たな整形方法を一つ「発見!」しました。
何かというと、これまで竹串のヘラで粘土を盛って整形していましたが、
整形の時に「細筆」を使うととても滑らかな表現が出来る…ということです。
粘土は軟らかい状態だとどうにでも思いのままなので筆だけでも整形できます。
特に衣類などの布の部分は筆で整えると納得の形にすることができます。
この応用として、肌のところも仕上げのときに水分を適量含んだ筆でなでると幾分滑らかにすることができます。
こうしてイエスを優しく抱きかかえるマリア像ができましたがどうでしょうか?
もう少し顔をイエスの方向に傾けた方がよかったかもです。
(画像50)聖母子像Aをスターンに接着した後、頂部の男性像Bも取り付けました。
こちらは男性らしく剣でも持たせたかったのですが、スケッチを見る限り
両手で何か小枝のようなものを持っているように見えます。
月桂樹の小枝でしょうか? 勝手に月桂樹ということにしてそれらしいものを持たせました。
(画像51)カウンター部側面の装飾ロワーフィニッシングCも接着付け完了!
ここもよく分からなかったので、プリンス・ウィレムを参考にして、下2/3がイルカ、上1/3が人の像にしました。
胴体がグルグル巻いているのは当時の特徴です。